来週の為替予想 FOMC期待薄く111円天井レンジ相場か?

レンジ相場

来週は19-20日の米FRBによるFOMCが注目です。値動きとしては、15日の終値110.8円前後のレンジで110.5円~111円での推移が予想されますが、万が一、北朝鮮リスクがらみの情報、例えばミサイル発射などが起きると「リスク回避の円高」となり、大きな円高ドル安の動きとなる可能性があり注意が必要です。

19-20日の米FRBによるFOMCで、大きなドル高を誘発するニュースとしては、利上げに関する話題ですが、現状ではタカ派的な発言も想像しづらく、今回のFOMCではあまり大きな動きはないのではないか?と、111円天井のレンジ相場を予想します。



来週のドル円為替予想 FOMC期待薄く111円天井レンジ相場か?

来週のドル円為替予想で週明け18日からの注目は、北朝鮮情勢の行方です。

前週末15日には改めて弾道ミサイルが発射され、円高に大きく動きました。来週の週明けにかけて新たな挑発行動がなかったり、従来の威嚇行動を超えたエスカレートがなければ、「過度な北朝鮮リスク警戒の巻き戻し」による円安や日本での株高地合いが維持されます。

また、来週は19-20日の米FRBによるFOMCが注目材料となっていく。20日にかけてはポジション調整的なドル買い戻しの余地が残る一方、米国株のFOMC警戒による調整下落がクロス円主導によるリスク回避の円高を招く可能性も注視される。

09月16日 06時55分 来週の相場展望=9月18日の週

来週9月18日-9月22日週の為替相場は、ドル反発やユーロ高、ポンド高、資源国通貨の底堅さ、円安の持続性と、反動調整的な揺り戻しをにらんだ展開が想定される。

ドル/円の週足テクニカルでは、下値メドとして一目均衡表の転換線110.10円前後、6週移動平均線109.44円前後、雲の下限108.79円などが意識される。一方、上値メドは52週線110.97円前後、雲の上限111.22円前後、40週線112.22円前後、直近ドル高値114.50円前後などが焦点になってきた。
ドル/円は今年2月以降、毎月15日前後の中旬を変化日としてドルが反発したり、反落基調に転換する「1カ月周期」のトレンド変化が繰り返されてきた。8月は北朝鮮リスクや米国のハリケーン被害などにより、ドル安・円高の期間が長期化したが、双方のリスクが一服となるなか、今後は9月中旬を契機としたドル高・円安方向への循環サイクル復活が注目されやすい。

来週の週明け18日からの注目は、北朝鮮情勢の行方だ。前週末15日には改めてミサイルが発射されたが、リスク回避による円高・株安の市場影響力は減退してきた。来週の週明けにかけて新たな挑発行動がなかったり、従来の威嚇行動を超えたエスカレートがなければ、「過度な北朝鮮リスク警戒の巻き戻し」による円安や日本での株高地合いが維持される。

もっとも18日は日本市場が休場となる。日本休場の場合、ちょっとした悪材料の浮上で「リスク回避の円高仕掛け」が短期的に盛り上がる可能性があることには注意を要しよう。
同時に前週までに過度な北朝鮮リスクと米国ハリケーン被害の警戒相場は一服となるなか、来週は19-20日の米FRBによるFOMCが注目材料となっていく。20日にかけてはポジション調整的なドル買い戻しの余地が残る一方、米国株のFOMC警戒による調整下落がクロス円主導によるリスク回避の円高を招く可能性も注視される。

来週の為替相場で注目される19-20日の米FOMCに関していえば、バランスシート縮小は織り込みが進捗してきた。注目は12月利上げについての可能性残存度合いのほか、低インフレ、ハリケーン被害、米トランプ政権による税制改革の協議始動、米議会での債務上限問題の12月までの暫定解決、金融規制緩和の動きなどに対するFOMCメンバーの考え方となる。

こうした複合的な不透明材料を抱えるなか、当面の様子見と利上げを急がない姿勢が再提示されると、ドルは下落のリスクをはらむ。ただし、その場合は米国株の上昇材料に作用。リスク選好がクロス円主導での円安を支援し、ドル/円でのドル安・円高圧力も限定的にとどまる可能性がある。

