いつ利上げ?アメリカ、ユーロ、イギリス利上げ時期に注目

利上げ

市場では、アメリカ、ユーロ、イギリスでいつ利上げとなるのか?利上げ時期に注目が集まっています。



いつ利上げ?アメリカ、ユーロ、イギリス利上げ時期に注目 

イギリスのイングランド銀行(BOE)は14日、インフレ加速を抑制するために政策金利を引き上げる準備を進めていることを示唆した。イングランド銀行は早ければ2017年11月に利上げに踏み切るとみている。実現すれば約10年ぶりの利上げとなる。

アメリカでは経済成長が勢いを欠き、8月のインフレ率(前月比)が1月以来の高水準に達した。こうした中、米連邦準備制度理事会(FRB)は来週、4兆2000億ドル相当の米国債と住宅ローン担保証券(MBS)の縮小を開始する構えだ。FRB当局者らは来週、10月に保有資産の縮小に着手すると発表する見込みだ。また、追加利上げを決めるとしても、その判断を下すのは2017年12月以降になると思われる。

一方、欧州中央銀行(ECB)は来月、ユーロ圏経済の好調を受けて、債券買い入れプログラムを段階的に縮小する計画を発表するとみられる。

09月15日 18時23分 DJ-【焦点】英中銀が利上げ示唆、主要中銀の足並みそろうか

 【ロンドン】イギリスのイングランド銀行(中央銀行)は14日、インフレ加速を抑制するために政策金利を引き上げる準備を進めていることを示唆した。これにより、世界の主要3中銀が世界金融危機後の量的緩和の終了に向けて数年ぶりに足並みをそろえることになるかもしれない。
 
 米国では経済成長が勢いを欠き、8月のインフレ率(前月比)が1月以来の高水準に達した。こうした中、米連邦準備制度理事会(FRB)は来週、4兆2000億ドル相当の米国債と住宅ローン担保証券(MBS)の縮小を開始する構えだ。また今のところは、インフレ率の上昇が続けば年内に利上げする予定でもある。

 一方、欧州中央銀行(ECB)は来月、ユーロ圏経済の好調を受けて、債券買い入れプログラムを段階的に縮小する計画を発表するとみられる。

 3中銀が計画を実行に移したら、金融危機で傷ついた経済を再生するための非常手段をとって以来、初めてそろって刺激策の解除に動くことになる。

 3中銀は同じような方向に向かっているが、その動機は少し異なる。FRBとECBは、インフレ率の低迷に困惑しながらも、景気回復を受けてそれぞれの経済が必要とする資金の規模を見直している。

 FRBの場合、米国の8月のインフレ率(前月比)が回復したことで、「今春の物価圧力の低下は一時的なもの」とする当局者らの予想が初めて裏付けられた。インフレ率がここ数カ月、ほぼ横ばいだったことで、FRBが3月と6月の利上げ後に立てた計画通りに年内にあと1回利上げできるかどうか疑問が広がっていた。

 米労働省が14日に発表した8月の消費者物価指数(CPI)は前月比で0.4%上昇し、上昇率は1月以来の高さを記録。食品とエネルギーを除いたコアCPIは0.2%の上昇となり、上昇率は2月以来の高さとなった。先物市場が織り込む年内利上げ確率はCPI発表後に上昇し、50%を超えた。

 イングランド銀行の場合、FRBとは異なる問題に直面している。昨年、国民投票でイギリスの欧州連合(EU)離脱が決まったことが、インフレ高進に拍車をかけるなどさまざまな形で経済を圧迫している。

 同行は9月の金融政策委員会(MPC)で政策金利を0.25%に据え置くことを決めたが、声明によると、MPCを構成する9人のメンバーの過半数が、年間インフレ率を目標値の2%に戻すために近く政策金利を引き上げる必要があるとの考えを示した。イギリスの8月のCPIは前年同月比2.9%上昇となった。

 実現すれば約10年ぶりの利上げとなる。MPCは、国内経済の動向が当局の予想とほぼ一致した場合、政策金利が「今後数カ月の間にも」引き上げられる可能性があると述べた。

