北朝鮮がグアムへミサイル発射か?トランプ大統領はどうする?

北朝鮮ミサイル

北朝鮮は国営メディアを通じ、アメリカのグアムへのミサイル発射を検討していると明らかにした。

それに対し、トランプ大統領は、米空軍機が北朝鮮のグアムへのミサイル発射に備え「今晩にでも戦えるように」訓練目的でグアムを飛び立ったというFOX ニュースの報道をリツイートし、ジム・マティス米国防長官も9日、米軍事力に関するトランプ大統領の発言に付け加える形で、北朝鮮の体制 がいかなる戦いや軍拡競争に挑んでも北朝鮮が「圧倒的に不利」な立場にあると指摘。今回のグアムへミサイル発射発言のような「体制の崩壊や国民の破滅につながる」ような行動を取り続けないよう、北朝鮮に求めた。



北朝鮮がグアムへミサイル発射か?トランプ大統領はどうする?

トランプ氏は8日、北朝鮮が米国への脅しをやめなければ「世界が未だ目にしたことのないような炎と怒りに 直面するだろう」とけん制していた。北朝鮮はその数時間後に国営メディアを通じ、グアムへのミサイル発射を 検討していると明らかにした。

米国と北朝鮮の非難合戦が一段とエスカレートし、北朝鮮のグアムへのミサイル発射など偶発的な軍事衝突の不安感が高まればリスク回避の円全面高が加速される。反対に一旦の緊張緩和や何らかの対話外交への地ならしシグナルが見られ始めると、ドル/円、クロス円で円が売り戻される余地を秘めている。

08月10日 08時41分 DJ-【焦点】トランプ大統領の北朝鮮への警告、国防長官も同調

 ドナルド・トランプ米大統領は9日、自国の核兵器の破壊力を誇示し、米国が「世界最強の国でなくなる時な ど決して来ない」との見方を示した。

 トランプ氏はツイッターへの投稿で「大統領としての最初の命令は核兵器の革新と最新化だった。これまでを はるかにしのぐほど強力で威力がある」と述べた。「この力を使わずに済むことを願うが、われわれが世界最強の国でなくなる時など決して来ない!」と続けた。

 トランプ氏は8日、北朝鮮が米国への脅しをやめなければ「世界が未だ目にしたことのないような炎と怒りに 直面するだろう」とけん制していた。北朝鮮はその数時間後に国営メディアを通じ、グアムへのミサイル発射を 検討していると明らかにした。

 9日になってトランプ氏は、米空軍機が「今晩にでも戦えるように」訓練目的でグアムを飛び立ったというFOX ニュースの報道をリツイートした。

 ジム・マティス米国防長官も9日、米軍事力に関するトランプ大統領の発言に付け加える形で、北朝鮮の体制 がいかなる戦いや軍拡競争に挑んでも北朝鮮が「圧倒的に不利」な立場にあると指摘。「体制の崩壊や国民の破 滅につながる」ような行動を取り続けないよう、北朝鮮に求めた。

 一方、レックス・ティラーソン国務長官は緊張緩和に努め、米国民は不安を感じる必要はないとし、トランプ 氏の発言は軍事行動が差し迫っていることを示唆するものではないと述べた。ただし米政権内では意見の不一致 も見られることで、その外交努力も水を差された格好だ。

 ティラーソン長官は東南アジア歴訪からの帰途にグアムへ立ち寄った際、トランプ氏のコメントで米国民が心 配する必要はないと指摘した。

 「大統領が行っているのは、金正恩(朝鮮労働党委員長)に理解できる言葉で北朝鮮に強力なメッセージを送 ることだ。彼が外交的な言葉を理解しないようにみえるためだ」と話した。

