トルコで15年独裁を続けるエルドアン氏がなぜ大統領選挙に勝ったのか?

トルコ大統領選挙

トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン氏は24日、大統領選挙の勝利宣言を行いました。これによりエルドアン氏は、ますます独裁色を強める支配体制を拡張し、新たに巨大な権力を手にすることになりそうです。

エルドアン氏はすでに首相時代も含め15年間、権力の座にあります。独裁政治を続けるエルドアン氏がなぜ大統領選挙に勝ったのか?理由をまとめました。



トルコで15年独裁を続けるエルドアン氏がなぜ大統領選挙に勝ったのか?

エルドアン氏は、2016年のクーデター未遂以降、非常事態宣言の下で統治を続けている。自由な報道を抑圧し、クルド系政党・国民民主主義党(HDP)のセラハッティン・デミルタシュ前共同党首など政敵を収監した。デミルタシュ氏は、獄中から大統領選に立候補した。

にもかかわらず、トルコ人たちは投票所に集まり、投票率は驚異の87%に達したと伝えられています。

トルコの経済成長は鈍化、インフレ率は加速し、資本は逃避した。その背景には、エルドアン氏が独裁的な本能に従って政策を運営し、中央銀行に過剰に干渉して政治化させたことなどがあります。

トルコが選んだ独裁者

トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン氏は24日、大統領選の勝利宣言を行った。これによりエルドアン氏は、ますます独裁色を強める支配体制を拡張する上で、新たに巨大な権力を手にすることになりそうだ。わずかながら良いニュースは、今回の選挙で民主派の野党が、依然苦境にありながらも活力を取り戻したことが明らかになった点だ。

 大統領選挙と議会選挙の結果は、同日深夜の時点では確定していないが、エルドアン氏がさらに5年間にわたり大統領を務める見通しとなった。エルドアン氏はすでに首相時代も含め15年間、権力の座にある。国営メディアによると、エルドアン氏の得票率は、開票率95%強の段階で53%となっている。これにより、エルドアン氏は決選投票を回避するための得票率50%の壁をクリアする。2位につけている世俗主義の野党、共和人民党(CHP)のムハレム・インジェ議員の得票率は30%強となっている。

 インジェ氏は同日の選挙結果について異議を唱えた。それには、それなりの理由がある。欧州安全保障協力機構(OSCE)は今月発表した報告書で、トルコには「集会、結社、表現の自由に制限がある」と指摘した。エルドアン氏は、2016年のクーデター未遂以降、非常事態宣言の下で統治を続けている。自由な報道を抑圧し、クルド系政党・国民民主主義党(HDP)のセラハッティン・デミルタシュ前共同党首など政敵を収監した。デミルタシュ氏は、獄中から大統領選に立候補した。

 にもかかわらず、トルコ人たちは投票所に集まり、投票率は驚異の87%に達したと伝えられている。有権者の多くは、与党・公正発展党(AKP)が政権を掌握した当初に経済で力強い実績を残したものの、その後の政策対応がまずかったことへの不満を募らせている。トルコの経済成長は鈍化、インフレ率は加速し、資本は逃避した。その背景には、エルドアン氏が独裁的な本能に従って政策を運営し、中央銀行に過剰に干渉して政治化させたことなどがある。同氏はシリアやイラクに軍隊を派遣してナショナリズムを喚起することで、経済問題から人々の目をそらそうとした。

 トルコ人たちはまた、インジェ氏のCHP、ナショナリスト政党「優良党」とイスラム系政党「至福党」が連携したことにも勇気づけられた。これらの党が連携したのは、得票率が議会勢力になれる最低水準の10%を確実に超えるようにするためだった。彼らは今後、与党連合に代わる力強い選択肢となるだろう。デミルタシュ氏率いるクルド系政党HDPの得票率も、10%を超える可能性がある。

 トルコは、見過ごされてきた北大西洋条約機構(NATO)加盟国だ。それにはトランプ政権が北朝鮮、イランおよびロシアに関心を集中してきたことも背景にある。新たな勝利で勢いに乗るエルドアン氏は、欧米にとって一層難しいパートナーになるだろう。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

【まとめ】トルコで15年独裁を続けるエルドアン氏がなぜ大統領選挙に勝ったのか?

トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン氏は24日、大統領選挙の勝利宣言を行いました。

これによりエルドアン氏は、ますます独裁色を強める支配体制を拡張し、新たに巨大な権力を手にすることになりそうです。

エルドアン氏はすでに首相時代も含め15年間、権力の座にあります。独裁政治を続けるエルドアン氏がなぜ大統領選挙に勝ったのか?理由をまとめました。

■トルコリラ 関連記事

トルコリラ、対ドルで過去最安値更新 今後の見通しは?暴落の理由は?

トルコリラ急落でドルに対して過去最安値 いったいどこまで下がる?

トルコリラ下落でドルに対して過去最安値を再び更新 どこまで下がる?

トルコリラ急落に対処 トルコ中銀が政策金利を16.5%に利上げ

トルコリラ今後の底値の見通しは?トルコ中銀が2018年6月に利上げか?

来週のトルコリラ予想

【ドル円相場予想】関連記事

 → ドル円の中長期見通し2017年から2018年のドル円は買い?

【豪ドル円相場予想】関連記事

 → 豪ドル円、豪ドル米ドル相場の長期見通し-日足チャートで解説

 → 豪ドル円の中長期見通しと投資運用戦略プラン

【ポンド相場予想】関連記事

 → ポンドドル中長期見通し ポンドドルをおすすめする2つの理由

【ユーロ相場予想】関連記事

 → ユーロドルの中長期見通し ユーロドルがおすすめの2つの理由

 

 

スポンサーリンク

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*