
為替相場は年明けから、ドル全面安の主導でドル安・円高となり円高ドル安の加速が日本企業の3月の年度末・決算に影響あるのでは?との声が市場に出てきています。
円高ドル安加速が日本企業の3月の年度末・決算に影響あり?
為替相場では年明けから、ドル全面安の主導でドル安・円高が後押しされている。
過去実績として1月からの円高・ドル安加速は、日本企業による3月の年度末・決算対策に影響を及ぼす。
輸出企業は想定レート比での円高・ドル安の差損リスクを軽減させるため、「少しでもドルが上昇すればドル戻り売りで為替手当てを急ぐ」という決算対応に動きやすい。機関投資も保有する外債に関し、3月決算での為替差損を回避させるため、利益・損失の確定やヘッジ対応などによる外債処分・ドル売り・円転に前のめりとなる可能性をはらむ。
12月の日銀短観で大企業・製造業の想定為替レートは1ドル=110.18円となっており、当座は同レベルにかけてのドル戻り売り圧力の増大が焦点となる。
01月31日 23時28分 1月からの円高加速、日本の3月決算対策が円高圧力助長も
為替相場では年明けから、ドル全面安の主導でドル安・円高が後押しされている。
過去実績として1月からの円高・ドル安加速は、日本企業による3月の年度末・決算対策に影響を及ぼす。輸出企業は想定レート比での円高・ドル安の差損リスクを軽減させるため、「少しでもドルが上昇すればドル戻り売りで為替手当てを急ぐ」という決算対応に動きやすい。機関投資も保有する外債に関し、3月決算での為替差損を回避させるため、利益・損失の確定やヘッジ対応などによる外債処分・ドル売り・円転に前のめりとなる可能性をはらむ。
12月の日銀短観で大企業・製造業の想定為替レートは1ドル=110.18円となっており、当座は同レベルにかけてのドル戻り売り圧力の増大が焦点となる。
目先のイベントとしては、日本企業による10-12月の決算発表が注目されそうだ。足元の円高進行により、今後の収益見通しには不透明感が高まっているが、改めて円高抵抗力の増強が示されるようなら、日本株の底堅さが支援される。
引き続きドル安リスクは残る反面、リスク回避を材料とした円独歩高の圧力は緩和されそうだ。なお、ドル/円のテクニカルでは、フィボナッチ分析で2016年以降のドル安値から高値の50.0%押し108.79円前後、61.8%押しの106.46円前後などが節目メドとして注目される。それ以外では昨年9月のドル安値107.32円前後、昨年にドルの底値ラインとして機能した240カ月(20年)移動平均線107.77円前後、300カ月(25年)移動平均線107.72円前後などもポイントになっている。
出典:FXニュースレター
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