2018年ポンド急落の理由はイギリスEU離脱(ブレグジット)問題

イギリスブレグジット

テリーザ・メイ首相が7月6日に欧州連合(EU)離脱に関する提案を盛り込んだ白書をまとめて以降、大臣クラスの辞任は3人となり外国為替市場でイギリスのポンドが急落しています。

メイ首相率いる保守党はEU離脱条件を巡って意見が割れており国内の政局が不安定化しています。メイ首相は、昨年の総選挙で過半数割れに陥って以来の危機を迎えています。

今後、ブレグジットの影響でイギリス経済とポンドが暴落する可能性とその理由について詳しく解説します。

 

【追記】2018年8月17日



ポンドドル 14カ月ぶり安値1.26ドルを更新 ポンド安いつまで?

ポンドドル相場は14カ月ぶりの安値となる1ポンド=1.26ドル台に下落し、ポンドは対ドル、対円でも年初来安値をつけました。

ポンド安はいったいいつまで続くのか?今後の見通しをまとめました。

 → ポンドドル、ポンド円 14カ月ぶりの安値を更新 ポンド安いつまで?

ポンドドル、ポンド円 14カ月ぶりの安値を更新 ポンド安いつまで?

ポンド急落 EU離脱(ブレグジット)問題で大臣が相次ぎ辞職

テリーザ・メイ首相が7月6日に欧州連合(EU)離脱に関する提案を盛り込んだ白書をまとめて以降、大臣クラスの辞任は3人となり、7月9日の外国為替市場で英ポンドが急落している。

これまでに辞任したのは、

  • ボリス・ジョンソン外相
  • デービッド・デービスEU離脱担当相
  • スティーブ・ベーカーEU離脱担当副大臣

です。

ポンドはジョンソン氏辞任が発表される前の1ポンド=1.3330ドルから1.3265ドルへ下落。ユーロに対しては発表前の1ユーロ=0.8827ポンドから0.8862ポンドへ値下がりした。

メイ氏率いる保守党はEU離脱条件を巡って意見が割れており、EU当局との交渉継続が見込まれる時期にありながら国内の政局が不安定化しています。テリーザ・メイ首相は、昨年の総選挙で過半数割れに陥って以来の危機を迎えています。

英ポンド急落、ジョンソン外相の辞任受け

ボリス・ジョンソン英外相の辞任を受け、9日の外国為替市場で英ポンドが急落している。テリーザ・メイ首相が6日に欧州連合(EU)離脱に関する提案を盛り込んだ白書をまとめて以降、大臣クラスの辞任は3人となった

 ジョンソン氏に先立ち、デービッド・デービスEU離脱担当相とスティーブ・ベーカーEU離脱担当副大臣も辞任している。

 ポンドはジョンソン氏辞任が発表される前の1ポンド=1.3330ドルから1.3265ドルへ下落。ユーロに対しては発表前の1ユーロ=0.8827ポンドから0.8862ポンドへ値下がりした。

 メイ氏率いる保守党はEU離脱条件を巡って意見が割れており、EU当局との交渉継続が見込まれる時期にありながら国内の政局が不安定化している。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

英有力閣僚が相次ぎ辞任、EU離脱派反発でメイ政権に危機

英国のボリス・ジョンソン外相が9日、辞任した。前日には、デービッド・デービス欧州連合(EU)離脱担当相も辞任しており、EUとの明確な離脱を主張してきた有力閣僚2人が相次いで内閣を去る異例の事態に発展した。テリーザ・メイ首相は、昨年の総選挙で過半数割れに陥って以来の危機を迎えている。

 首相府はジョンソン氏の辞任の理由について詳細を明らかにしていない。だがジョンソン氏は与党・保守党内でも離脱強硬派の急先鋒で、デービス氏と同様、先週6日に内閣が合意した離脱交渉方針への反対を理由に辞任を決めた可能性が高い。ジョンソン氏のコメントは現時点で得られていない。

 離脱後もEUとの緊密な経済関係を目指すメイ氏の方針に反発する与党議員からの突き上げで、メイ氏が党首選に直面する可能性も出てきた。

 当初、デービス氏辞任のニュースを受けても値上がりしていたポンド相場だったが、ジョンソン氏辞任を受けて、対ドルで0.2%、対ユーロで0.3%それぞれ下落した。

 デービス氏はBBCに対し、新党首に名乗りを上げることは「間違ったことだ」として、その可能性を否定。周囲にもそう呼びかけると述べた。

 ただ、ジョンソン氏は長らく首相ポストに意欲を示しているとされる。EU離脱決定を受けたデービッド・キャメロン前首相の辞任に伴う2016年6月の党首選では、ジョンソン氏は直前で立候補を見送った経緯がある。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

【追記】2017年12月11日

ブレグジット交渉(離脱合意)でポンドどうなる?

