ECB予定通り資産買い入れ策を12月に終了 ユーロ安いつまで続く?

ECB理事会

ECBのドラギ総裁は11月8日の会見で、予定通り資産買い入れ策を12月に終了すると発言しました。

これにより、ユーロ安はいつまで続くのか?に注目が集まっています。



■ ECB予定通り資産買い入れ策を12月に終了 ユーロ安いつまで続く?

2018年6月14日開催の欧州中央銀行(ECB)のマリオ・ドラギ総裁会見で、「10-12月は資産買い入れ額を月150億ユーロに減額」さらに「資産買い入れを12月末で終了」との見解を発表していました。

これに対し、ECBは予定通り、資産買い入れ策を12月に終了するとの考えを11月8日に示しました。

■2018年6月に量的緩和テーパリングの終了を発表

欧州中央銀行(ECB)は6月14日、2兆5000億ユーロ(約320兆円)規模の債券買い入れ策の段階的な終了(テーパリング)計画を示したが、政策金利は「少なくとも2019年夏いっぱい」据え置く見通しだと述べました。

また、債券買い入れ額を今年9月末まで月額300億ユーロに維持した上で、10~12月は月額150億ユーロに減らし、年末で買い入れを終了する方針を打ち出していました。

これで量的緩和としての資産買い入れで、終了見通しを示していない世界の主要中銀は日銀だけとなりました。

■ユーロ/ドル 1.10ドルまで下落の見通し?

ユーロドル日足チャート

上図のユーロ/ドルの日足チャートを見て下さい。

今後は、2018年秋に向けてややユーロ高となり、12月上旬には一時1.1500ドルまで再度上昇するのではないか?と予想します。

それから、2018年末にかけて再びユーロ安となり、2019年1月頃には1.100ドルへ向かうのではないかと予想します。

 → ユーロ安いつまで続く?2018年末に1.10ドルへ下落の見通し?

ユーロ安いつまで続く?2018年末に1.10ドルへ下落の見通し?

■ユーロ圏は、イタリア・ドイツ・イギリスEU離脱問題とユーロ安リスクが満載…

為替相場ではユーロ安につながる材料として、イタリアの財政赤字問題が引き続き警戒されています。

さらには、ドイツのメルケル政権が地方選で連敗していることで連立政権の崩壊リスクも懸念され始めており、イギリスのEU離脱によるEUとの最終交渉の行方も、ユーロ安の材料になりかねない状況が続いており、当面はユーロ安材料一色という状況です。

■ユーロ/ドル週足チャートも長期ユーロ安トレンド

ユーロドル週足チャート

ユーロ/ドルはユーロの下落圧力が強まるなか、週足チャートでは長期の下落レンジチャートが続いており、ユーロの一段安リスクが警戒されています。

■ドイツの銀行「DZバンク」もユーロ安を予想

ドイツの銀行「DZバンク」の予想では、イギリスが欧州連合(EU)と合意できないままEUを離脱(ハードブレグジット)すれば、ユーロも強い影響を受け、1.10ドルを割り込むと予想しています。

今後ユーロ安ドル高になる他の理由は?

今後ユーロ安ドル高になるのではないか?と予想するその他の理由は、

  • ユーロ圏の利上げは2019年まで据え置かれる見込み
  • 2017年のユーロ相場はファンダメンタルズ以上の過剰なユーロ高

という印象があり、2018年にはその過剰なユーロ高の調整局面となり、ユーロ安になるのでは?というのが予想の理由です。

実態よりも、上がりすぎの感があるユーロ。

2018年のユーロ予想は、やはり長期的なユーロ安ドル高です。今後のユーロ安がいつまで続くのか?今後のユーロドルの見通しに注目です。

 → ユーロ安はいつまで続くの?ユーロ安の原因となった4つの理由とは…

2018年ユーロ安はいつまで続くの?ユーロ安の原因と4つの理由とは…

■ユーロ円予想

ユーロ円日足チャート

ユーロドルの下落が予想される中、ユーロ円も下落相場が予想されます。

ユーロ円の場合、ドル円相場の影響が大きいので、ユーロ/ドル相場と全く同じ動きにはなりませんが、ユーロドルの下落相場が続くようであれば、当面の高値は132~133円程度と見て、今後中長期的には、125円割れの展開になると予想します。

【まとめ】ECB予定通り資産買い入れ策を12月に終了 ユーロ安いつまで続く?

ECBのドラギ総裁は11月8日の会見で、予定通り資産買い入れ策を12月に終了すると発言しました。

これにより、ユーロ安はいつまで続くのか?に注目が集まっています。

現在のユーロ/ドルは、イギリスEU離脱問題の影響で、1ユーロ=1.10ドルまで下落の見通しが出ています。

今後は、2018年秋に向けてややユーロ高となり、12月上旬には一時1.5100ドルまで再度上昇しますが、再び2018年末にかけてユーロ安となり、2019年1月頃には1.100ドルへ向かうのではないかと予想が出ています。

今後のユーロドル相場に注目です。

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