いつ利上げ?アメリカ、ユーロ、イギリス利上げ時期に注目

利上げ

市場では、アメリカ、ユーロ、イギリスでいつ利上げとなるのか?利上げ時期に注目が集まっています。

 ※このページは長いので、目次をクリックして興味ある項目に移動して、また目次に戻って。というような感じで、興味ある項目順に読むことをおすすめします。

 

【追記】2018年6月19日

目次



2018年6月のイギリス利上げは見送りと予想 次回利上げは8月か?

英イングランド銀行の金融政策委員会では、2018年6月のイギリス利上げは見送りと予想されています。

イギリスの利上げは2018年5月は延期となり、次回利上げは2018年8月になるのではないか?と予想されています。

利上げの動きはポンドの動きに影響が大きいため注目です。

 → 2018年6月のイギリス利上げは見送りと予想 次回利上げは8月か?

2018年6月のイギリス利上げは見送りと予想 次回利上げは8月か?

 

【追記】2018年5月22日

イギリス利上げ 2018年5月は延期、次回は2018年8月利上げか?

イギリスの利上げは2018年5月は延期となり、次回利上げは2018年8月になるのではないか?と予想されています。

利上げの動きはポンドの動きに影響が大きいため注目です。

 → イギリス利上げ 2018年5月は延期、次回は2018年8月利上げか?

 

【追記】2018年4月30日

イギリス利上げ2018年5月は延期?次回利上げは11月と予想!

イギリスの利上げは従来予想の2018年5月から延期になるのでは? そして次回利上げは2018年11月との予想が出ています。

バンクオブアメリカ・メリルリンチは、イギリスの次回利上げは2018年11月、3回目の利上げは19年5月になるとの予想を示しました。また、「当社の見解では5月の利上げの可能性は排除されるが、年内の可能性についてはまだそうではない」と述べています。

 → イギリス利上げ2018年5月は延期?次回利上げは11月と予想!

 

【追記】2018年4月22日

ポンド2週間ぶり安値。イギリス中銀総裁が政策金利据え置き発言で…

欧州市場の20日朝の取引で、英ポンドがドルに対して2週間ぶり安値をつけています。

英イングランド銀行(中央銀行)のマーク・カーニー総裁が19日、経済指標の悪化を踏まえ、5月にイギリスの政策金利の据え置きを検討するかもしないと述べたことでポンド安に反応。市場では5月の利上げを予想する向きが多かったため、ポンド安になりました。

現在の相場は1ポンド=1.4056ドル前後。ユーロに対するポンド相場も一時、18日ぶりの安値となる1ユーロ=0.8786ポンドをつける場面があった。 
 → ポンド2週間ぶり安値。イギリス中銀総裁が政策金利据え置き発言で…

 

【追記】2018年4月10日

イギリス5月に追加利上げ見通し

英イングランド銀行(中央銀行)が5月の金融政策委員会(MPC)で利上げする見通しです。

イギリスとEUは3月、イギリスが19年3月末に正式にEUを離脱した後に設ける「移行期間」について暫定合意しました。

EUが10月を期限としてイギリスと交渉中の「離脱協定」に盛り込むが、離脱協定で合意できなければ、移行期間の暫定合意も無効となるため、ポンドドルへが今後どうなるのか?注目です

 → 【2018年5月】イギリス利上げ見通しでポンドドルはどうなる?

 

【追記】2018年3月22日

イギリス5月に追加利上げか?ポンドドルはどうなる?

英国で21日発表された指標で賃金の伸び加速が示され、英イングランド銀行(中央銀行)が5月に利上げする可能性が強まったとウニクレディトは指摘しています。

ポンド/ドルは2016年EU離脱「Brexit」国民投票後の高値を更新し、次のターゲットとしては国民投票の前日1.45ドル水準が意識されつつあります。

ただ、欧州連合(EU)離脱合意が2019年1-3月期に批准されるまでは、追加利上げの可能性は小さいとの見方も示しています。

 → イギリスの5月利上げの可能性上昇で、ポンドドル予想は高値更新か?

 

【追記】2018年2月22日

イギリス5月に追加利上げか?

英イングランド銀行(中央銀行)のチーフエコノミストを務めるアンドルー・ホールデン理事は、世界経済の力強さを背景として英国の経済成長に「上振れ」リスクがあると指摘した。「海外と英国両方の経済成長とインフレが予想より勢いづく可能性がある」とし、イングランド銀行が今月示唆したより迅速な利上げが必要になるかもしれないと付け加えた。

市場では同行が早ければ5月にも追加利上げに動くとみられており、今回の発言でこうした見方が一段と強まりそうだ。

英経済に上振れリスク、利上げ加速も=中銀チーフエコノミスト

英イングランド銀行(中央銀行)のチーフエコノミストを務めるアンドルー・ホールデン理事は、インフレ圧力が同行の最新見通しよりも強まる可能性があると述べた。
 
 ホールデン氏は議会に対する年次報告で、世界経済の力強さを背景として英国の経済成長に「上振れ」リスクがあると指摘した。「海外と英国両方の経済成長とインフレが予想より勢いづく可能性がある」とし、イングランド銀行が今月示唆したより迅速な利上げが必要になるかもしれないと付け加えた。
 
 市場では同行が早ければ5月にも追加利上げに動くとみられており、今回の発言でこうした見方が一段と強まりそうだ。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

英中銀の追加利上げ示唆、市場期待の調整が目的=総裁 

英イングランド銀行(中央銀行)のマーク・カーニー総裁は21日、英議会の下院財政委員会で証言し、今月の金融政策委員会(MPC)で追加利上げを示唆したのは、最近の経済指標に基づく英経済の状況を市場が十分織り込んでいなかったためだと述べた。

 英国が欧州連合(EU)離脱後の貿易協定や移行期間を巡る交渉を行っている間の利上げを市場は織り込んでいなかったとし、それを是正したいと考えたと説明した。

 英中銀は8日のMPC後の声明で「金融政策を(11月時点の)予想よりもやや早く引き締める必要があり、その度合いも予想よりやや大きくする必要があるようだ」と言明した。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

 

【追記】2018年2月13日

イギリス利上げ 5月の予想増える

1月の英消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比3%となった。2.9%への低下を見込んでいた市場予想に反し、昨年12月と同水準を維持した。この結果、イングランド銀行(中央銀行)が5月に利上げするとの見方が強まることになりそうだ。

英中銀、5月利上げ観測強まる 1月CPIが予想以上で

1月の英消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比3%となった。2.9%への低下を見込んでいた市場予想に反し、昨年12月と同水準を維持した。この結果、イングランド銀行(中央銀行)が5月に利上げするとの見方が強まることになりそうだ。

 為替ブローカーのUFX.comでマネジング・ディレクターを務めるデニス・デジョン氏は、英中銀が「少なくとも生産者物価指数の伸び率低下を歓迎するだろう」としつつも、「インフレとの闘いを続ける(英中銀の)マーク・カーニー総裁には息をつく間もない」と述べた。

 オンライン為替取引プラットフォーム、インフィノクスのトレーディング責任者、ジェイコブ・デップ氏は、5月の利上げは「既定路線のようだ」との見解を示した。

 英CPIの発表を受けてポンドはドルに対し上昇している。英国時間13日正午過ぎの時点の相場は、前日比0.5%高の1ポンド=1.3904ドル。ユーロに対しても発表直後には0.2%高となる場面があったが、現在は前日終値とほぼ同水準で推移している。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

 

【追記】2018年2月9日

イギリス中銀 利上げ回数を増やす可能性を示唆

英イングランド銀行(中央銀行)は8日、金融政策の現状維持を決めた。しかし主要政策金利を昨年11月時点の想定より大幅に引き上げ、利上げ回数を増やす可能性があることを示唆した。

イングランド銀によると、投資家の間では、向こう3年で25ベーシスポイント(bp)の利上げが3回あると見込まれている。しかしこのペースでは物価上昇率が21年初めでもまだ目標をややに上回る水準にとどまるとみられるため、より積極的な利上げが必要だとの考えを示した。

02月08日 21時39分 DJ-英中銀、利上げペース加速を示唆 金融政策は据え置き 

 英イングランド銀行(中央銀行)は8日、金融政策の現状維持を決めた。しかし主要政策金利を昨年11月時点の想定より大幅に引き上げ、利上げ回数を増やす可能性があることを示唆した。

 それでも過去の標準と比べ、大幅な引き締めとなる可能性は低いとした。

 イングランド銀によると、投資家の間では、向こう3年で25ベーシスポイント(bp)の利上げが3回あると見込まれている。しかしこのペースでは物価上昇率が21年初めでもまだ目標をややに上回る水準にとどまるとみられるため、より積極的な利上げが必要だとの考えを示した。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

 

【追記】2018年2月8日

イギリス2018年の利上げを5月にも検討か?

