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2017年ジャクソンホール会議の注目はECBドラギ総裁発言

ジャクソンホール会議2017 FX
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アメリカのカンザスシティー地区連銀が毎年8月にワイオミング州ジャクソンホールで開催するジャクソンホール会議(年次経済シンポジウム)はこの10年、中央銀行幹部が金融危機下で新たに導入する複雑な政策を発表・説明する舞台となってきました。

近年では、

  • 2010年 FRBバーナンキ議長 量的緩和政策第2弾を示唆 (→後に導入)
  • 2014年 ECBドラギ総裁 金融緩和政策を示唆 (→後に導入)
  • 2016年 FRBイエレン議長 早期利上げを示唆 (→後に決定)

特に、ECBのドラギ総裁は、2014年に金融緩和政策を示唆し、後に導入をしています。

今回2017年は、そのジャクソンホール会議で2014年以来の講演に臨むドラギ総裁に再び注目が集まりそうです。関係筋によると「金融政策に関する新たなメッセージは打ち出さない。」との話ですが、想定外の発言も考えられるため、ジャクソンホール会議には大きな注目が集まっています。

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  1. 2017年ジャクソンホール会議でECB総裁 テーパリング(段階的縮小)時期に言及か?
  2. 08月21日 14時35分 DJ-【焦点】ECB総裁、ジャクソンホール会合でQE終了に道筋か
  3. 明日のジャクソンホール会議2017年講演での金融政策発言に一層注目集まる
  4. 08月23日 18時14分 DJ-ECB総裁、金融政策への言及回避 次の注目はジャクソンホール
  5. ジャクソンホール会議のECBドラギ総裁講演ではユーロ高けん制発言あるか?なければユーロ高再燃か?
  6. 08月24日 20時27分 DJ-【市場の声】ECB総裁発言、週末の予定変更して見守る価値は?
  7. 08月24日 17時43分 DJ-【市場の声】ジャクソンホール会議、サプライズの期待も 
  8. 08月25日 13時30分 [フォーカス] ジャクソンホール会合のポイントは イエレン米FRB議長、ドラギECB総裁、タカ派・ハト派どちらに 何か言っても何も言わなくとも外国為替市場は一波乱あるか
  9. 08月23日 23時48分 25日にFRB議長講演、FOMC中枢メンバーのNY連銀総裁は強気発言 
  10. ECBドラギ総裁発言とユーロドル相場変動の関係
  11. ユーロ圏の企業や経済もユーロ安を歓迎
  12. 今後もユーロ高ならジャクソンホール会議でECBの口先介入の可能性も
  13. 【ジャクソンホール会議講演時間決定】日本時間23時と28時にFRB議長とECB総裁講演
  14. 【速報】ジャクソンホール会議講演ドラギECB総裁発言「何も無し」でユーロ高へ
  15. ECBドラギ総裁発言 ユーロ高けん制なくユーロ高1.1941へ上昇
  16. ECBドラギ総裁 ユーロ経済の量的緩和に関する今後の方針発表も無し
  17. ジャクソンホール会議(会合)関連記事
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2017年ジャクソンホール会議でECB総裁 テーパリング(段階的縮小)時期に言及か?

ECBは今後の対応に細心の注意を払うとみられる。そうした印象は7月分の理事会議事録で強まった。議事録では、理事らがテーパリング観測を受けたユーロ高を懸念し、テーパリングが近いうちに始まり急ピッチで出口に向かうと投資家が結論づけかねないシグナルを送ることに慎重になっている様子が示された。今年、2017年のジャクソンホール会議ではECBドラギ総裁がどんなことを話すのか、注目が集まっています。

 → ジャクソンホール会議って何?どこで誰が何について話し合うの?