 MPC後にはイギリスポンドがドルとユーロに対して反発したほか、10年物のイギリス国債利回りも上昇した。
 
 これは、トレーダーと投資家がイングランド銀行の発表に驚き、同行が近いうちに利上げする可能性が高いと考えていることを示す。キャピタル・エコノミクスのアナリスト、ポール・ホリングスワース氏は、イングランド銀行は早ければ11月に利上げに踏み切るとみている。

 FRB当局者らは来週、10月に保有資産の縮小に着手すると発表する見込みだ。また、追加利上げを決めるとしても、その判断を下すのは12月以降になると思われる。

 欧州では今年に入り、ユーロ圏経済が予想以上に力強い成長を遂げており、オランダやフランス、ドイツでの一連の選挙がもたらした不確実性は意に介されなかった。ECBのエコノミストらは現在、このまま行けば、2017年はユーロ圏経済にとって07年以降で最高の年になり、政策担当者の支援を受ける必要性は低下すると考えている。だが米国と同様に、2%弱というECBの目標に向かってインフレ率が持続的に上昇する兆しは見られない。

 イングランド銀行が直面している問題はもっと深刻だ。イギリスではEUからの離脱決定が、経済成長の減速とインフレ加速という結果を生んだ。

 ポンドは今年に入ってから主要貿易相手国の通貨に対して上昇しているが、依然として国民投票前の水準を約13%下回っている。ポンド安が輸入依存型のイギリス経済の消費者物価を大きく押し上げている。
 
 当局者らはこれまで、物価上昇はすぐに失速し、減速気味の経済を支えるために金利を低く抑えることができると思っていた。しかしここ数カ月、投資の低迷や生産性の伸び悩みによって、イギリスがインフレを引き起こさずに財・サービスを生産する能力が損なわれることへの懸念を強めている。

 イングランド銀行のマーク・カーニー総裁は先月、供給サイドの問題で近く利上げしなければならなくなるかもしれないと述べた。当局者らによると、イギリスの経済成長は緩やかではあるが予想をやや上回っており、通常はインフレ圧力を抑える労働市場のスラック(需給の緩み)が予想を上回るペースで縮小している。

 カーニー氏は14日に放映されたインタビューで「持続可能な方法でインフレ率を目標値の2%に戻すために、今後数カ月の間に金利の調整が必要になるかもしれない」と語った。

 イングランド銀行はこのところ、昨年のEU離脱決定など予期せぬ出来事によって計画が狂わされている。離脱決定後にポンドが急落したことを受けて、同行は昨年8月に政策金利を過去最低水準に引き下げ、債券買い入れプログラムを再開した。

 イギリスは19年にEUから離脱する予定であるため、エコノミストらは、イングランド銀行が近く政策金利を引き上げるとしても小幅にとどまるとみている。

 出典:Dow Jones

 

【追記】2017年9月20日

イギリス2018年末までに2回利上げの可能性

ロイター通信によると、イギリスのHSBCホールディングス は18日、イギリス中央銀行のイングランド銀行が今後12カ月間に2回利上げを実施するとの利上げ見通しを示した。これまでは2018年末まで政策金利は過去最低を維持すると予想していた。HSBCの現在の予想では、2017年11月と2018年5月に各25ベーシスポイント(bp)の利上げが実施され、政策金利は0.75%になる見込み。

また、イギリスのイングランド銀行(BOE)のカーニー総裁は18日、同国が欧州連合(EU)を離れて新たな市場経済へと方向転換する中、向こう数年は国内のインフレ加速が見込まれると指摘した。物価上昇を抑えるため「数カ月以内」に利上げが必要になる可能性があるとのBOEの見解を改めて強調した。イギリス消費者物価指数(CPI)は8月に前年同月比2.9%上昇し、中銀目標の2%を大幅に上回ったことでイギリスの利上げに関するタカ派姿勢が強まっており、2017年11月の利上げに対する期待が高まっています。