反対に先行きの経済政策始動やハリケーン復興事業のほか、現在の金利低下とドル安、資源上昇を受けた今後の景気・物価の刺激効果を見越し、予想ほど利上げ慎重とならない可能性も残る。その場合はドル高が支援される一方、米国株の調整下落が過度な円安を抑制させる余地をはらむ。
もっともこうした先行きの米国における景気・物価の改善余地を踏まえると、年末商戦への期待感もあって、ドル/円、クロス円ではドルなどの外貨押し目買い(円の戻り売り)地合いが支援されやすい。

また、来週は21-22日に日銀の金融政策決定会合が開催される。会合にかけては追加緩和余地の後退や先行きの出口戦略地ならしへの警戒感などにより、短期的な円高仕掛けが入る可能性もある。
しかし、現実的には日銀の黒田東彦総裁の任期が来年3月に迫るなか、少しでも物価2%目標に接近させる緩和継続努力が堅持される可能性が高い。
その意味で日銀の結果発表や総裁会見で「当面の現状緩和継続」が再確認されると、改めて円安基調が支援される。とくに現在は米国やユーロ圏、英国、カナダなどの中央銀行が、超緩和策の修正や利上げに乗り出し始めた。その最中に「周回遅れの日銀の超緩和長期化」が再確認されると、中長期スパンでの円の戻り売り(ドルなどの外貨押し目買い)地合いを後押しさせる余地を秘めている。

出典:FXニュースレター 

先週のドル円は108円底にドル高円安

北朝鮮が弾道ミサイルを発射後にリスク回避のドル安円高、となり108円台の底値をつけた後は、アメリカ商務省が30日発表した4-6月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)改定値が上方修正され、伸び率は2015年1-3月期以来の大きさとなり、これを受けドル円は大幅上昇。北朝鮮リスクのドル安の分を取り戻し、さらに急伸しました。

さらに、アメリカ商務省が翌31日発表した7月の個人消費(季節調整済み)も4月以来の高い伸びとなり、本来であれば引き続きドル高が継続するはずだったのですが、ムニューシン米財務長官が「ドル安は米貿易にとって多少の支援材料に」などと述べたことで、北朝鮮の弾道ミサイル発射後から続いていたドル高円安の流れに水を差し、ドル安へ一時反落することになりました。

しかしその後、為替市場は北朝鮮リスクでドル全面安へ。北朝鮮が建国記念日の9日に弾道ミサイルを発射する可能性を受け、リスク回避のドル売りが続きました。9月8日の21時台には、107.3円台の安値をマークしました。

実際には、9日にミサイル発射は無く、週が明けた9月11日の週には市場は落ち着きを取り戻し、強い経済指標を受けドル高となりドル円は、14日には8月消費者物価指数(CPI)発表後に111円台へ急上昇。しかし、その後、14日21時ごろ、北朝鮮から再度、弾道ミサイル発射の兆候あり。との報道が出ると、ドル円は110.5円へ下落。翌朝の15日午前7時ごろ、弾道ミサイルが発射され日本列島の上陸を通過し、ドル円は109.5円へ。ドル上昇に水を差すような形となりました。

しかし、その後15日の日中には111円まで上昇。ドル高の力強さを感じさせる動きとなっています。

今後も底堅くじわりと上昇していきそうなドル円の動きに注目です。

【まとめ】来週のドル円為替予想 FOMC期待薄く111円天井レンジ相場か?

来週のドル円為替予想は19-20日の米FRBによるFOMCが注目です。20日にかけてはポジション調整が入り、ドル円為替相場は落ち着いた展開になりそうです。

18日は日本為替市場が休場となるため、大きな動きはなさそうです。値動きとしては、15日の終値110.8円前後のレンジで110.5円~111円での推移が予想されますが、万が一、北朝鮮リスクがらみの情報、例えばミサイル発射などが起きると「リスク回避の円高」となり、大きな円高ドル安の動きとなる可能性があり注意が必要です。

ドル円の動きとしては、ややドル高方向への強さが感じられますが、あくまでも111円台までの戻りという印象も強く、次の上値である114円台への上昇力にはやや欠ける気がします。

19-20日の米FRBによるFOMCで、大きなドル高を誘発するニュースとしては、利上げに関する話題ですが、現状ではタカ派的な発言も想像しづらく、今回のFOMCではあまり大きな動きはないのではないか?と、111円天井のレンジ相場を予想します。

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