来週の相場展望-FRBによる6月利上げ注目 クロス円は強い

相場展望クロス円は強い

来週のドル円相場展望は、
米国経済指標の悪化懸念から円高リスクがある一方で
ユーロ、ポンド、豪ドルは買い相場だと予想します。

一方、ドル円市場では、
一度115円を通過したあと今後のドル円のトレンドが決まる可能性がありますので、市場を注視して下さい。

その辺の見通しについて詳しく解説します。

来週の相場展望 – FRBによる6月利上げ注目 クロス円は強い

来週のドル円相場は米国経済指標の悪化が懸念され、円高リスク要因となる可能性がある一方で、対ドルでのユーロ、ポンド、豪ドルなどの底堅さから、ドル/円での調整ドル安・円高が抑制され、ドル/円、クロス円ともに緩やかな外貨の押し目買い(円の戻り売り)地合いが支援される可能性を秘めており、クロス円は総じて強い上昇の動きが継続する見通しです。

05月13日 06時55分 来週の相場展望=5月15日の週

来週5月15日-5月19日週の為替相場は、4月中旬以降の円安の反動調整的な円高と、ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円などでの外貨の下限切り上がりトレンド(円の上値切り下がり)の持続性を見極める展開となる。

ドル/円の週足テクニカルでは、ドルの下値メドとして26週移動平均線113.37円前後、一目均衡表の基準線112.60円前後、13週移動道平均線111.96円前後、雲の上限111.30円前後などが意識される。
ここに来て3-4カ月スパンのトレンドラインを示す13週線111.96円前後の方向性が、微妙な上向き化へと回帰し始めた。このまま上向き化が定着できると、3月3日週以来の現象となる。同時期からのドル安基調の一服と、13週線などを下限ラインとした下限切り上がりトレンドの再開が注視されそうだ。

反対にドルの上値メドは、フィボナッチ分析で昨年12月以降のドル高値から直近ドル安値の61.8%戻し114.64円前後などがポイントになる。3月ドル高値からの76.4%戻し113.77円前後、3月のドル高値115.51円前後なども節目ポイントとして注目される。

来週の週明けからは、週末に開催されたG4財務相・中央銀行総裁会議の影響が注目される。前週末時点では目新しいニュースがなく、現状追認となれば米トランプ政権の保護主義警戒によるドル安・円高の圧力が制御されよう。

来週は米国の最新5月指標を含めて、経済指標が注目される。米国では自動車販売の減速に続き、前週は百貨店大手メーシーズの決算悪化、小売売上高の下振れなど、経済成長のペース鈍化を示唆するデータが相次いでいる。為替相場ではドルの上値抑制やドル安材料となってきた。
来週以降も米トランプ政権の経済政策に対する過度な政策期待の剥落のほか、政策実行時期の遅延や規模縮小への警戒感なども、経済指標の低迷リスクとして警戒されよう。とくに前週からはトランプ米大統領がFBI長官を解任したことで、議会や野党・民主党の反発と政策停滞が懸念されている。

もっとも米国では、FRBによる6月利上げの可能性がまだ消えていない。6月利上げや年後半からのFRBバランスシート縮小論議の余地が残る限り、過度なドル安は抑制される。
米国の利上げ継続に関しては、巨額なドル建ての借り入れや債務を膨らませている中国など新興国に打撃となる。潜在的な新興国不安がリスク回避の円高材料となる反面、中長期スパンではドルの借りれサイドの返済や借り換えなどがドルの下支え要因となっていく。

一方でユーロやポンドに関しては、短期的な調整下落リスクをにらみつつも、中長期スパンでは下限切り上がりのトレンド形成が注目されやすい。とくにユーロに関しては、ECBによる先行きの超金融緩和策「縮小」がユーロ安の歯止め要因となってきた。
前週には豪ドルも下げ止まりが見られており、調整ドル安のリスクが警戒されつつも、対ドルでのユーロ、ポンド、豪ドルなどの底堅さが、こうした通貨の対円でのサポート要因として作用。ドル/円での調整ドル安・円高が抑制され、ドル/円、クロス円ともに緩やかな外貨の押し目買い(円の戻り売り)地合いが支援される可能性を秘めている。

出典:FXニュースレター

ドル円114円突破も利益確定売りに押され115円トライに慎重

先週のドル円市場では、
フランス大統領選挙韓国大統領選挙 が予想通りの結果となり、ドル円は114円を突破。

市場では、ドル円115円前後が分岐点との見通し G7発言に注目 となる中、
G7での麻生財務相と米国のムニューシン財務長官との会談の日程が13日未明 に決まりました。

そんな中…、

ドル円113円台は魅力的な買い時?