08月21日 14時35分 DJ-【焦点】ECB総裁、ジャクソンホール会合でQE終了に道筋か

米カンザスシティー地区連銀が毎年8月にワイオミング州ジャクソンホールで開催する年次経済シンポジウムはこの10年、中央銀行幹部が金融危機下で新たに導入する複雑な政策を発表・説明する舞台となってきた。連邦準備制度理事会(FRB)が注目される場合が多いが、欧州中央銀行(ECB)のマリオ・ドラギ総裁など他の中銀がスポットライトを浴びることもある。
 
 今回は、ジャクソンホールで2014年以来の講演に臨むドラギ総裁が注目の的となりそうだ。
 
 ドラギ総裁は14年の会合で、低下傾向のインフレ率を反転させるため必要に応じて「あらゆる利用可能な手段」を用いると言明し、国債買い入れ策の導入に向けた地ならしを行った。FRBが国債買い入れを開始してから6年後のことだった。
 
 当時の会合は、量的緩和(QE)として知られる国債買い入れの必要性を理解するための枠組みをドラギ総裁が示す場となった。今週の講演も当時と同じように、総裁が「証拠」を再検証し、18年中の買い入れ終了を正当化する根拠を示す機会になるとECBウォッチャーはみている。
 
 ドラギ総裁にとって、一連の政策には成長押し上げ効果があったほか、14年の講演で取り上げた問題への対応に進展の兆しが見られるようだ。後者の中で特筆すべきは失業率の大幅な低下だ。ユーロ圏では6月の失業率が9.1%と、09年2月以来の低水準となった。失業率が11.5%だった14年8月から失業者数は370万人減った。
 
 経済成長も力強さを増している。ユーロ圏経済は14年6月までの1年間に1.1%成長したが、その3年後には2.2%に成長率が上向いた。
 
 ECBのインフレ目標(2%弱)も達成に向けて幾らか前進している。ユーロ圏の14年7月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同期比0.4%にすぎなかったが、今年7月には同1.3%に回復した。
 
 BNPパリバのエコノミスト、ドミニク・ブライアント氏は、それでも「ドラギ総裁は金融政策による支援がまだ必要だというメッセージを発信しようとするだろう」との見方を示した。
 
 ECBはこれらを踏まえた上で、18年中の緩和策終了への布石を打ち始めている。ドラギ総裁は7月の記者会見で「今秋」、すなわち9月7日か10月26日の理事会で債券買い入れ策への対応を決めると述べた。ECBウォッチャーの多くは今年12月に期限切れとなる債券買い入れについて、毎月の買入額が現在の600億ユーロから減額された上で来年まで延長されると予想している。一方、買い入れの具体的な終了時期やテーパリング(段階的縮小)の方法についての見方は割れている。テーパリング観測を背景にユーロは他の主要通貨に対して上昇している。
 
 ECBは今後の対応に細心の注意を払うとみられる。そうした印象は7月分の理事会議事録で強まった。議事録では、理事らがテーパリング観測を受けたユーロ高を懸念し、テーパリングが近いうちに始まり急ピッチで出口に向かうと投資家が結論づけかねないシグナルを送ることに慎重になっている様子が示された。
 
 欧州の景気回復はECBによる債券買い入れだけでは説明がつかない。14年の時点ではユーロ圏の経済政策に明らかに矛盾している点があった。ECBが経済成長やインフレを押し上げるために緩和策を実施する一方、ユーロ圏各国政府は財政赤字の縮小に取り組み、逆に引き締め効果をもたらしていた。
 
 14年のドラギ総裁の講演は事実上、全ての加盟国に足並みをそろえさせるための訴えだった。そしてそれはある程度成功した。金融政策と相反する財政政策は影を潜め、現在は両者が共同歩調を取っている。国際通貨基金(IMF)はユーロ圏の経済政策に関する年次報告で、今年の域内財政が「やや拡張的」なものになると指摘した
 
 もっとも、ドラギ総裁が加盟国に訴えたのは財政運営の見直しにとどまらなかった。構造改革も求めたのだ。構造改革面での進展は遅いとIMFは結論づけている。
 
 ドラギ総裁は、財政出動や金融緩和をどれだけ実施しても、ユーロ圏に必要な構造改革の代わりにはならないと指摘している。総裁が具体的に求めているのは、従業員の雇用・解雇に関する費用負担の大きさや手続きの煩雑さの原因となっている法制度の改正だ。スペインは12年に労働法を改正した。フランスとイタリアではドラギ総裁の訴えにもかかわらずあまり進展が見られないが、エマニュエル・マクロン仏大統領は9月に労働法改革に着手する考えを示している。