09月18日 19時27分 英中銀 2018年末までに2回利上げ、HSBC=ロイター

ロイター通信によると、イギリスHSBCホールディングス は18日、イングランド銀行(英中央銀行)が今後12カ月間に2回利上げを実施するとの見通しを示した。これまでは2018年末まで政策金利は過去最低を維持すると予想していた。HSBCの現在の予想では、17年11月と18年5月に各25ベーシスポイント(bp)の利上げが実施され、政策金利は0.75%になる見込み。

同行のエコノミスト、エリザベス・マーティンズ氏は「英中銀金融政策委員会の9月の議事要旨はタカ派的だったが、これまでハト派的だったカーニー総裁とブリハ委員のその後の発言でそれが確認されたようだ」と指摘した。HSBCはこれに伴い、ポンド/ドルの年末時点の予想も0.15ドル引き上げ、1ポンド=1.35ドルとした。

ポンドは先週、英中銀が今後数カ月内に政策金利を引き上げる公算が大きいとの見解を示したことを受け、過去8年以上で最も良好なパフォーマンスを記録した。

 出典:FXニュースレター

09月19日 01時38分 DJ-イギリス、EU離脱でインフレ長期化も=中銀総裁 

 イギリスのイングランド銀行(中央銀行)のカーニー総裁は18日、同国が欧州連合(EU)を離れて新たな市場経済へと方向転換する中、向こう数年は国内のインフレ加速が見込まれると指摘した。

 カーニー総裁は米ワシントンの国際通貨基金(IMF)での講演で、2019年のEU離脱(ブレグジット)計画を背景にイギリス国内では既に物価上昇圧力が高まっているとし、投資の低迷や移民減少による成長力抑制が原因だと述べた。

 さらに、物価上昇を抑えるため「数カ月以内」に利上げが必要になる可能性があるとの英中銀の見解を改めて強調した。イギリス消費者物価指数(CPI)は8月に前年同月比2.9%上昇し、中銀目標の2%を大幅に上回った。

 カーニー総裁は、イギリスがEU市場から他の市場へと軸足を移す中でインフレ圧力が予想以上に持続するかもしれないとの見方も示し、イギリス経済の転換には何年もかかる可能性があると述べた。

 ブレグジットについては、数十年にわたる世界経済の統合深化に続く「脱グローバリゼーション」の特殊な例だと表現。「全てを考慮すると、ブレグジットによる脱統合化は(中略)インフレを誘発するとみられる」と語った。

 出典:Dow Jones

 

【追記】2017年9月27日

イギリスの利上げは2017年11月の1度だけか? 

ノルデア銀行は、2017年11月に見込まれているイギリスのイングランド銀行(中央銀行)の利上げが1度限りのものになると予想している。実体経済の成長率が低下し、インフレ率が目標を下回ると見込まれるためだ。同行以外にも、イングランド銀行(BOE)が2017年11月に利上げするとの見方は広がっているが、まだいつ利上げになるかは正式に発表されていません。

09月26日 23時54分 DJ-【市場の声】英中銀、利上げは1度限りか 成長鈍化の予想で

 ノルデア銀行は、11月に見込まれているイギリスのイングランド銀行(中央銀行)の利上げが1度限りのものになると予想している。実体経済の成長率が低下し、インフレ率が目標を下回ると見込まれるためだ。

 イングランド銀にはインフレ率を2%の目標水準で維持する使命があるが、8月の消費者物価指数(CPI)は市場予想を上回る前年同月比2.9%の上昇だった。

 ノルデア銀行のアナリスト、アンドレアス・ワルストロム氏は経済成長の鈍化が「不可避」だと述べた。 同行以外にも、イングランド銀が11月に利上げするとの見方は広がっている。

 出典:Dow Jones

 

【追記】2017年10月25日

イギリス中銀副総裁 2017年11月の利上げに疑念表明でポンド安へ 

イギリス中銀副総裁のカンリフ氏は、近く迫った2017年11月の利上げに疑念を表明したことで、ポンド相場ではポンド安へ。

10月24日 07時05分 英中銀副総裁、来月の利上げ支持に改めて疑念表明=地方紙

 英地方紙であるウエスタン・メールは、カンリフ英中銀副総裁がインタビューで、来週の金融政策委員会で利上げを支持するかどうかについて改めて疑念を表明した、と報じている。