 「大統領は北朝鮮の政権に対し、米国の防衛力に疑問の余地はなく、自国と同盟国を防衛するつもりがあるこ とを明確にしたかっただけだと思う」とも語った。

 トランプ氏の発言が北朝鮮への軍事攻撃を示唆しているかとの質問を受け、ティラーソン氏はこの24時間で状 況が劇的に悪化したことを示す要因は認識していないと述べた。

 H・R・マクマスター国家安全保障担当大統領補佐官は5日、米国が北朝鮮との「予防戦争」の可能性に向けて 準備をしているとした他、ホワイトハウスもすべての選択肢が検討されていると繰り返している。

 マイク・ポンペオ中央情報局(CIA)長官も先月、北朝鮮の体制転換の可能性に遠回しで触れ、米国は金正恩 恵委員長と核兵器を「分離」すべきだと発言。「北朝鮮の国民は素晴らしい人間であるだろうし、彼(金氏)が 去ることを強く望んでいるだろう」と話した。

 カリフォルニア大学サンディエゴ校で韓国太平洋学プログラムの所長を務めるスティーブン・ハガード教授は 、ティラーソン国務長官が制裁や中国との協力を通して再度北朝鮮と交渉の席に着きたい方針だと指摘。金正恩 体制の転覆に言及することは避け続けているが、首尾一貫した戦略を描こうとする努力も政権内の発言によって 芽を摘まれたと見ている。

 ハガード氏は、「核戦略の視点からすれば、双方が同時に先制攻撃を示唆している今の状況は、不安定の極み だ」とし、「予防戦争に関する発言は特に役に立たない。これにより北朝鮮は抑止力が必要だとする考えをさら に強めるだけでなく、危機的なほど状況を不安定にするリスクとなる」と述べた。

 一方、北朝鮮側も約2年にわたり拘束していた韓国系カナダ人の牧師を今週解放するなど、その言動は一貫し ていない。解放によって北朝鮮と西側諸国の緊張緩和が進む可能性もある。

 ホワイトハウスは9日午後、トランプ氏の前日の発言について首席補佐官や国家安全保障会議(NSC)のメンバ ーは事前にその意図を知らされていたと発表。ただし文言は大統領自身が決めたとした。ホワイトハウスはNSCの どのメンバーが事前に知らせを受けていたのかは明らかにせず、ティラーソン国務長官やマティス国防長官がそ の中に含まれていたかも言及していない。

出典:Dow Jones

08月14日 23時38分 北朝鮮緊張の危機バネ、日米の結束強化=過度な円高制御も

今週の為替相場は北朝鮮情勢をにらんだ展開が続く。米国と北朝鮮の非難合戦が一段とエスカレートし、偶発的な軍事衝突の不安感が高まればリスク回避の円全面高が加速される。反対に一旦の緊張緩和や何らかの対話外交への地ならしシグナルが見られ始めると、ドル/円、クロス円で円が売り戻される余地を秘めている。

現状のところ、北朝鮮によるグアム向けを含めた新たなミサイル試射や核実験のリスクとしては、15日(北朝鮮の祖国解放記念日)、21日(米韓合同軍事演習予定日)、25日(北朝鮮の先軍節)、9月9日(朝鮮民主主義人民共和国創建記念日)などが警戒されている。引き続き突発的な北朝鮮関連のニュースに神経質となる不安定な相場が意識されやすい。

その反面、今年4月に日経平均株価は、5月の連休明けに向けて北朝鮮リスクが高まった最中の4月17日に1万8224円の直近安値をつけたあと、底入れ反発へと移行した。その後は6月の2万円超えにかけて、反発ラリーを辿った経緯がある。

その意味で今回についても北朝鮮要因を含めたリスク回避の円高・株安のオーバーシュートを警戒しつつも、当座の陰の極と一旦の悪材料出尽くしが注目される。世界経済自体はまだ循環回復を維持させており、北朝鮮リスクが高まった前週でも、世界景気に先行するバルチックドライ海運指数、CRB商品指数などは打たれ強さを維持させた。

