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2019年ユーロ安はいつまで続くの?ユーロ安の原因と4つの理由とは…

ユーロ安いつまで FX

【2019年9月13日 更新】

2018年4月以来、ユーロ為替相場は4つの理由からユーロ安が続いています

なぜユーロ安が続くのか?いつまで続くのか?

最近のユーロ安の原因について詳しく解説します。

【追記】2019年9月13日

■ECB ユーロ利下げとQE再開を発表

ドラギECB総裁は9月12日、「ユーロ圏の経済は更に弱体化している」、「予測ではより低いインフレを示している」などと発言し、利下げとQEの再開を決定しました。11月1日から月額200億ユーロの買い入れを実施します。

ユーロドルはこの発表直後、100pips近い急落。しかし、その後ドラギ総裁の会見を受け、上昇に転じ、逆にユーロ高で推移しています。

【追記】2019年7月25日

■ECB ユーロの利下げを示唆でユーロ下落

ドラギECB総裁は25日、「利下げなら影響緩和の措置を同時に打ち出す」などと発言した。

この利下げ示唆を受けてユーロドルは1.1112ドル近辺、ユーロ円は120円14銭近辺まで下落しました。

【追記】2019年6月4日

■ユーロ/ドル チャートからは下落相場の見通しか?

ユーロ経済は経済指標も弱く、今後もユーロ安の見通しとなりそうです。

ユーロドル日足チャート

上図のユーロ/ドルの日足チャートを見て下さい。

1.12ドルあたりを天井にして、下落相場が続きそうにも見えます。

■ユーロ安の原因は何?ユーロ安となった4つの理由とは?

ユーロ為替相場は2018年になり円高ユーロ安が続き13カ月ぶり安値となる1.13ドル台を付けました。

ユーロドルチャート

実はこのユーロ安の背景には、4つの理由があります。

  1. トルコリラ急落の影響
  2. ドラギECB総裁の経済成長失速懸念発言
  3. イタリアがECBに債務免除要請報道
  4. イタリア政権問題

です。

それでは、原因を1つずつ解説します。

■ユーロ安の【原因1】トルコリラ急落の影響

この原因がユーロ安の最新情報です。

2018年5月30日に1ユーロ=1.15台を割り込むも、1.15台前半のストップロスの壁に何度も跳ね返されレンジ相場を続けていたユーロドルですが、トルコリラ急落の影響を受け、2018年8月10日に一気にストップロスを巻き込み、1.13台へ急落しました。

→ 13カ月ぶり「ユーロ安」の理由がトルコリラの暴落ってどういうこと?

13カ月ぶり「ユーロ安」の理由がトルコリラの暴落ってどういうこと?
ユーロが13カ月ぶりの安値となる 1ユーロ=1.13ドル台をつけましたが…。 実は、今回の「ユーロ安」の理由はトルコリラの暴落とトルコ金融危機懸念にあります。 トルコリラの下落が今後も続けば、ユーロは一段安となる恐れがあります。

■ユーロ安の【原因2】ドラギECB総裁の経済成長失速懸念発言でユーロ安へ

そもそも長期のユーロ安がはじまったのは、この時期からです。

ドラギECB総裁が4月26日の会見の中で、経済成長の失速を懸念する発言を行い、これがユーロ安の原因になりました。

当時、ユーロ/ドルは、1ユーロ=1.22ドル台と高値をつけていましたが、1ユーロ=1.21ドル台へ急反落するユーロ安ドル高の展開となりました。

その後もドル高相場の影響もあり、この日をきっかけに、ユーロ安トレンドとなりました。

→ ドラギECB総裁の経済成長失速懸念発言がユーロ安の原因に…

ドラギECB総裁の経済成長失速懸念発言がユーロ安の原因に…
ドラギECB総裁の経済成長の失速を懸念する発言がユーロ安の原因になりました。

■ユーロ安の【原因3】イタリアがECBに債務免除要請報道でユーロ安へ

ドラギECB総裁の「経済成長失速懸念発言」のあと、ゆるやかに下落が続いてきたユーロ相場ですが、

5月16日の欧州市場で、イタリアが欧州中央銀行(ECB)に対し、

  • イタリアの債務2500億ユーロの免除を要請する方針

との報道があり、ユーロドル相場は 1ユーロ=1.18ドル台へ急落。大幅なユーロ安になりました。

→ イタリア「五つ星運動」と「同盟」がECBに債務免除要請でユーロ安へ

イタリア「五つ星運動」と「同盟」がECBに債務免除要請でユーロ安へ
ユーロ圏注目の、2018年3月4日のイタリア総選挙の結果、3勢力とも過半数とれずハングパーラメントの状態となり、ユーロ安へ。 その後、5月16日に、イタリア「五つ星運動」と極右政党である「同盟」がECBに債務免除要請をしたとの報道があり、...