英イングランド銀行(中央銀行)の追加利上げを巡り、堅調な経済指標が多く出ていることから、早ければ5月にも検討する可能性がうかがわれる。

ただ、JPモルガン・アセット・マネジメントの英国・欧州市場チーフストラテジスト、カレン・ワード氏は「イングランド銀が早ければ5月の追加利上げを確約するに十分なほど自信を強めるかどうかは全く別問題」だと指摘している。

英中銀は8日、政策金利を巡る判断を発表する。

02月08日 05時18分 DJ-【市場の声】英中銀、数カ月以内の利上げ可能性低い=JPM 

 英イングランド銀行(中央銀行)の追加利上げを巡り、堅調な経済指標が多く出ていることから、早ければ5月にも検討する可能性がうかがわれる。

 ただ、JPモルガン・アセット・マネジメントの英国・欧州市場チーフストラテジスト、カレン・ワード氏は「イングランド銀が早ければ5月の追加利上げを確約するに十分なほど自信を強めるかどうかは全く別問題」だと指摘している。ワード氏はイングランド銀でキャリアをスタートさせた人物。

 向こう3カ月は欧州連合(EU)離脱交渉のヤマ場となる可能性があるため、「大胆にも利上げ見通しを確約するには適切な時期とは思えない」と述べた。

 英中銀は8日、政策金利を巡る判断を発表する。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

 

【追記】2018年2月5日

イギリス2018年の利上げは上半期か?

英イングランド銀行(中央銀行)の2018年上半期の利上げについて、市場が織り込む25ベーシスポイント(bp)の利上げ確率が50%となっているが、ロイヤルバンク・オブ・カナダ(RBC)はこれが「行き過ぎ」だと述べた。

イングランド銀は今後数年で2度利上げする考えを示しているものの、金融政策委員会(MPC)は漸進的な引き締めを信念とすることで知られていると指摘した。RBCによると、市場は今後3年で「25bpずつ、およそ2回半の利上げ」を見込んでいるという。

02月05日 21時18分 DJ-【市場の声】英中銀、上半期は利上げ見送りへ=RBC 

 英イングランド銀行(中央銀行)の2018年上半期の利上げについて、市場が織り込む25ベーシスポイント(bp)の利上げ確率が50%となっているが、ロイヤルバンク・オブ・カナダ(RBC)はこれが「行き過ぎ」だと述べた。

 イングランド銀は今後数年で2度利上げする考えを示しているものの、金融政策委員会(MPC)は漸進的な引き締めを信念とすることで知られていると指摘した。

 RBCによると、市場は今後3年で「25bpずつ、およそ2回半の利上げ」を見込んでいるという。
 
 ポンド相場は現在、1ポンド=1.4093ドル前後、1ユーロ=0.8841ポンド前後と、いずれも前週末比0.2%のポンド安水準で推移している。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

 

【追記】2018年1月24日

■2018年にイギリスは2回の利上げ?

ベレンベルク銀行の英国担当シニアエコノミスト、カラム・ピッカリング氏の見方では、英イングランド銀行(中央銀行)が超緩和的な金融政策を正当化することはますます難しくなっている。最新の雇用統計で、賃金の上昇と低い失業率が明らかになったことが主因だ。

同氏はイングランド銀行が今年、4-6月期と10-12月期に1回ずつ、計2回の利上げに動くと予想。2019年7-9月期にも1回の利上げを見込んでいる。
 
 この日発表された雇用統計を受けて英国債利回りは全体的に上昇したが、その後、元に戻った。

01月24日 21時39分 DJ-【市場の声】英中銀、利上げ回避は困難 堅調な雇用統計で

ベレンベルク銀行の英国担当シニアエコノミスト、カラム・ピッカリング氏の見方では、英イングランド銀行(中央銀行)が超緩和的な金融政策を正当化することはますます難しくなっている。最新の雇用統計で、賃金の上昇と低い失業率が明らかになったことが主因だ。

同氏はイングランド銀行が今年、4-6月期と10-12月期に1回ずつ、計2回の利上げに動くと予想。2019年7-9月期にも1回の利上げを見込んでいる。

この日発表された雇用統計を受けて英国債利回りは全体的に上昇したが、その後、元に戻った。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

 

【追記】2018年1月31日

イギリス2018年の利上げはまだ先?

 

英中銀は昨年11月、約10年ぶりの利上げに踏み切った際、今後3年間にもう数回利上げを行う公算が大きいとの考えを示唆していた。今回のカーニー総裁の発言は、11月から金利見通しに大きな変更がないことを示している。英中銀は2月8日に最新の経済見通しを発表する予定。

同行の最新の見通しからは、向こう数年間にわたり安定しつつも小幅な経済成長を見込んでいることが分かる。同行の金融政策委員会(MPC)は、インフレ抑制のために20年末までにあと2回の利上げが必要だと示唆している。

01月31日 04時12分 DJ-英実質賃金に回復の兆し、ポンド安の影響は終息=中銀総裁 

イングランド銀行(英中央銀行)のマーク・カーニー総裁は30日、上院での証言で、これまで長らく低迷していた家計所得が、今年ようやく持ち直すとの見方を示した。

 総裁は労働市場の引き締まりを背景に、「実質賃金の伸びが戻る兆候が出ている」と述べた。

 また、2016年の欧州連合(EU)離脱決定を受けたポンド安によるインフレ押し上げ効果は向こう数年続く可能性があるが、その影響はほとんど過ぎ去ったとの認識を示した。

 英中銀は昨年11月、約10年ぶりの利上げに踏み切った際、今後3年間にもう数回利上げを行う公算が大きいとの考えを示唆していた。今回のカーニー総裁の発言は、11月から金利見通しに大きな変更がないことを示している。英中銀は2月8日に最新の経済見通しを発表する予定。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

01月04日 12時56分 DJ-【中銀政策見通し】英中銀、現状維持へ 4月以降は離脱交渉次第

英中銀イングランド銀行は1-3月期に政策金利を据え置く見通しだ。4月以降の政策については、欧州連合(EU)離脱交渉の進捗(しんちょく)に大きく左右されるだろう。

 イングランド銀行は昨年11月、インフレ加速に歯止めをかけるために10年ぶりの利上げを行い、政策金利を0.5%に引き上げた。 

 2017年に物価上昇が加速したのは、英ポンド安によるところが大きいが、マーク・カーニー総裁をはじめとするイングランド銀行関係者は、インフレ圧力全般が高まりつつあると考えている。

 その大きな理由の1つは、EUとの関係を巡る不確実性が海外からの投資や移民流入にブレーキをかけていることだ。イングランド銀行はこうした状況について、財やサービスの生産能力が逼迫(ひっぱく)し、物価上昇につながると懸念している。

 同行の最新の見通しからは、向こう数年間にわたり安定しつつも小幅な経済成長を見込んでいることが分かる。同行の金融政策委員会(MPC)は、インフレ抑制のために20年末までにあと2回の利上げが必要だと示唆している。

 とはいえ、EU離脱交渉が重大な局面を迎える中、今年は経済・金利見通しが急に変わる可能性がある。英国は19年3月までにEUを離脱する。英国とEUは、新たな通商関係の輪郭や離脱後の移行期間の条件について18年10月末までに合意したい考えだ。

 離脱交渉が順調に進み、円滑な離脱が実現する見通しが強まれば、恐らく経済は上向くだろう。だが、交渉が頓挫し、無秩序な離脱の可能性が高まれば、企業や家計の景況感は大幅に悪化するかもしれない。イングランド銀行は、どちらの場合でも対応する用意があるとしている。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

 

いつ利上げ?アメリカ、ユーロ、イギリス利上げ時期に注目 

イギリスのイングランド銀行(BOE)は14日、インフレ加速を抑制するために政策金利を引き上げる準備を進めていることを示唆した。イングランド銀行は早ければ2017年11月に利上げに踏み切るとみている。実現すれば約10年ぶりの利上げとなる。

アメリカでは経済成長が勢いを欠き、8月のインフレ率(前月比)が1月以来の高水準に達した。こうした中、米連邦準備制度理事会(FRB)は来週、4兆2000億ドル相当の米国債と住宅ローン担保証券(MBS)の縮小を開始する構えだ。FRB当局者らは来週、10月に保有資産の縮小に着手すると発表する見込みだ。また、追加利上げを決めるとしても、その判断を下すのは2017年12月以降になると思われる。

