
過去のドル円の月別季節パターンとしては、2016年、2015年、2014年、2013年などで8月前後に夏枯れ相場(夏の円高)でドルが安値を形成し、年末にかけてドル高が進む傾向が見られてきました。さて、2017年は年末にかけてどうなるのか注目です。
来週の週明け以降は米国で重要な経済指標が相次ぎます。米国の8月指標はドル安や金利低下、世界経済の復調などで、底堅い内容が見られていて、9月1日のISM製造業景況指数を始めとして、8月指標では米国経済の過度な減速懸念の後退が注目されます。
目次
来週はアメリカ経済指標に注目 8月の夏枯れ相場(夏の円高)は終了?
過去のドル/円の月別季節パターンとしては、2016年、2015年、2014年、2013年などで8月にかけて夏枯れ相場(夏の円高)ドルが当座の安値を形成し、年後半にかけてドルの下限切り上がりやドル高が進む傾向が見られてきた。今年は年後半にかけて不透明材料が山積しているものの、8月は「当座のドル底入れジンクス」の再現も注視されやすい。
来週の週明け以降は米国で重要な経済指標が相次ぐ。米国の8月指標はドル安や金利低下、世界経済の復調などで、底堅い内容が見られている。9月1日のISM製造業景況指数を始めとして、8月指標では米国経済の過度な減速懸念の後退が注目される。8月31日の米7月個人支出についても、7月の小売売上高が改善していたことが支援材料となる。
08月26日 06時55分 来週の相場展望=8月28日の週
来週8月28日-9月1日週の為替相場は、根強いドル安や円高の持続と反動調整的な揺り戻し、対ドル、対円でのユーロ、スイス・フラン、カナダ・ドル、豪ドル、南アフリカ・ランドなどの打たれ強さをにらんだ展開が想定される。
ドル/円の週足テクニカルでは、ドルの下値メドとして、65週移動平均線109.11円前後、一目均衡表の雲の下限108.79円前後、108.50-60円前後、直近安値108.13円前後、260週移動平均線106.94円前後などが焦点になっている。
過去のドル/円の月別季節パターンとしては、2016年、2015年、2014年、2013年などで8月にかけてドルが当座の安値を形成し、年後半にかけてドルの下限切り上がりやドル高が進む傾向が見られてきた。今年は年後半にかけて不透明材料が山積しているものの、8月は「当座のドル底入れジンクス」の再現も注視されやすい。来週の週明けからの注目は、日本などの世界株価動向だ。前週末25日にはイエレン米FRB議長が講演で金融政策に言及せず、FRBの利上げ遅延観測と米国債金利の低下(債券価格は上昇)、ドル安が後押しされた。米国株も高値警戒の戻り売りに押されており、来週の週明けには日本での株安とリスク回避の円高が警戒される。
ただし、前週末にはドル安と同時に、ドラギECB総裁から明確なユーロ高警戒発言がなく、ユーロ高が後押しされた。ドル安と裏表でユーロのほか、スイス・フラン、カナダ・ドル、南アフリカ・ランドなどが上昇している。こうした通貨は対円でも調整一服で、底堅さが修復されつつある。
来週以降は日米株などが上値は重いものの、下値が抑制されると、過度なリスク回避の円高を制御。日々の材料で上下動しながらも、クロス円での外貨の下限切り上がり(円は上値切り下がり)が注目されよう。一方でドル安圧力の大きさ次第や米国の政治政策不透明感、根強い北朝鮮リスク、米国や中国指標の減速などにより、日米株などが下落となれば、改めてリスク回避の円高が加速される余地も消えてはいない。その場合はドル/円でのドル安・円高が主導する形で、クロス円でも円全面高が加速されるシナリオに注意を要しよう。
来週の週明け以降は米国で重要な経済指標が相次ぐ。米国の8月指標はドル安や金利低下、世界経済の復調などで、底堅い内容が見られている。9月1日のISM製造業景況指数を始めとして、8月指標では米国経済の過度な減速懸念の後退が注目される。8月31日の米7月個人支出についても、7月の小売売上高が改善していたことが支援材料となる。
その中で来週の最大の注目は、1日の米8月雇用統計だ。8月は季節的に工場のメンテナンスや設備更新、夏季休業などもあり、操業休止が雇用にマイナス材料となる。今年の場合は自動車販売の減速や資源業界の生産調整、政治政策の不透明感なども、雇用回復のペース鈍化要因として警戒されやすい。
ただし、米国では労働市場の逼迫化などもあり、緩やかながらも賃金が下げ止まりとなってきた。9月以降にかけては新卒労働者の待遇改善などが注目され、年末商戦に向けた早めの人員確保と賃金面での条件引き上げも焦点となる。
