エクセルで「棒グラフ」と「折れ線グラフ」を重ねる方法をまとめました。
とても簡単にできるので、お試しください。
■エクセルで「棒グラフ」と「折れ線グラフ」を重ねる方法
■【手順】
エクセルで 先に「折れ線グラフ」を2つ作ってから、1つを「棒グラフ」に変更します。
※エクセル(Excel 2010)では、1度のボタン操作で2種類(例えば「折れ線グラフ」と「棒グラフ」など)のグラフ作成ができないため
作成手順はこちらです。
- 2本の「折れ線グラフ」を作成
- 1つを「棒グラフ」に変更
- 「折れ線グラフ」1つ、「棒グラフ」1つを重ねた複合2軸グラフ完成
それでは1から順に説明します。
■1、エクセルで折れ線グラフを作成
では、エクセル(Excel 2010)を開いてください。
■エクセルにグラフの元となるデータを入力
まず、エクセル(Excel 2010)にグラフの元となるデータを入力しましょう。
■グラフの範囲を選択
次に、グラフに表示するデータの範囲を決めます。
グラフにしたいデータを 表内の数字だけでなく表の項目名も含めて範囲選択して下さい。
今回の例では、
- 「1株当たり配当金(円)」
- 「株価(円)」
の2つのデータを選択します。
■グラフの種類を選択
手順としては 先ず折れ線グラフを2つ作ってから、1つを棒グラフに変更します。
上部のメニューから「挿入」をクリックし、「折れ線」をクリックし、「マーカー付き折れ線」をクリック。
■折れ線グラフ2本、作成完了
すると、画面に下記のようなグラフが現れます。
■折れ線グラフを2軸にする
これだと青色の線の「1株当たり配当金(円)」が直線になっていて見づらいので修正しましょう。
※左にある縦軸の数字「株価(円)」が1,000円単位なので 最大値が1,000円未満の「1株当たり配当金(円)」が直線になってしまっています。
■折れ線グラフを選択
折れ線グラフの上でクリックすると選択された状態になります。
■「データ系列の書式設定」をクリック
右クリックして「データ系列の書式設定」をクリックします。
■「第2軸」を選択(縦軸を右側に追加します)
下記の画面で 「第2軸(上/右側)」を選択します。
■ 2軸折れ線グラフ完成(縦軸が右側に追加されました)
グラフの右側の縦軸に数値「1株当たり配当金(円)」が追加され 2軸折れ線グラフが完成しました。
■2、折れ線グラフ2つのうち、1つを棒グラフに変更
それでは、次に「1株当たり配当金(円)」の折れ線グラフを棒グラフに変更します。
■折れ線グラフを選択
棒グラフに変更したい「折れ線グラフ」を選択します。
この例では「1株当たり配当金(円)」のグラフ(青い折れ線グラフ)の上でクリックし、選択状態にします。
■「系列グラフの種類の変更」をクリック
右クリックして「系列グラフの種類の変更」をクリックします。
■「グラフの種類の変更」画面が出現
すると下記の「グラフの種類の変更」という画面が現れますので 「縦棒」を選択し「OK」をクリックして下さい。
■棒グラフに変更完了
下記のように「折れ線グラフ」が「棒グラフ」に変更されました。
■3、折れ線グラフ1つ、棒グラフ1つを重ねる
しかし、このままだと「棒グラフ」の線が細くて見えないので修正しましょう。
現時点のグラフだと、日付(横軸)の目盛が適正ではないため、 棒グラフの線が細くなっています。
これを修正しましょう。
■日付(横軸)の欄で1回クリック
まず、日付(横軸)の欄で1回クリックして下さい。 すると、横軸が選択された状態になります。
■横軸内でダブルクリック
ダブルクリックすると「軸の書式設定」という下記の画面が表示されます。
■「軸の書式設定」でテキスト軸を選択
「テキスト軸」を選択して下さい。
■間隔の単位を選択
次に「 間隔の単位」を選択してください。 (枠内の数字はデフォルトの「1」のままでOKです)
■目盛を選択
次に「目盛」を選択して下さい。
■「配置」と「文字列の方向」の「横書き」を選択
次に、左側のメニューから「配置」を選択し、「文字列の方向」の「横書き」を選択して下さい。
※上手くいかない場合は、一度「縦書き」を選択してから「横書き」を選択しなおすと上手くいきます。
■棒グラフの線が太くなった…
下記のように棒グラフの線が太くなりました。
折れ線グラフと棒グラフを綺麗に重ねることができ、見やすくなりましたね。
あとは、日付(横軸)の文字がつぶれて見えないので、修正しましょう。
■グラフ全体の大きさ(サイズ)を変更する
グラフの大きさを拡大すれば、つぶれてしまっている日付(横軸)の文字を見やすくできます。
グラフのスペースでクリックすると、下記のようにグラフ全体が選択された状態になります。
■「矢印」のマークに合わせる
そのまま「角」にマウスを持っていくと、下記のように「矢印」のマークになります。
マウスを左クリックして押し続けたまま動かすと、グラフの大きさを変えることができます。
■マウスをクリックしたまま動かす
例えば、クリックした状態のままマウスを右下に動かすと、下記のように グラフも右下に向かって拡大します。
■変更したい大きさ(サイズ)が決まったらマウスから手を離す
変更したい大きさ(形やサイズ)が決まったら マウスから指を離して完了です。
このようにグラフが拡大して、日付(横軸)も見やすくなりましたね。
■エクセルで棒グラフと折れ線グラフを重ねることができました…
以上で、完成ですが、もっと「エクセルグラフ」を見やすくしたい方は、その他に下記のようなテクニックがあります。
- 【文字】
1、いらない(不要な)文字を消したい
2、文字のフォントサイズや色を変更したい - 【日付】
3、日付(横軸)をもっと見やすくしたい
- 【目盛線】
4、グラフ内に目盛線や補助線を追加したい - 【データ追加】
5、グラフ内に数字(データラベル)を入れたい、消したい - 【サイズ変更】
6、グラフの大きさ(サイズ)を変更したい
7、グラフ「だけ」の大きさ(サイズ)を変更したい - 【凡例やタイトル】
8、グラフの凡例やタイトルを変更したい
9、グラフの凡例やタイトルを移動したい
10、一度消してしまった凡例を復活させたい
11、凡例のサイズ(大きさ)や文字並びを変更したい
これらのやり方は、こちらの記事にまとめたので興味のある方は参考にしてみて下さい。
→ 【図解】小学6年生でもできる「エクセルで2軸グラフ」作成

【まとめ】エクセルで棒グラフと折れ線グラフを重ねる方法
エクセルで棒グラフと折れ線グラフを重ねる際には、下記の手順で作成すると簡単です。
- 2本の折れ線グラフを作成
- 1つを棒グラフに変更
- 折れ線グラフ1つ、棒グラフ1つを重ねた2軸複合グラフ完成
エクセルでこんな複雑で格好良い2軸複合グラフが作成できるなんて 凄いですね。
コメント