英イングランド銀行の金融政策委員会では、2018年6月のイギリス利上げは見送りと予想されています。
イギリスの利上げは2018年5月は延期となり、次回利上げは2018年8月になるのではないか?と予想されています。
利上げの動きはポンドの動きに影響が大きいため注目です。
【追記】2018年6月22日
- イギリス利上げいつ?2018年8月利上げの見通しでポンド高へ
- 2018年6月のイギリス利上げは見送りと予想 次回利上げは8月か?
- 利上げ近づく英中銀、6月21日は据え置きへ
- イギリス利上げ 2018年5月は延期、次回は2018年8月利上げか?
- 05月22日 18時47分 DJ-英中銀、数カ月以内に利上げも=MPC委員
- 05月22日 19時18分 DJ-英経済、近く成長回復の可能性=中銀総裁
- ■2018年5月はイギリス政策金利据え置きで、ポンド安加速か?
- 英中銀、金融政策据え置き 利上げバイアスは維持
- 日足チャートから今後のポンドドル相場を予想
- ポンドドルはスワップが高く長期運用向き
- 【まとめ】2018年6月のイギリス利上げは見送りと予想 次回利上げは8月か?
- ■ポンドドル、ポンド円 関連記事
イギリス利上げいつ?2018年8月利上げの見通しでポンド高へ
イギリスの利上げ期待感が、2018年8月へと高まりポンド高となりました。
利上げは為替相場に大きな影響があるので、今後利上げがいつになるのか注目です。
→ イギリス利上げいつ?2018年8月利上げの見通しでポンド高へ

2018年6月のイギリス利上げは見送りと予想 次回利上げは8月か?
英イングランド銀行(中央銀行)が21日開催する金融政策委員会(MPC)では、複数の委員が政策金利を現行の0.5%から引き上げることに賛成票を投じる公算が大きい。だがそれでも、市場関係者の大多数は実際に利上げが決まるのはまだ先だと考えているようだ。
市場は現在、英中銀が21日に90%の確率で金利据え置きを決めることを織り込んでいる。
利上げ近づく英中銀、6月21日は据え置きへ
英イングランド銀行(中央銀行)が21日開催する金融政策委員会(MPC)では、複数の委員が政策金利を現行の0.5%から引き上げることに賛成票を投じる公算が大きい。だがそれでも、市場関係者の大多数は実際に利上げが決まるのはまだ先だと考えているようだ。
ブラウン・ブラザーズ・ハリマン(BBH)のアナリストは「今週のMPCでは、直ちに利上げするよう求める委員が1人か2人いるかもしれない」と指摘。「過半数は金利据え置きに傾くだろうが、MPC議事録は恐らく、多くの委員が利上げ支持に近づいていることを示すだろう。8月にまで近づいているかもしれない」と述べた。
市場は現在、英中銀が21日に90%の確率で金利据え置きを決めることを織り込んでいる。
イギリス利上げ 2018年5月は延期、次回は2018年8月利上げか?
英イングランド銀行(中央銀行)のマーク・カーニー総裁は22日、数カ月以内に追加利上げに動く可能性を示唆した。
カーニー氏は下院財政委員会で証言し、数年間かけて政策金利を段階的に引き上げる方針をあらためて示した。経済成長には近く回復の兆候が現れるかもしれないとみている。
「国内経済が向こう数カ月のうちに勢いを盛り返すかが問題だ」とし、「金利のガイダンスに基づき、特定の動きが論理的に導き出される」と述べた。
また、英イングランド銀行(中央銀行)金融政策委員会(MPC)のヘルトヤン・ブリハ委員は22日、1-3月期の成長鈍化が一時的だったことが確認されれば「数カ月中に」政策金利を引き上げる公算が大きいと述べた。
同行は以前、5月の利上げの可能性を示唆していたが、結局は政策金利を据え置いた。下院財政委員会で証言に臨んだブリハ氏が目先の利上げの可能性を示唆したことから、市場では8月の利上げ観測が強まりそうだ。
05月22日 18時47分 DJ-英中銀、数カ月以内に利上げも=MPC委員
【ロンドン】英イングランド銀行(中央銀行)金融政策委員会(MPC)のヘルトヤン・ブリハ委員は22日、1-3月期の成長鈍化が一時的だったことが確認されれば「数カ月中に」政策金利を引き上げる公算が大きいと述べた。
同行は以前、5月の利上げの可能性を示唆していたが、結局は政策金利を据え置いた。
下院財政委員会で証言に臨んだブリハ氏が目先の利上げの可能性を示唆したことから、市場では8月の利上げ観測が強まりそうだ。
ブリハ氏は「金利を緩やかにしか引き上げていないため、あと数カ月様子を見ることで生じる代償は少ない」と述べた。
出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)
05月22日 19時18分 DJ-英経済、近く成長回復の可能性=中銀総裁
【ロンドン】英イングランド銀行(中央銀行)のマーク・カーニー総裁は22日、数カ月以内に追加利上げに動く可能性を示唆した。
カーニー氏は下院財政委員会で証言し、数年間かけて政策金利を段階的に引き上げる方針をあらためて示した。経済成長には近く回復の兆候が現れるかもしれないとみている。
「国内経済が向こう数カ月のうちに勢いを盛り返すかが問題だ」とし、「金利のガイダンスに基づき、特定の動きが論理的に導き出される」と述べた。
■2018年5月はイギリス政策金利据え置きで、ポンド安加速か?
