【2019年8月29日 更新】
過去にアメリカを襲った大型ハリケーンのうち、被害総額と死亡者数をまとめました。
特に、昨年2017年には超大型ハリケーンが3件も発生しており日本だけでなく、世界でも異常気象が起きているようです。
■被害総額の大きいハリケーン
なんと上位5つのうち、3つが昨年2017年に発生しているハリケーンとは驚きです。
- 2017年 ハリケーン「ハービー」被害総額1900億ドル(約21兆円)
- 2005年 ハリケーン「カトリーナ」被害総額1100億ドル(約12兆円)
- 2017年 ハリケーン「マリア」被害総額900億ドル(約10兆円)
- 2012年 ハリケーン「 サンディ」被害総額710億ドル(約8兆円)
- 2017年 ハリケーン「イルマ」被害総額650億ドル(約7兆円)
これを異常気象と言わずして何というのでしょうか…。
■死亡者数の多いハリケーン
「マリア」と「カトリーナ」の被害が突出していますが、「マリア」に関してはプエルトリコでの被害が大きく、「カトリーナ」に関しては被害総額の大きさも含め、想定外の規模のハリケーンだったことが伺えます。
- 2017年 ハリケーン「マリア」死亡者数は3,000名
- 2005年 ハリケーン「カトリーナ」死亡者数は1,836名
- 2012年 ハリケーン「 サンディ」死亡者数は170名
- 2017年 ハリケーン「イルマ」死亡者数は134名
- 2017年 ハリケーン「ハービー」死亡者数は107名
やはり昨年2017年に発生しているハリケーンの破壊力の恐ろしさを感じます…。
■大型ハリケーンの詳細…
それでは、次に、上記の大型ハリケーンの詳細について、「ハリケーン」ごと個別にもう少し詳しく触れたいと思います。
■ハリケーン「カトリーナ」
2005年8月末にルイジアナ州ニューオリンズに上陸。最大時で最高のカテゴリー5、ルイジアナ州上陸時でカテゴリー3でした。
当時のブッシュ大統領はルイジアナ州に非常事態宣言、ニューオーリンズ市は48万人の市民に避難命令を発令。
ニューオーリンズでは湖及び工業水路の複数個所で堤防が決壊し、その結果、市内の陸上面積の8割が水没しました。
被害総額1100億ドル(約12兆円)。
死亡者数は1,836名。
■ハリケーン「サンディ」
2012年10月にハリケーンから温帯低気圧に変わり米東部(ニューヨーク州及びニュージャージー州)に上陸。
ニューヨークでは広範囲で浸水に見舞われ、それに伴い停電も多発し、ニューヨーク証券取引所は10月29日と30日の2日間休場に追い込まれました。
また、ニューヨーク州のほかにもニュージャージー州でも安全のため原子力発電所が稼働停止しました。
被害総額710億ドル(約8兆円)。
死亡者数は170名。
■ハリケーン「ハービー」
2017年8月にテキサス州に上陸。最大時で最高のカテゴリー5、テキサス州上陸時でカテゴリー4でした。
被害総額1900億ドル(約21兆円)。これは全米史上最高額です。
死亡者数は107名。
■ハリケーン「イルマ」
2017年9月6日にアメリカ合衆国領プエルトリコに上陸。
2017年9月10日にアメリカのフロリダ州に上陸。
最大時で最高のカテゴリー5、プエルトリコ上陸時でカテゴリー4。フロリダ州上陸時でカテゴリー1でした。
被害総額650億ドル(約7兆円)。
死亡者数は134名。
■ハリケーン「マリア」
2017年9月にアメリカ合衆国領プエルトリコに上陸。
被害総額900億ドル(約10兆円)。
死亡者数は3,000名。
【まとめ】過去のアメリカの大型ハリケーン被害総額・死亡者数まとめ
過去にアメリカを襲った大型ハリケーンのうち、被害総額と死亡者数をまとめました。
特に、昨年2017年には超大型ハリケーンが3件も発生しており、世界で異常気象が起きているのではないか?と不安になります…。
今年、2018年も既にハリケーンが多発しています。
→ ハリケーン フローレンスに続きアイザック、ヘレン、ジョイスも発生…

また、ハリケーン「マリア」に関して、プエルトリコ政府は当初、死亡者数を64人と発表したため、そのように信じられていました。しかし、調査の結果、これが事実では無く、ハリケーン「マリア」の死者数が約3000人ということが分かりました。

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