ユーロ独歩高 利上げ見通し困難でポンド安、ドル安、円高へ

利上げ見通し

イギリス為替相場においては、市場はイギリスの弱い経済指標は当面続くと予想しており、英中銀による年内の利上げは困難になったとの見方が増えています。

一方、アメリカも米景気指標は低調なものが相次いでおりFRBによる年内の追加利上を急ぐべき正当な理由が見当たらなくなっているためドル安局面へと傾斜しつつあります。外国為替市場では、日本との金利差が拡大せず、短期的には円高に傾斜しやすい流れとなっています。

このように英、米ともに金融緩和からの早期の脱却が難しいとの観測が広がり、主要先進国でその思惑が残っているのはECBのみとなりユーロ高に拍車がかかっています。

今後の、ドル円、ユーロ、ポンドに関する投資戦略について詳しく解説します。



米、英の利上げ見通し厳しくポンド安、ドル安、円高へ ユーロだけ独歩高の予想 

このように欧米とも金融緩和からの脱却が必要な局面に接近しつつあると言われながらも、先行きに不透明感が広がっている。外国為替市場では、日本との金利差が拡大せず、円高に傾斜しやすい情勢があることに注意が必要といえます。

07月19日 13時30分 [フォーカス] 欧(英・ユーロ圏)、米とも金融緩和からの早期脱却に暗雲 物価の伸び鈍化、景気指標の変調を背景に 円高に傾斜しやすい情勢へ

イギリスの英6月消費者物価指数(CPI)は前年比で2.6%と、コンセンサス予想の2.9%を下回った。コアCPIも前年比で2.4%と、コンセンサス予想の2.6%に届かなかった。

また、最近の他の景気指標も変調の動きを見せている。市場は8月の利上げについてわずか10%の確率でしか織り込んでいないとされ、早ければ8月にも利上げとの観測は後退している。
9月以降の利上げ見通しは経済指標次第だが、市場では、弱い経済指標は当面続くと予想している。英中銀による年内の利上げは困難になったとの見方が増えている。

米国では、オバマケア代替法案について共和党の造反者が4名となり、可決は困難となったとされる。野党民主党の協力も得られず、上院共和党のマコネル院内総務は「オバマケア代替法案は成功しそうにない」と発言、早期の採決を事実上断念したと伝えられている。トランプ政権が目指す減税など一連の政策に対する期待がしぼんだ格好に。こうした中で、6月消費者物価指数や小売売上高など最近発表された米景気指標は低調なものが相次いでいる。FRBによる年内の追加利上げと資産縮小着手の実現に暗雲がたれ込め始めている。利上げを急ぐべき正当な理由が見当たらなくなっているためで、ドル安局面へと傾斜しつつある。

このように英、米ともに金融緩和からの早期の脱却が難しいとの観測が広がると、主要先進国でその思惑が残っているのはECBのみとなって、ユーロ高に拍車がかかっている。マーケットは20日のECB理事会に対して注目度を高めている。現行の金融緩和策の維持は想定されているが、必要に応じ債券買入の拡大もくしくは延長を行う」との追加緩和を示唆する文言が削除されるのではないかとの思惑が、直接的には現在のユーロ高の材料となっている。その取り扱いとドラギECB総裁の記者会見が焦点となる。

複数の関係筋は、「将来、見通しが悪化した場合に備えて金融政策の柔軟性を確保したい意向」との報道が流れ、この文言の削除の有無は予断が許さない。仮に文言の削除となれば、ユーロ独歩高も予想され、ユーロ安が主導してきたユーロ圏景気の上げトレンドの継続性についても不透明感が広がる。実際、18日発表のドイツ7月ZEW景況感指数・期待指数が2カ月連続の低下となった。  

このように欧米とも金融緩和からの脱却が必要な局面に接近しつつあると言われながらも、先行きに不透明感が広がっている。外国為替市場では、日本との金利差が拡大せず、円高に傾斜しやすい情勢があることに注意が必要といえる。

出典:FXニュースレター

今後のユーロ投資戦略 ドル安の影響でユーロドル1.1700ドル突破

ドラギECB総裁の予想外のタカ派寄りの発言「デフレ圧力はリフレに変わった。ECBは政策手段のパラメータを調整することで景気回復に対応することが可能だ」を受け、ユーロ圏経済指標の結果次第ではユーロドル1.15台が見えてきた。さらに、ドラギECB総裁とイギリスのカーニー中銀総裁発言で大きく上昇したユーロドルは、1.15台まで上昇。