 出典:FXニュースレター

 

【追記】2017年10月26日

イギリス中銀 2017年11月利上げほぼ確実でポンド高へ 

イギリス7-9月期の国内総生産(GDP)が予想より好調だったことを受け、インベステックの債券ストラテジスト、シレン・シャー氏は、あらゆる要因がイングランド銀行(中央銀行)の利上げの可能性を示唆しているとの見方を示した。シャー氏はイングランド銀が11月2日の政策決定会合で政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げる可能性が高いとみている。

10月25日 20時09分 DJ-【市場の声】英中銀、11月利上げほぼ確実に GDP予想上回り

 英7-9月期の国内総生産(GDP)が予想より好調だったことを受け、インベステックの債券ストラテジスト、シレン・シャー氏は、あらゆる要因がイングランド銀行(中央銀行)の利上げの可能性を示唆しているとの見方を示した。

 7-9月期のGDPは前期比0.4%増となり、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がまとめたアナリスト予想の0.3%増を上回った。

 シャー氏はイングランド銀が11月2日の政策決定会合で政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げる可能性が高いとみている。

 GDPの発表を受け英国債利回りは大幅に上昇し、英ポンド翌日物金利加重平均(SONIA)先物では中銀が次回会合で利上げする確率が80%を上回った。

 出典:Dow Jones

 

【追記】2017年10月31日

2017年11月利上げなしの場合、ポンド急落に注意

イギリス中銀は11月2日に金融政策委員会を開催します。

市場では2017年11月の利上げが予想されており、2日にかけてはポンド高の見通しです。

しかしながら、万が一「2017年11月利上げ後の先行き利上げ慎重姿勢の強調」のほか、「利上げ反対票の続出」、「利上げ見送りのサプライズ」などがあった場合、一気にポンド大幅安が進行するリスクがあり要注意です。

10月30日 23時18分 2日に英国中銀会合、利上げ観測がポンド下支え=反動ポンド安も警戒

英国中銀は11月2日に金融政策委員会を開催する。市場では利上げが予想されており、2日にかけてはポンドの押し目買い地合いが支援されやすい。

ただし、英国経済はEU離脱が重石となっており、英国中銀は先行きの経済成長やインフレ見通しに懐疑姿勢を示している。前週にはECB(ECB)理事会でドラギ総裁が極めて慎重なペースでの量的緩和(QE)縮小の先行き方針を示し、為替相場ではユーロ安が加速されたばかりだ。

その意味で英国中銀の会合についても、「11月利上げ後の先行き利上げ慎重姿勢の強調」のほか、「利上げ反対票の続出」、「利上げ見送りのサプライズ」などにより、ポンドが反落となるリスクには注意を要する。

 出典:FXニュースレター

10月30日 21時02分 DJ-英ポンド上昇、今週の利上げ期待で

 英イングランド銀行(中央銀行)の金融政策委員会(MPC)を11月2日に控え、今週のポンド相場は堅調なスタートを切った。主要政策金利が現行の0.25%から0.5%へ引き上げられることが幅広く予想されている。

 INGは、利上げ予想が「ポンドの一定の支援材料になっている」と述べた。現在の取引水準は1ポンド=1.3180ドル、1ユーロ=0.8828ポンドと、それぞれ前週末比0.4%、0.2%のポンド高水準にある。

 INGは1ユーロ=0.8800ポンドへとポンド高が進む可能性があると指摘。だが「現時点で特にユーロにネガティブな見方はしていない」とし、短期的にはそこがポンド相場の天井となる公算が大きいとみている。

 「(英国が)27日にS&Pやフィッチによる格下げを免れたことでも、ポンドは難を逃れた」と説明した。

 出典:Dow Jones

 

