トルコリラ見通し トルコ大統領の介入で通貨危機の不安が高まる…

トルコリラ見通し

トルコのエルドアン大統領が、経済・金融政策を介入・支配しようとしています。そうした動きは有数の新興国に通貨危機を引き起こしかねないとの不安が、投資家の間で広がっています

今後のトルコリラの見通しはどうなるのか?まとめました。



トルコリラ見通し トルコ大統領の介入で通貨危機の不安が高まる…

米ウォールストリート・ジャーナル紙は11日、「トルコに広がる通貨危機の不安、大統領の介入に懸念」と報じた。

トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン大統領が、経済・金融政策を支配しようとしている。そうした動きは有数の新興国に通貨危機を引き起こしかねないとの懸念が、投資家の間で広がっている。

エルドアン氏が娘婿を財務相に指名した9日、トルコリラはドルに対して約4%下落。同氏はさらに、中央銀行の独立性を損ないかねない措置も導入。投資家はトルコの株式や債券を売り急いだ。

6月にエルドアン氏が再選を果たす前にも投資家が売りを膨らませたことから、リラは年初から2割下落した。背景にあったのは、同氏が中銀から独立性を奪い、緩和的な金融・財政政策を進めるとの懸念だ。エルドアン氏は金利高を「途方もない害悪」と呼んでおり、中銀の通貨防衛策やインフレ対策が妨げられるとの不安が広がっている。

エルドアン氏は9日、そうした不安を一層たきつけた。2期目の就任宣誓が終了した後、政府は中銀総裁および副総裁、金融政策委員会メンバーの任期を4年とし、大統領が指名するとの規定を発表した。これまで総裁は任期5年で、内閣が指名していた。2021年までの任期とされているムラト・チェティンカヤ現総裁に、新たな規定がどう影響するのかはまだ明らかになっていない。

これとは別に同日発表された規定により、副総裁を任命する際に総裁の意向を聞いたり、承諾を得たりする必要はなくなった。副総裁候補者には10年以上の職務経験が必須という規定も撤廃された。

エルドアン氏はその数時間前、娘婿のベラト・アルバイラク氏を財務相に起用。アルバイラク氏は元企業トップで前内閣のエネルギー相を務めたが、金融界ではほぼ無名の存在だ。さらに、市場寄りのメフメト・シムシェキ前副首相が新内閣から外されたことも、投資家の失望感を誘った。

TD証券の新興国市場戦略責任者、クリスチャン・マッジオ氏は「これがワンマンショーではないと市場を説得するのは極めて困難だろう」と語り、19年末までにリラが対ドルで6.10リラ超まで軟化するとの予想を示した。

トルコに広がる通貨危機の不安、大統領の介入に懸念

 トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン大統領が、経済・金融政策を支配しようとしている。そうした動きは有数の新興国に通貨危機を引き起こしかねないとの懸念が、投資家の間で広がっている。

 エルドアン氏が娘婿を財務相に指名した9日、トルコリラはドルに対して約4%下落した。同氏はさらに、中央銀行の独立性を損ないかねない措置も導入。投資家はトルコの株式や債券を売り急いだ。トレードウェブによると、2028年10月償還のドル建て債利回りは先週の6.8%近辺から足元で7.2%程度まで上昇している。

 一夜明けた10日にはリラ相場に安定の兆しが見えたものの、新興国市場が新たな圧力に直面する中、ここ一週間の動きはエルドアン氏の金融支配に対する投資家の不安を浮き彫りにするものだ。ドル高の再燃や米金利の上昇、貿易摩擦を背景に、ここにきて新興国の通貨や債券が下落している。

 資産運用会社GAMホールディングのポートフォリオマネジャー、ポール・マクナマラ氏は「この状況が全面的な通貨危機に発展する現実的なリスクがある」とし、「われわれが過去に経済危機との関連性を指摘したような危険信号がかなり多く現れている」と懸念を示した。

 通貨危機が起きれば、政府や国内企業の対外債務返済能力が脅かされる。トルコは新興国の中でも対外債務の水準が極めて高い国の一つだ。国際通貨基金(IMF)のデータによれば、同国の対外債務は対国内総生産(GDP)比で53.4%に上る。トルコ企業は巨額の資金を借り入れており、企業も経済も通貨安の影響に脆弱な体質になっている。リラが下落すれば債務返済コストが一段とかさむためだ。