 マクロ経済面でもまだやるべきことがある。14年にドラギ総裁を本当に警戒させたのは、低インフレではなく、将来の期待インフレ率が大きく落ち込んでいる兆候だった。総裁は14年の講演で債券投資家の予想するインフレ率に言及したが、その水準はECBの中期的な目標値に近かった。それが現在では、インフレ率が目標値を下回り続けると予想されている。
 
 別の指標では、消費者の景況感が上向いていることがうかがえるものの、金融危機前に一般的だった水準ほどは高まっていない。
 
 そのため、ドラギ総裁は緩和策を縮小できるほどの進展はあったと強調するかもしれないが、同時に、債券買い入れなどの成長支援策はすぐには撤回しないと警告することで、メッセージ全体のトーンを弱めると考えられる。米国と同様、欧州での政策正常化も非常にゆっくりしたペースで進みそうだ。

出典:Dow Jones

 

【追記】2017年8月24日

明日のジャクソンホール会議2017年講演での金融政策発言に一層注目集まる

欧州中央銀行(ECB)のマリオ・ドラギ総裁は23日、ドイツ南部の経済会合で講演したが、目の前の金融政策に関する話題はおおむね避けた。それにより、25日に行われるジャクソンホール会議の講演では、現行の金融政策により踏み込んだ発言が飛び出す可能性があり、ジャクソンホール会議が市場の注目をより一層集めています。

08月23日 18時14分 DJ-ECB総裁、金融政策への言及回避 次の注目はジャクソンホール

欧州中央銀行(ECB)のマリオ・ドラギ総裁は23日、ドイツ南部の経済会合で講演したが、目の前の金融政策に関する話題はおおむね避けた。

 集まったノーベル賞受賞者らを前に、ドラギ氏はフォワードガイダンス(金融政策の先行きの手掛かり)や量的緩和の活用を裏付けているのが研究だと述べた。「大量の実証研究が、ユーロ圏でも米国でも経済やインフレを支える上でこれらの政策が成功することを証明した」とし、この日の聴衆を「天才たち」と呼んだ。

 ドラギ氏は25日、米カンザスシティー地区連銀がワイオミング州ジャクソンホールで開催する年次経済シンポジウムで講演する予定。この場では現行の金融政策により踏み込んだ発言となる可能性があり、市場の注目を集めている。

出典:Dow Jones

 

【追記】2017年8月25日

ジャクソンホール会議のECBドラギ総裁講演ではユーロ高けん制発言あるか?なければユーロ高再燃か?

日本時間25日の28時(26日午前4時)に行われることが決定したECBドラギ総裁のジャクソンホール会議の講演は、欧州時間では金曜の夜に当たるが、わざわざ予定を調整して注目するほどの価値はジャクソンホール会議にはないかもしれないと一部のアナリストはみている。

HSBCは「われわれの見方では、どの発言もタカ派の投資家にとっての手掛かりというより、さらなるユーロ高の阻止を意図したものになるだろう」と述べた。

08月24日 20時27分 DJ-【市場の声】ECB総裁発言、週末の予定変更して見守る価値は?

欧州中央銀行(ECB)のマリオ・ドラギ総裁は25日、米カンザスシティー地区連銀がワイオミング州ジャクソンホールで開催する年次経済シンポジウムで講演する。欧州時間では金曜の夜に当たるが、わざわざ予定を調整して注目するほどの価値はないかもしれないと一部のアナリストはみている。

 HSBCのアナリストらは24日「ドラギ総裁が短期的な金融政策見通しについて何か新しい発言をする公算は小さい」との考えを示した。

 だがECBが9月に開く政策理事会では、ドラギ総裁がこの話題を完全に避けることができないだろうと指摘した

 HSBCは「われわれの見方では、どの発言もタカ派の投資家にとっての手掛かりというより、さらなるユーロ高の阻止を意図したものになるだろう」と述べた。

出典:Dow Jones

08月24日 17時43分 DJ-【市場の声】ジャクソンホール会議、サプライズの期待も 

米カンザスシティー地区連銀が24日からワイオミング州ジャクソンホールで開催する年次経済シンポジウムで、欧州中央銀行(ECB)のマリオ・ドラギ総裁は極めて緩和的な金融政策の解除時期について話すことを控えるかもしれない。