【追記】2017年11月1日

2017年11月利上げ見送りはサプライズで ポンド急落の見通し

11月2日にイギリス中銀は金融政策委員会を開催しますが、以前から2017年11月の利上げ姿勢を明示してきたため、方針転換は「明らかに」信頼を損ない、ポンド急落となります。

市場では、今回の利上げが「一度きり」になるとし、英国が欧州連合(EU)離脱を昨年決めた後の利下げを元に戻すにすぎないと見込んでいます。EU離脱(ブレグジット)を巡る先行き不透明感から、ポンドの長期見通しに弱気の姿勢を崩していません。

11月01日 00時24分 DJ-【市場の声】英中銀、0.25%利上げ以外ならサプライズ 

 ジュリアス・ベアのエコノミスト、デビッド・メイヤー氏によると、市場は英イングランド銀行(中央銀行)が11月2日に開く金融政策委員会(MPC)での利上げを織り込み済みで、主要政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げて0.50%とする以外の動きならばサプライズになる見通しだ。

 イングランド銀行は以前から利上げ姿勢を明示してきたため、方針転換は「明らかに」信頼を損ない、ポンドの下落を引き起こすとみている。

 ジュリアス・ベアは今回の利上げが「一度きり」になるとし、英国が欧州連合(EU)離脱を昨年決めた後の利下げを元に戻すにすぎないと見込む。EU離脱を巡る先行き不透明感から、同社はポンドの長期見通しに弱気の姿勢を崩していない。

 現在の相場は1ポンド=1.3246ドル、1ユーロ=0.8797ポンド前後で、いずれも前日比0.3%のポンド高となっている。

 出典:Dow Jones

 

【追記】2017年11月2日

市場は2017年11月の利上げをどう説明するか?に注目

英イングランド銀行(中央銀行)が11月2日に10年ぶりとなる利上げに踏み切るとみられる中、投資家は利上げが各市場にどのような影響を及ぼすか読み解こうとしている。

「今週の相場は(英中銀が)利上げをどう説明するか次第で乱高下しそうだ」とし、次の政策措置については「すでにかなり不透明感が高まっている」と述べた。

  イギリス中銀が市場の利上げ予想に反して政策金利を据え置いた場合、ポンド買いの巻き戻しが起き、ポンドは再び急落すると予想するアナリストもいる。

 BNPパリバのアナリストらは、イギリス中銀が2日に利上げを見送ると予想している。ポンド相場については、18年3月末には1.25ドル前後まで下げているとの見方だ。

11月02日 07時58分 DJ-【焦点】英国10年ぶり利上げへ 波乱要因は「金利ガイダンス」

 英イングランド銀行(中央銀行)が今週2日に10年ぶりとなる利上げに踏み切るとみられる中、投資家は利上げが各市場にどのような影響を及ぼすか読み解こうとしている。

 イギリス中銀の利上げは、欧州中央銀行(ECB)が10月に債券買い入れの延長・規模縮小を決めたのと同じように想定の範囲内だが、英中銀金融政策委員会(MPC)が示すフォワードガイダンス(金融政策の先行きの手掛かり)の内容次第で相場が大きく変動することはあり得る。

 アリアンツ・グローバル・インベスターズの英債券運用責任者、カツペル・ブジェズニアク氏は「今週の相場は(英中銀が)利上げをどう説明するか次第で乱高下しそうだ」とし、次の政策措置については「すでにかなり不透明感が高まっている」と述べた。

 市場の金利見通しを反映する指標「オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS=翌日物金利スワップ)」は利上げを織り込み済みだ。ただ、OIS が織り込む今後5年間の利上げ回数(10月30日時点)は、イギリス中銀が早期の利上げを示唆する直前の9月13日時点の織り込み回数から1回増えたにすぎない。

 英中銀がどのようなフォワードガイダンスを示すかについて、投資家の見方は割れている。

 ロイヤル・ロンドン・アセット・マネジメントで国債部門を統括するポール・レイナー氏は、利上げは1回では終わらないと指摘。英中銀は2018年末までの追加利上げを織り込むことに前向きな姿勢を示しているので、「2日に利上げを見送れば非常におかしなことになる」と述べた。