 6月にエルドアン氏が再選を果たす前にも投資家が売りを膨らませたことから、リラは年初から2割下落した。背景にあったのは、同氏が中銀から独立性を奪い、緩和的な金融・財政政策を進めるとの懸念だ。エルドアン氏は金利高を「途方もない害悪」と呼んでおり、中銀の通貨防衛策やインフレ対策が妨げられるとの不安が広がっている。

 エルドアン氏は9日、そうした不安を一層たきつけた。2期目の就任宣誓が終了した後、政府は中銀総裁および副総裁、金融政策委員会メンバーの任期を4年とし、大統領が指名するとの規定を発表した。これまで総裁は任期5年で、内閣が指名していた。

 2021年までの任期とされているムラト・チェティンカヤ現総裁に、新たな規定がどう影響するのかはまだ明らかになっていない。

 これとは別に同日発表された規定により、副総裁を任命する際に総裁の意向を聞いたり、承諾を得たりする必要はなくなった。副総裁候補者には10年以上の職務経験が必須という規定も撤廃された。

 エルドアン氏はその数時間前、娘婿のベラト・アルバイラク氏を財務相に起用。アルバイラク氏は元企業トップで前内閣のエネルギー相を務めたが、金融界ではほぼ無名の存在だ。さらに、市場寄りのメフメト・シムシェキ前副首相が新内閣から外されたことも、投資家の失望感を誘った。

 TD証券の新興国市場戦略責任者、クリスチャン・マッジオ氏は「これがワンマンショーではないと市場を説得するのは極めて困難だろう」と語り、19年末までにリラが対ドルで6.10リラ超まで軟化するとの予想を示した。

 一方、トルコ経済はぜい弱な状態にある。

 昨年の国内総生産(GDP)成長率は7.4%と、20カ国・地域(G20)で最も高い伸びを示した一方、通貨安と経常赤字が主因となってインフレ率は高止まりしている。経済の弱さを示す目安となる経常赤字は拡大した。

 トルコ統計局が発表した6月のインフレ率は年率15.4%に達した。IMFは同国の経常赤字が今年、GDP比で5%を上回ると予測している。これはG20の新興国で最も高い水準だ。

 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の為替アナリスト、リー・ハードマン氏は「トルコは新興国の中でもとりわけファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)が弱い」とし、「そのため危機に見舞われる可能性が高い」との見方を示した。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

インフレ率上昇が原因でトルコリラ下落 今後の見通しは?

トルコで6月のインフレ率が市場予想を上回り、トルコリラ相場が1週間ぶり安値となる1ドル=4.6831リラをつけました。

今後の、トルコリラの見通しはどうでしょうか?

 → インフレ率上昇が原因でトルコリラ下落 今後の見通しは?

インフレ率上昇が原因でトルコリラ下落 今後の見通しは?

 

トルコリラ2018年の見通しは下落相場と予想する 3つの理由…

年初来、対ドルで19%下落しているトルコリラですが、トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン大統領が選挙に勝利したが、トルコリラの2018年の見通しは依然として下落相場を予想する声が多いようです。

その3つの理由をまとめました。

 → トルコリラ2018年の見通しは下落相場と予想する 3つの理由…

トルコリラ2018年の見通しは下落相場と予想する 3つの理由…

 

■トルコリラ 関連記事

トルコリラ急落でドルに対して過去最安値 いったいどこまで下がる?

トルコリラ下落でドルに対して過去最安値を再び更新 どこまで下がる?

トルコリラ急落に対処 トルコ中銀が政策金利を16.5%に利上げ

トルコリラ今後の底値の見通しは?トルコ中銀が2018年6月に利上げか?

トルコリラでミセスワタナベ狩りか?トルコリラ下落の理由は?

【ドル円相場予想】関連記事

 → ドル円の中長期見通し2017年から2018年のドル円は買い?

【豪ドル円相場予想】関連記事

 → 豪ドル円、豪ドル米ドル相場の長期見通し-日足チャートで解説

 → 豪ドル円の中長期見通しと投資運用戦略プラン

【ポンド相場予想】関連記事

 → ポンドドル中長期見通し ポンドドルをおすすめする2つの理由

【ユーロ相場予想】関連記事

 → ユーロドルの中長期見通し ユーロドルがおすすめの2つの理由

 

 

スポンサーリンク

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*