円キャリートレードが恐ろしい状態。10年前の大暴落の再来か?

円キャリートレード

2017年現在、円売りポジションは、2012年以降で最大の水準の130億ドル近くまで積み上がっています。

この過度な円売りの原因は「円キャリートレード」ですが、もし今後の為替市場で円高が進めば一気に円売りポジションの精算(円買い)の波が来て外為市場全体を揺るがしかねない大暴落が起こるのではないか?と不安になります。

実は…近年、西暦の末尾に7の付く年は経済パニック(危機)と夏枯れ相場や株価大波乱の歴史があるのです。

  • 1987年のNY株式市場「ブラックマンデー」
  • 1997年のタイ・バーツ暴落(アジア通貨危機
  • 2007年BNPパリバ・ショック

果たして2017年はどうなるでしょうか?



円キャリートレードで円売りが最大水準。2017年は10年に一度の大暴落が起こる?

130億ドル近くまで積み上がった円売りポジション。これは2012年以降で最大の水準だそうです。

一方で、ドルユーロも大変なことになっています…。

これを見たら、もし一気にポジション精算の波が来たら…、外為市場全体を揺るがしかねない大暴落、もしくは大暴騰が起こるのではないか?と不安になります。

08月08日 16時04分 DJ-【焦点】主要3通貨で持ち高の偏り、円急伸リスクも

 ここ数年、投資家はドルと円、ユーロに対するポジション(持ち高)を過去最大規模に膨らませてきた。このために市場を覆っているのは、こうしたポジションが突然解消されれば外為市場全体を揺るがしかねないという不安だ。

 米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、ヘッジファンドなどの投機筋は1日時点でドルのポジションを78億7000万ドル(約8700億円)売り越していた。これは2013年初め以降で最大の売り越しとなる。

 一方、ユーロの買いポジションは先月に130億ドルを超えた。その後は小幅減少したものの、これはウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のデータで5年ぶりの高水準だ。

また、円売りポジションも2012年以降で最大の水準に近づいている。

 主要3通貨に対するこのような極端なポジションは、投資家にとって不安の種となっている。外為市場全体に波及するような大きな動きにつながりかねないと危惧しているのだ。大きなポジションを抱える投資家は失望的なニュースや統計が何か出れば一気に撤退することがあり、その場合、同様のポジションを持つトレーダーの逃避を促して売りの連鎖が発生する恐れもある。

 カナダに本拠を置くスコシア銀行の通貨ストラテジスト、エリック・セオレト氏は、「外為市場にはオーバーシュート(行き過ぎた変動)が止められない面がある。そうした動きは勢いを増し、雪だるま式に加速する」と述べた

 米インターコンチネンタル取引所(ICE)の算出するドル指数は4日に0.8%上昇し、日足ベースでは1月以降最大の上昇率を記録した。アナリストらはこの上昇について、市場のポジションが偏っていると指摘した。同日朝に発表された7月の米雇用統計が強い内容となったことを受けドルは緩やかに上昇したが、投資家がドル売りポジションの買い戻し(ショートカバー)に動いたため、その後、ドルの上昇ペースは加速した。

 セオレト氏は、130億ドル近くまで積み上がった投機筋の円売りポジションを特に不安視している。円はこの1カ月でドルに対し3%上昇したため、円売りの妙味が次第に薄れているのだ。

 セオレト氏は「市場が逆方向に向かっているため、円には膨大なリスクがあると考えている。円高が進めば雪だるま式に(円が)上昇する可能性がある。こうした動きは政府関係者にとって望ましくない事態だ」と話した

 大きな動きが生じた場合、その影響は円ドル相場以外にも波及しそうだ。

 「キャリートレード」戦略として知られているが、円は利回りの高い新興国通貨を買う資金として利用されることが多い。このため、大きな動きが発生すれば投資家はこぞってブラジルレアルやロシアルーブルなどのポジション調整に動く可能性もある。

 アムンディ・パイオニアのポートフォリオマネジャー、パレシュ・ウパダヤ氏は、向こう数カ月は円がドルに対して上昇すると予想している。 同氏は「市場は大きく円売りに偏っているが、これについては市場が間違っていると思う」と述べた。

出典:Dow Jones

【まとめ】円キャリートレードが恐ろしい状態に。2017年は10年に一度の大暴落か?

現在2017年、円売りポジションは、2012年以降で最大の水準の130億ドル近くまで積み上がっています。

この過度な円売りの原因は「円キャリートレード」戦略として知られていますが、どういうことかと言うと、円は利回りの高い新興国通貨を買う資金として「円を売って、新興国通貨を買う」という取引に利用されることが多く、そのため円売りが130億ドル近くまで積み上がっているのです。

しかし、今後の為替市場で円高が進めば、この円売りの決済として円買いが発生するため、雪だるま式に円高が加速する可能性があります。

一方で、ドルも大きな売りポジションが積みあがっています。米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、ヘッジファンドなどの投機筋は1日時点でドルのポジションを78億7000万ドル(約8700億円)売り越していました。これは2013年初め以降で最大の売り越しとなるそうです。

さらに、ユーロも大変なことになっています。ユーロの買いポジションは先月に130億ドルを超え、これはウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のデータによると5年ぶりの高水準だそうです。

このように、ここ数年、投資家はドルと円、ユーロに対するポジション(持ち高)を過去最大規模に膨らませてきています。このために市場を覆っているのは、こうしたポジションが突然解消された時に、どんなことが起こるのか?という不安です。一気にポジション精算の波が来ると外為市場全体を揺るがしかねない大暴落、もしくは大暴騰が起こるのではないか?という不安なのです。

実は…

近年、西暦の末尾に7の付く年は経済パニック(危機)と夏枯れ相場や株価大波乱の歴史があります。

  • 1987年のNY株式市場「ブラックマンデー」
  • 1997年のタイ・バーツ暴落(アジア通貨危機
  • 2007年BNPパリバ・ショック

ブラックマンデーは秋ですが、アジア通貨危機は夏、2007年のパリバ・ショックも8月の夏枯れ相場で起きています。

7月から8月は市場参加者が夏休みに入るため市場の出来高が縮小し、結果として相場の乱高下になりやすいようです。

今年2017年も相場の急変動や経済パニック、七夕天井、特に夏から秋にかけての夏枯れ相場やその後のパニック相場には要注意です。

詳しくはこちらの記事を読んでみて下さい。

 → 2017年は10年に一度の経済パニックと大暴落が起こる?
 → 「夏枯れ相場」7月後半から8月。夏の円高、通貨危機に注意

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