円安・原油高の時は過去にも円安ドル高が加速…2018年はどうなる?

円安原油高

過去実績として現在のような円安・原油高の同時進行の時は、一定のタイムラグを経て円安ドル高の勢いが加速してきた実績があります。 はたして、今年はどうなるでしょうか?



円安・原油高の時は過去にも円安ドル高が加速…2018年はどうなる?

背景としては、

  • 1)日本での資源輸入増加と貿易黒字減少
  • 2)原油高による米国など海外でのインフレ圧力と金利上昇(内外金利差拡大)
  • 3)日本での物価上昇・脱デフレ支援と実質金利の押し下げ(デフレは通貨高、インフレは通貨安の要因。実質金利は名目金利-物価上昇率で算出)

といったメカ二ズムが働くことなどが影響している。

05月21日 23時33分 原油高・円安の同時進行、過去はドル高・円安の勢い加速

今週の為替相場は、全般的なドル高の持続と過熱調をにらんだ展開が想定される。とくに原油相場の上昇と米国の金利上昇圧力(債券価格は下落)の持続が焦点となる。

「5月上旬にかけて米国のNY、ワシントンを訪問してきたが、米国の政治・政策要因や米資源業界の意向として、WTI原油相場が1バレル=40-50ドル以下に再下落していく可能性は当面後退してきた。反対に100ドル以上のシナリオも想定されないが、しばらくは70-80ドル前後での高止まりが定着すると見たほうが良い」。

ある政府系金融機関の幹部はこのような指摘を行う。すでにWTI原油先物は前週、1バレル=72ドル超えと2014年11月以来の高値を更新する場面があった。連動する形で米国でのインフレ圧力などによる米国債金利上昇(債券価格は下落)とドル/円でのドル高が支援されており、しばらく原油相場が高止まりするとなれば、ドル/円でも緩やかなドルの下限切り上がり軌道が固められやすい。

もちろん、トランプ米大統領は原油が69ドルに上昇した4月19日の翌日、協調減産を続けるOPEC(石油輸出国機構)をやり玉に挙げ、「石油価格は人為的にとても高く、容認できない」などと批判した。しかし、その後の原油一段高は、トランプ大統領自らによるイラン核合意からの離脱決断と対イラン制裁の再開(イランの原油供給削減)思惑が影響を及ぼしている。そのため今後も中間選挙に向けた有権者配慮で「口先介入」による原油高牽制はあっても、原油相場の押し下げに向けた政策対応に動くのは尚早という見方が強い。

米国の政官民による原油高止まりの支持・容認の背景としては、1)米トランプ政権による環境・資源開発での規制緩和と原油・ガスなどの生産増強・輸出促進の国策、2)米国の自動車のITハイテク化・ハイブリット化などによる燃費向上や若年層の自動車運転量の減少(原油高に対する米国消費の耐久度増強と国民不満の減退)、3)2015-2017年にかけて警戒された原油安などによる米国でのデフレ懸念や期待インフレ悪化の再燃阻止、4)米政権によるイラン封じ込めやイスラエル肩入れに伴う、中東混乱回避のためのサウジアラビア囲い込み、などが影響している。

このうち米国のサウジ配慮に関しては、3月に同国のムハンマド皇太子が米国を訪問した際、トランプ大統領は「米国の友人であり、米国製兵器の大口の買い手で投資家だ」と持ち上げた。

昨年5月からサウジは、米国企業から航空機、ミサイル、フリゲート艦の購入計画(125億ドル規模=約1.4兆円)を打ち出している。一方でサウジは国営石油会社サウジアラムコの大型上場を控え、同社の企業価値引き上げに向けて一定の原油高を望んでいるほか、「石油依存からの脱却に向けた構造改革」に着手している最中、痛みを伴う改革による経済打撃を緩和させるために、「サウジは1バレル=80ドルに近い原油価格を望んでいる」(4月10日ブルームバーグ)という見方がくすぶっている。

過去実績として現在のような円安・原油高の同進行は、一定のタイムラグを経てドル高・円安の勢い加速へと作用してきた。
背景としては、1)日本での資源輸入増加と貿易黒字減少、2)原油高による米国など海外でのインフレ圧力と金利上昇(内外金利差拡大)、3)日本での物価上昇・脱デフレ支援と実質金利の押し下げ(デフレは通貨高、インフレは通貨安の要因。実質金利は名目金利-物価上昇率で算出)、といったメカ二ズムが働くことなどが影響している。

出典:FXニュースレター

ドル円チャート日足 レンジ相場から5月上旬に114円予想

下のチャートを見て下さい。
例題として教科書に載りそうなぐらいの見事なレンジ相場!