一方、欧州中央銀行(ECB)は来月、ユーロ圏経済の好調を受けて、債券買い入れプログラムを段階的に縮小する計画を発表するとみられる。

09月15日 18時23分 DJ-【焦点】英中銀が利上げ示唆、主要中銀の足並みそろうか

 【ロンドン】イギリスのイングランド銀行(中央銀行)は14日、インフレ加速を抑制するために政策金利を引き上げる準備を進めていることを示唆した。これにより、世界の主要3中銀が世界金融危機後の量的緩和の終了に向けて数年ぶりに足並みをそろえることになるかもしれない。
 
 米国では経済成長が勢いを欠き、8月のインフレ率(前月比)が1月以来の高水準に達した。こうした中、米連邦準備制度理事会(FRB)は来週、4兆2000億ドル相当の米国債と住宅ローン担保証券(MBS)の縮小を開始する構えだ。また今のところは、インフレ率の上昇が続けば年内に利上げする予定でもある。

 一方、欧州中央銀行(ECB)は来月、ユーロ圏経済の好調を受けて、債券買い入れプログラムを段階的に縮小する計画を発表するとみられる。

 3中銀が計画を実行に移したら、金融危機で傷ついた経済を再生するための非常手段をとって以来、初めてそろって刺激策の解除に動くことになる。

 3中銀は同じような方向に向かっているが、その動機は少し異なる。FRBとECBは、インフレ率の低迷に困惑しながらも、景気回復を受けてそれぞれの経済が必要とする資金の規模を見直している。

 FRBの場合、米国の8月のインフレ率(前月比)が回復したことで、「今春の物価圧力の低下は一時的なもの」とする当局者らの予想が初めて裏付けられた。インフレ率がここ数カ月、ほぼ横ばいだったことで、FRBが3月と6月の利上げ後に立てた計画通りに年内にあと1回利上げできるかどうか疑問が広がっていた。

 米労働省が14日に発表した8月の消費者物価指数(CPI)は前月比で0.4%上昇し、上昇率は1月以来の高さを記録。食品とエネルギーを除いたコアCPIは0.2%の上昇となり、上昇率は2月以来の高さとなった。先物市場が織り込む年内利上げ確率はCPI発表後に上昇し、50%を超えた。

 イングランド銀行の場合、FRBとは異なる問題に直面している。昨年、国民投票でイギリスの欧州連合(EU)離脱が決まったことが、インフレ高進に拍車をかけるなどさまざまな形で経済を圧迫している。

 同行は9月の金融政策委員会(MPC)で政策金利を0.25%に据え置くことを決めたが、声明によると、MPCを構成する9人のメンバーの過半数が、年間インフレ率を目標値の2%に戻すために近く政策金利を引き上げる必要があるとの考えを示した。イギリスの8月のCPIは前年同月比2.9%上昇となった。

 実現すれば約10年ぶりの利上げとなる。MPCは、国内経済の動向が当局の予想とほぼ一致した場合、政策金利が「今後数カ月の間にも」引き上げられる可能性があると述べた。

 MPC後にはイギリスポンドがドルとユーロに対して反発したほか、10年物のイギリス国債利回りも上昇した。
 
 これは、トレーダーと投資家がイングランド銀行の発表に驚き、同行が近いうちに利上げする可能性が高いと考えていることを示す。キャピタル・エコノミクスのアナリスト、ポール・ホリングスワース氏は、イングランド銀行は早ければ11月に利上げに踏み切るとみている。

 FRB当局者らは来週、10月に保有資産の縮小に着手すると発表する見込みだ。また、追加利上げを決めるとしても、その判断を下すのは12月以降になると思われる。

 欧州では今年に入り、ユーロ圏経済が予想以上に力強い成長を遂げており、オランダやフランス、ドイツでの一連の選挙がもたらした不確実性は意に介されなかった。ECBのエコノミストらは現在、このまま行けば、2017年はユーロ圏経済にとって07年以降で最高の年になり、政策担当者の支援を受ける必要性は低下すると考えている。だが米国と同様に、2%弱というECBの目標に向かってインフレ率が持続的に上昇する兆しは見られない。

 イングランド銀行が直面している問題はもっと深刻だ。イギリスではEUからの離脱決定が、経済成長の減速とインフレ加速という結果を生んだ。

 ポンドは今年に入ってから主要貿易相手国の通貨に対して上昇しているが、依然として国民投票前の水準を約13%下回っている。ポンド安が輸入依存型のイギリス経済の消費者物価を大きく押し上げている。
 
 当局者らはこれまで、物価上昇はすぐに失速し、減速気味の経済を支えるために金利を低く抑えることができると思っていた。しかしここ数カ月、投資の低迷や生産性の伸び悩みによって、イギリスがインフレを引き起こさずに財・サービスを生産する能力が損なわれることへの懸念を強めている。

 イングランド銀行のマーク・カーニー総裁は先月、供給サイドの問題で近く利上げしなければならなくなるかもしれないと述べた。当局者らによると、イギリスの経済成長は緩やかではあるが予想をやや上回っており、通常はインフレ圧力を抑える労働市場のスラック(需給の緩み)が予想を上回るペースで縮小している。

 カーニー氏は14日に放映されたインタビューで「持続可能な方法でインフレ率を目標値の2%に戻すために、今後数カ月の間に金利の調整が必要になるかもしれない」と語った。

 イングランド銀行はこのところ、昨年のEU離脱決定など予期せぬ出来事によって計画が狂わされている。離脱決定後にポンドが急落したことを受けて、同行は昨年8月に政策金利を過去最低水準に引き下げ、債券買い入れプログラムを再開した。

 イギリスは19年にEUから離脱する予定であるため、エコノミストらは、イングランド銀行が近く政策金利を引き上げるとしても小幅にとどまるとみている。

 出典:Dow Jones

 

【追記】2017年9月20日

イギリス2018年末までに2回利上げの可能性

ロイター通信によると、イギリスのHSBCホールディングス は18日、イギリス中央銀行のイングランド銀行が今後12カ月間に2回利上げを実施するとの利上げ見通しを示した。これまでは2018年末まで政策金利は過去最低を維持すると予想していた。HSBCの現在の予想では、2017年11月と2018年5月に各25ベーシスポイント(bp)の利上げが実施され、政策金利は0.75%になる見込み。

また、イギリスのイングランド銀行(BOE)のカーニー総裁は18日、同国が欧州連合(EU)を離れて新たな市場経済へと方向転換する中、向こう数年は国内のインフレ加速が見込まれると指摘した。物価上昇を抑えるため「数カ月以内」に利上げが必要になる可能性があるとのBOEの見解を改めて強調した。イギリス消費者物価指数(CPI)は8月に前年同月比2.9%上昇し、中銀目標の2%を大幅に上回ったことでイギリスの利上げに関するタカ派姿勢が強まっており、2017年11月の利上げに対する期待が高まっています。

09月18日 19時27分 英中銀 2018年末までに2回利上げ、HSBC=ロイター

ロイター通信によると、イギリスHSBCホールディングス は18日、イングランド銀行(英中央銀行)が今後12カ月間に2回利上げを実施するとの見通しを示した。これまでは2018年末まで政策金利は過去最低を維持すると予想していた。HSBCの現在の予想では、17年11月と18年5月に各25ベーシスポイント(bp)の利上げが実施され、政策金利は0.75%になる見込み。

同行のエコノミスト、エリザベス・マーティンズ氏は「英中銀金融政策委員会の9月の議事要旨はタカ派的だったが、これまでハト派的だったカーニー総裁とブリハ委員のその後の発言でそれが確認されたようだ」と指摘した。HSBCはこれに伴い、ポンド/ドルの年末時点の予想も0.15ドル引き上げ、1ポンド=1.35ドルとした。

ポンドは先週、英中銀が今後数カ月内に政策金利を引き上げる公算が大きいとの見解を示したことを受け、過去8年以上で最も良好なパフォーマンスを記録した。

 出典:FXニュースレター

09月19日 01時38分 DJ-イギリス、EU離脱でインフレ長期化も=中銀総裁 

 イギリスのイングランド銀行(中央銀行)のカーニー総裁は18日、同国が欧州連合(EU)を離れて新たな市場経済へと方向転換する中、向こう数年は国内のインフレ加速が見込まれると指摘した。

 カーニー総裁は米ワシントンの国際通貨基金(IMF)での講演で、2019年のEU離脱(ブレグジット)計画を背景にイギリス国内では既に物価上昇圧力が高まっているとし、投資の低迷や移民減少による成長力抑制が原因だと述べた。

 さらに、物価上昇を抑えるため「数カ月以内」に利上げが必要になる可能性があるとの英中銀の見解を改めて強調した。イギリス消費者物価指数(CPI)は8月に前年同月比2.9%上昇し、中銀目標の2%を大幅に上回った。

 カーニー総裁は、イギリスがEU市場から他の市場へと軸足を移す中でインフレ圧力が予想以上に持続するかもしれないとの見方も示し、イギリス経済の転換には何年もかかる可能性があると述べた。

 ブレグジットについては、数十年にわたる世界経済の統合深化に続く「脱グローバリゼーション」の特殊な例だと表現。「全てを考慮すると、ブレグジットによる脱統合化は(中略)インフレを誘発するとみられる」と語った。

 出典:Dow Jones

 

【追記】2017年9月27日

イギリスの利上げは2017年11月の1度だけか? 