■ユーロ安の【原因4】イタリア政権問題で2017年11月以来の安値更新

その後、イタリアでは深刻な政権問題が発生。この時、市場は、

  • イタリア議会の解散
  • ユーロ圏離脱を国民に問う国民投票の実施

を予想する不安感からユーロが急落。一気に1ユーロ=1.15ドル台まで大幅下落しました。

 → ユーロドル長期見通し 2019年1月に1.10ドル台へユーロ安と予想

ユーロドル長期見通し 2019年に1.10ドル台へユーロ安と予想
【2019年8月1日 更新】 ユーロドルの長期見通しとして、2019年に1.10ドル台へ下落するとのユーロ安予想が出ています。

■ユーロ安はいつまで続く?週足チャートから分析

このように、4つの原因でユーロ安となりましたが、いつまでユーロ安は続くのでしょうか?

下のユーロドルの週足チャートを見て下さい。

ユーロドル週足チャート

今後のユーロドルの相場変動のトレンドとしては、上手の「水色」の斜めに引いた補助線に注目して下さい。

かなりざっくりとした大局的な予想になりますが、1.25ドル辺りを天井にして、大きなレンジ相場を形成する展開が予想できます。

長期的には下落相場トレンドとなり、2018年に限って言えば、1.14ドル辺りへの(高値1.25から安値1.03への)半値戻し程度は手堅い線かな?と予想します。

上記のチャートを見ると、

  • 2008年は1.60ドルから1.25ドルへ「0.35ドル」の下落
  • 2010年は1.50ドルから1.20ドルへ「0.30ドル」の下落
  • 2012年は1.35ドルから1.20ドルへ「0.15ドル」の下落
  • 2014年は1.40ドルから1.05ドルへ「0.35ドル」の下落
  • 2016年は1.15ドルから1.03ドルへ「0.12ドル」の下落

というように、西暦の末尾1桁が偶数の年は大きな下落相場が展開されています。

逆に、西暦の末尾1桁が奇数の年では急上昇相場が起きています。

  • 2009年は1.25ドルから1.50ドルへ「0.25ドル」の上昇
  • 2011年は1.30ドルから1.50ドルへ「0.2ドル」の上昇
  • 2013年は1.30ドルから1.40ドルへ「0.1ドル」の上昇
  • 2015年は1.05ドルから1.15ドルへ「0.1ドル」の上昇
  • 2017年は1.03ドルから1.20ドルへ「0.17ドル」の上昇

【追記】
2019年のユーロ高相場を予想した記事はこちら。
→ 2019年はユーロ高? 2年に一度のユーロドル上昇相場の再来?

2019年はユーロ高? 2年に一度のユーロドル上昇相場の再来?
2019年は、西暦の末尾1桁が奇数の年なのでユーロドルの上昇相場が予想され1年を通じてユーロ高となる可能性があります。 実際にチャートを見ると、2年に一度の確率でユーロドル相場の上昇が起きています。 具体的にチャートを見ながら説明します...

このように、ユーロドルの値動きは非常に激しく、大きな変動が起きています。
→ 2020年は2年に一度のユーロ相場の大暴落が起こる?

2020年は2年に一度のユーロドル相場の大暴落が起こる?
【2019年6月4日 更新】 2020年は、西暦の末尾1桁が偶数の年なのでユーロドルの大暴落相場が予想されます。 実は…、過去のユーロドル相場では 2年に一度の確率でユーロドル相場の大暴落が起きています。 まずは、具体的にチャートを見...

■ユーロドル売りを強くおすすめする2つの理由

最近のユーロドル相場は、先程の3つの原因によりユーロ安となっている状態です。

今後のユーロドル相場ですが、私はユーロドルの売りを強くおすすめします。その理由として、

  • 今後の見通しとして長期的な下落相場が期待できる
  • スワップが高くて魅力的

という2つの理由があります。

■今後もユーロ安ドル高になる理由は?

