※【追記】2018年11月4日
「iOS12.1」に今すぐアップデートすることをおすすめします。(2つの「セキュリティ問題」が発見されました…)
※【追記】2018年11月16日
「Safari」で、削除した写真が盗み見られる脆弱性が発見されました。
「iOS 12.1 」の最新の不具合情報をまとめました。
iOS12.1 はまだリリース直後ですが、既に「不具合やバグ」が発生していますので、まだ慌ててアップデートしないで下さい。
念のため今後、不具合が落ち着ていてから「iOS 12.1」にアップデートすることをおすすめします。
- ■「iOS12.1」に今すぐアップデートを!
- ■【セキュリティ問題1】iPhoneが乗っ取られる危険性…
- ■【セキュリティ問題2】「メール」アプリにセキュリティ問題
- 【追記 11月4日】 iOS12.1 へ早めにアップデートを!
- ■ iOS 12.1 不具合情報
- ■ LINEなどSNSやアプリの不具合情報
- 【不具合1】バッテリー消費が早い(iPhone7 以前の機種)
- 【不具合2】モバイルデータ通信の不具合
- 【不具合3】Wi-Fi や VPNが繋がらない不具合
- 【不具合4】通話が突然切れる不具合
- 【不具合5】Bluetooth の不具合
- 【不具合6】削除した写真が盗み見られる脆弱性
- ■その他の不具合情報
- ■今後の不具合情報
■「iOS12.1」に今すぐアップデートを!
iPhoneに2つの「セキュリティ問題」が発見されました。
iPhoneが乗っ取られる危険性の高い問題 ですが…。
この2つの問題は「iOS12.1」で対応済みのため、今すぐアップデートすることをおすすめします
■【セキュリティ問題1】iPhoneが乗っ取られる危険性…
iOSの中核部分であるシステムカーネルの「XNU」に発見された深刻な脆弱性で、アメリカのセキュリティソフトウェア企業 Semmle によって現地時間10月30日に公表されました。
あなたの iPhone が攻撃を受け乗っ取られる危険性があります。
※この問題に関しては、既に「iOS12」で対応完了していますが、「iOS12」では「充電できない不具合が発生(iPhone全機種対象)」しているので、最新の「iOS12.1」にアップデートすることをおすすめします。
■「iPhone」システム脆弱性の内容は…?
このシステム脆弱性の内容は、XNUカーネルのネットワークコード内にある「ICMPパケット処理モジュールのヒープバッファオーバーフローの脆弱性(CVE-2018-440)」で、攻撃者によって送られた悪意のあるIPパケットを、あなたのiPhoneがネットワーク経由で受信すると、
- 任意のコードを実行される
- デバイスからデータを抽出される
- デバイスをクラッシュされる
- デバイスを再起動される
といった可能性があります。
必ずしも、「iOS12」以降のバージョンにアップデートしていないユーザー全てが、この脆弱性を利用した攻撃を受けるとは限りませんが、万が一にも、攻撃を受けてしまった時のダメージは相当深刻なものです…。
ですので、「iOS11」以下のiPhoneユーザーはこのリスクの高い「危険な状態」から早急に抜けだすためにも、今すぐ最新の「iOS12.1」にアップデートすることをおすすめします。
■【セキュリティ問題2】「メール」アプリにセキュリティ問題
iPhoneやiPadの標準「メール」アプリに脆弱性があることがAppleから公表されました。
※この脆弱性は「iOS12.1」で対応済みですので、標準「メール」アプリを普段使っている方は…今すぐ「iOS12.1」にアップデートすることを強くおすすめします
■「メールアプリ」の脆弱性の内容は…?
簡単に言うと、
- 「メールを受信」しただけで「メール」アプリを開くことができなくなる
可能性があるということです。
もし、あなたがこの脆弱性を狙った「悪意あるいたずら」メールを受信すると、あなたの「メール」アプリはクラッシュし続けてしまうそうです。
詳細は「Apple公式サイト」に下記の通り掲載されています。
セキュリティ
対象となるデバイス:iPhone 5s 以降、iPad Air 以降、iPod touch (第 6 世代)
影響:悪意を持って作成された S/MIME 署名済みのメッセージを処理すると、サービス運用妨害を受ける可能性がある。
説明:ロジックを改良し、検証の脆弱性に対処しました。
CVE-2018-4400:LAC Co., Ltd. の Yukinobu Nagayasu 氏
※出典:Apple公式サイト(iOS12.1のセキュリティコンテンツについて)
【追記 11月4日】 iOS12.1 へ早めにアップデートを!
