来週の相場展望-ドル円は円安ドル高転換か市場の動きに注目

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来週はトランプ大統領の疑惑の行方に注目。
新たな報道による更なるドル安の可能性が高い一方、反対に混乱一服ならドル高に向かう可能性も。

その辺の見通しについて詳しく解説します。



来週の相場展望-ドル円は円安ドル高転換か市場の動きに注目

今週末から来週にかけては、トランプ大統領の疑惑の行方に注目。

コミー前FBI長官の議会証言の可能性や新たな疑惑リーク報道が出ると、更なるドル安やリスク回避の円高へ動く可能性が高い。反対に混乱一服が見られるようなら、反動修正的なドル高や円安に向かう可能性も強い。

05月20日 06時55分 来週の相場展望=5月22日の週

来週5月22日-5月26日週の為替相場は、根強いドル安と円高の圧力と中長期スパンでのドルの下値の切り上がり、ユーロやスイス・フランなどの調整下落を経ながらの上値余地をにらんだ展開が想定される。
豪ドルやNZドル、カナダ・ドルといった資源国通貨についても、下げ止まりから下値固めに移行できるか。あるいは戻り売りに押されて下落トレンドが再開されるかの重要正念場に直面してきた。

ドル/円の週足テクニカルでは、ドルの下値メドとして一目均衡表の雲の上限111.26円前後、75週移動平均線110.22円前後、40週移動平均線109.95円前後、52週移動道平均線108.62円前後などが意識される。

反対にドルの上値メドは、26週移動平均線と基準線の113.40円前後、フィボナッチ分析で昨年12月以降のドル高値から直近ドル安値の61.8%戻し114.64円前後などがポイントになる。3月ドル高値からの76.4%戻し113.77円前後、3月のドル高値115.51円前後なども節目ポイントとして注目されよう。

来週の週明け早朝からの注目は、日本時間21日の未明までには判明するイラン大統領選の結果を受けた市場反応だ。これまで国際協調路線をとってきたロウハニ大統領と、欧米に強硬な姿勢を取るライシ師との間の事実上の一騎打ちとなっている。
現職が逃げ切ると、中東緊張のリスクが一旦は後退。短期的にはリスク選好の円安やドル高の材料となりやすい。反対に欧米強硬派の勝利となれば、リスク回避へと作用する。トランプ米大統領を巡る政治疑惑とあいまって、週明けから円高・ドル安が激化される波乱となる。

同時に今週末から来週にかけては、トランプ大統領の複合疑惑の行方も注目されそうだ。コミー前FBI長官の議会証言の可能性や新たな疑惑リーク報道の可能性をにらみ、改めて事態が泥沼化するとドル安やリスク回避の円高へと作用していく。反対に当座の混乱一服や一定の織り込みが見られるようなら、反動修正的なドル高や円安を支援していく。
もっとも米国の議会は、29日のメモリアルデーから1週間の休会となる。その前の来週段階から政治騒動が小休止となる可能性もあり、過剰な政治不安の小康が日米の株高や円安の要因として注目されやすい。

また、トランプ問題については、しばらく混乱が警戒されるものの、1)実際の断崖は手続き面で極めてハードルが高い、2)万が一に弾劾となればペンス副大統領が昇格するが、同氏は議会共和党とのパイプが太く、「オール共和党」で結束して経済政策協議が進みやすい、3)トランプ氏が逃げ来ると、一定の融和姿勢への修正や弱体化により、保護主義圧力、ドル安圧力に関する発言の神通力低下が見込まれる、といったプラス面も想定される。

来週の為替相場で注目されるのは、FRB幹部による講演やFOMCの議事録だ。トランプ米大統領の複合疑惑や政策停滞懸念、最近の米国経済指標減速などを受けて、改めて先行きの利上げペースへの慎重姿勢が示されると、ドル安の要因となりやすい。すでに6月利上げは織り込みが進んでいるが、6月利上げ確率の低下や、その次の利上げの12月以降への遅延観測などが浮上してくると、当面のドル安トレンド入りの明確化も完全には排除できない。