下値が、

  • 2017年4月17日「108.133」
  • 2017年9月8日の「107.321」

と刻んだと、計3度114円台をつけています。

2018年1月からの円高ドル安相場の原因は、

  • アメリカの税制改革
  • ムニューシン アメリカ財務長官のドル安容認発言
  • 麻生財務相の円高容認発言

となっています。

まだ底値は分かりません。もしかしたら、円高ドル安のトレンドがまだ続き、再び106円、105円をつける可能性もありますが、いずれにしてもその後の反動が期待でき、5月上旬には114円を目指すレンジ相場の展開が予想されます。

110円台から円安ドル高へのトレンド転換がみられたら、ドル買いを狙ってみるのが良いかもしれません。

ドル円チャート日足

今後は底値からの反転が予想され、目先のレンジ相場から、5月上旬に向かって114円を目指す展開が予想されます。チャートから見てもレンジ相場の中でトレンドが円安ドル高に向かうと予想され、今後のドル円は上昇の動きに注目です。

過去のドル円の月別季節パターンでは年後半は円安ドル高傾向

過去のドル円の月別季節パターンとしては、2016年、2015年、2014年、2013年などで8月にかけて夏枯れ相場(夏の円高)ドルが当座の安値を形成し、年後半から年末にかけてドルの下限切り上がりや円安ドル高が進む傾向が見られてきました。

今年も8月は「夏の円高」が起きており、例年通りなら、年末も円安ドル高の継続がいつまで続くのか?期待が持てます。

現在のドル円はチャートを見る限り、反転場面のドル高への流れの見通しです。

最近の、アメリカ国内では強い経済指標が相次ぎ、ドル高への動きが目立ってきました小売売上高、米8月NY連銀製造業景気指数、米7月輸入物価指数など好数字の米経済指標が続いており、円安ドル高の流れの見通しがきているようです。

チャートから見てもトレンドが円安ドル高に向かう長期見通しで、今後のドル円は円安ドル高の動きに注目です。

ドル円の長期見通しは105円底にドル高円安トレンドへ

実際の為替相場の動きもチャートのトレンドに従うように、北朝鮮が弾道ミサイルを発射後にリスク回避のドル安円高、となり108円台の底値をつけた後は、アメリカ商務省が30日発表した4-6月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)改定値が上方修正され、伸び率は2015年1-3月期以来の大きさとなり、これを受けドル円は大幅上昇。北朝鮮リスクのドル安の分を取り戻し、さらに急伸しました。

さらに、アメリカ商務省が翌31日発表した7月の個人消費(季節調整済み)も4月以来の高い伸びとなり、本来であれば引き続きドル高が継続するはずだったのですが、ムニューシン米財務長官が「ドル安はアメリカの貿易にとって多少の支援材料に」などと述べたことで、北朝鮮の弾道ミサイル発射後から続いていたドル高円安の流れに水を差し、ドル安へ一時反落することになりました。

このところのアメリカの経済指標は好調ですが、インフレの弱さが経済見通しに引き続き影を落としていることもあり、雇用統計の数値では賃金の動きにも注目 が集まる中、ドル円市場では、21時半の雇用統計発表後に乱高下の相場となりました。

■2018年の円高ドル安の原因は、アメリカの政治とシリア問題

2018年になってから、ドル円市場は円高ドル安に大きく動いていますが、その原因として、アメリカの政治問題やシリア問題などの要因がドル安を招いているとの指摘が出ています。

 → 2018年の円高ドル安の原因は、米国の政治とシリア問題

ドル円は貿易戦争で104円台へ。円高ドル安はいつまで続く?

22日のニューヨーク市場では、アメリカ政府が中国製品への高関税導入を発表したことを受け、貿易戦争懸念から大幅な円高が進みました

先週来、105円台で耐えていたドル円相場。材料次第で急速に円高ドル安になると見ていましたが、ついに、貿易戦争懸念を理由に104円台へ突入しました。

来週は、日本の会計年度末を控え「投資家が積極的に資金を海外に投じる可能性は低い」ため、円売りはさらに減る見通しで、104円台が底と見る動きは少なく、依然として円高ドル安のトレンドは変わらないと予想されます。はたして円高はいつまで続くでしょうか?

 → ドル円は貿易戦争で104円台へ。円高ドル安はいつまで続く?

