iOS11.3のベータ版公開。バッテリーチェック機能が追加！

iOS11.3では、iPhoneのバッテリー劣化状態を設定アプリから簡単に確認できる「バッテリーチェック機能」がついに実装されます。

Appleからは、2018年初頭に提供開始と発表がありましたが、iOS 11.2.5（2018年1月24日リリース）時点では、まだ「バッテリーチェック機能」は実装されておりませんでした。

この機能は、昨年世間を騒がした「古くなったiPhoneの動作速度を抑制している問題」についての対応策として、Appleが発表したものです。

■iOS11.3のベータ版公開
■iOS11.3アップデートは2018年の春予定！
バッテリーチェック機能など強化のiOS11.3
バッテリー状態をチェック、動作抑制はオフも可能に
その他の「iOS11.3」新機能
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■iOS11.3のベータ版公開

Appleは現地時間1月24日、iOS11.3の最初のベータ版を開発者向けに公開しました。

iPhoneのバッテリー状態を診断する機能である「バッテリーチェック機能」などが追加されています。

※「バッテリーのチェック機能」について詳しくはこちらをご覧下さい。
　　　→　バッテリーのチェック機能の実装

■iOS11.3アップデートは2018年の春予定！

今後、数回のベータ版の公開を経て、一般ユーザー向けの正式版「iOS11.3」が2018年の春に公開される予定です。

今回のリリースは開発者向けのiOS11.3のベータ版のみですが、Appleは登録ユーザー向けのパブリックベータも近々公開予定と発表しています。

バッテリーチェック機能など強化のiOS11.3

iOS11.3では、iPhoneのバッテリー劣化状態を設定アプリから簡単に確認できる「バッテリーチェック機能」がついに実装されます。

　※【追記】2018年2月20日　iOS 11.2.6（2018年2月20日リリース）時点でも、まだ「バッテリーチェック機能」は実装されておりません。

この機能は、昨年世間を騒がした「古くなったiPhoneの動作速度を抑制している問題」についての対応策として、Appleが発表したものです。

この「バッテリーチェック機能」が実装されれば、今後はユーザー自身がiPhone上で「バッテリーがパフォーマンスに影響を与えているのかを確認可能」になるそうです。

バッテリー状態をチェック、動作抑制はオフも可能に

また、バッテリーの劣化状態に応じて予期せぬシャットダウンを防ぐために、パフォーマンスが抑制されているかを知ることができるようになるほか、ティム・クック最高経営責任者（CEO）が先日のインタビューで語っていたように、この制御をオフにすることもできるようになります。

その他の「iOS11.3」新機能

他にも、「iOS11.3」ではいくつかの新機能が搭載される予定です。

ARKit 1.5

Appleが重視する拡張現実（AR）対応アプリ開発環境のARKitが、ARKit 1.5に進化し、さらにリアルなAR映像を生成可能になります。

iOS11.3 ARKit 1.5 Apple

従来、床やテーブルなど水平面にしか配置できなかったARオブジェクトを、壁やドアなど垂直面に配置することが可能となるほか、より精緻なマッピングにより、現実世界に溶け込むようなAR映像が合成されます。

ビジネスチャット

企業とユーザーがiMessageを使って直接やりとりできる「ビジネスチャット」がベータ版としてiOS11.3で提供されました。

手軽に企業のサービス担当者と連絡ができるビジネスチャットは、ユーザーの個人情報が企業側に渡されないうえ、不要になったらコンタクトを中止できる、ユーザーのプライバシーを重視したサービスです。

サービス開始当初は、金融サービスのDiscoverやWells Fargo、ホテルのHilton、生活用品販売のLowe’sといった企業がビジネスチャットを提供する予定です。