ノルデア銀行は、2017年11月に見込まれているイギリスのイングランド銀行(中央銀行)の利上げが1度限りのものになると予想している。実体経済の成長率が低下し、インフレ率が目標を下回ると見込まれるためだ。同行以外にも、イングランド銀行(BOE)が2017年11月に利上げするとの見方は広がっているが、まだいつ利上げになるかは正式に発表されていません。

09月26日 23時54分 DJ-【市場の声】英中銀、利上げは1度限りか 成長鈍化の予想で

 ノルデア銀行は、11月に見込まれているイギリスのイングランド銀行(中央銀行)の利上げが1度限りのものになると予想している。実体経済の成長率が低下し、インフレ率が目標を下回ると見込まれるためだ。

 イングランド銀にはインフレ率を2%の目標水準で維持する使命があるが、8月の消費者物価指数(CPI)は市場予想を上回る前年同月比2.9%の上昇だった。

 ノルデア銀行のアナリスト、アンドレアス・ワルストロム氏は経済成長の鈍化が「不可避」だと述べた。 同行以外にも、イングランド銀が11月に利上げするとの見方は広がっている。

 出典:Dow Jones

 

【追記】2017年10月25日

イギリス中銀副総裁 2017年11月の利上げに疑念表明でポンド安へ 

イギリス中銀副総裁のカンリフ氏は、近く迫った2017年11月の利上げに疑念を表明したことで、ポンド相場ではポンド安へ。

10月24日 07時05分 英中銀副総裁、来月の利上げ支持に改めて疑念表明=地方紙

 英地方紙であるウエスタン・メールは、カンリフ英中銀副総裁がインタビューで、来週の金融政策委員会で利上げを支持するかどうかについて改めて疑念を表明した、と報じている。

 出典:FXニュースレター

 

【追記】2017年10月26日

イギリス中銀 2017年11月利上げほぼ確実でポンド高へ 

イギリス7-9月期の国内総生産(GDP)が予想より好調だったことを受け、インベステックの債券ストラテジスト、シレン・シャー氏は、あらゆる要因がイングランド銀行(中央銀行)の利上げの可能性を示唆しているとの見方を示した。シャー氏はイングランド銀が11月2日の政策決定会合で政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げる可能性が高いとみている。

10月25日 20時09分 DJ-【市場の声】英中銀、11月利上げほぼ確実に GDP予想上回り

 英7-9月期の国内総生産(GDP)が予想より好調だったことを受け、インベステックの債券ストラテジスト、シレン・シャー氏は、あらゆる要因がイングランド銀行(中央銀行)の利上げの可能性を示唆しているとの見方を示した。

 7-9月期のGDPは前期比0.4%増となり、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がまとめたアナリスト予想の0.3%増を上回った。

 シャー氏はイングランド銀が11月2日の政策決定会合で政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げる可能性が高いとみている。

 GDPの発表を受け英国債利回りは大幅に上昇し、英ポンド翌日物金利加重平均(SONIA)先物では中銀が次回会合で利上げする確率が80%を上回った。

 出典:Dow Jones

 

【追記】2017年10月31日

2017年11月利上げなしの場合、ポンド急落に注意

イギリス中銀は11月2日に金融政策委員会を開催します。

市場では2017年11月の利上げが予想されており、2日にかけてはポンド高の見通しです。

しかしながら、万が一「2017年11月利上げ後の先行き利上げ慎重姿勢の強調」のほか、「利上げ反対票の続出」、「利上げ見送りのサプライズ」などがあった場合、一気にポンド大幅安が進行するリスクがあり要注意です。

10月30日 23時18分 2日に英国中銀会合、利上げ観測がポンド下支え=反動ポンド安も警戒

英国中銀は11月2日に金融政策委員会を開催する。市場では利上げが予想されており、2日にかけてはポンドの押し目買い地合いが支援されやすい。

ただし、英国経済はEU離脱が重石となっており、英国中銀は先行きの経済成長やインフレ見通しに懐疑姿勢を示している。前週にはECB(ECB)理事会でドラギ総裁が極めて慎重なペースでの量的緩和(QE)縮小の先行き方針を示し、為替相場ではユーロ安が加速されたばかりだ。

その意味で英国中銀の会合についても、「11月利上げ後の先行き利上げ慎重姿勢の強調」のほか、「利上げ反対票の続出」、「利上げ見送りのサプライズ」などにより、ポンドが反落となるリスクには注意を要する。

 出典:FXニュースレター

10月30日 21時02分 DJ-英ポンド上昇、今週の利上げ期待で

 英イングランド銀行(中央銀行)の金融政策委員会(MPC)を11月2日に控え、今週のポンド相場は堅調なスタートを切った。主要政策金利が現行の0.25%から0.5%へ引き上げられることが幅広く予想されている。

 INGは、利上げ予想が「ポンドの一定の支援材料になっている」と述べた。現在の取引水準は1ポンド=1.3180ドル、1ユーロ=0.8828ポンドと、それぞれ前週末比0.4%、0.2%のポンド高水準にある。

 INGは1ユーロ=0.8800ポンドへとポンド高が進む可能性があると指摘。だが「現時点で特にユーロにネガティブな見方はしていない」とし、短期的にはそこがポンド相場の天井となる公算が大きいとみている。

 「(英国が)27日にS&Pやフィッチによる格下げを免れたことでも、ポンドは難を逃れた」と説明した。

 出典:Dow Jones

 

【追記】2017年11月1日

2017年11月利上げ見送りはサプライズで ポンド急落の見通し

11月2日にイギリス中銀は金融政策委員会を開催しますが、以前から2017年11月の利上げ姿勢を明示してきたため、方針転換は「明らかに」信頼を損ない、ポンド急落となります。

市場では、今回の利上げが「一度きり」になるとし、英国が欧州連合(EU)離脱を昨年決めた後の利下げを元に戻すにすぎないと見込んでいます。EU離脱(ブレグジット)を巡る先行き不透明感から、ポンドの長期見通しに弱気の姿勢を崩していません。

11月01日 00時24分 DJ-【市場の声】英中銀、0.25%利上げ以外ならサプライズ 

 ジュリアス・ベアのエコノミスト、デビッド・メイヤー氏によると、市場は英イングランド銀行(中央銀行)が11月2日に開く金融政策委員会(MPC)での利上げを織り込み済みで、主要政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げて0.50%とする以外の動きならばサプライズになる見通しだ。

 イングランド銀行は以前から利上げ姿勢を明示してきたため、方針転換は「明らかに」信頼を損ない、ポンドの下落を引き起こすとみている。

 ジュリアス・ベアは今回の利上げが「一度きり」になるとし、英国が欧州連合(EU)離脱を昨年決めた後の利下げを元に戻すにすぎないと見込む。EU離脱を巡る先行き不透明感から、同社はポンドの長期見通しに弱気の姿勢を崩していない。

 現在の相場は1ポンド=1.3246ドル、1ユーロ=0.8797ポンド前後で、いずれも前日比0.3%のポンド高となっている。

 出典:Dow Jones

 

【追記】2017年11月2日

市場は2017年11月の利上げをどう説明するか?に注目

英イングランド銀行(中央銀行)が11月2日に10年ぶりとなる利上げに踏み切るとみられる中、投資家は利上げが各市場にどのような影響を及ぼすか読み解こうとしている。

「今週の相場は(英中銀が)利上げをどう説明するか次第で乱高下しそうだ」とし、次の政策措置については「すでにかなり不透明感が高まっている」と述べた。

  イギリス中銀が市場の利上げ予想に反して政策金利を据え置いた場合、ポンド買いの巻き戻しが起き、ポンドは再び急落すると予想するアナリストもいる。

 BNPパリバのアナリストらは、イギリス中銀が2日に利上げを見送ると予想している。ポンド相場については、18年3月末には1.25ドル前後まで下げているとの見方だ。

11月02日 07時58分 DJ-【焦点】英国10年ぶり利上げへ 波乱要因は「金利ガイダンス」

 英イングランド銀行(中央銀行)が今週2日に10年ぶりとなる利上げに踏み切るとみられる中、投資家は利上げが各市場にどのような影響を及ぼすか読み解こうとしている。

 イギリス中銀の利上げは、欧州中央銀行(ECB)が10月に債券買い入れの延長・規模縮小を決めたのと同じように想定の範囲内だが、英中銀金融政策委員会(MPC)が示すフォワードガイダンス(金融政策の先行きの手掛かり)の内容次第で相場が大きく変動することはあり得る。