今後もユーロ安ドル高になるのではないか?と予想する理由は、

  • ユーロ圏の利上げは2019年の秋まで据え置かれる見込み
  • 昨年2017年のユーロ相場はファンダメンタルズ以上の過剰なユーロ高

という印象があり、2018年にはその過剰なユーロ高の調整局面となり、ユーロ安が続くのでは?というのが予想理由です。

実態よりも、上がりすぎの感があるユーロ。 2018年のユーロ予想は、やはり長期的なユーロ安ドル高です。

では、次にチャートを見ながら、いつまでユーロ安ドル高が続くのか理由とともに説明します。まずは、ユーロドルの値動きから見ていきましょう。

下のユーロドルの日足チャートを見て下さい。

 ※【追記】2018年9月13日チャート更新しました

ユーロドルチャート

今後は、2018年秋に向けてややユーロ高となり、2018年末にかけて再びユーロ安となり、その後2019年1月頃には1.100ドルへ向かうのではないかと予想します。

【まとめ】ユーロ安はいつまで続くの?ユーロ安の原因となった4つの理由とは…

ユーロ為替相場は2018年になり、4つの理由からユーロ安を続けてきました。

その4つの理由とは?

  1. トルコリラ急落の影響
  2. ドラギECB総裁の経済成長失速懸念発言
  3. イタリアがECBに債務免除要請報道
  4. イタリア政権問題

です。

ユーロは、ドルに対して下値を広げ、13カ月ぶり安値となる1.13ドル台を付けました。

今後は、1ユーロ=1.10ドル割れの可能性も予想されています。

【追記】2019年3月8日

■ECB 2019年の利上げ断念を発表でユーロ急落

ECBは、2019年3月7日開催のECBドラギ総裁会見で、2019年内の利上げ断念を発表。

これまでユーロ利上げは2019年10月以降から2019年末の間での実施予想が強かったため、ECBが「利上げ延期」方針を示したことが伝わり、市場にはサプライズとなりユーロは急落。ユーロドルは、1ユーロ=1.132ドル台から、一気に1.117ドル台まで急落しました。

またECBは、2019年成長率見通しを従来の1.7%から1.1%に引き下げました。これにより、さらに今後もユーロ安の見通しとなりそうです。

【追記】2019年1月19日

ユーロドルの今後の見通しとして、市場では2019年半ばには1.08ドル台へ下落するのでは?とのユーロ安の予想も出ています。

詳しくはこちら
→ ユーロドル今後どうなる?2019年半ばに1.08ドルへ下落の可能性?

ユーロドル今後どうなる?2019年半ばに1.08ドルへ下落の可能性?
ユーロドルの今後の見通しとして、2019年半ばには1.08ドル台へ下落するのでは?とのユーロ安の予想が出ています。

【追記】2018年11月2日

■ユーロ/ドル 1.10ドルまで下落の見通し?

ユーロドル日足チャート

上図のユーロ/ドルの日足チャートを見て下さい。

今後は、2018年秋に向けてややユーロ高となり、12月上旬には一時1.150ドルまで再度上昇するのではないか?と予想します。その後は、2018年末にかけて再びユーロ安となり、2019年1月頃には1.100ドルへ向かうのではないかと予想します。
 → ユーロ安いつまで続く?2018年末に1.10ドルへ下落の見通し?

ユーロ安いつまで続く?2019年は1.10ドルへ下落の見通し?
【2019年8月1日 更新】 ECBの2019年利上げ断念の発表を受け、ユーロ円下落となりました。ユーロ安円高の見通しはいつまで続くでしょうか? 2019年に1.10ドルへ下落の見通しで、市場では1.05ドルを予想する声も出ています。 ...

■ユーロ圏は、イタリア・ドイツ・イギリスEU離脱問題とユーロ安リスクが満載…

為替相場ではユーロ安につながる材料として、イタリアの財政赤字問題が引き続き警戒されています。

さらには、ドイツのメルケル政権が地方選で連敗していることで連立政権の崩壊リスクも懸念され始めており、イギリスのEU離脱によるEUとの最終交渉の行方も、ユーロ安の材料になりかねない状況が続いており、当面はユーロ安材料一色という状況です。

■ユーロ/ドル週足チャートも長期ユーロ安トレンド

ユーロドル週足チャート

ユーロ/ドルはユーロの下落圧力が強まるなか、週足チャートでは長期の下落レンジチャートが続いており、ユーロの一段安リスクが警戒されています。

ドイツの銀行「DZバンク」の予想では、イギリスが欧州連合(EU)と合意できないままEUを離脱(ハードブレグジット)すれば、ユーロも強い影響を受け、1.10ドルを割り込むのではないか?と予想しています。

■ユーロ円の予想は…?

ユーロ円日足チャート

ユーロドルの下落が予想される中、ユーロ円も下落(円高ユーロ安)相場が予想されます。

ユーロ円の場合、ドル円相場の影響が大きいので、ユーロ/ドル相場と全く同じ動きにはなりませんが、ユーロドルの下落相場が続くようであれば、当面の高値は132~133円程度と見て、今後中長期的には、ドル円が円高相場となれば125円割れの展開もあり得ると予想します。

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