 イギリスが16年6月の国民投票で欧州連合(EU)からの離脱を決めて以降、英ポンド相場は金利や政局の見通しの変化に振り回されてきた。 米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、投機筋によるポンドの買い持ち高と売り持ち高はほぼ拮抗(きっこう)している。4月の時点では、投機筋の持ち高は10万枚余りの売り越し(ドルの買い越し)だった。

イギリス中銀が市場の利上げ予想に反して政策金利を据え置いた場合、ポンド買いの巻き戻しが起き、ポンドは再び急落すると予想するアナリストもいる。

BNPパリバのアナリストらは、イギリス中銀が2日に利上げを見送ると予想している。ポンド相場については、18年3月末には1.25ドル前後まで下げているとの見方だ。

 イギリス国債も利上げを織り込んでいる。2年債利回りは9月に急上昇(価格は急落)し、昨年の国民投票直前に付けた水準を回復した。それでも一部のアナリストは、イギリス経済が直面しているリスクに基づくとイギリス国債は割高だとみている。バークレイズのアナリストらは、イギリスは秩序なきEU離脱を迎える可能性があるため、イギリス国債は他の欧州諸国の国債よりも割高だと指摘している。

 英国のEU離脱が決まった国民投票以降、英国株式相場はポンド相場とほぼ連動してきた。ファクトセットによると、FTSE100種総合株価指数の構成企業は、総売上高に占める国内売上高の割合が3分の1未満でしかない。つまり、ポンドが下落すると、これら企業の(ポンド建て)株価は上昇するということだ。

 だが、アナリストの間では、ポンドがまた急落すれば英国株にはマイナスとの声もある。UBSのマクロ戦略グローバル責任者、イアノス・コントポウロス氏は「ポンド安はこの先、英国株の支援材料にならないだろう」と指摘。ポンド安がインフレ加速や追加利上げを引き起こし、FTSE100種指数を押し上げる効果もなくなる転換点に達するためだという。「累積的な下落幅が大きくなりすぎると不確実性が高まる」とも述べた。

 出典:Dow Jones

 

【追記】2017年11月5日

イギリス利上げ後に謎のポンド急落へ

イギリスでは11月2日に金融政策委員会で、イギリスの約10年ぶりの利上げが発表。

しかし、直後にポンドは一時上昇したあと、すぐにポンド急落に転じました。

市場予想では、利上げ=ポンド高だったため予想外の展開でしたが、ポンド急落の原因は、今回の政策声明が、FRBの利上げや欧州中央銀行(ECB)の債券買い入れ縮小と似た「ハト派的」な措置と受け止められたことを意味しています。

また、イングランド銀は、市場予想を上回るペースでの利上げが必要かもしれないと警告する文言を削除しました。このことも市場では「ハト派的」ととらえポンド急落の原因となりました。

また、市場では、今回の利上げが「一度きり」のものになるとし、イギリスが欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を昨年決めた後の利下げを元に戻すにすぎないと見込んでいます。EU離脱(ブレグジット)を巡る先行き不透明感から、ポンドの長期見通しは弱気でポンド安の見通しは変わりません

今後のポンドドル相場を見ると、ユーロ圏とのブレグジット交渉では難しい局面が予想され、イギリスの政局運営は困難な見通しです。このような状況から、長期的にはポンド相場において明るい材料が想像できないため、売りを建てるなら絶好のタイミングと考えます。

11月02日 21時52分 DJ-英ポンド、中銀利上げ発表後に大幅安

 英イングランド銀行(中央銀行)が2日、政策金利を予想通り0.25ベーシスポイント(bp)引き上げ0.5%としたことを受け英ポンドは発表直後に一時上昇したが、すぐに大幅下落に転じた。

 イングランド銀行は今後の利上げが「漸進的に進み、上げ幅は限定的になる」と述べた。英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)については「経済見通しに目立った影響を及ぼしている」と警鐘を鳴らした。