 アリアンツ・グローバル・インベスターズの英債券運用責任者、カツペル・ブジェズニアク氏は「今週の相場は(英中銀が)利上げをどう説明するか次第で乱高下しそうだ」とし、次の政策措置については「すでにかなり不透明感が高まっている」と述べた。

 市場の金利見通しを反映する指標「オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS=翌日物金利スワップ)」は利上げを織り込み済みだ。ただ、OIS が織り込む今後5年間の利上げ回数(10月30日時点)は、イギリス中銀が早期の利上げを示唆する直前の9月13日時点の織り込み回数から1回増えたにすぎない。

 英中銀がどのようなフォワードガイダンスを示すかについて、投資家の見方は割れている。

 ロイヤル・ロンドン・アセット・マネジメントで国債部門を統括するポール・レイナー氏は、利上げは1回では終わらないと指摘。英中銀は2018年末までの追加利上げを織り込むことに前向きな姿勢を示しているので、「2日に利上げを見送れば非常におかしなことになる」と述べた。

 イギリスが16年6月の国民投票で欧州連合(EU)からの離脱を決めて以降、英ポンド相場は金利や政局の見通しの変化に振り回されてきた。 米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、投機筋によるポンドの買い持ち高と売り持ち高はほぼ拮抗(きっこう)している。4月の時点では、投機筋の持ち高は10万枚余りの売り越し(ドルの買い越し)だった。

イギリス中銀が市場の利上げ予想に反して政策金利を据え置いた場合、ポンド買いの巻き戻しが起き、ポンドは再び急落すると予想するアナリストもいる。

BNPパリバのアナリストらは、イギリス中銀が2日に利上げを見送ると予想している。ポンド相場については、18年3月末には1.25ドル前後まで下げているとの見方だ。

 イギリス国債も利上げを織り込んでいる。2年債利回りは9月に急上昇(価格は急落)し、昨年の国民投票直前に付けた水準を回復した。それでも一部のアナリストは、イギリス経済が直面しているリスクに基づくとイギリス国債は割高だとみている。バークレイズのアナリストらは、イギリスは秩序なきEU離脱を迎える可能性があるため、イギリス国債は他の欧州諸国の国債よりも割高だと指摘している。

 英国のEU離脱が決まった国民投票以降、英国株式相場はポンド相場とほぼ連動してきた。ファクトセットによると、FTSE100種総合株価指数の構成企業は、総売上高に占める国内売上高の割合が3分の1未満でしかない。つまり、ポンドが下落すると、これら企業の(ポンド建て)株価は上昇するということだ。

 だが、アナリストの間では、ポンドがまた急落すれば英国株にはマイナスとの声もある。UBSのマクロ戦略グローバル責任者、イアノス・コントポウロス氏は「ポンド安はこの先、英国株の支援材料にならないだろう」と指摘。ポンド安がインフレ加速や追加利上げを引き起こし、FTSE100種指数を押し上げる効果もなくなる転換点に達するためだという。「累積的な下落幅が大きくなりすぎると不確実性が高まる」とも述べた。

 出典:Dow Jones

 

【追記】2017年11月5日

イギリス利上げ後に謎のポンド急落へ

イギリスでは11月2日に金融政策委員会で、イギリスの約10年ぶりの利上げが発表されました

しかし、直後にポンドは一時上昇したあと、すぐにポンド急落に転じました。

市場予想では、利上げ=ポンド高だったため予想外の展開でしたが、ポンド急落の原因は、今回の政策声明が、FRBの利上げや欧州中央銀行(ECB)の債券買い入れ縮小と似た「ハト派的」な措置と受け止められたことを意味しています。

また、イングランド銀は、市場予想を上回るペースでの利上げが必要かもしれないと警告する文言を削除しました。このことも市場では「ハト派的」ととらえポンド急落の原因となりました。

また、市場では、今回の利上げが「一度きり」のものになるとし、イギリスが欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を昨年決めた後の利下げを元に戻すにすぎないと見込んでいます。EU離脱(ブレグジット)を巡る先行き不透明感から、ポンドの長期見通しは弱気でポンド安の見通しは変わりません

今後のポンドドル相場を見ると、ユーロ圏とのブレグジット交渉では難しい局面が予想され、イギリスの政局運営は困難な見通しです。このような状況から、長期的にはポンド相場において明るい材料が想像できないため、売りを建てるなら絶好のタイミングと考えます。

11月02日 21時52分 DJ-英ポンド、中銀利上げ発表後に大幅安

 英イングランド銀行(中央銀行)が2日、政策金利を予想通り0.25ベーシスポイント(bp)引き上げ0.5%としたことを受け英ポンドは発表直後に一時上昇したが、すぐに大幅下落に転じた。

 イングランド銀行は今後の利上げが「漸進的に進み、上げ幅は限定的になる」と述べた。英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)については「経済見通しに目立った影響を及ぼしている」と警鐘を鳴らした。

 ポンドは政策判断の発表直前には1.3269ドルだったが、現在は前日比1%安の1.3111ドル前後での取引となっている。対ユーロでも売られ、現在の相場は前日比1.3%ポンド安の1ユーロ=0.8890ポンド前後。

 出典:Dow Jones

 

【追記】2017年9月27日

アメリカ利上げは2017年12月の可能性高まる 

米連邦準備制度理事会(FRB)のジャネット・イエレン議長は26日、最近のインフレ率が予想を下回っているにもかかわらずFRBが緩やかな2017年12月の年内利上げを見込んでいることについて、見通しは正当だとの見解を示した。イエレン議長は26日の講演で、現在の慎重な見通しを維持すべきだと結論付ける前に、利上げペースが遅過ぎるリスクと早過ぎるリスクとを比較し、その中間的なアプローチを探る考えを示した。これらの発言により市場では、アメリカの利上げは2017年12月の可能性が高まっています。 

09月27日 09時27分 DJ-【焦点】FRB、年内の追加利上げ濃厚に イエレン議長発言で

 【クリーブランド(米オハイオ州)】米連邦準備制度理事会(FRB)のジャネット・イエレン議長は26日、最近のインフレ率が予想を下回っているにもかかわらずFRBが緩やかな利上げを見込んでいることについて、見通しは正当だとの見解を示した。

 議長は当地で開かれた全米企業エコノミスト協会(NABE)の会合で、「そのような強い不透明感を前に、いかに政策を立案すべきだろうか。緩やかなペースで調整するというアプローチが一段と正当化されると思う」とし、「インフレ率が2%に回帰するまで金融政策を据え置くことは賢明ではないだろう」と語った。

 イエレン議長は26日の講演で、現在の慎重な見通しを維持すべきだと結論付ける前に、利上げペースが遅すぎる過ぎるリスクと早過ぎるリスクとを比較し、その中間的なアプローチを探る考えを示した。

 出典:Dow Jones

 

【追記】2017年9月29日

アメリカ利上げいつ?2017年12月の可能性 83%へ上昇 

2017年9月26日のアメリカ連邦準備制度理事会(FRB)のジャネット・イエレン議長の発言を受け、金融市場では2017年12月の利上げ観測が高まった。CMEグループのデータによると、フェデラルファンド(FF)金利先物市場が見込む年内追加利上げの確率は、アメリカ東部時間26日夕方時点で83%と、22日時点での72.8%から上昇した。

議長は、早過ぎる利上げは不必要に経済成長を鈍化させる可能性があるとしつつも、「緩やか過ぎる利上げも警戒すべきだ」と指摘。利上げが遅過ぎれば「後に物価の面で問題が生じ、リセッション(景気後退)の引き金になりかねない」と説明した。利上げがいつになるのか注目が高まっています。

09月28日 12時00分 DJ-[訂正]【焦点】FRB、年内の追加利上げ濃厚に 議長発言で 

 【クリーブランド(アメリカ オハイオ州)】アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)のジャネット・イエレン議長は26日、最近のインフレ率が予想を下回っているにもかかわらずFRBが緩やかな利上げを見込んでいることについて、見通しは正当だとの見解を示した。

 だがその一方で、低インフレが長期化し、インフレ低迷は一時的な要因というよりも経済の長期的変化を反映するものだと結論付けた場合には、利上げペースが遅くなる可能性もあると述べた。

 FRBがインフレ指標として重視している個人消費支出(PCE)価格指数の前年比上昇率は過去5年間の大半にわたり目標の2%を下回っている。イエレン議長はインフレ率が目標に向けて徐々に上昇するとの見通しを示しつつも、この見通しが不確実であることを認めた。

