スイス銀行株が年初来2倍の高値へ 大人気の理由とは?

スイス銀行

スイス銀行株は7月19日以降で50%近く上昇。8月だけでも、その上げ幅は30%を超え、年初来では100%を上回っています。

同行資産の大半はユーロ建てのため、ユーロ相場が上昇すればフラン換算での資産価値が高くなる。つまり、自ら発行した銀行券を運用し、自国通貨安でもうけられる銀行ということです。



スイス銀行株が年初来2倍の高値へ 大人気の理由とは?

スイス国立銀行のように株式を上場している中央銀行は世界に数少ない。最近は同行の株価が大幅に上昇し、3000フランを超える場面も今週見られた。7月19日以降で50%近く上昇した格好だ。月初来の上げ幅は30%を超え、年初来では100%を上回っている。

やはり上場している中銀としてベルギー国立銀行や日本銀行が挙げられるが、いずれもここ数カ月間は株価が伸び悩んでいる。

今年の夏は従来の流れから一転し、フランに対するユーロ高に伴ってスイス国立銀行の株価が急伸した。同行資産の大半はユーロ建てのため、ユーロ相場が上昇すればフラン換算での資産価値が高くなる。

つまり、自ら発行した銀行券を運用し、自国通貨安でもうけられる銀行ということだ。

08月25日 06時36分 DJ-【焦点】あなたの知らない人気株、スイス国立銀行

 【チューリヒ】スイスフランの人気は若干衰えたかもしれないが、その発券銀行であるスイス国立銀行はもてはやされている。

 スイス国立銀行のように株式を上場している中央銀行は世界に数少ない。最近は同行の株価が大幅に上昇し、3000フランを超える場面も今週見られた。7月19日以降で50%近く上昇した格好だ。月初来の上げ幅は30%を超え、年初来では100%を上回っている。

 やはり上場している中銀としてベルギー国立銀行や日本銀行が挙げられるが、いずれもここ数カ月間は株価が伸び悩んでいる。

 スイス国立銀行株が8月に買われた理由を正確に突き止めるのは難しく、アナリストが商業銀行と同じような調査・分析の対象としているわけでもない。中銀の目的は株主価値の最大化ではなく、インフレの抑制だ。さらにスイスの場合で言えば、過度な自国通貨高による消費者物価下押しと輸出への悪影響を防ぐことも求められる
 
 とは言え、株価の上昇にはある程度納得が行く。スイス国立銀行はおよそ7500億ドル(約82兆円)の外貨準備を抱える巨大な投資運用会社だ。銀行券を発行し、株式や債券を購入することでこうしたポートフォリオを構築し、フラン高の阻止に努めてきた。
 
 今年の夏は従来の流れから一転し、フランに対するユーロ高に伴ってスイス国立銀行の株価が急伸した。同行資産の大半はユーロ建てのため、ユーロ相場が上昇すればフラン換算での資産価値が高くなる。

 具体的に言えば、6月末時点でユーロ建て資産の簿価は2820億ユーロ(約36兆円)で、当時の換算では3080億フラン程度だった。ユーロはその後フランに対して4%上昇し、24日に1ユーロ=1.14フラン近くをつけた。これにより資産価値は100億フラン余り膨らんだ格好だ。

 つまり、自ら発行した銀行券を運用し、自国通貨安でもうけられる銀行ということだ。なかなか良い仕組みのように思える。だがいくつか注意すべき点もある。

 保有資産の価値上昇はスイス国立銀行の財務基盤を強化するが、民間株主への分け前はない。どれだけ利益が多くとも、配当は1株当たりわずか15フランだ。発行済み株式は10万株しかなく、1日当たりの売買は平均100件ほどにすぎない。民間株主が経営陣の人選や経営方法に口を出すこともほとんどできない。スイス国立銀行の主な株主はスイスの各州や州立銀行だ。

 だがいかなる資産にも共通するように、究極的には買い手がつく値段分の価値がスイス国立銀行株にもある。このところはそれがかなりの金額に上っている。

 出典:Dow Jones

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