トルコリラ急落でドルに対して過去最安値 いったいどこまで下がる?

トルコリラ

2018年5月16日の外国為替市場でトルコリラが急落し、一時はドルに対して過去最安値をつけました。

トルコリラは、いったいどこまで下がる?と不安の声が出ています。

 

【追記】2018年5月23日



トルコリラ下落でドルに対して過去最安値を再び更新 どこまで下がる?

トルコリラは5月23日のアジア時間朝方に対ドルで過去最安値を再び更新し、1ドル=4.8046リラを付けました。

今後のトルコリラの見通しは?下落の理由が何なのかまとめました。

 → トルコリラ下落でドルに対して過去最安値を再び更新 どこまで下がる?

 

トルコリラ急落でドルに対して過去最安値 いったいどこまで下がる?

トルコのレジェップ・タイップ・エルドアン大統領が金融政策について異例の姿勢を示したことで、中央銀行への大統領の影響力を巡る不安が広がったためだ。

トルコリラの対ドル相場は取引序盤に4.5011リラの安値をつけたものの、トルコ中銀が通貨の下支えに「必要な措置」を講じると発表すると切り返した。午後の取引では前日比0.5%高の4.4250リラに回復した。

急速なドル高も要因だが、年初来で14%安というトルコリラの下げは、主にトルコ国内に原因がある。いったいどこまで下がるのか?注目です。

トルコ大統領が金融政策に介入か、投資家に不安広がる

【イスタンブール】16日の外国為替市場でトルコリラが急落し、一時はドルに対して過去最安値をつけた。トルコのレジェップ・タイップ・エルドアン大統領が金融政策について異例の姿勢を示したことで、中央銀行への大統領の影響力を巡る不安が広がったためだ。

 リラの対ドル相場は取引序盤に4.5011リラの安値をつけたものの、トルコ中銀が通貨の下支えに「必要な措置」を講じると発表すると切り返した。午後の取引では前日比0.5%高の4.4250リラに回復した。

 急速なドル高も要因になり、このところアルゼンチンから南アフリカに至るまで新興国の通貨全体が乱気流にのまれている。ただアナリストらの見方では、年初来で14%安というリラの下げは、主にトルコ国内に原因がある。

 エルドアン大統領は高金利が諸悪の根源だと主張。中銀に低利融資を続けさせることを主な公約に掲げ、来月の大統領選で再選を目指している。

 トルコ中銀は独立性を持ち、2桁の物価上昇率の抑制に取り組むとしているものの、利上げは小出しにしか実施していない。

 エルドアン大統領は今週に入り、来月24日に同時実施される大統領選と議会選の後に金融政策への関与を強める計画だとブルームバーグ・テレビジョンに語った。これを受けて、大統領が中銀統制を強化するとの不安が高まった。

 このインタビューで、エルドアン大統領は「もちろん中銀は独立している」とした一方、「だが中銀はこの独立性を理由に、行政の長である大統領が発する示唆を退けてよいわけではない」と話した。

 この発言について、ロンドンのブルーベイ・アセット・マネジメントの新興国ストラテジスト、ティモシー・アッシュ氏は「金融政策を実施する上で余りにも重大だ。中銀当局者であれば、これほど手を縛られている中でプロとして自分の職務を遂行できるかと自問するに違いない」と指摘した。

 エルドアン政権の高官は、トルコの金融政策は選挙後には一層伝統的なパターンに回帰すると語った。

 メフメト・シムシェキ副首相は16日、ソーシャルメディアに投稿し「今後も健全・賢明な政策の枠組みづくりに注力する。経済政策のポリシーミックスは選挙後に大きく改善する見通しだ」と述べた。

 低金利と大型建設事業の促進というエルドアン氏の経済政策で、トルコ経済は昨年、弾みをつけた。国内総生産(GDP)成長率は7.4%と、主要20カ国・地域(G20)のなかで最高だった。

 だがアナリストによると、トルコには景気過熱の兆候が多く見られる。リラ安、高インフレ率(4月は前年同月比11%弱)に加えて、同国は経常赤字の拡大に悩まされている。

 エルドアン氏は、中銀が金利を低く維持することがインフレ抑制と投資促進に最も良い手段だと主張している

 同氏は先ごろの演説で「成長は投資を意味する。投資は雇用、生産、輸出、技術、サービス、繁栄を意味する」と語った。「金利を引き下げなければ、どうして投資ができるだろうか」

 ロンドンのメドレー・グローバル・アドバイザーのアナリスト、ナイジェル・レンデル氏は(怪しげな経済理論を信奉する)「ブードゥー経済学だ」と批判した。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

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