 議長は当地で開かれた全米企業エコノミスト協会(NABE)の会合で、「そのような強い不透明感を前に、いかに政策を立案すべきだろうか。緩やかなペースで調整するというアプローチが一段と正当化されると思う」とし、「インフレ率が2%に回帰するまで金融政策を据え置くことは賢明ではないだろう」と語った。

 議長の発言を受け、金融市場では12月の利上げ観測が高まった。CMEグループのデータによると、フェデラルファンド(FF)金利先物市場が見込む年内追加利上げの確率は、アメリカ東部時間26日夕方時点で83%と、22日時点での72.8%から上昇した。

 出典:Dow Jones

 

【追記】2017年10月7日

いつアメリカ利上げ?2017年12月の可能性 93%へ上昇 

2017年10月6日発表のアメリカ9月雇用統計を受け、市場が織り込む連邦準備制度理事会(FRB)の年内利上げの確率は93%となり、1週間前の73%から上昇しました。

ドル円相場も、ドル高に反応し、一時1ドル=113.4円台まで急上昇しました。

10月06日 22時49分 DJ-【市場の声】FRBの12月利上げ確率が上昇、米雇用統計後 

 9月の米雇用統計で非農業部門就業者数が2010年以来初めて減少したが、トレーダーの間ではテキサス州とフロリダ州を襲った大型ハリケーンが原因と理解された。これを受け、米国債の価格が低下(利回りが上昇)した。

 CMEグループのデータによると、市場が織り込む連邦準備制度理事会(FRB)の年内利上げの確率は93%となり、1週間前の73%から上昇した。

 出典:Dow Jones

 

【追記】2017年12月1日

パウエル次期FRB議長候補、12月の利上げ示唆

 米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長に指名されているジェローム・パウエル理事は28日、FRBが来月の会合で利上げに動く公算が大きいことを示唆した。パウエル氏は、FRBは「さらに多少」の利上げを継続すると予想し、FRBのバランスシートの規模は段階的に縮小すると述べた。

11月29日 03時26分 DJ-[更新]パウエル次期FRB議長候補、12月の利上げ示唆

米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長に指名されているジェローム・パウエル理事は28日、FRBが来月の会合で利上げに動く公算が大きいことを示唆した。

 パウエル氏は議会上院で開かれた指名承認公聴会で、12月12、13日の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の追加利上げを決める可能性について「環境はそれをサポートしている」と語った。

 パウエル氏は「次回会合で利上げする根拠が集まりつつあると思う」とした一方、会合まで最終判断は下されないとくぎを刺した。

 FRBのバランスシートについては、向こう数年で2兆5000億~3兆ドル(約280兆~330兆円)に縮小するとの予想を示した。ただ、この点についても確実ではないとし、個人的な予想でありFOMCの見解ではないと断った。

 同氏は、バランスシートの縮小プロセスが終われば現在の4兆5000億ドルより「はるかに小さくなる」としながらも、2008年の金融危機前よりは大きいと指摘。最終的な規模は主に資金需要、つまり加盟銀行がFRBに預託する準備金への需要次第だとした。

 また、バランスシートを「釣り合いの取れた規模」に縮小するプロセスは3~4年かかると語った。

 そのほか、政策立案者は「長期的な財政の安定性に配慮する必要がある」とし、連邦債務を1兆5000億ドル増やすことは財政の安定にとって好ましくないとの見方を示した。上院共和党の税制改革案は向こう10年で1兆5000億ドルの債務増加を認める内容だ。ただ、トランプ政権関係者は、経済成長の加速による税収増で相殺されると主張している。

 経済成長見通しについての質問に対しては、今年の国内総生産(GDP)成長率は2.5%になるとの予想を示した。また企業の景況感が良好であることや、金融政策が依然として比較的緩和的である点を踏まえると、来年に入っても「それにかなり近い」ペースになる見込みだと述べた。

 パウエル氏は、FRBは「さらに多少」の利上げを継続すると予想し、FRBのバランスシートの規模は段階的に縮小すると述べた。

 パウエル氏は次期FRB議長として「入手できる限りの証拠に基づき、客観的な意思決定に努める」と証言した。「そうするに当たっては議会から課せられた使命と米国民の長期的利益だけを指針とする」と話した。

 トランプ政権による干渉からいかにFRBを守るかとの質問に、パウエル氏は「どの政権関係者との会話も、その点を懸念させるものはない」と答えた。

 さらに、FRBの金利に関する判断を会計検査院(GAO)に監査させる法案に強く反対する姿勢を打ち出した。FRBの財務記録は既に監査されており、議会は長年、金利判断をGAOによる監視の対象外としていると指摘。「金融政策の独立性を尊重する方法としてなされた賢明な選択だと思う」と語った。

 民主党議員からは、金融危機を教訓にして導入された規制をパウエル氏が見直そうとしていることについて質問が出た。これに対しパウエル氏は、一部の規則は再点検し、個々の金融機関のリスクに見合った、効果的なものにする必要があるとの主張を堅持した。

 金融規制の中で強化するべきものがあると思うかとのエリザベス・ウォーレン上院議員(民主党、マサチューセッツ州)の質問には、「ない」と返答した。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

 

【追記】2017年12月14日

2017年12月のFOMCでアメリカ利上げ決定

米連邦準備制度理事会(FRB)は12~13日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を25ベーシス・ポイント(bp)引き上げ1.25~1.50%とすることを決めた。

 同時に公表されたFRB当局者による金利見通しでは2018年は25bpの利上げを 3回見込んでおり前回9月から変更はなかった。19、20年についてはそれぞれ2度の利上げが見込まれている。

12月14日 04時10分 DJ- FRB、予想通り25bp利上げ 来年も3度の引き上げ見込む

 【ワシントン】米連邦準備制度理事会(FRB)は12~13日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を25ベーシス・ポイント(bp)引き上げ1.25~1.50%とすることを決めた。

 同時に公表されたFRB当局者による金利見通しでは、2018年は25bpの利上げを 3回見込んでおり、前回9月から変更はなかった。19、20年についてはそれぞれ2度の利上げが見込まれている。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

 

【追記】2018年1月18日

2018年のアメリカ利上げは3回?

米ダラス地区連銀のロバート・カプラン総裁は、連邦準備制度理事会(FRB)が今年3回の利上げの必要に迫られるとの見通しを明らかにした。堅調な経済の過熱を防ぐため、利上げ回数がさらに多くなる可能性もあるとみている。

FRBは2017年にフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を3回引き上げて1.25~1.5%とし、今年も25ベーシスポイント(bp)ずつの利上げを3回想定している。

カプラン氏は「今年3回の利上げを基本的な筋書きにすべきだという確信を強く持っている。もし私が間違えるとすれば、それより多くなる可能性がある」と述べた。減税が決まったことで自らの利上げ回数予想に変化はないとしつつ、3回の利上げが必要だという信念は一段と強まったと述べた。

01月17日 19時59分 DJ-米利上げ、今年3回「以上」の可能性=ダラス連銀総裁

 【ダラス】米ダラス地区連銀のロバート・カプラン総裁は、連邦準備制度理事会(FRB)が今年3回の利上げの必要に迫られるとの見通しを明らかにした。堅調な経済の過熱を防ぐため、利上げ回数がさらに多くなる可能性もあるとみている。
 
 カプラン氏はインタビューで「今年の米経済は好調になりそうだ」と語った。失業率は年末までに3%台へ低下し、昨年は予想外に伸び悩んだインフレも加速に向かうとの見方だ。
 
 経済成長の拡大と、政府の減税策による景気の刺激が相まって、利上げの継続が正当化されるという。FRBは2017年にフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を3回引き上げて1.25~1.5%とし、今年も25ベーシスポイント(bp)ずつの利上げを3回想定している。
 
 カプラン氏は「今年3回の利上げを基本的な筋書きにすべきだという確信を強く持っている。もし私が間違えるとすれば、それより多くなる可能性がある」と述べた。
 
 減税が決まったことで自らの利上げ回数予想に変化はないとしつつ、3回の利上げが必要だという信念は一段と強まったと述べた。
 
 当局者としては、米国債市場で長短金利の差が縮小する現象など、金融市場の反応を観察することが重要だとも指摘した。
 
 短期金利が長期金利を上回る逆イールドは、過去にリセッション(景気後退)の前兆として現れることが多かった。これについてカプラン氏は「懸念に値する」と述べる一方で、FRBの利上げ見通しが逆イールドを招く可能性が高いとは思わないと話した。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

 

【追記】2018年2月1日

■2018年のアメリカ利上げは3回から4回に変更?