 それでもバーデン・ビュルテンベルク州立銀行(LBBW)のアナリストらは、ジャクソンホール会議関連のニュースに注目する価値があるとしている。

 アナリストらは「(米連邦準備制度理事会=FRBの)ジャネット・イエレン議長やドラギ総裁から重要な発言を誰も期待していないとしても、ジャクソンホール会議はいつもサプライズにふさわしい」と述べた。

出典:Dow Jones

08月25日 13時30分 [フォーカス] ジャクソンホール会合のポイントは イエレン米FRB議長、ドラギECB総裁、タカ派・ハト派どちらに 何か言っても何も言わなくとも外国為替市場は一波乱あるか

ジャクソンホール会合では、日本時間25日午後11時からイエレンFRB議長が、26日午前4時からドラギECB総裁がそれぞれ講演を行う。どのような発言になるか、当面の最大の焦点となる。マーケットでは、ともに現状認識を示すにとどまり、具体的に金融政策を方向づけるような手掛かりを与えないのではないかとの指摘もあるが、改めてポイントを考える。

●イエレンFRB議長

イエレンFRB議長の講演のテーマは「金融の安定」。金融政策の正常化という観点から年内の利上げの正当性を示唆する可能性は否定できないという。一方で、低インフレの中でFOMC内で今後の利上げ時期を巡り意見相違が目立っている。その議論を尊重する形でイエレン議長が利上げ時期の発言は控えることも考えられる。ともにありそうなシナリオながら、外国為替市場では前者の場合、ドル買い、後者ならドル売りの反応が予想される。しかし、トランプ米政権の政策運営を巡る懸念が払しょくできない以上、イエレン議長が今回の講演で年内に追加利上げしたいとの気持ちをにじませることがあっても、ドル買いという環境が続くとは考えにくいとの見方が少なくない。

●ドラギECB総裁

2017年末まで月額600億ユーロの資産買入を続ける「資産購入プログラム」の減額に関する発言が注目されている。ドラギ総裁は7月の理事会で「討議は秋に実施する」と発言しており、ジャクソンホール会合で新たなメッセージを発信することは考えにくいとの見方が一般的。一方で、7月のECB理事会議事要旨で今後ユーロ高が過度に進む事態に懸念を表明していたことが明らかになっているため、最近のユーロ相場についてどのような見解を示すかが注目される。ユーロ高を懸念した場合は、現在積み上がっているユーロロング(買い持ち)を解消する動きが強まる可能性がある。しかし、ユーロ高に不快感を示さず何ら言及しなかった場合は「足元のユーロ高を容認した」と、マーケットは都合よく解釈してユーロ買いに拍車がかかることも否定はできない。

●イエレンFRB議長、ドラギECB総裁

米、ユーロ圏ともに金融政策の変更が必要な環境になりつつあるが、それが今なのか、もっと先なのか、判断は容易ではない。今回の講演で、イエレンFRB議長、ドラギECB総裁、両者ともタカ派・ハト派どちらに傾くか予想が難しい、と市場関係者は指摘している。また、マーケットが期待しているようなことを何か言っても、何も言わなくとも一波乱はありそうな雰囲気もある。もっとも、その場合は短期的な動きか。

出典:FXニュースレター

 

【追記】2017年8月25日

08月23日 23時48分 25日にFRB議長講演、FOMC中枢メンバーのNY連銀総裁は強気発言 

今週の為替相場では、24-26日に米カンザスシティ連銀が開催するシンポジウム(ジャクソンホール会合)が注目材料となっている。過去には年後半にかけてのFRBの金融政策の方向性が示唆されたケースもあり、25日に予定されるイエレンFRB議長の講演が注視されやすい。