 ポンドは政策判断の発表直前には1.3269ドルだったが、現在は前日比1%安の1.3111ドル前後での取引となっている。対ユーロでも売られ、現在の相場は前日比1.3%ポンド安の1ユーロ=0.8890ポンド前後。

 出典:Dow Jones

 

【追記】2017年9月27日

アメリカ利上げは2017年12月の可能性高まる 

米連邦準備制度理事会(FRB)のジャネット・イエレン議長は26日、最近のインフレ率が予想を下回っているにもかかわらずFRBが緩やかな2017年12月の年内利上げを見込んでいることについて、見通しは正当だとの見解を示した。イエレン議長は26日の講演で、現在の慎重な見通しを維持すべきだと結論付ける前に、利上げペースが遅過ぎるリスクと早過ぎるリスクとを比較し、その中間的なアプローチを探る考えを示した。これらの発言により市場では、アメリカの利上げは2017年12月の可能性が高まっています。 

09月27日 09時27分 DJ-【焦点】FRB、年内の追加利上げ濃厚に イエレン議長発言で

 【クリーブランド(米オハイオ州)】米連邦準備制度理事会(FRB)のジャネット・イエレン議長は26日、最近のインフレ率が予想を下回っているにもかかわらずFRBが緩やかな利上げを見込んでいることについて、見通しは正当だとの見解を示した。

 議長は当地で開かれた全米企業エコノミスト協会(NABE)の会合で、「そのような強い不透明感を前に、いかに政策を立案すべきだろうか。緩やかなペースで調整するというアプローチが一段と正当化されると思う」とし、「インフレ率が2%に回帰するまで金融政策を据え置くことは賢明ではないだろう」と語った。

 イエレン議長は26日の講演で、現在の慎重な見通しを維持すべきだと結論付ける前に、利上げペースが遅すぎる過ぎるリスクと早過ぎるリスクとを比較し、その中間的なアプローチを探る考えを示した。

 出典:Dow Jones

 

【追記】2017年9月29日

アメリカ利上げいつ?2017年12月の可能性 83%へ上昇 

2017年9月26日のアメリカ連邦準備制度理事会(FRB)のジャネット・イエレン議長の発言を受け、金融市場では2017年12月の利上げ観測が高まった。CMEグループのデータによると、フェデラルファンド(FF)金利先物市場が見込む年内追加利上げの確率は、アメリカ東部時間26日夕方時点で83%と、22日時点での72.8%から上昇した。

議長は、早過ぎる利上げは不必要に経済成長を鈍化させる可能性があるとしつつも、「緩やか過ぎる利上げも警戒すべきだ」と指摘。利上げが遅過ぎれば「後に物価の面で問題が生じ、リセッション(景気後退)の引き金になりかねない」と説明した。利上げがいつになるのか注目が高まっています。

09月28日 12時00分 DJ-[訂正]【焦点】FRB、年内の追加利上げ濃厚に 議長発言で 

 【クリーブランド(アメリカ オハイオ州)】アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)のジャネット・イエレン議長は26日、最近のインフレ率が予想を下回っているにもかかわらずFRBが緩やかな利上げを見込んでいることについて、見通しは正当だとの見解を示した。

 だがその一方で、低インフレが長期化し、インフレ低迷は一時的な要因というよりも経済の長期的変化を反映するものだと結論付けた場合には、利上げペースが遅くなる可能性もあると述べた。

 FRBがインフレ指標として重視している個人消費支出(PCE)価格指数の前年比上昇率は過去5年間の大半にわたり目標の2%を下回っている。イエレン議長はインフレ率が目標に向けて徐々に上昇するとの見通しを示しつつも、この見通しが不確実であることを認めた。

 議長は当地で開かれた全米企業エコノミスト協会(NABE)の会合で、「そのような強い不透明感を前に、いかに政策を立案すべきだろうか。緩やかなペースで調整するというアプローチが一段と正当化されると思う」とし、「インフレ率が2%に回帰するまで金融政策を据え置くことは賢明ではないだろう」と語った。

