来週のユーロドル予想 ECB理事会でユーロ安へ波乱相場か?

来週のユーロ

来週の大きな注目材料は、7日に予定されるECB(欧州中銀)理事会。ドラギ総裁の会見では慎重なペースでの出口戦略が強調される可能性があるほか、ユーロ高牽制を強化させる発言もありユーロ急落の可能性が高いのでは?と予想します。

来週のユーロ円予想 ECB理事会でユーロ安へ転換か?

来週の大きな注目材料は、7日に予定されるECB(欧州中銀)理事会だ。すでに7-8月以降、ECBによる9月会合での量的緩和縮小のスケジュール明示を織り込む形で、対ドル中心に大幅なユーロ高が進展してきた。そのため7日の前までは、ポジション調整的なユーロの戻り売り地合いが意識されやすい。

7日の会合で、実際に10月以降の緩和縮小協議が示唆されると、ユーロは対ドル、対円で中長期スパンでの押し目買い地合いが支援される。ただし、ドラギ総裁の会見では慎重なペースでの出口戦略が強調される可能性があるほか、ユーロ高牽制を強化させる発言もあり、短期的なユーロ急落の波乱余地も残されている。

09月02日 06時55分 来週の相場展望=9月4日の週

来週9月4日-9月8日週の為替相場は、対ユーロや対円などでのドル下げ止まりの持続性と、クロス円を中心とした円安再開の耐久力、根強いドル安や円高の圧力残存をにらんだ手探り相場が想定される。
クロス円では前週末にユーロ/円、スイス/円、NZドル/円などが伸び悩む一方、ポンド/円、豪ドル/円、カナダ/円、南アフリカ・ランド/円などは再上昇(円安)となるバラつきも見られた。引き続きポジションの偏り具合いが、通貨ごとの変動を左右する。

ドル/円の週足テクニカルでは、ドルの下値メドとして、6週移動平均線109.93円前後、4週移動平均線109.49円前後、一目均衡表の雲の下限108.79円前後、108.50-60円前後、直近安値108.26円前後や108.13円前後、260週移動平均線107.19円前後などが焦点になっている。
過去のドル/円の月別季節パターンとしては、2016年、2015年、2014年、2013年などで8月にかけてドルが当座の安値を形成し、年後半にかけてドルの下限切り上がりやドル高が進む傾向が見られてきた。今年は年後半にかけて不透明材料が山積しているものの、8月で「当座のドル底入れ」が形成されたか否かが注目されやすい。

来週の週明けからの注目は、前週末1日の米雇用統計を受けた日本株市場などの反応だ。雇用統計や平均賃金は予想を下回ったが、「8月特有の季節要因」との見方があるほか、緩やかな改善軌道は維持されたことで、前週末にはドルが持ち直している。米国株も底堅さを保った。週明け日本市場では、株高とリスク選好の円安地合いが支援されやすい。

しかもここに来て米国ではハリケーン被害対策の復興事業、ハリケーン救済策による「挙国一致」でのホワイトハウス、議会与党の共和党、野党の民主党の歩み寄り姿勢が見られ始めた。9-10月にかけて債務上限問題や減税を含めた税制改革に前向きな動きが見られると、ドルの押し目買い地合いと日米株の下限切り上がりがサポートされる。

さらに債務上限問題や減税での前向きな打開期待は、米FRBによる12月利上げの可能性を残すことになる。前週までには12月利上げの大幅後退を材料にドル全面安が加速されてきただけに、僅かでも12月利上げの可能性が残ると、ドルの下支えやポジション調整的なドルの反発を促す余地を秘めている。

来週の大きな注目材料は、7日に予定されるECB(欧州中銀)理事会だ。すでに7-8月以降、ECBによる9月会合での量的緩和縮小のスケジュール明示を織り込む形で、対ドル中心に大幅なユーロ高が進展してきた。そのため7日の前までは、ポジション調整的なユーロの戻り売り地合いが意識されやすい。

7日の会合で、実際に10月以降の緩和縮小協議が示唆されると、ユーロは対ドル、対円で中長期スパンでの押し目買い地合いが支援される。ただし、ドラギ総裁の会見では慎重なペースでの出口戦略が強調される可能性があるほか、ユーロ高牽制を強化させる発言もあり、短期的なユーロ急落の波乱余地も残されている。

同時に来週は米国でFRB幹部の講演が相次ぐ。基本的には前週末の賃金低迷を受けて、12月利上げへの慎重姿勢を含めた利上げペースの減速が示唆される可能性が高い。為替相場ではドル/円を含めて、根強いドルの戻り売り圧力と短期的なドルの下攻め材料となるものだ。

もっとも米国では前週末に「先行指標」であるISM製造業景況指数が改善した。米国経済は年後半にかけて、金利低下やドル安の累積効果が景気や物価指標を持ち上げる潜在余地を秘めている。その意味でFRB幹部の講演で、過度な利上げ慎重姿勢が見られなければ、年後半を見据えたドルの押し目買い需要も想定されるという、「レンジ内でのジグザグ相場」が持続する余地も秘めている。

