トランプ大統領の米中貿易戦争と関税が原因で今後は円高ドル安か?

トランプ貿易戦争

2018年はトランプ大統領の米中貿易戦争とトランプ関税による影響で、為替相場は円高ドル安相場が懸念されています。



■円高ドル安の原因はトランプ大統領の米中貿易戦争とトランプ関税か?

為替市場では、トランプ大統領の仕掛けた米中貿易戦争とトランプ関税が原因で、今後は円高ドル安相場になるのではないか?との懸念が出ております。

円上昇、米中貿易戦争への懸念が背景

25日の外国為替市場で円が他の主要通貨に対して上昇している。あおぞら銀行の諸我晃氏はこれについて、米国と中国の貿易摩擦が背景にあるとの見方を示した。

 同氏は、ドナルド・トランプ米大統領が中国によるハイテク分野への投資を制限するとの新たな計画についてのウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の記事で、さらに懸念が高まったと指摘している。

 円ドル相場は1ドル=110円台から現在はやや円高に振れ、109円53銭近辺で推移している。

 諸我氏は、米国の金利上昇局面を背景とした米資産への需要がある中、ドルの下値支持線は109円30銭とみている。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

矢継ぎ早のトランプ関税、米経済への影響じわり

米国ではここ数週間に複数の関税措置が現実化し、大規模な追加関税の脅威も浮上している。

 新たな関税が米経済にもたらす影響は、これまでに発動された比較的小規模な関税で既に示されている。一方で、関税の幅広い影響を見極めるのが難しい理由もまた、こうした前例から明らかになっている。

 ドナルド・トランプ大統領によって最初に発動された関税の一つは、洗濯機に対する20%の関税だった。

 輸入業者は関税を消費者価格に転嫁することができる。洗濯機ではすぐにそうなった。米国の主要インフレ指標である労働省の消費者物価指数(CPI)で、洗濯機の価格指数はここ3カ月に約17%の大幅上昇となった。

 これは過去12年で突出した上昇幅だ。ただ、洗濯機の価格は長年にわたり下落してきた。そもそも外国製品が主導した値下げが国内の家電メーカーを圧迫していたからだ。

 関税を受けた洗濯機価格の上昇は急激で、インフレの誘因となることは明らかだが、それでも価格自体は2015年6月の水準に戻ったにすぎない。他の大型家電と同様、消費者が洗濯機を購入する機会は限られているため、前月比での価格上昇には気付きにくい面もある。

 トランプ氏はさらに、3月1日に鉄鋼・アルミニウム関税を発表。一部の国に対してはほどなく発動された。欧州連合(EU)やカナダ、メキシコは交渉の猶予を与えられたが、それも今月初めに期限切れとなった。

 さまざまな種類の鉄鋼・アルミニウム製品の価格がすぐに上昇し始め、3カ月間の価格上昇率は長年の統計でも最高水準に達した。需要家にとっては有り難くない話だが、上昇率は通常の鉄鋼市場の変動幅を大きく超えるほどのものではない。それに、こうした鉄鋼製品が一般消費財に占める割合はごく一部だ。

 自動車には数百キロのアルミが使われるが、関税の発動以降、自動車価格の目立った上昇はみられない。自動車販売台数はわずかに減少したものの、消費者が関税の影響を意識したというより、おそらく金利上昇の方がより大きな要因だろう。

 ウィルバー・ロス商務長官はテレビのインタビューで米食品大手キャンベル・スープの缶詰を手に持ち、一つの缶に使われる鉄鋼はほんの数セント分だと語った。キャンベル・スープの株価は2月以降、14%下落。キャンベルは利益が圧迫された理由として特に鉄鋼関税を挙げた。だが、ロス氏が言わんとしていたのは、大半の消費者は影響に気づかないだろうということだ。

 キャンベルのような企業への打撃こそ、関税が全体として雇用減につながりやすい理由にほかならない。米国では鉄鋼を製造するより消費する企業の方が圧倒的に多い。関税はコスト増と利益縮小につながり、採用抑制という波及効果を引き起こすとエコノミストは指摘する。

 米家電大手ワールプールは洗濯機関税の直接的な受益者だが、同時に、鉄鋼消費企業でもある。洗濯機関税の発表で同社株は12%急伸したが、それ以降これまでに18%値下がりしている。同社は4月の決算説明会で、鉄鋼・アルミ関税によって5000万ドルの追加コストが生じると述べた。

 関税の影響はインフレを誘発する増税にも似ている。現時点では極めて小幅だが、実質国内総生産(GDP)を押し下げ、実質賃金に悪影響を与える。

 仏銀大手ソシエテ・ジェネラルのマネジングディレクター、スティーブン・ギャラガー氏は追加関税について、輸入総額に対する関税収入の割合でみた米関税率を約1.5%から2%へ押し上げると推計している。

 こうした関税の引き上げ幅は過去30年余りで最大だが、それでも貿易制限としては1990年代の状況に戻る程度だ。

 ギャラガー氏の推計は、最大4000億ドル相当の中国からの輸入品に対する新たな関税案や、自動車関税案は含めていない。現時点でこれら関税案はまだ警告の段階で現実化していない。