イギリスとEUは6カ月にわたる交渉の末に離脱条件を巡り大筋合意。通商協議に進む道が開けた。

ブレグジット交渉の行方に敏感に反応するポンド相場は同日午前遅い段階で、対ドルでほぼ横ばいの1.347ドル、対ユーロでは0.28%上昇している。前日7日には合意間近との報道を手掛かりに対ドルで0.6%上昇する場面もあった。

多くのアナリストは、ポンドやその他の英国資産がEU離脱(ブレグジット)を懸念した低迷から脱することができるとは依然として考えていない。

1.35ドルと1.15ユーロをやや下回る現在のポンド相場が、16年6月の国民投票直後に近い水準であることは当然かもしれない。

ブレグジット交渉進展、ポンド相場に追い風吹くか

 英国と欧州連合(EU)は8日、通商協議入りに向けて一歩前進した。だが多くのアナリストは、ポンドやその他の英国資産がEU離脱(ブレグジット)を懸念した低迷から脱することができるとは依然として考えていない。

 英国とEUは6カ月にわたる交渉の末に離脱条件を巡り大筋合意。通商協議に進む道が開けた。ブレグジット交渉の行方に敏感に反応するポンド相場は同日午前遅い段階で、対ドルでほぼ横ばいの1.347ドル、対ユーロでは0.28%上昇している。前日7日には合意間近との報道を手掛かりに対ドルで0.6%上昇する場面もあった。

 ポンドの対ドル相場は足元で2016年6月の英国民投票以来の高値に迫っている。8日の合意はポンドに政治的な循環から脱する機会をもたらすとみるアナリストもいる。一方、特に合意内容を疑問視する向きは、新時代の到来を懐疑的な目で見ている。

 アリアンツ・グローバル・インベスターズの債券運用担当者、マイク・リデル氏は「実際に合意された内容を見てみると、とても合意とはいえない」とした上で「課題を棚上げしただけだ。そうした課題は通商交渉の終わりまで残る」と語った。

 EU離脱を巡る投資家の強い警戒感が後退する中、ポンド相場は4月から上げ基調が続いている。

 市場の懸念が和らいでいることを指す手掛かりの一つは、過去10週のうち6週で投機筋によるポンドの買い持ちが売り持ちをやや上回ったことだ。米商品先物取引委員会(CFTC)によると、これは弱気な投資より強気な投資が多いことを意味する。それまで投機筋は98週連続でポンドを売り越していた。

 野村の通貨ストラテジスト、ジョーダン・ロチェスター氏は「来年の大きな変化は、ブレグジット交渉に対する市場の感応度が大幅に落ちることだろう」と語った。18年を迎える中でポンドは1.40ドル前後に値上がりすると、同氏は予想している。

 INGの外為ストラテジスト、ビラジ・パテル氏は、ポンドが目先1.36ドルまで上昇し得るとみている。ただ「まだ厳しい場面が待ち構えている」と話し、それ以上の値上がり余地は乏しいとの見方を示した。

 今後のポンド相場の鍵を握るのは、英国に投資資金がどれだけ還流するか、また新通商協定で英国がEU市場へのアクセスをどれだけ維持できるか、といった点だ。

 投資家やアナリストは8日午前、合意条件を点検したが、多くは納得できずにいるようだ。

 アリアンツ・グローバルのリデル氏は、発表文を踏まえると、市場が政治面での進展に肯定的に反応した場合でも、ポンドと英国債について弱気の見方を維持すると語った。「相場が突き抜ける、つまりポンドか英国債利回りが大幅に上昇する場合、私はその逆の立場を取る」と話した。

 英10年債の利回りは8日、前日の1.25%から1.32%前後に上昇した。英国債利回りは昨年の国民投票以降、低下傾向にある。16年8月には0.5%にまで下げた。

 8日の声明は、代替になる協定が交わされない場合はEU単一市場および関税同盟の規則との「完全な調和」を維持するとしている。英政府はEU単一市場から脱退する方針を掲げており、そうした約束の実施には不透明感が漂う。

 ラボバンクのシニア通貨ストラテジスト、ジェーン・フォーリー氏は「今朝の発表は、アイルランド国境についての疑問に完全に答えていない」と指摘した。英国とアイルランドの両政府が北アイルランドとアイルランドとの国境問題をどう扱うかが交渉の争点だ。

 フォーリー氏は「まだ英国の経済的整合性が問われる」と話した。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

ブレグジット巡る英EU合意、道のりはまだ長い

 英国は欧州連合(EU)離脱交渉で突破口を開いたと吹聴している。だがむしろ、これから立ちはだかる政治、金融、経済のより大きな問題と立ち向かうための小さな一歩に過ぎない。

 英政府は8日、6カ月の交渉を経て、いくつかの厄介な問題をおおむねEU側の要望に添う形で片付けた。英国はEUに対する巨額の未払い金を清算し、双方が互いに市民の権利を尊重することで合意した。北アイルランドとアイルランドの国境問題にはその場しのぎの対処を施し、EU離脱に伴う最も深刻な障害の1つを先送りした。