25日にかけてはポジション調整により、前週までのドル全面安に巻き戻しが入る余地がある。その分だけ対ドルでの欧州通貨や資源国通貨の調整下落が、クロス円での外貨安・円高要因となる。前週に続いて日米株の下落が優勢となれば、クロス円主導でリスク回避の円高が持続。反対に日米株が落ち着いてくると、ドル/円でのドル高・円安が主導する形で、円高に歯止めが掛かる手探り相場が想定されよう。

FRBの金融政策に関しては、最新7月25-26日開催のFOMC議事録で低インフレへの懸念や慎重なペースでの利上げ姿勢が示されたばかりだ。
しかしその後、FOMC中核メンバーでウォール街の番人であるダドリーNY連銀総裁は、8月10日に「ドル安で輸入物価が押し上げられ、労働市場の引き締まりに伴い賃金が上昇し、最終的にインフレを押し上げる」との見通しを示した。続いて14日には「9月にFRBがバランスシート縮小計画を発表するとの見方は不合理ではない」、「米債務上限引き上げを巡る政治議論が、バランスシート縮小開始に影響を及ぼす可能性は低い」、「景気が持ちこたえる場合には、年内にもう1回の利上げを支持」などと強気の発言を行った。

 同時に7月のFOMC議事録では、株高などの資産価格上昇への警戒感が示されている。その意味で25日のイエレン議長の講演についても、市場が期待するほど低インフレへの警戒姿勢や慎重なペースでの利上げ姿勢が強調されない可能性がある。

出典:FXニュースレター

ECBドラギ総裁発言とユーロドル相場変動の関係

ユーロドルの急騰のスタートは、ドラギECB総裁の予想外のタカ派寄りの発言でした。
「デフレ圧力はリフレに変わった。ECBは政策手段のパラメータを調整することで景気回復に対応することが可能だ」という内容を受け、ユーロ圏経済指標の結果次第ではユーロドル1.15台が見えてきました

さらに、ドラギECB総裁とイギリスのカーニー中銀総裁発言で大きく上昇したユーロドルは、1.15台まで上昇。

そしてついに、ドラギ総裁が6月27日にポルトガル・シントラで行った講演で債券買い入れの段階的縮小を示唆したことを受けてユーロ買いと債券売りが広がりました

7月21日には欧州外為市場のユーロドルは、ドラギECB総裁が前日のECB理事会後の会見で物価目標の達成への強気姿勢や資産購入プログラムの変更示唆を受けて買いが続き一時1.1668ドルと15年8月以来の高値を更新しました

市場はまさにユーロ独歩高の状況で、ドル売りユーロ買いで特に材料も無い中でユーロが上昇しています。

ただし、今回の ECBの金融緩和政策の解除は「時期尚早」とIMFが警告 しているようです。 

ユーロ圏の企業や経済もユーロ安を歓迎

しかしながら、欧州ユーロ圏の企業にとってはドル安ユーロ高になると輸出品の競争力が低下し、米国での売上高をユーロに替えた時の金額が少なくなるため、BNPパリバのストラテジスト、アンキット・ギーディア氏は「ユーロ上昇は、ユーロ圏の株、特に大型株にとって明らかなリスクだ」と述べています。

さらに、モルガン・スタンレーのアナリストによると、欧州企業の収益予想修正に関するリビジョンレシオは5月半ばには7年ぶりの高水準にあったものが、ユーロ上昇に伴い最近になって11カ月ぶりの低い水準に下がったそうです。ユーロ高ドル安が続けば、7-9月期(第3四半期)には欧州企業にとって一段の問題になりかねないと警戒しています。

このように、ユーロ高はユーロ圏経済にとってマイナスであるため、これ以上のユーロ高はユーロにとって歓迎できるものではありません。

今後もユーロ高ならジャクソンホール会議でECBの口先介入の可能性も

さらに、米商品先物取引委員会(CFTC)によると、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)国際通貨市場(IMM)では、ユーロの投機的な先物ポジション(非商業部門)は、8月8日時点で差引き+9万3685枚のネット・ロングとなり、2011年以来の最高を更新しています。今後はポジション整理によるユーロの戻り売りとロング取り崩しが優勢になった場合、大きなユーロ安相場となる可能性が高いのです。