 米国の輸入額は今年、約3兆ドルとなる見通しだが、これまでのところ関税はそのごく一部しか対象にしておらず、影響はまだ限定的だ。世界銀行のデータによると、米国はGDPに占める輸入の割合が約15%と、世界平均の28%を下回る。言い換えれば、世界最大の貿易赤字を抱えていながらも、米経済は他国に比べ貿易への依存度が低いことになる。

 ムーディーズ・アナリティックスの首席エコノミスト、マーク・ザンディ氏は、貿易政策が米経済全体に及ぶ影響をケース別に分析した。それによると、経済が活況を呈している時には負の影響はほとんど目立たないようだ。

 これまで発表された関税によって、2019年までに約14万5000人の雇用が失われると同氏は結論づけるが、これは平均的な月の雇用増加数より少ない。

 ただ、1000億ドル相当の中国輸入品に関税対象を広げ、自動車などに対する関税の脅しも現実のものとなれば影響は拡大し、19年末までに50万人超の雇用が失われるだろう。ザンディ氏の分析は、トランプ氏が4000億ドル相当の中国製品に対する追加関税の可能性を警告する前だった。

 ザンディ氏は関税の基本的な影響は「増税のようなもの」だとし、「ただし米国では赤字財政の下、極めて大規模な減税が実施され、今年と来年は一時的に景気浮揚効果が出てくる。その一部が削られるだけだ」と述べた。

 関税が拡大されるシナリオでは、GDPが19年末までに約0.34%押し下げられる。

 ザンディ氏は「それは完全に悪材料だが、目下のところ、壮大な構図に対して金額的影響は小さい」としている。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

■ 2018年は政治・貿易戦争リスクから安全資産の円買いで円高ドル安相場へ

モルガン・スタンレーは、3月以降大幅上昇している米ドルについて、投資家は売り持ちすべき時期だと判断している。

同行は、ドルが天井を付けようとしている。としたうえで、「市場心理、バリュエーション、ファンダメンタルズ(経済の基礎的要因)のすべてが、この判断を裏付けている」と指摘しています。

また、ドルがほとんどの通貨に対し半年ぶり高値の水準にある中、安全資産とされる円に対してだけは下落しており、今後は円主導でドル相場の基調が変化すると予想しています。

ドル、天井付ける動き=モルガン・スタンレー

モルガン・スタンレーは、3月以降大幅上昇している米ドルについて、投資家は売り持ちすべき時期だと判断している。

 同行は、ドルが天井を付けようとしているとしたうえで、「市場心理、バリュエーション、ファンダメンタルズ(経済の基礎的要因)のすべてが、この判断を裏付けている」と指摘する。

 また、ドルがほとんどの通貨に対し半年ぶり高値の水準にある中、安全通貨とされる円に対してだけは下落しており、今後は円主導でドル相場の基調が変化すると予想している。

 ドルは現在、108円63銭近辺、ユーロは1.1544ドル前後で推移している。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

■2018年の円高ドル安の原因は、アメリカの政治とシリア問題

2018年になってから、ドル円市場は円高ドル安に大きく動いていますが、その原因として、アメリカの政治問題やシリア問題などの要因がドル安を招いているとの指摘が出ています。

 → 2018年の円高ドル安の原因は、米国の政治とシリア問題

ドル円は貿易戦争で104円台へ。円高ドル安はいつまで続く?

22日のニューヨーク市場では、アメリカ政府が中国製品への高関税導入を発表したことを受け、貿易戦争懸念から安全資産の円買いが進み大幅な円高となりました

先週来、105円台で耐えていたドル円相場。材料次第で急速に円高ドル安になると見ていましたが、ついに、貿易戦争懸念を理由に104円台へ突入しました。

来週は、日本の会計年度末を控え「投資家が積極的に資金を海外に投じる可能性は低い」ため、円売りはさらに減る見通しで、104円台が底と見る動きは少なく、依然として円高ドル安のトレンドは変わらないと予想されます。はたして円高はいつまで続くでしょうか?

 → ドル円は貿易戦争で104円台へ。円高ドル安はいつまで続く?

 → 円高ドル安いつまで続く?ドルに売られ過ぎ感強くドル高へ反転予想

ドル円チャート日足 レンジ相場から9月上旬に114円予想

下のチャートを見て下さい。
例題として教科書に載りそうなぐらいの見事なレンジ相場!