 → 円高ドル安いつまで続く?ドルに売られ過ぎ感強くドル高へ反転予想

ドル円の長期見通し予想はさらなる円安ドル高

さらに今後のドル円の見通しとしては、今後もアメリカのFRBによる利上げが予想されるのと、一方で円は、長期的に日銀による超低金利の維持姿勢が続き、今後も引き続き日本とアメリカの金利差は拡大見通しです。

そのため、ドル円為替相場では、
 1)市場変動率(ボラティリティー)安定化
 2)日本でのインフレ期待改善
 3)アメリカでの金融規制の緩和観測
などにより、局地的に日本勢による資金流出や海外勢による 円調達・円借入れのキャリー取引を後押しさせる円安材料 として注目されており、今後もさらなる円安ドル高の見通しです。

ドル円の長期見通しと投資運用戦略

最近、レンジ相場の中で上げ下げを繰り返しているドル円ですが、1日の中で何度も短期売買を狙うよりも、長期で保持して売買利益と、スワップを安定的に得る方が投資としては向いています。

FXと聞くとハイリスク、ハイリターンと言うイメージが強く、 株式などの投資経験者からは

  • 「ギャンブルだ」
  • 「あれは投資ではない、博打だ」

というような悪い評判がありますが、 要はやり方の問題です。

やり方次第では、 確かにギャンブルですし、一方で、やり方次第では長期運用に近いやり方もあります。

例えば、 毎日のようにドル円の売り買いを繰り返すのではなく、1~2か月の期間での大きな値動きを見通してリスクを抑えながら長期の保有をしながら売買利益と、スワップを安定的に得る長期的な運用方法が向いていると考えます。
あくまでも、長期運用と言うイメージでデイトレのような短期売買は考えていません。

もちろん、リスクヘッジとして相場の見通しが想定外に大きく外れて思惑と逆に動いたら最初に自分が定めたプラン通りに「損切り」は、もちろんします。ですので、必ず儲かるという事ではありません。

しかしながら、今後のドル円相場の長期見通しから投資運用プランを決めて感情を入れずにプラン通りに売買する。 これを行うことで利益を増やしていくことが可能だと思います。

■FXで重要なのは投資運用プラン(長期の見通し)

つまり、重要なのは自分でたてたプラン通りに機械的に売買すること。つまり感情をはさまないという事です。

詳しいやり方は長くなるので別の機会にしますが、 このように長期でドル円を保有してスワップを狙うやり方が、 今のドル円のように、豪ドル並みに高いスワップが得られるタイミングでは長期の投資運用対象として向いているわけです。

しかも、ドル円は市場の取引規模が小さいという心配がありません。例えば、ランド。ランドは高金利通貨として有名ですが、その分、市場規模が小さく為替の大変動に巻き込まれ過去に大きな損失を被った人も多いでしょう。

その点、ドル円市場の大きさは言うまでもありませんからね。

■2017年ドル円相場振り返り 7月からのドル安の原因は?

2017年ドル円相場を振り返ってみると、7月からのドル円為替相場は、7月11日に突然発生したトランプ大統領長男のロシア人弁護士との面会によるトランプ大統領のロシアゲート疑惑 が原因でした。

世界を見渡すと、ドル下落で新興国通貨ペソ、レアル、ランドなどが急上昇し、ドル円相場は、全体的にリスク回避の円全面高の動きが強い状況ですので、投機筋ポジション整理で円高から円安ドル高へ の流れが意識されてきました。

■2017年もやはり夏枯れ相場(夏の円高)が再来しました

ドル円の月別季節パターンとしては、2016年、2015年、2014年、2013年などで8月にかけて夏枯れ相場夏の円高」でドル円が当座の安値を形成し、年後半にかけてドルの下限切り上がりやドル高が進む傾向が見られてきました。今年は年後半にかけて不透明材料が山積しているものの、8月は「当座のドル底入れジンクス」通りに、2017年もやはり夏の円高となりました。

ドル円チャートを見ると一目瞭然ですね。

ドル円チャート

そんな中で、8月24日から26日に米カンザスシティ連銀が開催するジャクソンホール会議(年次経済シンポジウム)ではFRBイエレン議長の講演でアメリカ「年内利上げ」の「あり」「なし」が発表されるのでは?と期待が高まっていました。
 → ジャクソンホール会議って何?どこで誰が何について話し合うの?

結果としては、FRBイエレン議長から「年内利上げ」の発言は無くドル円はドル全面安となりました。
 → 速報 イエレンFRB議長発言でドル安へ – ジャクソンホール会議

その後は、先程書いた通り、北朝鮮リスクで「夏の円高」となりました。

【まとめ】円安・原油高の時は過去にも円安ドル高が加速…2018年はどうなる?

過去実績として現在のような円安・原油高の同時進行の時は、一定のタイムラグを経て円安ドル高の勢いが加速してきた実績があります。 はたして、今年はどうなるでしょうか?

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