 議長の発言を受け、金融市場では12月の利上げ観測が高まった。CMEグループのデータによると、フェデラルファンド(FF)金利先物市場が見込む年内追加利上げの確率は、アメリカ東部時間26日夕方時点で83%と、22日時点での72.8%から上昇した。

 出典:Dow Jones

 

【追記】2017年10月7日

いつアメリカ利上げ?2017年12月の可能性 93%へ上昇 

2017年10月6日発表のアメリカ9月雇用統計を受け、市場が織り込む連邦準備制度理事会(FRB)の年内利上げの確率は93%となり、1週間前の73%から上昇しました。

ドル円相場も、ドル高に反応し、一時1ドル=113.4円台まで急上昇しました。

10月06日 22時49分 DJ-【市場の声】FRBの12月利上げ確率が上昇、米雇用統計後 

 9月の米雇用統計で非農業部門就業者数が2010年以来初めて減少したが、トレーダーの間ではテキサス州とフロリダ州を襲った大型ハリケーンが原因と理解された。これを受け、米国債の価格が低下(利回りが上昇)した。

 CMEグループのデータによると、市場が織り込む連邦準備制度理事会(FRB)の年内利上げの確率は93%となり、1週間前の73%から上昇した。

 出典:Dow Jones

【まとめ】いつ利上げ?アメリカ、ユーロ、イギリス利上げ時期に注目

イギリスのイングランド銀行(BOE)は14日、インフレ加速を抑制するために政策金利を引き上げる準備を進めていることを示唆した。イングランド銀行は早ければ2017年11月に利上げに踏み切るとみている。実現すれば約10年ぶりの利上げとなる。

11月2日にイギリス中銀は金融政策委員会を開催しますが、以前から2017年11月の利上げ姿勢を明示してきたため、方針転換は「明らかに」信頼を損ない、ポンド急落となります。

市場では、イギリスの今回の利上げが「一度きり」になるとし、イギリスが欧州連合(EU)離脱を昨年決めた後の利下げを元に戻すにすぎないと見込んでいます。イギリスのEU離脱(ブレグジット)を巡る先行き不透明感から、ポンドの長期見通しに弱気の姿勢を崩していません。

一方、アメリカでは経済成長が勢いを欠き、8月のインフレ率(前月比)が1月以来の高水準に達した。こうした中、FRB当局者らは来週、10月に保有資産の縮小に着手すると発表する見込みだ。また、追加利上げを決めるとしても、その判断を下すのは2017年12月以降になると予想されますが、市場ではアメリカの利上げが2017年12月の可能性が高いと見られています。

そして、欧州中央銀行(ECB)は来月、ユーロ圏経済の好調を受けて、債券買い入れプログラムを段階的に縮小する計画を発表するとみられる。

 

【追記】2017年10月5日

イギリス中央銀行の利上げ発言はポンド高誘導か?

アメリカの格付け会社S&Pは、イギリス経済に利上げが近づいていることを示唆するイングランド銀行(イギリス中央銀行)当局者らのイギリス利上げ発言は、ポンド相場を押し上げてインフレを抑制することが目的ではないか?ポンド高誘導発言では?との見方を示しています。

10月04日 21時31分 英中銀の利上げ示唆、ポンド高誘導を意図か、S&P=ロイター 

ロイター通信によると、米格付け会社S&Pは、イギリス経済に早期利上げが必要かどうかは「やや疑わしい」とし、利上げが近づいていることを示唆するイングランド銀行(イギリス中央銀行)当局者らの発言は、ポンド相場を押し上げてインフレを抑制することが目的ではないかとの見方を示した。

S&Pのアナリストはリポートで「イギリス中銀とカーニー総裁の最近のコメントは主として、輸入インフレ圧力の軽減に向け、ポンドを押し上げる狙いがあるのではないか」と指摘。
「この戦略には11月の25ベーシスポイントの実際の利上げが含まれる可能性がある。経済の減速を考えれば、2018年の追加的な措置については必然とは言えないもようだ」との見方を示した。

 出典:FXニュースレター

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