ニューヨーク連銀総裁が市場へ警告 FRBの利上げに歩調を

ニューヨーク連銀

ニューヨーク連銀のウィリアム・ダドリー総裁は市場に警告を発したようです。総裁は25日、市場が多少なりとも米連邦準備制度理事会(FRB)の金利政策に同調しなければ、将来の利上げは本来の想定よりも積極的なペースで進むかもしれないとの見方を示しました。

その理由についてさらに詳しく解説します。

ニューヨーク連銀のウィリアム・ダドリー総裁が市場に警告

ニューヨーク連銀のウィリアム・ダドリー総裁は市場に警告を発したようだ。

FRBが今年もさらに利上げを進めているにもかかわらず、株価の上昇や長期借り入れコストの低下などに表れているように全体的な金融情勢はむしろ和らいでいる。つまり、政策の正常化を進めたいFRB市場の足並みがそろっていない。ダドリー総裁は講演を利用して、FRBがかじを取る利上げ航路への乗船を開始するよう市場に促したようだ

06月27日 10時31分 DJ-【焦点】NY連銀総裁から市場への警告-利上げに歩調合わせよ

ニューヨーク連銀のウィリアム・ダドリー総裁は市場に警告を発したようだ。

 総裁は25日、スイス・バーゼルで開催された国際決済銀行(BIS)年次総会で、市場が多少なりとも米連邦準備制度理事会(FRB)の金利政策に同調しなければ、将来の利上げは本来の想定よりも積極的なペースで進むかもしれないとの見方を示した。講演原稿が26日に同連銀のウェブサイトで公表された。

 総裁は「ここ最近のように金融情勢が和らげば、金融緩和政策の解消を続けるという決定に一段と弾みがつく可能性がある」と語った。

 かつてゴールドマン・サックスのチーフエコノミストだったダドリー総裁は以前から、金融情勢と金融政策との相互作用の重要性をことあるごとに強調してきた。この2つは完全につながっているわけではないが、中銀が市場に頼って政策を実体経済に波及させていることから一定の関係がある、というのが総裁の主張だ。

 言い換えると、FRBが利上げすれば、金融情勢全般にそれが反映され、借り入れコストが少なくとも若干は上昇するはずということだ。

 FRBは2015年と16年に1回ずつ、17年にこれまでのところ2回利上げしているが、そうしたことはまだ起きてい
ない。実のところ、FRBが今年もさらに利上げを進めているにもかかわらず、株価の上昇や長期借り入れコスト
の低下などに表れているように全体的な金融情勢はむしろ和らいでいる。つまり、政策の正常化を進めたいFRB
市場の足並みがそろっていない。

 ダドリー総裁は講演を利用して、FRBがかじを取る利上げ航路への乗船を開始するよう市場に促したのだろうか。恐らくそうだろう。

 最近のインフレ指標が期待に反して物価の伸び悩みを示しているにもかかわらず、FRBの中核メンバーは利上げ支持という確固たる姿勢を崩していない。ダドリー総裁もその1人だ。

 インフレの減速を受け、今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つ2人の地区連銀総裁も含め、一部のFRB幹部は、インフレ率が目標の2%に向けて再び上昇し始めない限り、追加利上げには同意できないと話している。

 ミネアポリス地区連銀のニール・カシュカリ総裁はすでに、インフレ統計を理由に6月の利上げは間違いだっ
たとの考えを示している。ラエル・ブレイナードFRB理事も6月のFOMCの前に、インフレが加速しない限り追加利上げに賛成票を投じるつもりはないとほのめかした。

 ダドリー総裁の25日の発言は利上げの可能性が消えないようにするための一策なのかもしれない。

 利上げを続ける理由としては、金融情勢の緩和とインフレ減速は相殺し合うだけかもしれない。強い影響力を持つダドリー総裁は利上げの加速を支持しているわけではなく、現在のようにインフレが低迷していても利上げを続けるべきだと主張しているようだ。

出典:Dow Jones

【まとめ】ニューヨーク連銀総裁が市場へ警告 FRBの利上げに歩調を合わせよ

最近のインフレ指標が期待に反して物価の伸び悩みを示しているにもかかわらず、FRBの中核メンバーは利上げ支持という確固たる姿勢を崩していない。ダドリー総裁もその1人です。インフレの減速を受け、今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つ2人の地区連銀総裁も含め、一部のFRB幹部は、インフレ率が目標の2%に向けて再び上昇し始めない限り、追加利上げには同意できないと話している。

ミネアポリス地区連銀のニール・カシュカリ総裁はすでに、インフレ統計を理由に6月の利上げは間違いだったとの考えを示している。ラエル・ブレイナードFRB理事も6月のFOMCの前に、インフレが加速しない限り追加利上げに賛成票を投じるつもりはないとほのめかした。

利上げを続ける理由としては、金融情勢の緩和とインフレ減速は相殺し合うだけかもしれない。強い影響力を持つダドリー総裁は利上げの加速を支持しているわけではなく、現在のようにインフレが低迷していても利上げを続けるべきだと主張しているようです。

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