そしてついに、ドラギ総裁が6月27日にポルトガル・シントラで行った講演で債券買い入れの段階的縮小を示唆したことを受けてユーロ買いと債券売りが広がりました

21日には欧州外為市場のユーロドルは、ドラギECB総裁が前日のECB理事会後の会見で物価目標の達成への強気姿勢や資産購入プログラムの変更示唆を受けて買いが続き一時1.1668ドルと15年8月以来の高値を更新しました

ただし、今回の ECBの金融緩和政策の解除は「時期尚早」とIMFが警告 しているようです。

ユーロドル為替相場長期予想 長期的には安値1.0600ドルも視野

しかしながら、長期的にみると、ユーロは近いうちにユーロ安に向かうと予想します。

その理由として、これまでユーロ圏景気を上昇させてきたいのは他でもないユーロ安であり、現在のユーロ高が今後も続くとユーロ経済に大きな影響があり、ユーロの好景気がストップするでしょう。実際、18日発表のドイツ7月ZEW景況感指数・期待指数が2カ月連続の低下となっており早くもユーロ高の影響がユーロ経済を引っ張るドイツに出てきています。

このように、ユーロ高はユーロ圏経済にとってマイナスであるため、これ以上のユーロ高はユーロにとって歓迎できるものではないのです。

このような理由により、現在上昇中のユーロドルですが、中長期的には、今後の相場は5月30日の安値1.1100ドル近辺を予想します。

まだまだ為替市場はユーロドルの上昇を期待しているようですが、実際にはECBドラギ総裁の発言を先読みしているところがあり、将来的にはユーロドルの下落シナリオの方が強いでしょう。

長期投資として、スワップの魅力も高く、将来的には1.0600ドルを視野に入れ長期投資としてユーロ/ドルの売り建玉を持つのがおすすめです。

ユーロ関連記事

 → ユーロ高の原因は何?謎のユーロ高の2つの理由を解説します

 → 2017年ジャクソンホール会議の注目はECBドラギ総裁発言

 → ユーロ高なぜ?経済指標やECB発言無しで謎の上昇いつまで続く

 → 【急騰】ユーロ高円安、早朝から3円以上ユーロ高の原因は何?

 → ECBドラギ総裁 量的緩和段階的縮小(テーパリング)へ

 → ドラギECB総裁タカ派発言でユーロ円は1年ぶり高値更新

 

今後のポンド投資戦略 ドル安の影響でポンドドル1.3100ドル突破

6月8日に投開票されたイギリス総選挙は、テリーザ・メイ首相が解散総選挙を発表した4月時点の世論調査では首相率いる保守党の圧勝が予想されていましたが、保守党の獲得議席が過半数を割り込み「ハングパーラメント」となったため、イギリス総選挙の翌日の9日、テリーザ・メイ首相は、北アイルランドの民主統一党(DUP)との連立で、定数650の過半数を確保しました

しかし、政府はこの状況では強力な決断を下すことができず、今後の政局には大きな困難が予想されますこのような要因から、イギリス総選挙の影響で、ポンド安の流れとなりました。

ポンドドル為替相場長期予想 長期的には安値1.2100ドル視野

先日、カーニー英中銀総裁のタカ派発言により1.30まで上昇したポンド

しかしながら、ポンド相場の今後の見通しとしては、イギリスのEU離脱交渉に残された時間が減っていく中で多くの難題 が待ち構えています。今後のユーロとのブレグジット交渉では難しい局面しか想像できず、イギリスの政局運営には困難しか見えてきません。このような状況から、ポンド相場において明るい材料が想像できないため、売りを建てるなら絶好のタイミングと考えます。

今後のポンドの投資戦略としては、ポンド円で売りを建玉しても良いですが、私のおすすめは「ポンド/ドル」の売りです。ポンド安の勢いが強く、長期的には米国の利上げ期待などの影響もあり「ドル高」の期待も高い今、「ポンド/ドル」の売りがおすすめです。

1.2500ドルを目指すという声が市場に出ていますが、私の予想は1.2100ドルです。スワップも豪ドル円と同じぐらいあり中長期の保持にもおすすめ。是非、注目してみて下さい。