上記の通り、2つの深刻な「セキュリティ問題」が発見されました。
このままこの問題を放置することはとても危険です…。
しかし、この2つのセキュリティ問題は「iOS12.1」で既に対応済みのため、アップデートすることで解決できます。
ですので、今すぐにでも最新の「iOS12.1」にアップデートされることをおすすめします。
■ iOS 12.1 不具合情報
iOS 12.1 では、iOS12 および iOS12.0.1 の アップデート後の不具合が「継続して発生」しています。
特に大きな不具合として、
- 「iPhone7」以前の機種でバッテリー消費が早い
- モバイルデータ通信の不具合
- Wi-Fi や VPNが繋がらない不具合(ウイルスバスターの影響)
- 通話が突然切れる不具合
- Bluetooth の不具合
- 【追記 11/16】
削除した写真が盗み見られる脆弱性
が発生しています。
※【追記】2018年11月4日
現状、これら5点の大きな不具合が発生していますが、冒頭に書いた通り、現在 2つの深刻な「セキュリティ問題」が発見されております。
これら5点の不具合も重要な問題ですが、優先順位として「セキュリティ問題」の方がより深刻なため「iOS12.1」へ早めにアップデートすることをおすすめします。
■ LINEなどSNSやアプリの不具合情報
現時点では、最近のiOSアップデート後に発生していた、LINEやInstagram、Twitter、YouTube、FacebookなどのSNSの不具合や、アプリが使えなくなったなどの障害問題 は発生していません。
が…、これまで快適に使えていた機能が使えなくなったり、アプリが動かなくなる不具合が 「iOS11」の時にはじわじわと発生し続けたので、今後も要注意です!
不具合情報が入り次第、早急にアップデートしていきます!
【不具合1】バッテリー消費が早い(iPhone7 以前の機種)
※「iOS12」から継続している不具合
「iOS12」にアップデートしたユーザーの中で「iPhone7 以前の機種」の場合、アップデート後に「バッテリーの消費が早い」という声が多数あがっていましたが、この不具合に関しては「iOS 12.1 」でも同様の状況です。
「iOS11」以前のバージョンから、「iOS12」以降のバージョンにアップデートすると、平均して「1割~2割程度 バッテリーの減りが早くなる…」という状況です。
しかし「iPhone 8/8 PlusやiPhone Xユーザー」の場合はアップデート後に逆に「バッテリーが長持ちするようになった」という報告が上がっています。
少なくともiPhone7 以前の機種に関してはアップデートをまだしないで焦らず様子を見た方が良いでしょう。
▼詳細はこちら(バッテリー消費が早くなってしまった場合の対処法も紹介しています)
→ iOS12にアップデート後、バッテリー消費が早い?不具合発生?
【不具合2】モバイルデータ通信の不具合
※「iOS12」から継続している不具合
「iPhone8」以前の機種 でモバイルデータ通信が自動で切断され、手動で再接続が必要になる不具合(一部のユーザー)が発生しています。
※ iPhone XS、iPhone XS Max、およびiPhone XRでは今回の「iOS12.1」で「モバイルデータ通信接続を改善」したとAppleより公式発表がありました
【不具合3】Wi-Fi や VPNが繋がらない不具合
※「iOS12」から継続している不具合
iPhoneに「ウイルスバスター モバイル(iOS版)」アプリが入っているユーザーに起きている不具合です。
「ウイルスバスター モバイル(iOS版)」アプリの影響で、LINEが使えない、Wi-FiやVPNが繋がらない等の不具合が発生しています。
▼解決方法はこちらが参考になります。
→ 【iOS12】LINEもWi-Fiも使えない不具合!原因はウイルスバスター
→ iOS12.1で発生しているWi-Fiの不具合とその解決方法まとめ
【不具合4】通話が突然切れる不具合
※「iOS12.0.1」から継続している不具合
通話中に電話が突然切れてしまったり、電波も不安定になる不具合が発生しています。(一部のiPhoneにて発生中)
【不具合5】Bluetooth の不具合
※「iOS12.0.1」から継続している不具合
「Bluetooth」の不具合で、「AirPods」(ワイヤレスイヤホン)が使えないユーザーや、「AirDrop」機能が使えないユーザーが出ています。(一部のiPhoneにて発生中)
【追記】2018年11月16日
【不具合6】削除した写真が盗み見られる脆弱性
通常、iPhoneで写真を削除すると、すぐに写真ファイルが削除されるわけでなく「最近削除した項目」というフォルダに移動し、30日後に完全にiPhoneから削除されます。
今回、「iOS12.1」で発見された脆弱性では、「最近削除した項目」に入っている写真ファイルを、攻撃者が盗み見できてしまうというものです。
これは iOS12.1の「Safari」の脆弱性で、悪意のあるWi-Fiアクセスポイント経由で、JITコンパイラと呼ばれるプログラムを不正に実行させることで、ユーザーの「最近削除した項目」に入っている写真ファイルに、攻撃者がアクセス可能になる。というものです。
■その他の不具合情報
以下に、その他の不具合についてまとめました。(iOS12 より継続している不具合)
■「マップ」アプリ
渋滞情報が表示されない不具合(一部のユーザー)
■Office 365の管理ツールの不具合
「Microsoft Office 365」のモバイルデバイス管理ツールの認証が正常に動作しない不具合
■今後の不具合情報
今後も不具合情報が発生次第、この記事をアップデートしていきます。ご確認ください。
iOS12.1アップデート後は、最近のアップデート後によく発生していた、Wi-Fiなどのネットワーク不具合(※ウイルスバスターをインストール中のユーザーにのみ発生中)や、LINEやInstagram、Twitter、YouTube、FacebookなどのSNSの不具合や、アプリが使えなくなったなどの不具合や障害問題は発生していません。
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