 英国とEUの将来に関するさらに大きな問題の議論がここから始まる。経済や金融市場にとっての帰結を予測するのはいまだに難しい。

 何の合意もなければ当然ながら、市場にとってさらに悪い知らせとなっただろう。EU離脱交渉の動向を色濃く映すポンド相場は、今週初めに合意の期待が高まると上昇し、現在はドルに対して年初来9%上昇した水準にある。交渉が決裂して英経済の痛手となるリスクが低下し、8日の英国債市場で利回りも上昇した。

 この日の合意は、2019年3月に英国がEUから一気に追い出されることを避け、貿易体制の協議で時間を稼げるような移行期間の話し合いに道を開くものだ。

 EU離脱を巡る先行き不透明感は、英経済の見通しを曇らせている。今年は世界的に力強かった成長から取り残された。EU離脱に関して企業や消費者の信頼感が強まれば、主要な貿易相手からより多くの利を得られるようになるだろう。しかし、金融のハブとしてのロンドンの地位をはじめ、非常に大きな問題が未解決のまま残っている。

 究極的に、英国は将来に向け何を望むのか、まだ決断を下していない。EUと足並みをそろえようとすれば、その他の国と貿易交渉を進める能力が損なわれる。ドナルド・トゥスクEU大統領は8日、移行期間中は英国がEUの規定に影響力を及ぼすことはできないが、それを尊重すべきだと提唱した。EU離脱後の英国が最終的にたどり着く立場がここだとすれば、EU離脱に賛成した人と反対した人のいずれも満足させられそうにない。アイルランド国境問題も解決にはほど遠い。英EU離脱交渉を左右する主要な課題として後に再び浮上してくる可能性が高い。

 難しい決断が控えているのはこの先だ。1.35ドルと1.15ユーロをやや下回る現在のポンド相場が、16年6月の国民投票直後に近い水準であることは当然かもしれない。前進はあったが、大した前進ではない。EU離脱への道のりはまだまだ長い。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

今後のポンドはEU離脱(ブレグジット)交渉が重要

ポンド相場の今後の見通しとしては、イギリスのEU離脱(ブレグジット)交渉に残された時間が減っていく中で多くの難題 が待ち構えています。

今後のユーロとのブレグジット交渉では難しい局面しか想像できず、イギリスの政局運営には困難しか見えてきません。このような状況から、ポンド相場において明るい材料が想像できないため、売りを建てるなら絶好のタイミングと考えます。

今後のポンドの投資運用プランとしては、ポンド円で売りを建玉しても良いですが、私のおすすめは「ポンド/ドル」の売りです。ポンド安の勢いが強く、長期的には米国の利上げ期待などの影響もあり「ドル高」の期待も高い今、「ポンド/ドル」の売りがおすすめです。

ポンドドル売り おすすめの2つの理由

市場では、利上げに消極的な英中銀の動きを受け、弱い動きとなっているポンド相場ですが、今後、私は ポンドドル ユーロドルの売りを強くおすすめします。その理由として、

  • 今後長期的な下落相場が期待できる
  • 実はスワップが魅力的

という2つの理由があります。

 

【9月13日追記】ポンドドル相場下落の見通し

下のチャートを見て下さい。

4月16日に高値 1.43761ドルを付けた後、一気に下落。一気に1.26ドル台まで下落しました。

チャート上に引いた「黄色」の補助線を下抜けている状況で、今後の展開が読めない状況です。

 ※【追記】2018年9月13日チャート更新しました

ポンドドルチャート

ポンドドルはスワップが高く長期運用に最適

現時点で、ポンドドルの売りのスワップは

  • ポンドドル売り 80円

です。

これがどのくらい魅力的かと言うと、高いスワップで有名な「NZドル円」「豪ドル円」「ドル円」と比べてみるとよくわかります。

  • NZドル買い 43円
  • 豪ドル円買い 41円
  • ドル円買い 60円

このように、ポンドドルの売りのスワップが高く、長期の運用に最適です。

【まとめ】2018年ポンド急落の理由はイギリスEU離脱(ブレグジット)問題

テリーザ・メイ首相が7月6日に欧州連合(EU)離脱に関する提案を盛り込んだ白書をまとめて以降、大臣クラスの辞任は3人となり外国為替市場で英ポンドが急落しています。

メイ首相率いる保守党はEU離脱条件を巡って意見が割れており国内の政局が不安定化しています。メイ首相は、昨年の総選挙で過半数割れに陥って以来の危機を迎えています。

今後、ブレグジットの影響でイギリス経済とポンドが暴落する可能性とその理由について詳しく解説します。

このような状況から、ポンド相場においては、売りを建てるなら絶好のタイミングと考えます。

今、私がポンドドルの売りをおすすめするのは、

  • 今後長期的な下落相場が期待できる
  • 実はスワップが魅力的

という2つの理由があるからです。

「売り」と聞くと、「?」と思うかもしれませんが難しいことはありません。(実は私も最初は食わず嫌いでした…)要するに、高いときに「売り」、安くなったら「決済」すればよいだけで「ドル円買い」の売買となんら違いはありません。

今後大きく動きそうなポンドドルに是非注目してみて下さい。

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