また、BNPパリバは9日のリポートで、欧州中央銀行(ECB)が最近のユーロの上昇を懸念する可能性が高いと述べました。ECBはまだユーロ安誘導の口先介入を行っていませんが、ユーロの上昇が「最終的に緩和策解除を遅らせる可能性がある」と指摘しています。

まだまだ為替市場はユーロドルの上昇を期待しているようですが、実際にはECBドラギ総裁の発言を先読みしているところがあり、将来的にはユーロドルの下落シナリオの方が強いでしょう。
 → ユーロが急落 今後ユーロドル売りを強くおすすめする2つの理由
 → ついにユーロ高終了?ECB議事録のユーロ高懸念受けユーロ安へ

 

【追記】2017年8月25日

【ジャクソンホール会議講演時間決定】日本時間23時と28時にFRB議長とECB総裁講演

本日8月25日のジャクソンホール会議では、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長とドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁による講演に関心が集まっています。注目の開催時間は、

  • 25日23:00(日本時間) イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長講演
  • 25日28:00【26日AM4時】 (日本時間) ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁講演

明確な金融政策のシグナルは送らないとの見方もありますが、サプライズ発言から急な相場変動の可能性もあるため最後まで気を抜けません。

 

【追記】2017年8月26日

【速報】ジャクソンホール会議講演ドラギECB総裁発言「何も無し」でユーロ高へ

ジャクソンホール会議でのドラギECB総裁講演での発言内容をまとめました。

  • 世界的な景気回復は堅調に推移
  • 欧州圏の景気回復は米国より早い段階にある
  • 緩い規制は金融政策緩和時に不均衡をもたらしかねない

ECBドラギ総裁発言 ユーロ高けん制なくユーロ高1.1941へ上昇

ジャクソンホール会議では、イエレン議長に続きドラギECB総裁の講演でも金融政策への言及はなく、一部で懸念されていたユーロ高をけん制する発言もなかったことからユーロ買いが進展。

ユーロドルは2015年1月以来となる1.1941付近まで続伸、ユーロ円が130円40銭付近まで上値を拡大したほか、ユーロポンドは0.9270付近まで急騰。

一方、ドル円は手掛かり材料難の中、方向感を欠いており、109円30銭前後で小幅な値動きとなっている。5時03分現在、ドル円109.313-323、ユーロ円130.288-308、ユーロドル1.19191-199で推移している。

ECBドラギ総裁 ユーロ経済の量的緩和に関する今後の方針発表も無し

欧州中央銀行(ECB)のマリオ・ドラギ総裁は、ジャクソンホール会議で今後の展望についてより明確なシグナルを発するかもしれない。と市場の注目を集めていましたが、結局は何もありませんでした。

ECBの資産買い入れ縮小に関する議論の実質的なスタートになるとの期待がここ数週間、市場で高まっていましたが、関係筋からの事前の情報「金融政策に関する重要な講演になるとの期待は間違いだ」との通りの結果でした。

HSBCは「われわれの見方では、どの発言もタカ派の投資家にとっての手掛かりというより、さらなるユーロ高の阻止を意図したものになるだろう」と述べていましたが、結局のところ「ユーロ高けん制」発言もありませんでした。

ユーロ高に不快感を示さず何ら言及しなかった場合は「足元のユーロ高を容認した」と、マーケットは都合よく解釈してユーロ買いに拍車がかかることも否定はできない。との事前予想がありましたが、その通り、市場はユーロ高に反応。ユーロドルは2015年1月以来となる1.1941付近まで続伸、ユーロ円が130円40銭付近まで上値を拡大したほか、ユーロポンドは0.9270付近まで急騰しました。

結局のところ、事前予想通り、ジャクソンホール会議ではサプライズ発言もなく「何も言わない」で講演は終了しました。

もっとも、今回の場合は短期的な動きで、ユーロ高が再燃したとは言えないでしょう。今後のユーロの動きは、ドルやポンドの動きを見ながらの連動が予想されます。

 

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