もっともFRBについては、3月段階から「トランプ政権の経済政策の不透明感や時期遅延」を織り込む形で、利上げペースを下方修正させている。最近の指標減速も「短期的」との判断を示している。
改めて6月利上げへの地ならしが進んだり、次回の利上げが9月という見方が改めて高まるようなら、ドルが下値固めを経て、二進一退、三進二退の上下動を経ながらも、緩やかなドル高トレンド再開が意識されそうだ。来週は米国で住宅などの経済指標が予定されるが、米国経済の「打たれ強さ」が焦点となる。

来週は25日にOPEC(石油輸出国機構)の総会が予定されている。原油減産合意の延長が注目され、事前報道通りの延長となれば短期的に原油高や資源国通貨高、リスク選好の円安要因となる。
もっとも前週までに、すでに減産延長は織り込みは進んできた。延長の期限が中途半端であったり、週末のイラン大統領選の結果次第を受けた協議混乱、あるいは一旦の材料出尽くしなどにより、思わぬ原油安や円高を招くリスクのも注意を要する。

来週は欧州や英国での経済指標、各中銀の幹部発言なども注目される。ユーロやポンドは買い戻し地合いとなっており、それぞれ当座は上値余地を手探りで模索する展開が想定される。とくにユーロに関しては調整下落があっても、6月ECB理事会での超金融緩和縮小の地ならし前進思惑などが押し目買い要因となりやすい。

その他、前週からはブラジルで大統領スキャンダルが発生し、同国通貨の急落が新興国通貨安を伝播させた。新興国に関しては米国経済の成長鈍化の「遅行波及」や、米国の政治不安によるリスク回避を受けた短期的な資金流出も警戒されている。
米FRBの6月利上げも新興国には打撃となるもので、新興国での混乱が広がると日本でもリスク回避の円高・株安要因となっていく。一方でドルは対新興国通貨で上昇へと作用。ドル/円でもドルの下支え要因となる。

さらに新興国での株安・通貨安に関しては、あくまでも昨年後半からのリスク選好の短期調整という見方が強い。世界経済の循環的な景気回復軌道や新興国も含めた大規模なITハイテク需要は残されており、新興国市場から流出した「利食いマネー」が、まだ出遅れ感や割安感の残る日本株へとシフトされる期待感も消えていない。

出典:FXニュースレター

トランプ大統領リスクでドル円急落が加速

先週はの為替市場は、ドナルド・トランプ米大統領が弾劾されるのではないか との懸念が浮上し、17日の海外市場ではドルが急落。

翌18日に「トランプ大統領 ロシア政府関係者と18回接触の報道」が出ると
ドル円は一時110円23銭と安値を更新しました。

しかしながら、現実問題として
トランプ大統領の弾劾はハードル高く非現実的 です。

ドル円の今後の見通し 数日はレンジ相場予想

ドル円市場では、ドル円は111円まで上昇もトランプ大統領リスクでレンジ相場か という見通し。

しばらく、ドル円市場は110.5~112.5円のレンジ相場 になる可能性があります。

トランプリスクがしばらくは消えないだろう。というドル安要因が強い一方で、米経済の勢いは強くドル高の流れが市場にはあるため、これ以上の円高に大きく振れる可能性は少ないだろうとの声が上がっています。

 → トランプ大統領の政治リスク長期化でドル円市場は静かな動きか

 

【まとめ】来週の相場展望-ドル円は円安ドル高転換か市場の動きに注目

今週末から来週のトランプ大統領の疑惑の行方に注目。

コミー前FBI長官の議会証言や新たな疑惑リーク報道が出ると、更なるドル安やリスク回避の円高へ動く可能性が高い。

反対に混乱一服が見られるようなら、反動修正的なドル高や円安に向かう可能性も強い。

ドル円及びクロス通貨も乱高下の可能性があり、市場の急な動きには引き続き注意が必要です。

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