米連邦準備制度理事会(FRB)は1月31日の連邦公開市場委員会(FOMC)後の政策声明で、物価上昇率が2%を下回る水準にとどまるとの文言を削除し、今年は拡大するとの文言を付け加えた。

ロイヤルバンク・オブ・カナダ(RBC)はこれについて、FRBが「2018年の利上げ回数を3回から4回にシフトするための種」をまいたとの見方を示し「早ければ3月のFOMCで」そうした変更を示唆する可能性があると述べた。

02月01日 20時44分 DJ-【市場の声】FRBの年内利上げ、4回に変更も=RBC 

米連邦準備制度理事会(FRB)は1月31日の連邦公開市場委員会(FOMC)後の政策声明で、物価上昇率が2%を下回る水準にとどまるとの文言を削除し、今年は拡大するとの文言を付け加えた。

ロイヤルバンク・オブ・カナダ(RBC)はこれについて、FRBが「2018年の利上げ回数を3回から4回にシフトするための種」をまいたとの見方を示し、「早ければ3月のFOMCで」そうした変更を示唆する可能性があると述べた。

為替市場でもこの文言修正が材料視され、ドルは1日、小幅高で推移している。現在の相場はユーロが前日比0.1%高の1.2430ドル、ポンドが0.3%高の1.4230ドル前後。ドルは対円では0.5%高の109円67銭前後での取引となっている。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

 

【追記】2018年2月3日

米雇用統計を受け、アメリカ利上げは年4回へ拡大か?

2日発表された米雇用統計は、米連邦準備制度理事会(FRB)にとって複数回の年内利上げ計画が正しい路線であることを裏付けるものでした。ただ、FRB当局者が利上げペースを加速させる必要性があると判断するかどうかは依然として明らかではない。

当局者は12月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で、2018年の利上げは3回との見通しを示したが、その後に数人が年内4回の利上げ可能性を指摘している。

市場が織り込む年内4回の利上げ確率は雇用統計の発表後に21.9%へ上昇した。前日は19.6%だった。

2日の雇用統計を受け、当局者の中でも利上げに最も慎重な1人であるミネアポリス地区連銀のニール・カシュカリ総裁がすでに見解を変えつつあるようだ。同総裁は米経済専門局CNBCに対し、「賃金上昇が続けば、金利の軌道に影響を与えるかもしれない」と語った。

02月03日 06時07分 DJ-【焦点】堅調な米雇用統計、FRBは利上げ加速検討か 

2日発表された米雇用統計は、米連邦準備制度理事会(FRB)にとって複数回の年内利上げ計画が正しい路線であることを裏付けるものだった。ただ、FRB当局者が利上げペースを加速させる必要性があると判断するかどうかは依然として明らかではない。

 当局者は12月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で、2018年の利上げは3回との見通しを示したが、その後に数人が年内4回の利上げ可能性を指摘している。

 短期的には、1月の雇用統計は次回3月の会合で追加利上げがあるとの大方の予想を打ち消すことはまずない。FRBは1月31日、2日間のFOMC会合を終え、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を1.25~1.50%に据え置いた。インフレが目標の2%へ向け上昇するとの確信を強めていることを示唆し、金利の「さらなる緩やかな調整」が正当化されるとの認識も示した。

 この日の雇用統計でFRB当局者がとりわけ安堵するのは、平均時給が前年同月比で2.9%増加し、09年6月以来の大幅な伸びとなったことだろう。

 今後何カ月かにわたって賃金上昇が維持されれば、低水準にある失業率や以前から事例が指摘されてきた労働力不足がようやく賃金統計に現れ始めた兆しとなり得る。インフレ率は過去5年の間、FRBが目標とする2%をほぼ一貫して下回っているが、賃金上昇によってインフレ率が押し上げられる可能性がある。

 そうなればFRB当局者は年内4回の利上げを予測するようになるかもしれない。

 賃金の伸び悩みは長年、FRB内でくすぶり続けてきた課題だ。ジェローム・パウエル新議長は11月に上院で行われた指名承認公聴会で、とりわけ注視しているのは賃金指標だと述べていた。

 シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のデータによると、市場が織り込む年内4回の利上げ確率は雇用統計の発表後に21.9%へ上昇した。前日は19.6%だった。

 2日の雇用統計を受け、当局者の中でも利上げに最も慎重な1人であるミネアポリス地区連銀のニール・カシュカリ総裁がすでに見解を変えつつあるようだ。同総裁は米経済専門局CNBCに対し、「賃金上昇が続けば、金利の軌道に影響を与えるかもしれない」と語った。

 1月の非農業部門就業者数は前月比20万人増加し、失業率は横ばいの4.1%となった。FRBは失業率4.6%を完全雇用とみなしている。この水準を大幅に下回れば労働市場が過熱している兆候となり得る。労働市場の過熱は急速なインフレ上昇を招きかねず、FRBは市場を不安定化させるほどの利上げでインフレを抑制しなければならないかもしれない。FRB関係者は12月の経済見通しで、失業率が年内に3.9%へ低下するとの予想を示していた。

 ただ、雇用統計からは慎重になるべき理由も読み取れる。

 労働参加率は3カ月連続で62.7%となり、低水準にとどまる可能性を示唆している。10年前の08年1月には66.2%だった。男性の労働参加率は69.2%で0.2ポイント上昇したものの、リセッション(景気後退)前の水準には遠く及ばない。女性の参加率は56.7%と、0.2ポイント低下した。

 パウエル氏は、特に働き盛りの男性の労働参加率にも注目すると述べていた。

 「これは、さらなるスラック(需給の緩み)があり、雇用市場に戻れる人がまだ多くいることを示唆する際立つ指標の一つだと思う」と、議長就任を承認する公聴会で指摘した。

 アフリカ系米国人の失業率は過去最低だった12月の6.8%から7.7%へ上昇した。

 FRB当局者は3月20・21日の次回FOMC会合までに、あと1回の雇用統計発表のほか、3種のインフレ統計について内容を検討することになる。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

 

【追記】2018年2月9日

次のアメリカ利上げは3月?

米ニューヨーク連銀のウィリアム・ダドリー総裁は8日のブルームバーグ・テレビジョンのインタビューで、3月に利上げする見込みは十分にあるとの見方を明らかにした。

「金融政策と金融情勢は緩和的だと思う。米国経済がトレンドを上回るペースでの成長を持続すると満足していられる限り、金融緩和政策の解除を支持する可能性が高い」と話した。

ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の調査によると、エコノミストらは今年の米国経済について、成長に弾みがつき、連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを3回または4回実施すると予測している。

■3月と6月に利上げと予想

エコノミストらはFRBが次回3月20・21日の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げに踏み切り、続いて6月12・13日の会合で追加利上げに動くとみている。

FRBは昨年12月に主要な政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を1.25~1.50%に引き上げた。今年末時点のFF金利について、エコノミスト予想は2.21%で、25ベーシスポイント(bp)の利上げを3回というFRB当局者の想定と一致する。この想定通りであれば、年末のFF金利の目標レンジは2.00~2.25%になる。

ネーションワイド・インシュアランスの首席エコノミスト、デビッド・バーソン氏は、FRBは「今年は利上げを3回するか、4回するかのボーダーライン上にある」と述べた。

02月09日 02時07分 DJ-18年の米利上げは3回以上、株安でも景気先行きを楽観=WSJ調査

ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の調査によると、エコノミストらは今年の米国経済について、成長に弾みがつき、連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを3回または4回実施すると予測している。

 2018年の米国内総生産(GDP)成長率のエコノミスト予想平均は2.8%と、17年10-12月期の2.5%からの加速が見込まれている。先ごろ成立した税制改革が追い風になりそうだ。

 1月に4.1%だった失業率は、今年半ばには4%を割り込むと予測された。

 エコノミストらはFRBが次回3月20・21日の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げに踏み切り、続いて6月12・13日の会合で追加利上げに動くとみている。

 FRBは昨年12月に主要な政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を1.25~1.50%に引き上げた。今年末時点のFF金利について、エコノミスト予想は2.21%で、25ベーシスポイント(bp)の利上げを3回というFRB当局者の想定と一致する。この想定通りであれば、年末のFF金利の目標レンジは2.00~2.25%になる。

 調査回答者の金利予想は、景気見通しの改善を踏まえて徐々に上向いている。昨年11月時点で、エコノミストらは18年末時点のFF金利が2.07%だと予想していた。

 ネーションワイド・インシュアランスの首席エコノミスト、デビッド・バーソン氏は、FRBは「今年は利上げを3回するか、4回するかのボーダーライン上にある」と述べた。

 WSJは今月2~6日、63人のエコノミストを対象に調査を実施した。これは1月の雇用統計の発表後で、株式市場が急変動に揺れた期間だ。

 株式市場の混乱にも関わらず、エコノミストらは強気の景気見通しを保ち、ジェローム・パウエル新議長率いるFRBが段階的な利上げ計画を堅持すると予想した。

 米国が向こう1年でリセッション(景気後退)に陥る確率は平均14%と、1月の調査の13%からやや上がったが、依然として低水準だ。エコノミストの3分の2近くは、米経済成長率の下振れリスクより上振れリスクの方が大きいと回答した。これも強気の景気見通しを示す兆候だ。

 セントラルフロリダ大学経済競争力研究所のショーン・スナイス所長は「減税による刺激と賃金・給与の伸び加速は、リ

リセッションという吸血鬼に対するニンニクだ」と語った。

 エコノミストが数日にわたる株価の乱高下に動揺しなかった理由の一つになるが、米国株が割高だとする回答が59%を占めた。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

 

【追記】2018年2月22日

2018年の利上げは2回だけ?