英イングランド銀行(中央銀行)は10日、政策金利を0.5%で据え置いた。だが1-3月期の経済成長鈍化は一時的で、速報値から上方修正される可能性もあると指摘し、今後数年間にわたり金利を引き上げていく見通しは維持した。
金融政策声明の発表直前に1.3593ドル前後をつけていたポンド相場は下落。現在は前日比0.3%安の1.3543ドル前後で取引されています。
英中銀、金融政策据え置き 利上げバイアスは維持
英イングランド銀行(中央銀行)は10日、政策金利を0.5%で据え置いた。だが1-3月期の経済成長鈍化は一時的で、速報値から上方修正される可能性もあると指摘し、今後数年間にわたり金利を引き上げていく見通しは維持した。
同行の金融政策委員会(MPC)は7対2の賛成多数で政策金利の据え置きを決めた。イアン・マカファーティー、マイケル・ソーンダース両委員は3月と同様、0.75%への利上げを支持した。
MPCは「経済動向がほぼ想定通りなら、現在実施している金融政策引き締めは適切だろう」と述べた。
金融政策声明の発表直前に1.3593ドル前後をつけていたポンド相場は下落した。現在は前日比0.3%安の1.3543ドル前後で取引されている。
英国統計局(ONS)が先に発表した1-3月期の国内総生産(GDP)速報値は前期比0.1%増だった。イングランド銀行はこれについて、天候の悪影響が一因だとした上で、他の機関や情報源からのデータを踏まえると0.3%増に上方修正されそうだと述べた。今年のGDP成長率予想は1.8%から1.4%に下方修正したものの、4-6月期の見通しには変更を加えなかった。2019年以降の成長率予想も据え置いた。
ただイングランド銀行は、1-3月期の成長減速の背景が全て明らかになっているわけではないとし、これが金利据え置きを決めた理由の1つだと説明した。今後の経済指標で経済の立ち直りが予想通り確認されれば、新たなインフレ報告を発表する8月にも利上げを決める可能性があるという。
同行は利上げの動きが「段階的かつ限定的」になることを引き続き強調。向こう3年間にわたり1年に1回のペースで利上げを実施し、今年3月時点で2.5%だったインフレ率を2020年初めまでに目標の2%へ抑制できるとの見方を示した。
日足チャートから今後のポンドドル相場を予想
下のチャートを見て下さい。
私の予想では、1月上旬に最大でも1.4000ドルまで上昇したあと、一気に1.3500ドル台まで下落し、場合によっては、さらに大きな下落が進むのではないかと予想します。
だいぶ誤算だったのは、1.43ドル台まで大きくすべった事。それと、今回のこのポンド急上昇の理由がいまひとつ明確ではなく、単純にドル売りの影響が大きいという点です。
→ ポンドがなぜこんなに高いの?ポンド急上昇の理由は何なの?

はっきり言って、1月のポンドの上昇は「異常」としか言いようがありません。
異常と言ってしまうのは、乱暴ですが、1ヶ月で大きな材料も無い中、8ポイントも相場が一方的に動くなんて前代未聞です。単純に世界のマネーがドルからポンド(やユーロ)に流れているのだろうと考えます。
ポンド高の熱い相場もいつまで続くか分かりませんが、いずれ冷めますから、ここは熱くならずに少し様子を見て、2月中旬ぐらいに相場が落ち着いてきたら売り玉を仕掛けるのが良いと思います。
さらに、ポンドドルの売りをおすすめする2つ目の理由としては、現在のスワップが豪ドル円と同じぐらいあり中長期の保持にもおすすめだからです。
ポンドドルはスワップが高く長期運用向き
現時点で、ポンドドルの売りのスワップは
- ポンドドル売り 45円
です。
これがどのくらい魅力的かと言うと、高いスワップで有名な「NZドル円」「豪ドル円」「ドル円」と比べてみるとよくわかります。
- NZドル買い 43円
- 豪ドル円買い 41円
- ドル円買い 43円
どうですか?
逆に、「ドル円」の高さにビックリした人がいるんじゃないでしょうか?
ちなみに、ユーロドルは、もっとスワップ高いです。
- ユーロドル売り 63円
ユーロドルの売りもおすすめです。別記事にまとめましたので、こちらを読んでみて下さい。 → ユーロドルの中長期見通し ユーロドルがおすすめの2つの理由 |
このように、スワップが高くて魅力的なので、今後のポンドドルの下落相場では、ポンドドルの売りを長期で持つことは運用の観点からみてもとても魅力的です。
【まとめ】2018年6月のイギリス利上げは見送りと予想 次回利上げは8月か?
英イングランド銀行の金融政策委員会では、2018年6月のイギリス利上げは見送りと予想されています。
イギリスの利上げは2018年5月は延期となり、次回利上げは2018年8月になるのではないか?と予想されています。
利上げの動きはポンドの動きに影響が大きいため注目です。
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