しかも、北朝鮮情勢の緊迫化が危機バネとなる形で、日米同盟の結束が再強化され始めた。日米両政府は17日にワシントンで外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)を開催するが、トランプ米政権は核の傘維持などを通じ、「同盟国・日本の防衛への決意を明確にする」(14日付け日本経済新聞)方向となっている。ただでさえ、北朝鮮の暴走阻止では中国の対米協調が曖昧となっており、トランプ米政権にとって「日本は最後の信頼できる協力国」という位置付けとなってきた。

北朝鮮問題への対処に向けた米国による安倍政権への歩み寄り姿勢は、1)弱体化してきた安倍政権の基盤立て直し効果、2)トランプ政権による日本の貿易黒字批判と円高圧力の一旦の棚上げ、3)北朝鮮リスクで一段と円高・株安が激化した場合の日本の政策対応に対する米国の一定理解、などが期待されやすい。
かつて2003年のイラク戦争の場合、当時の小泉政権は米国支持を明確化させたが、直接的な関係はともかく、日本の当局による2003-2004年にかけての大規模な円高阻止介入が当時の米財務省から実質的に黙認された実績がある。

もちろん、現在は戦争突入までのハードルが高く、口先牽制の応酬泥沼化がリスク回避の円高圧力を長期化させる可能性をはらむ。北朝鮮緊張の長期化は、世界や米国の経済への悪影響、米国株など世界株の調整下落、FRBによる利上げペースの一段の減速などを通じ、ドル安・円高を深押しさせるリスクも排除できない。

その反面、北朝鮮問題の深刻化と米国の軍事行動オプションの高まりは、1)米国のホワイトハウスと議会の対立休戦と挙国一致への共闘、2)国防費予算の弾力的な確保に向けた債務上限対立の緩和、3)国防支出拡大や国防特需が意識され始めた場合の米長期債金利の上昇とドル高、といった良いドル高、悪いドル高を招く潜在シナリオも内包している。

出典:FXニュースレター

 

【追記】2017年8月29日

北朝鮮発射の弾道ミサイルが日本上空を通過し太平洋上に落下

北朝鮮が発射した弾道ミサイルが日本上空を通過。安倍首相は会見で、「我が国を飛び越えるミサイル発射という暴挙は、これまでにない深刻かつ重大な脅威」「断固たる抗議を北朝鮮に対して行うとともに、国連安保理に対して、緊急会合の開催を要請する」と述べた。

日本政府は、今回のミサイル発射はこれまでになく深刻との見解を表明した。ミサイルの飛行距離は過去最長とみられる。北朝鮮のミサイルが日本上空を通過したのは2009年以来初めて。

「北朝鮮の行動について重要なのは、ドナルド・トランプ米大統領と日本に対し対応を求める圧力が高まることだ。もし両者が軍事的な対応に出れば、中国と真っ向から対立することになる可能性もある」との声も出ています。

08月29日 09時04分 DJ-為替市場、北朝鮮ミサイル発射で米対応を見極め

 北朝鮮が発射した弾道ミサイルが日本上空を通過したことを受け、世界の外国為替市場が米国の対応を見極めようとしていると、オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)の為替ストラテジスト、ダニエル・ビーン氏は述べた。

 日本政府は、今回のミサイル発射はこれまでになく深刻との見解を表明した。ミサイルの飛行距離は過去最長とみられる。北朝鮮のミサイルが日本上空を通過したのは2009年以来初めて。

 前回、北朝鮮のミサイルが日本上空を通過した際、日本は国連安全保障理事会で拘束力のある「決議」の採択を求めた。今回の発射については安保理決議に対する明白な違反だとしている。