さらに来週以降については、米トランプ政権が減税に向けた議会調整や世論の支持取り付け策を本格化させるか否かもポイントになりそうだ。こうした要因はいずれも、中長期スパンでのドルの押し目買い要因となるものだ。一方、来週は欧州でも重要指標が相次ぐ。物価指標に関しては、ユーロ高などによる上昇ペースの鈍化が注視されやすい。ユーロ高には短期的な過熱感もあり、ちょっとした材料で短期調整的な下落とあるリスクをはらむ。
その反面、ECBは9-10月にかけて、量的緩和の縮小論議を本格化させる構えだ。米FRBはすでに資産縮小が織り込まれ、利上げもペース鈍化や遅延観測がドルの戻り売り材料となっているのに対し、ECBについては実際の量的緩和縮小開始やその後の利上げといった「出口戦略の残存余地の大きさ」が着目されやすい。ユーロ/ドル、ユーロ/円ともに、ユーロの押し目買い地合い持続と上値余地の模索が焦点となる。その他、来週は中国でPMIなどの経済指標が予定されている。中国当局は現在、金融住宅バブルの抑制策のための引き締め政策を強化させているほか、資本流出の阻止目的もあって人民元の高め安定化策を講じている。いずれも先行き景気には減速要因となるものだ。少しでも中国指標が伸び悩むようなら、リスク回避の日米株安と円高、資源国通貨安を誘発させる可能性が注視される。
出典:FXニュースレター
2017年は夏枯れ相場(夏の円高)は起こる?年末はドル円安?
ドル円の月別季節パターンとしては、2016年、2015年、2014年、2013年などで8月にかけて夏枯れ相場「夏の円高」でドルが当座の安値を形成し、年後半にかけてドルの下限切り上がりやドル高が進む傾向が見られてきました。今年は年後半にかけて不透明材料が山積しているものの、8月は「当座のドル底入れジンクス」の再現も注視されやすい状況です。
そんな中で、8月24日から26日に米カンザスシティ連銀が開催するジャクソンホール会議(年次経済シンポジウム)ではFRBイエレン議長の講演でアメリカ「年内利上げ」の「あり」「なし」が発表されるのでは?と期待が高まっていました。
→ ジャクソンホール会議って何?どこで誰が何について話し合うの?
結果としては、FRBイエレン議長から「年内利上げ」の発言は無くドル全面安となりました。
→ 速報 イエレンFRB議長発言でドル安へ – ジャクソンホール会議
ドル円 日足チャート レンジ相場からドル高円安に向かう見通し
下のドル円の日足チャートを見て下さい。
現在、レンジ相場のWボトム、3番底です。
下値が、4/17の「108.133円」からの補助線から右肩上がりに切りあがっており、丁度現状の110円ラインが底値として意識され市場でも相場形成されています。
現在のドル安もチャートを見る限り、反転場面のドル高への流れが来ているようです。
今後は110円~109円の底値からの反転が予想され、目先は、9月上旬の114円を目指す展開が予想されます。
→ 来週のドル円予想 レンジ相場の底からドル反発でドル高円安へ
最近の、アメリカ国内では強い経済指標が相次ぎ、ドル高への動きが目立ってきました。小売売上高、米8月NY連銀製造業景気指数、米7月輸入物価指数など好数字の米経済指標が続いており、ドル高の流れがきているようです。
チャートから見てもトレンドがドル高円安に向かう可能性が高く、今後のドル円の動きに注目です。
【まとめ】来週のドル円予想 夏枯れ相場が終わり年末に向けて円安開始?
過去のドル円の月別季節パターンとしては、2016年、2015年、2014年、2013年などで8月にかけて夏枯れ相場(夏の円高)でドルが安値を形成し、年後半にかけてドル高が進む傾向が見られてきました。さて、今年は年後半にかけてどうなるのか注目です。
来週の週明け以降は米国で重要な経済指標が相次ぎます。米国の8月指標はドル安や金利低下、世界経済の復調などで、底堅い内容が見られていて、9月1日のISM製造業景況指数を始めとして、8月指標では米国経済の過度な減速懸念の後退が注目されます。
チャートから見てもトレンドがドル高円安に向かう可能性が高く、注目です。
今後、市場は買いムードになりそうなので、直近の目標としては、9月上旬の114円をまずは目指すと良いでしょう。
114円で半分利食い、半分をそのまま中長期運用を狙って持ち続けるのも面白かもしれません。
今だとスワップも40円台と高いのでおいしいですしね。
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