12日は米小売売上高等の指標結果を受け、113.3円で引けました。

ドル円114円台半ば前後では利益確定売りや実需売りに押され、ドル円115円台では再びドル高けん制圧力の可能性も捨てきれず、改めてドル円115円トライには慎重になっている模様。

しかしながら、113円では買いが魅力的に映る相場であることは間違いありません。

ドル円はGWの投機的円高もなく円安継続

5月以降のドル円は日本時間4日早朝3時の 米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受け 112.80円へ急上昇

その後も円安の流れは続き、ついにドル円は 3月中旬以来の113円台へ上昇 しました。

GW明けには、ドル円は8日の午前10時の東京市場の動きに警戒の声
が出ていましたが特に大きな急変動はなく落ち着いた相場でした。

その後も、じりじりとドル円は上昇し、市場は
日経平均株価2万円台への期待と ドル円113.4円の攻防
をあっさり通過。

ドル円予想 次の目標は115円

ついに市場では「円高に行く要素が無い」 と言う声も出てきていて、
次の目標は115円か?という声が出てきています。
 → ドル円115円が新しい目標か?111.80円を突破し勢い

米債券利回りが上昇に転じたことから、相対的に円売りに安堵感が生じているようです。
 → 米債券利回りが上昇し市場では円安マインド強い

 

今後のドル円見通しと投資戦略プラン

そもそも米国の経済が強い状況なので、 G7で円高誘導の要人発言が無い限りは円安トレンドは変わらず、直近115円は固いのではないかと考えます。
 → G7は要人の円安ドル高牽制発言に注目 なければ円安継続

実際には、G7では要人の円安牽制発言は無く市場への影響は無し という結果となりました。

この結果から、
市場はおそらく、115円をクリアしてからトレンドを再考するような流れになるのではと予想します

ドル円の投資戦略としては、
ドル円の買い建玉が多い方は115円で一旦、買い建て玉の一部を利食いをして利益確定するのもありかもしれません。

短期売買する場合は現在の113円台で建玉して、115円で利食いという投資戦略もありでしょう。

 

今後の豪ドル見通しと投資戦略プラン

一方、豪ドル円のトレンドは先日の記事
豪ドルの見通し好転、IMFの世界成長予想引き上げ  の通り買いトレンドです。

市場が円安トレンドに向かっている今、 豪ドル円は買い頃では?という声が出ています。

豪ドル円は下げ止まり、今が買い時?

5月3日の84.50円から82.70円へと1.8円以上も下落した豪ドル円相場ですが、
市場では、豪ドル円は下落トレンドではなく、あくまでも調整範囲との声。
現在も83円台と落ち着いた動きです。

逆に、この安値は買い頃では?との声が出ています。
詳しくは下記をご覧下さい。
  → 豪ドル円83円台へ下落も下値ではビッドも厚く買い頃か

まさに今、83円台で豪ドルを余裕資金の一部で買い建てて長期で持ちスワップを狙うのは良い戦略だと思います。

ただし、今回のように「ドル高、豪ドル安」の動きだと 豪ドル円は上昇しないので注意が必要です。
個人的には他通貨の上昇と比較して豪ドル円はかなり弱い動きなので、積極的に建玉したい気分にはなりません。

しかし、先週末頃から豪ドルも下げ止まりが見られる」との声が上がってきており、
豪ドルもユーロやポンドのような上昇が期待できるかもしれません。

ドル高、豪ドル安に要注意

今後も相場の上下の動きに一喜一憂しないで、長期スパンで考えて今後安値を更新したらコツコツと買い建てるのが良いと思います。 例えば、82円、80円と値を戻したタイミングで安値を拾って買い建てていくようなプランです。

今後のプランとしては長期運用を前提に、リスクとしては安値77円も視野に入れたうえで 資金配分すると良いかと思います。つまり77円になってもストレスなく運用できる資金的余裕をもった投資プランを考えるのが良いのではないかと思います。

豪ドルはスワップの高さと比較的変動が少ない相場が魅力です。
だからこそ、安値をきっちり拾って長期で持ちスワップを長期間獲得する戦略が良いと考えます。

 

今後のポンド円見通しと投資戦略プラン

4月17日の安値135円台から、5月10日の148円まで急上昇し、計12円強も上昇してきたポンド円。
先週末2日間の動きは上昇相場の一服と見ています。

ポンド円は相場の強さが感じられますし、円安トレンドにも乗れば 今後も更なる上昇が続くと予想されます。
 → ポンド円146円 リスクオンの強気相場で目標は155円

中長期目標は1年前につけた、155円と見ています。

今のポンド円は非常に勢いがあるので、ファンダメンタルズ等を何も考えずに上昇相場にリスクオンで乗ってしまうのもアリかもしれません。

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【まとめ】来週の相場展望-FRBによる6月利上げ注目 クロス円は強い

来週のドル円相場展望は、
米国経済指標の悪化が懸念され円高リスク要因となる可能性がある一方で、
対ドルでのユーロ、ポンド、豪ドルなどの底堅さから、ドル/円、クロス円ともに緩やかな外貨の押し目買いが続き、
クロス円は総じて強い上昇の動きが継続する見通しです。

つまり、ユーロ、ポンド、豪ドルは買い相場だと予想します。

一方、ドル円市場では、
一度115円を通過したあと今後のドル円のトレンドが決まる可能性がありますので、市場を注視して下さい。

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