米フィラデルフィア地区連銀のパトリック・ハーカー総裁は21日、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げが今年は2回にとどまるとの見方に変わりはないと述べた。同氏はセントルイス大学での講演用原稿で、「FRBは『データ次第』というのが決まり文句だ。現時点ではそのデータは、引き続き2回が適切であることを物語っているようだ」と語った。

利上げ回数の見通しを据え置いた理由としては「経済は比較的好調だが、インフレがなかなか動かない」ことを挙げた。「FRBの使命のうちインフレは望ましい状況にない」とし、19年末までにはインフレ率がFRBの目標とする2%以上に達するとの見方を示した。

FOMC全体としては今年も3回の利上げを想定している。

米利上げ、今年は2回のみ=フィラデルフィア連銀総裁 

米フィラデルフィア地区連銀のパトリック・ハーカー総裁は21日、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げが今年は2回にとどまるとの見方に変わりはないと述べた。
 
 同氏はセントルイス大学での講演用原稿で、「FRBは『データ次第』というのが決まり文句だ。現時点ではそのデータは、引き続き2回が適切であることを物語っているようだ」と語った。
 
 利上げ回数の見通しを据え置いた理由としては「経済は比較的好調だが、インフレがなかなか動かない」ことを挙げた。「FRBの使命のうちインフレは望ましい状況にない」とし、19年末までにはインフレ率がFRBの目標とする2%以上に達するとの見方を示した。
 
 ハーカー氏は2017年の連邦公開市場委員会(FOMC)で議決権を有し、同年中に3回行われた利上げを全て支持していた。今年は議決権を持たない。FOMC全体としては今年も3回の利上げを想定している。
 
 ハーカー氏は今回、個人消費が引き続き国内総生産(GDP)を支え、18年の経済成長率が2.5%前後になるとの見通しを示した。だが19年には2%へ戻り、その後さらに成長が鈍るとみている。
 
 また、力強い雇用の創出は今年も続き、失業率は来年半ばまでに3.6%まで低下するとの見通しを示した。現在の傾向に変化がなければ、究極的には毎月の就業者数の伸びが10万人程度にとどまるようになるという。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

 

【追記】2018年3月20日

2018年3月の利上げは確実、今後の利上げ回数に注目!

2018年3月の利上げは確実視されており、焦点は今後の利上げ回数となっています。

20-21日にFRBが開催するFOMCでは、微妙に利上げ回数の増加が示唆されるシナリオも想定されています。

その場合はドル全面高が支援される反面、米国株には悪材料となるためにクロス円主導の円高には警戒です。

 → 2018年3月のアメリカの利上げは確実?FOMCに注目!

 

【追記】2018年3月22日

3月利上げ決定。しかし利上げ回数変わらず、ハト派でドル安に反応

米連邦準備制度理事会(FRB)は21日まで開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を1.50~1.75%に引き上げることを決めました。

しかしながら、ドル円市場では、年内3度の利上げと変わらずの発表に、ハト派発言と反応。ドル円は105.5円台まで下落し安値更新しています。

 → アメリカ3月利上げもドル安へ。利上げ回数変わらずでハト派解釈。

 

【追記】2018年4月16日

2018年アメリカの利上げは4回との声がFOMCで急浮上?

2018年のアメリカの利上げは3回が予想されていますが、3月に開催されたFOMCでは「今年4回以上の利上げ」がありそうだとの考えが増加してきている事が明かになりました。

 → 2018年アメリカの利上げは4回との声がFOMCで急浮上?

 

【追記】2018年5月29日

アメリカ次回利上げは2018年6月と9月予想でドル円は円安ドル高か?

米連邦準備制度理事会(FRB)による2018年6月のFOMCでアメリカの利上げはほぼ確実だと予想されています。

その後、FRBは2018年9月にも追加利上げに動く可能性が高そうです。これにより、ドル円は今後も引き続き円安ドル高へ動くのではないかと予想されます。

 → アメリカ次回利上げは2018年6月と9月予想でドル円は円安ドル高か?

 

【追記】2018年6月14日

■2018年6月アメリカ利上げへ。2018年内の利上げ予想も4回へ増加

2018年6月、アメリカ利上げ(2018年は3月に続き2回目の利上げ)が決定しました。 

さらに、2018年内の利上げ予想回数が合計4回となり、3月の会合で予想された3回から増加しました。

 → 2018年6月アメリカ利上げ決定。2018年の利上げ予想も4回へ増加

 

【まとめ】いつ利上げ?アメリカ、ユーロ、イギリス利上げ時期に注目

イギリスのイングランド銀行(BOE)は14日、インフレ加速を抑制するために政策金利を引き上げる準備を進めていることを示唆した。イングランド銀行は早ければ2017年11月に利上げに踏み切るとみている。実現すれば約10年ぶりの利上げとなる。

11月2日にイギリス中銀は金融政策委員会を開催しますが、以前から2017年11月の利上げ姿勢を明示してきたため、方針転換は「明らかに」信頼を損ない、ポンド急落となります。

 → ※2017年11月2日追記 11/2にイギリスの利上げが決定しました。

市場では、イギリスの今回の利上げが「一度きり」になるとし、イギリスが欧州連合(EU)離脱を昨年決めた後の利下げを元に戻すにすぎないと見込んでいます。イギリスのEU離脱(ブレグジット)を巡る先行き不透明感から、ポンドの長期見通しに弱気の姿勢を崩していません。

 

【追記】2018年6月18日

ユーロ利上げは2019年10月以降の予想で今後もユーロ安の見通しか?

2018年6月14日開催のECBドラギ総裁会見で、少なくとも2019年夏まで利上げに踏み切らない「利上げ延期」方針を示したことが伝わり、ユーロが急落。ユーロ利上げは2019年10月以降の予想が強く、今後もユーロ安の見通しとなりそうです。

 → ユーロ利上げは2019年10月以降の予想で今後もユーロ安の見通しか?

ユーロ利上げは2019年10月以降の予想で今後もユーロ安の見通しか?

 

【追記】2018年6月15日

ユーロ利上げ延期…ユーロドル下落は今後も続く?

2018年6月14日開催のECBドラギ総裁会見で、少なくとも2019年夏まで利上げに踏み切らない「利上げ延期」方針を示したことが伝わり、ユーロが急落。

対ドルではECB理事会直後の高値1.184付近から1.154付近まで大きく下落。対円、対ポンドでも下落しユーロ全面安となりました。

 → ユーロ急落の原因はECBの利上げ延期…ユーロドル下落は今後も続く?

ユーロ急落の原因はECBの利上げ延期…ユーロドル下落は今後も続く?

 

【追記】2017年10月5日

イギリス中央銀行の利上げ発言はポンド高誘導か?

アメリカの格付け会社S&Pは、イギリス経済に利上げが近づいていることを示唆するイングランド銀行(イギリス中央銀行)当局者らのイギリス利上げ発言は、ポンド相場を押し上げてインフレを抑制することが目的ではないか?ポンド高誘導発言では?との見方を示しています。

10月04日 21時31分 英中銀の利上げ示唆、ポンド高誘導を意図か、S&P=ロイター 

ロイター通信によると、米格付け会社S&Pは、イギリス経済に早期利上げが必要かどうかは「やや疑わしい」とし、利上げが近づいていることを示唆するイングランド銀行(イギリス中央銀行)当局者らの発言は、ポンド相場を押し上げてインフレを抑制することが目的ではないかとの見方を示した。

S&Pのアナリストはリポートで「イギリス中銀とカーニー総裁の最近のコメントは主として、輸入インフレ圧力の軽減に向け、ポンドを押し上げる狙いがあるのではないか」と指摘。
「この戦略には11月の25ベーシスポイントの実際の利上げが含まれる可能性がある。経済の減速を考えれば、2018年の追加的な措置については必然とは言えないもようだ」との見方を示した。

 出典:FXニュースレター

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