電源喪失とは? 先日、病院で電源喪失があり大惨事寸前に…

電源喪失

「電源喪失」とは、電力を永続的に確保しなければならない状態、例えば「病院」などにおいて、調達する電源がゼロになってしまうことです。

最近、ある病院で「電源喪失」が起きました。

  • 「もし病院で電気が止まったらどうなるの?」
  • 「手術中だったらどうなるの?」

その報道を見てドキッとした方も多いのではないでしょうか?



電源喪失とは?病院で電源喪失があり大惨事寸前…

中国地方のある総合病院で昨秋、集中治療室(ICU)や手術室が一時完全に停電する「電源喪失」に陥っていたたことがわかりました。

原因は、電力会社から規格よりも高圧の電気が送られてきたためで、非常用発電も起動しなかったそうです。

「電源喪失」の状態は「約20分間」。幸い患者さんの命に影響はなかったそうですが、その20分間は

  • 「人工呼吸器や人工透析器のバッテリーが切れて手動」で使用
  • 「手術数件を中断」

という対応をしたそうですが、万が一「電源喪失」の状態が長引いていたら事態は最悪の方向に向かったいたかもしれません。

東日本大震災や熊本地震では地域の拠点となる病院が停電して混乱したケースがあり、災害時も業務を続けられるかが課題となっています。重篤な患者を診療する大半の病院は停電時に非常用発電が動くことを前提に非常時の計画を立てていますが、今回のような送電側のトラブルによる停電(電源喪失)は想定していないそうです。

同病院は今回の「電源喪失」の再発防止策として、電力会社から高圧の電気が来た場合に電気をすべて遮断し、非常用発電を使う仕組みに切り替えて電源喪失が起こらないように対策したそうです。しかし、発生はまれで対策にコストもかかります。他の施設がこの病院と同じで電源喪失の可能性を秘めた状態なのか、それとも今回のような電源喪失は起こりえない仕組みになっているのか?不安は残ります。

災害拠点病院でICU停電 昨秋20分間、手術中断も

災害拠点病院に指定されている中国地方の総合病院で昨秋、集中治療室(ICU)や手術室が一時完全に停電する「電源喪失」に陥ったことがわかった。電力会社から規格よりも高圧の電気が送られたことが原因で、非常用発電も起動しなかった。

  停電は約20分間で患者の生命に影響しなかったが、人工呼吸器や人工透析器のバッテリーが切れて手動で使ったり、実施中の手術数件を中断したりした。

  停電は昨年11月2日午後1時23分、ICUや手術室を備えた一部の建物で起きた。職員が調べると、中国電力から送られている電圧が本来の2万2千ボルトより2800ボルト高かった。主な建物ごとに計7室ある電気室のうち2室で、高電圧から電子機器などを守るために、自動的に建物内への電力供給が止まっていた。

  同病院には施設全体の電力の半分以上をまかなえる非常用発電設備がある。だが、電力会社からの送電が途切れた際に起動するため、送電されている状況では動かなかった。病院側は中国電力に連絡。約20分後に通常電圧に戻った。

  同病院には一般家庭とは別のルートの「特別高圧」で電気が届く。中国電力は朝日新聞の取材に「変電所の機器の点検作業中に供給電圧が上がってしまった。過去に同じような事例は確認されていない」と説明している。

  同病院は再発防止策として、電力会社から高圧の電気が来た場合に電気をすべて遮断し、非常用発電を使う仕組みに切り替えた。ただ、発生はまれで対策にコストもかかる。「他の施設に同じ対応を勧められるかはわからない」と担当者は悩みをのぞかせる。

  東日本大震災や熊本地震では地域の拠点となる病院が停電して混乱したケースがあり、災害時も業務を続けられるかが課題となっている。重篤な患者を診療する大半の病院は停電時に非常用発電が動くことを前提に非常時の計画を立てているが、今回のような送電側のトラブルによる停電は想定していないという。

  病院施設に詳しい国立保健医療科学院の小林健一・上席主任研究官は「ゼロリスクはない中で、診療を続けるためにどこまで停電対策を講じたらいいかは難しい問題だ。情報の共有が対策の一歩だ」と話す。(阿部彰芳)

 出典:朝日新聞社

 

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