イギリスEU離脱国民投票から1年。ブレグジットでポンドは?

国民投票

イギリス国民投票で欧州連合(EU)からの離脱(ブレグジット)が決まり丸1年となりましたが、英ポンドの取引では懸念がまだ完全には収まっていないようです。現在も対ドルで依然として15%安、ユーロに対しては13%安の水準となっています。

今後のポンド為替相場の見通しについて詳しく解説します。

イギリスEU離脱(ブレグジット)国民投票から1年経過 ポンドは依然15%安 

ポンドは1年前の国民投票直後、ドルに対し1985年以来の安値に急落した。現在も対ドルで依然として15%安、ユーロに対しては13%安の水準となっている。

06月23日 23時47分 DJ-英国民投票から1年、ポンドは依然15%安 

英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱(ブレグジット)が決まり23日で丸1年となったが、英ポンドの取引では投票直後の懸念がまだ完全には収まっていないようだ。
 
 ポンドは国民投票直後、ドルに対し1985年以来の安値に急落した。現在も対ドルで依然として15%安、ユーロに対しては13%安の水準となっている。
 
 現在の水準(1ポンド=1.2720ドル)は国民投票の結果発表前日の1.50ドルを大幅に下回る。投票直後は1.30ドル前後に急落したが、与党保守党が昨年10月、EU単一市場からの離脱というハード・ブレグジット(強硬離脱)の意向を発表すると、ポンドは1.20ドルに向かって下落を始めた。
 
 その後、今年4月18日にテリーザ・メイ首相が総選挙前倒しを発表すると1.25~1.30ドルのレンジに回復したものの、今月8日の投票で与党が過半数を失ったことを受け、今後はこのレンジの下限を割り込む可能性が高くなっている。

出典:Dow Jones

ポンド安が続くと予想 イギリスEU離脱(ブレグジット)の影響で

イギリス国民投票で英国の欧州連合(EU)離脱が決まってから23日で丸1年となった。市場では不透明感が依然として根強いもののEU離脱を受け入れる方向に投資家心理が傾きつつあると述べた。

06月23日 21時58分 DJ-【市場の声】英国民投票から1年、投資家はEU離脱受け入れに傾く

国民投票で英国の欧州連合(EU)離脱が決まってから23日で丸1年となった。インベステック・ウェルス&インベストメントの債券ストラテジスト、シレン・シャー氏は混乱の1年をへて、市場では不透明感が依然として根強いもののEU離脱を受け入れる方向に投資家心理が傾きつつあると述べた。
 
 シャー氏は「市場心理が当初のパニックから英国とEUの関係の変化をある程度受け入れる方向に明らかに変わってきている」と指摘。その上で、両者の関係が実際にどうなるかが特に不確実だとも述べた。
 
 英国債の利回りは昨年8月の低水準からは回復したが、国民投票実施前の水準を超えられていない。10年債利回りは国民投票前日には1.38%前後だったが、8月には0.53%に低下。現在は1.029%近くで推移している。

出典:Dow Jones

 

【追記】2017年8月25日

ブレグジットで大打撃 今後のイギリス食品業界も

イギリス食品業界に関する調査によると、欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)に伴う不透明要素のため従業員が英国から出国を考えていると答えた企業は全体の約半数に上った。

08月24日 19時11分 英食品業界 ブレグジットで打撃も EU出身者が出国、調査=ロイター

ロイター通信によると、24日に公表された英食品業界に関する調査によると、欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)に伴う不透明要素のため従業員が英国から出国を考えていると答えた企業は全体の約半数に上った。

食品加工は英製造業部門の最大部分を占め、移民に大きく依存している。ただこれまでのところ、ブレグジット関連の交渉は自動車生産や航空宇宙部門が中心となっている。

調査によれば、ブレグジット決定の直接的な結果としてEU出身の従業員が将来を見直していると回答したのは、農家、食品加工業、スーパー、レストランなど食品供給チェーンを構成する企業の47%に達した。

また、約3分の1の企業でEU出身の従業員が既に退社したほか、36%がEU出身者を確保できなければ事業が立ち行かないと答えた。英国には200万人のEU出身労働者がおり、このうち約5分の1が食品・飲料供給チェーンで雇用されている。

出典:FXニュースレター

 

イギリス総選挙後のポンド為替相場変動

6月8日に投開票されたイギリス総選挙は、テリーザ・メイ首相が解散総選挙を発表した4月時点の世論調査では首相率いる保守党の圧勝が予想されていましたが、保守党の獲得議席が過半数を割り込み「ハングパーラメント」となったため、イギリス総選挙の翌日の9日、テリーザ・メイ首相は、北アイルランドの民主統一党(DUP)との連立で、定数650の過半数を確保しました

しかし、政府はこの状況では強力な決断を下すことができず、今後の政局には大きな困難が予想されますこのような要因から、イギリス総選挙が終わった直後、ポンド安の流れとなりました。

ポンド投資戦略 ポンド/ドルの売りに注目 予想1.2100ドル

先日、カーニー英中銀総裁のタカ派発言により1.30まで上昇したポンド売りを建てるなら絶好のタイミングです。

今後のポンドの投資戦略としては、ポンド円で売りを建玉しても良いですが、私のおすすめは「ポンド/ドル」の売りです。ポンド安の勢いが強く、長期的には米国の利上げ期待などから「ドル高」の期待も高い今、「ポンド/ドル」の売りがおすすめです。

1.2500ドルを目指すという声が市場に出ていますが、私の予想は1.2100ドルです。スワップも豪ドル円と同じぐらいあり中長期の保持にもおすすめ。是非、注目してみて下さい。

 

【まとめ】イギリスEU離脱(ブレグジット)国民投票から1年でポンドは?

イギリス国民投票で欧州連合(EU)からの離脱(ブレグジット)が決まり23日で丸1年となりましたが、英ポンドの取引では懸念がまだ完全には収まっていないようです。ポンドは国民投票直後、ドルに対し1985年以来の安値に急落した。現在も対ドルで依然として15%安、ユーロに対しては13%安の水準となっています。

その後、今年4月18日にテリーザ・メイ首相が総選挙前倒しを発表すると1.25~1.30ドルのレンジに回復したものの、今月8日の投票で与党が過半数を失ったことを受け、将来的にはこのレンジの下限を割り込む可能性が高くなっています。

今回、カーニー英中銀総裁のタカ派発言により1.30まで上昇したポンドですが、イギリス政局の不安定さから将来的には売り局面です。スワップもおいしい状況ですので、長期的な投資には魅力的な相場だと思います。

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