出典:Dow Jones

08月29日 10時23分 DJ-【市場の声】北朝鮮ミサイル発射、トランプ大統領への圧力増大へ 

北朝鮮が日本の東北地方に向けて弾道ミサイルを発射したとの報道を受け、豪ドルが対米ドルで下落した。

 アクシトレーダーのチーフマーケットストラテジスト、グレッグ・マッケナ氏は「北朝鮮が発射したミサイルが日本上空を通過して太平洋上に落下したことを受け、為替市場は非常に不安定になっている」と指摘。その上で「為替市場の焦点は現在、米ドルの弱さから北朝鮮の行動を受けたリスクオフ基調にシフトしている」と述べた。

 「北朝鮮の行動について重要なのは、ドナルド・トランプ米大統領と日本に対し対応を求める圧力が高まることだ。もし両者が軍事的な対応に出れば、中国と真っ向から対立することになる可能性もある」と続けた。

 豪ドルは現在、下げをやや戻して0.7935米ドル付近で推移している。

出典:Dow Jones

 

【追記】2017/9/1

08月31日 17時37分 北朝鮮 米韓演習後も挑発か、爆撃機に反発必至=時事

時事通信によると、29日に日本上空を通過する中距離弾道ミサイル「火星12」を発射した北朝鮮は、31日の米韓合同軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン」終了後も、挑発を続けるとみられる。

米軍は31日、B1戦略爆撃機などを朝鮮半島周辺に派遣し、韓国空軍と共同訓練を実施した。北朝鮮が猛反発するのは必至で、爆撃機の基地などがある米領グアム島沖を狙った弾道ミサイル発射計画の実行をちらつかせ、威嚇を強める可能性が高い。

韓国軍高官は31日の国会国防委員会で、火星12発射について、米韓演習への対抗措置という意味合いに加え、グアム沖へのミサイル発射計画を実行する「意志と能力」を誇示する狙いがあると分析。今後の北朝鮮の出方として、「米国の圧力への非難や威嚇を続け、弾道ミサイル発射や6回目の核実験などを行う可能性がある」と述べた。

出典:FXニュースレター

 

【追記】2017/9/5

09月05日 12時17分 北朝鮮がICBM移動開始、9日前に発射の可能性も=韓国紙

北朝鮮が4日、平壌の研究所で製造されたICBM級のミサイルの移動を開始した。韓国紙アジア経済が匿名の情報当局者を引用して伝えた。
情報源が韓国の当局者かどうかは明らかにしていない。北朝鮮が9月9日の建国記念日前にICBMを発射する可能性が高い。ブルームバーグが引用して伝えたもの。

出典:FXニュースレター

09月04日 22時18分 6-7日に日ロや日韓の首脳会談、北朝鮮問題の打開策にらむ

今週の為替相場で注目されるのは、3日の北朝鮮による核実験を受けた北朝鮮情勢だ。9日には北朝鮮の建国記念日が控えており、新たな威嚇行動やアクシデント的な軍事衝突リスクへの緊張感が、日本ではリスク回避の円高・株安要因として警戒されやすい。
4日の東京市場午後には、韓国当局が北朝鮮による新たなICBMミサイル発射の可能性に警告を発した。

一方で安倍晋三首相は6-7日にロシア・ウラジオストクで開催される東方経済フォーラムに出席し、ロシアのプーチン大統領、韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領と会談を行う予定だ。
安倍首相は北朝鮮が日本上空通過のミサイルを発射した8月29日以降、9月4日までに4回もトランプ米大統領と電話会談を行ってきた。6-7日の対ロシア、対韓国との首脳会談では米国の意向を踏まえたうえで北朝鮮問題を協議すると見られ、何らかの緊張緩和の糸口が見出せるようなら、日本では円安・株高への揺り戻し余地が残されている。

出典:FXニュースレター

 

【追記】2017/9/7

09月06日 08時15分 北朝鮮にICBM移動の痕跡=CNN 

 米CNNテレビは、北朝鮮が国内で大陸間弾道ミサイル(ICBM)を移動させた形跡があると報じている。韓国の情報機関、国家情報院の説明を受けた韓国議員の話としているという。

出典:FXニュースレター

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