ポンド関連記事

 → ポンドどうなる イギリス保守党連立政権 3つのシナリオ

 → ポンド円2円急落も今後は155円へ強気の中長期見通し

 → ポンド円148円予想 米モルガン・スタンレーはポンド買い推奨

 → ポンド円146円台へ上昇 カーニー英中銀総裁のタカ派発言で

 → ポンド円140円台へ急落 カーニー英中銀総裁のハト派発言で

 → イギリス総選挙結果 与党保守党が過半数割れポンド安へ

 

今後のドル円投資戦略 為替相場はドル安円高の勢い強い

ドル円為替相場は、11日に突然発生したトランプ大統領長男のロシア人弁護士との面会によるトランプ大統領のロシアゲート疑惑  も警戒が必要で今後も 円高に動く懸念 がありますので注意が必要です。ドル円はさらに10%下落する可能性が噂されています。

世界を見渡すと、ドル下落で新興国通貨ペソ、レアル、ランドなどが急上昇しています。ドル円相場は、全体的にリスク回避の円全面高の動きが強い状況ですので、直近の為替相場としては、ドル安円高の流れが強いでしょう。

ドル円 為替相場長期予想は円安

しかしながら長期の見通しとしては、今後もアメリカのFRBによる利上げが予想され、長期的には日銀による超低金利の堅持姿勢もあり日本と海外の金利差は拡大傾向にあります。

ドル円為替相場では、
 1)市場変動率(ボラティリティー)安定化
 2)日本でのインフレ期待改善
 3)米国での金融規制の緩和観測
などにより、局地的に日本勢による資金流出や海外勢による
円調達・円借入れのキャリー取引を後押しさせる円安材料 として注目されており、長期的には円安が予想されます。

【まとめ】ユーロ独歩高 利上げ困難の見通しでポンド安、ドル安、円高へ

イギリス為替相場においては、市場はイギリスの弱い経済指標は当面続くと予想しており、英中銀による年内の利上げは困難になったとの見方が増えています。

一方、アメリカは、6月消費者物価指数や小売売上高など最近発表された米景気指標は低調なものが相次いでいる。FRBによる年内の追加利上げと資産縮小着手の実現に暗雲がたれ込め始めており、利上げを急ぐべき正当な理由が見当たらなくなっているためで、ドル安局面へと傾斜しつつある。

このように英、米ともに金融緩和からの早期の脱却が難しいとの観測が広がると、主要先進国でその思惑が残っているのはECBのみとなって、ユーロ高に拍車がかかっている。ユーロの独歩高も予想され、ユーロ安が主導してきたユーロ圏景気の上げトレンドの継続性についても不透明感が広がる。実際、18日発表のドイツ7月ZEW景況感指数・期待指数が2カ月連続の低下となっています。  

このように欧米とも金融緩和からの脱却が必要な局面に接近しつつあると言われながらも、先行きに不透明感が広がっており、外国為替市場では、日本との金利差が拡大せず、短期的には円高に傾斜しやすい流れとなっています。

FRB、FOMC関連記事

 → FRBバランスシート縮小で円安ドル高の為替相場へ

 → 米FRB「資産縮小計画」テーパリングで短期金利を引き上げへ

 → FRBのFOMC声明とイエレン議長会見 7つの要点

 → 【注目】FOMC利上げ後には円高ドル安が進むジンクスあり

 → アメリカ利上げする?低失業率で低インフレ率では利上げ無理?

世界経済 関連記事

 → 2017年は10年に一度の経済パニックと大暴落が起こる?

 → 「夏枯れ相場」7月後半から8月。夏の円高、通貨危機に注意

 → 2017年は世界的株安や不動産バブル崩壊からの円全面高に注意

 → ハリケーン「ハービー」被害額は?ダウやドル円為替の影響は?

 → vix指数である投資家が話題!読み通りなら300億円近い利益

 → ジャクソンホール会議って何?どこで誰が何について話し合うの?

【ドル円相場予想】関連記事

 → ドル円の中長期見通しと投資運用戦略プラン

【豪ドル円相場予想】関連記事

 → 豪ドル円、豪ドル米ドル相場の長期見通し-日足チャートで解説

 → 豪ドル円の中長期見通しと投資運用戦略プラン

【ポンド相場予想】関連記事

 → 【自信あり】ポンドドル予想 チャート推移から長期見通し判明

【ユーロ相場予想】関連記事

 → ユーロドルの中長期見通し ユーロドルがおすすめの2つの理由

 

 

 

スポンサーリンク

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*