下値が、

  • 2017年4月17日「108.133」
  • 2017年9月8日の「107.321」

と刻んだと、計3度114円台をつけています。

2018年1月からの円高ドル安相場の原因は、

  • アメリカの税制改革
  • ムニューシン米財務長官のドル安容認発言
  • 麻生財務相の円高容認発言

となっています。

まだ底値は分かりません。もしかしたら、円高ドル安のトレンドがまだ続き、再び106円、105円をつける可能性もありますが、いずれにしてもその後の反動が期待でき、9月上旬には114円を目指すレンジ相場の展開が予想されます。

110円台から円安ドル高へのトレンド転換がみられたら、ドル買いを狙ってみるのが良いかもしれません。

ドル円チャート

今後は底値からの反転が予想され、目先のレンジ相場から、9月上旬に向かって114円を目指す展開が予想されます。チャートから見てもレンジ相場の中でトレンドがドル高円安に向かうと予想され、今後のドル円は上昇の動きに注目です。

 

ドル円の長期見通しは104円底にドル高円安トレンドへ

実際の為替相場の動きもチャートのトレンドに従うように、北朝鮮が弾道ミサイルを発射後にリスク回避のドル安円高、となり108円台の底値をつけた後は、アメリカ商務省が30日発表した4-6月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)改定値が上方修正され、伸び率は2015年1-3月期以来の大きさとなり、これを受けドル円は大幅上昇。北朝鮮リスクのドル安の分を取り戻し、さらに急伸しました。

さらに、アメリカ商務省が翌31日発表した7月の個人消費(季節調整済み)も4月以来の高い伸びとなり、本来であれば引き続きドル高が継続するはずだったのですが、ムニューシン米財務長官が「ドル安はアメリカの貿易にとって多少の支援材料に」などと述べたことで、北朝鮮の弾道ミサイル発射後から続いていたドル高円安の流れに水を差し、ドル安へ一時反落することになりました。

このところのアメリカの経済指標は好調ですが、インフレの弱さが経済見通しに引き続き影を落としていることもあり、雇用統計の数値では賃金の動きにも注目 が集まる中、ドル円市場では、21時半の雇用統計発表後に乱高下の相場となりました。

 

ドル円の長期見通しと投資運用戦略

最近、レンジ相場の中で上げ下げを繰り返しているドル円ですが、1日の中で何度も短期売買を狙うよりも、長期で保持して売買利益と、スワップを安定的に得る方が投資としては向いています。

FXと聞くとハイリスク、ハイリターンと言うイメージが強く、 株式などの投資経験者からは

  • 「ギャンブルだ」
  • 「あれは投資ではない、博打だ」

というような悪い評判がありますが、 要はやり方の問題です。

やり方次第では、 確かにギャンブルですし、一方で、やり方次第では長期運用に近いやり方もあります。

例えば、 毎日のようにドル円の売り買いを繰り返すのではなく、1~2か月の期間での大きな値動きを見通してリスクを抑えながら長期の保有をしながら売買利益と、スワップを安定的に得る長期的な運用方法が向いていると考えます。
あくまでも、長期運用と言うイメージでデイトレのような短期売買は考えていません。

もちろん、リスクヘッジとして相場の見通しが想定外に大きく外れて思惑と逆に動いたら最初に自分が定めたプラン通りに「損切り」は、もちろんします。ですので、必ず儲かるという事ではありません。

しかしながら、今後のドル円相場の長期見通しから投資運用プランを決めて感情を入れずにプラン通りに売買する。 これを行うことで利益を増やしていくことが可能だと思います。

■ FXで重要なのは投資運用プラン(長期の見通し)

つまり、重要なのは自分でたてたプラン通りに機械的に売買すること。つまり感情をはさまないという事です。

詳しいやり方は長くなるので別の機会にしますが、 このように長期でドル円を保有してスワップを狙うやり方が、 今のドル円のように、豪ドル並みに高いスワップが得られるタイミングでは長期の投資運用対象として向いているわけです。

しかも、ドル円は市場の取引規模が小さいという心配がありません。例えば、ランド。ランドは高金利通貨として有名ですが、その分、市場規模が小さく為替の大変動に巻き込まれ過去に大きな損失を被った人も多いでしょう。

その点、ドル円市場の大きさは言うまでもありませんからね。

【まとめ】 トランプ大統領の米中貿易戦争と関税が原因で今後は円高ドル安か?

2018年はトランプ大統領の米中貿易戦争とトランプ関税による影響で、為替相場は円高ドル安相場が懸念されています。

ドル円 関連記事

「ドル円」関連記事まとめ(今後のドル円の見通しと為替予想)

 → 円安ドル高いつまで続く?上昇相場7年の法則が2018年で終息?

 → 円高ドル安いつまで続く?チャートからドル高への反転を予想

 → 来週のドル円予想 米利上げ観測でドル高トレンドへ転換か?

 → 2018年のドル円見通しは120円越え?その理由と予想レンジは?

 → アメリカ経済の今後はどうなる?2018年の景気動向をズバリ!

 → アメリカ利上げいつ?2017年12月利上げ後、次の利上げは3月?

 → いつ利上げ?アメリカ、ユーロ、イギリス利上げ時期に注目

 → FRBバランスシート縮小で円安ドル高の為替相場へ

【ドル円相場予想】関連記事

 → ドル円の中長期見通し2017年から2018年のドル円は買い?

【豪ドル円相場予想】関連記事

 → 豪ドル円、豪ドル米ドル相場の長期見通し-日足チャートで解説

 → 豪ドル円の中長期見通しと投資運用戦略プラン

【ポンド相場予想】関連記事

 → ポンドドル中長期見通し ポンドドルをおすすめする2つの理由

【ユーロ相場予想】関連記事

 → ユーロドルの中長期見通し ユーロドルがおすすめの2つの理由

 

 

スポンサーリンク

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*