PCデポの株価が急落しました。 理由はなんと、ある一般の方からのツイート。
その内容は…。
80歳を越えたご高齢者がパソコン購入時に「PCデポ」で毎月1万5000円のサポートサービスを契約。状況を知った家族が解約を申し出たところ、『20万円』もの高額な解約料を請求。息子さんが怒りのツイート。
それを見たネットユーザーから批判が集中し炎上。そこから株価が急落。
しかし…。調べてみると、高齢者をだました驚きの契約内容の実態が明らかに…。これは酷い!
■PCデポ株 一時18%安の1,011円まで下げ
8月17日、一時前日比18%安の1,011円まで下げ、約4か月ぶりの安値をつけました。
8月14日に前述のツイートが拡散して以降、15日から3日間で3割近く値を下げたことになります。
出典: Yahooファイナンス
■いったい何で株価が急落したのか?
80歳を越えたご高齢者がパソコン購入時に毎月1万5000円のサポートサービスを契約。状況を知った家族が解約を申し出たところ、『20万円』もの高額な解約料を請求されたことをうけ、男性が怒りのツイート。それを見たネットユーザーから批判が集中。炎上となった。
なぜ解約料が高額となったのか?調べると驚きの事実が…。
この話を最初聞いたとき、私は「なぜ解約料が20万円もかかるのか?」と不思議に思ったのだが詳しく調べてみると、驚きの事実が分かった。
今回の事例で契約していたプランは「ファミリーワイド」という初期設定や修理、ウイルス対策、モバイルルーターなどがセットのパッケージ商品で、家族所有も含め10個までのデバイス(機器)を初期設定し、パソコンの買い替え時にデータ移行サービスやワイヤレスインターネットサービス、10機器までのウィルス保護サービス、インターネット詐欺対策、トラブル復旧サービス、電話サポートなどを受けることができる。というものだそうだ。
この内容を見れば分かるように、一人暮らしのご高齢者には不必要なプランであることは明らか。
しかも、話はこれだけでは終わらない…。
「ファミリーワイド」は一定条件で月々5500円というサービス。
ご高齢者が契約した毎月1万5000円のサポートサービスには、まだ9500円分の契約が足りない。
つまり…。
これ以外にも、長期契約を前提としたiPad Air本体のレンタルがバンドルされるなど、さまざまなオプションサービスの契約が上乗せされており、さらに契約した本人はそのことを認識していないという状況だったようだ。
しかし、このご高齢者はパソコンやiPad Airを購入するためにPCデポを訪問したのではない。壊れたパソコンの修理を求めて店舗を訪問したに過ぎなかったのだ。
パソコンの修理に訪れたご高齢者が、月の支払いが1万5000円になるまで、オプションサービスを積み上げ、しかも不要なiPad Airまで持ち帰るはずがない。
こうした経緯や状況、契約内容に関しては、PCデポ側も事実であると既に認めている。
店舗が売り上げ目標を達成するために、あの手この手でオプションを追加したと疑われても仕方がない。
この内容を知った市場はすぐに反応。株価急落へ
他にも同じ事例があり連鎖的に明らかになるのでは?という社会的影響を予測し市場では売りが殺到した。
PCデポの株価は17日終値で1038円。
8月14日に前述のツイートが拡散して以降、15日から3日間で3割近く値を下げた。
17日夜に対応策を発表し、18日にやや値を戻したが、今日19日は再び値を下げている。
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