Appleは、世間を騒がしている「古くなったiPhoneの動作速度を抑制している問題」について日本語のページを公開しました。
iPhone6以降のバッテリー交換費用を、2018年12月31日までの期間、通常料金の8,800円から6割以上割引し3,200円で提供することを発表しています。
■ なぜ?iPhoneバッテリー交換費用が特別価格「3200円」になったの?
遡ること、2017年12月初め、
- 「古いiPhoneのパフォーマンスはバッテリーを交換すると回復する」
という、海外掲示板サイトRedditへの投稿がきっかけで、世間では「古いiPhoneが遅くなる」問題が話題となりました。
時期としては、ちょうど「iOS 11.2」 (2017年12月2日(土)リリース)の直後で、「iOS 11.2」では突然のシャットダウンが起きるのを防ぐための電力管理機能を向上させるソフトウェアアップデートが提供されたばかりのタイミングでした。
■ 海外では訴訟問題にも…
その後、有名ベンチマークアプリサイトが「ベンチマークテスト」の結果を公表した直後、Appleが「古いiPhoneはパフォーマンスが遅くなる」事実を認め、海外では複数の集団訴訟が起きています。
■ Appleの見解は…?
「iPhoneのパフォーマンスが落ちてしまう(遅くなる)」事象に関して、Appleの公式発表では、
- 古くなったiPhone 6とiPhone 6sに使われているバッテリーの経年劣化
であることを認め、また「iPhone 6」と「iPhone 6s」の多くにおいて購入時のバッテリーがそのまま使われていることを発表しました。
ユーザーがAppleに不信感を抱いた理由は…?
そもそも、
集団訴訟が起きてしまう程、ユーザーがAppleに抱いた不信感とは何だったのでしょうか?
バッテリーが劣化することで、iPhoneのパフォーマンスが落ちてiPhoneの動きが遅くなるのはしょうがないとして…、ユーザーがAppleに対して不信感を抱いた理由は、
- Appleが意図的にiPhoneのパフォーマンスを低下させ、バッテリー交換やiPhone本体の買い替えを促しているのではないか?
という、ビジネス戦略(売上アップの戦略)をAppleがしているのでは?という疑いです。
■そこで、Appleがとった対応は…?
そこで、Appleは「iPhoneのパフォーマンスを低下(抑制)する制御機能」については、
- 経年劣化により能力が落ちたバッテリーが原因で、iPhoneが「突然シャットダウン」し通話が途切れたり写真が撮れなかったりすることを防ぐため
であり、iPhone本体やバッテリーなどの製品の買い替えを促すためではない。
つまり「iPhoneが突然シャットダウンすることを防止するための措置」である。ということをAppleは強調しています。
■3つの対応策をAppleが発表
そして、Appleは3つの対応策を発表しました。
- バッテリー交換料金を8,800円→3,200円に減額
- バッテリーのチェック機能の実装
- 更なる機能改善の約束
以下に詳しく説明します。
【対応1】バッテリー交換料金を8,800円→3,200円に減額
バッテリー交換が必要なiPhone6以降について、保証対象外の場合は8,800円のバッテリー交換料金を3,200円に減額(2018年12月まで。)
【対応2】バッテリーのチェック機能の実装
2018年初頭に、iOSのアップデートを提供し、iPhoneのバッテリー状態をわかりやすく表示。する新機能を提供すると発表がありました。この「バッテリーチェック機能」が実装されれば、今後はユーザー自身がiPhone上で「バッテリーがパフォーマンスに影響を与えているのかを確認可能」になるそうです。
ただし、この「バッテリーの劣化によりCPUの動作が低下する問題」について、アップルの発表では年明け早々に対応とのことでしたが、iOS 11.2.5(2018年1月24日リリース)時点 では、まだ「バッテリーチェック機能」は実装されておりません。
【対応3】更なる機能改善の約束
バッテリーの経年劣化に伴うパフォーマンスの管理方法の改善や、予期しないシャットダウンを防ぐ対策の強化を含む取り組みを継続して行う。との発表がありました。
詳しい内容に関しては、
「iPhoneのバッテリーとパフォーマンスについて、お客様にお伝えしたいこと」
というページにAppleが公開(2017年12月28日)しています。
【まとめ】iPhoneバッテリー交換費用が3200円(定価8800円)
Appleは、世間を騒がしている「古くなったiPhoneの動作速度を抑制している問題」について日本語のページを公開し、今後の対応策について、Appleは3つの対応策を発表しました。
- バッテリー交換料金を8,800円→3,200円に減額
- バッテリーのチェック機能の実装
- 更なる機能改善の約束
特に注目は、1つ目の「iPhone6以降のバッテリー交換費用」の期間限定での減額です。
Appleの発表では、2018年12月31日までの期間、通常料金の8,800円から6割以上割引し3,200円で提供するとのことです。(※2019年1月1日から値上げになります)
→ iPhoneバッテリー交換費用が2019年1月1日から値上げ!
【参考】正しい充電でiPhoneバッテリーの寿命を延ばす方法
iPhoneショップの店員さんに聞いた「iPhoneバッテリーの寿命を延ばす」正しい充電のやり方をまとめました。
是非あなたも間違った充電方法で「バッテリーの寿命を縮めていないか?」今すぐ確認してみて下さい。
→ 充電のやり方、間違えてませんか?iPhoneバッテリーの寿命が縮む…
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