その他、来週は週末9日に北朝鮮の建国記念日が控えていることが警戒されやすい。9日にかけては新たなミサイル発射や核実験の可能性が残り、来週4-8日にかけての新規のポジション・メークや新規の投資を抑制させる。
反対に9日が無事終了すると、7-8月からの北朝鮮に関連した重要イベントは一段落となっていく。その意味で来週4-8日については、「北朝鮮リスクの一旦の最悪期通過」を先取りした打診的な日本株の押し目買い、ドル/円やクロス円での外貨の押し目買い(円の戻り売り)仕込みも注視されそうだ。

出典:FXニュースレター

ジャクソンホール会議では「ユーロ高けん制無し」でユーロ高へ

今年の2017年8月25日のジャクソンホール会議では、関係筋によるとドラギ総裁は「金融政策に関する新たなメッセージは打ち出さない」との話でしたが、市場はユーロ高へのけん制発言があるか?また、サプライズ発言があるのでは?との期待感から、ジャクソンホール会議のECBドラギ総裁講演には大きな注目が集まっていました。

しかしながら、事前の関係筋からの情報通り「明確な金融政策のシグナルは送らない」発言となり、また焦点となっていた「ユーロ高けん制」発言がなかったため、市場はユーロ高に反応しました。もっとも、今回の場合は短期的な動きで、ユーロ高が再燃したとは言えないでしょう。

今後はユーロ高の局面では「ユーロ高けん制発言」が増える見通し

先日9月1日のユーロ相場では「ユーロ高はユーロ経済圏にとって問題なし」とのオーストリア中銀総裁発言を受け1.20ドル台直前まで上昇。しかし、一部通信社が「ECBは12月までにテーパリング計画を完全には準備出来ない可能性がある」などのECB関係筋発言を報じたことにより、急反落に転じました。

今後は、ユーロ上昇局面では、今回のように「関係者からのユーロ高けん制」の為の報道が報じられる公算が大きいとの声が出ています。

一方で、ロイター通信によると、対ドルでの急激なユーロ高を懸念する欧州中央銀行(ECB)当局者が増えており、資産買い入れ縮小(テーパリング)が緩慢なペースになるのでは?とのこと。関係筋によると、9月7日の次回理事会で何らかの決定をする可能性は非常に低いのでは?ECBのユーロ高懸念で2017年末はユーロ安になるのでは?という声が出ています。

ユーロドルの日足チャート ユーロ安へ転換場面か?

下のユーロドルの日足チャートを見て下さい。

ユーロドルでは、テクニカルチャートでユーロ高の過熱シグナルが点灯しており、チャート上ではユーロ安ドル高のシグナルからユーロ下落が予想されています。

ユーロドルチャート

今後は、長期投資運用として、スワップが高く魅力的なため、将来的には1.0500ドルを視野に入れ長期投資としてユーロ/ドルの売り建玉を持つのがおすすめです。

ユーロドルはスワップが高く長期運用向き

ではなぜ、私が長期投資運用として、ユーロドルをおすすめするのかお話しします。

その理由はズバリ、スワップが高くて魅力的だからです。

現時点で、

  • ユーロドル売り 63円

です。

これがどのくらい魅力的かと言うと、高いスワップで有名な「NZドル円」「豪ドル円」「ドル円」と比べてみるとよくわかります。

  • NZドル買い 43円
  • 豪ドル円買い 41円
  • ドル円買い 43円

どうですか?
逆に、「ドル円」の高さにビックリした人がいるんじゃないでしょうか?

ちなみに、ポンドドルの「売り」もスワップが高いです。

  • ポンドドル売り 45円
ポンドドルの売りもおすすめです。別記事にまとめますので、そちらを読んでみて下さい。
 → ポンドドル売り予想 チャート推移から長期見通しはポンドドルの売りで決まり

このように、ユーロドルの売りはスワップが高くて魅力的なので、今後のユーロドルの下落相場では、ユーロドルの売りを長期で持つことは運用の観点からみてもとても魅力的です。

【まとめ】来週のユーロ円予想 ECB理事会でユーロ安へ波乱相場か?

来週の大きな注目材料は、7日に予定されるECB(欧州中銀)理事会です。すでに7-8月以降、上記のチャートをご覧の通り、ECBによる9月会合での量的緩和縮小の話題を織り込む形で、対ドル中心に大幅なユーロ高が続きました。そのため7日の前までは、ポジション調整的なユーロの戻り売り地合いが意識されやすい状況のため、一旦、1.16台を割り込む場面もあるかも知れません。その辺はドル相場の動きも影響されますが…。

9月7日の会合で、実際に10月以降の緩和縮小協議が示唆されると、ユーロは対ドル、対円で中長期スパンでの押し目買い地合いが支援されるでしょう。ただし、ドラギ総裁の会見では慎重なペースでの出口戦略が強調される可能性があるほか、ユーロ高牽制を強化させる発言も予想され、ユーロ急落の可能性が高いと予想します。

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