開催時間決定 注目のFRBとECBジャクソンホール会議講演

ジャクソンホール講演

本日8月25日のジャクソンホール会議では、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長とドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁による講演に関心が集まっています。注目の開催時間は、

  • 25日23:00(日本時間) イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長講演
  • 25日28:00【26日AM4時 (日本時間) ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁講演

明確な金融政策のシグナルは送らないとの見方もありますが、最後まで気を抜けません。

ちなみに、ジャクソンホール会議って何をするところなの?という疑問をお持ちの方は、こちらの記事が分かりやすいので読んでみて下さい。
 → ジャクソンホール会議って何?どこで誰が何について話し合うの?

この2つの講演で市場はいったいどんな内容を期待しているのか?まとめました。



FRBイエレン議長の講演では「年内利上げ」の行方に注目

2017年のジャクソンホール会議では「FRBイエレン議長が25日にジャクソンホールで金融の安定で講演」とFRBから発表がありました。

昨年のジャクソンホールはイエレン議長が想定通りに中立的な発言にとどまったものの、市場が発言ニュアンスをタカ派的と解釈して会合後にドルが上昇しました。今年はトランプ大統領の迷言でドルショートに傾斜しているだけに昨年と同様、「年内利上げ」とイエレン議長から発言があればドル買いに一気に為替市場は動くのではとの思惑を呼んでいます。

08月18日 05時35分 イエレン議長が25日にジャクソンホールで金融の安定で講演

FRBは「イエレン議長が25日にジャクソンホールで金融の安定で講演」と発表。

出典:FXニュースレター

08月24日 20時10分 【FXトピック】タカ派と解釈された昨年イエレン講演 

ロイター通信は8月16日に関係筋の話として「ドラギ総裁はジャクソンホールで新たなメッセージは打ち出さない」と報じ、ECB理事会が過度なユーロ高への警戒感を示しており政策判断はギリギリまで留保されるとの見方を示した。

米ウォールストリートジャーナル(WSJ紙)21日付は「米ジャクソンホールの経済シンポジウムでECBドラギ総裁が量的緩和終了に道筋をつける可能性がある」と報じて21日の海外市場でユーロ買いが強まった。

一方、ジャクソンホール経済シンポジウムのもう一人の主役であるイエレンFRB議長の講演は「金融政策にとって基本的に中立的な発言にとどまるのではないか」とされるが、昨年のジャクソンホールの記憶がドルのショートカバーの買いを誘う。

昨年のジャクソンホールはイエレン議長が想定通りに中立的な発言にとどまったものの、市場が発言ニュアンスをタカ派的と解釈して会合後にドルが上昇したからだ。今年はトランプ大統領の迷言でドルショートに傾斜しているだけに昨年と同様、イエレン発言をドル買いとすべく牽強付のポジション調整が思惑を呼んでいる。

出典:FXニュースレター

ECBドラギ総裁 ユーロ経済の量的緩和に関する今後の方針発言あるか?

欧州中央銀行(ECB)のマリオ・ドラギ総裁は、ジャクソンホール会議で今後の展望についてより明確なシグナルを発するかもしれない。と市場の注目を集めています。

ジャクソンホール会議の講演では、ECBがユーロ圏経済に対する自信を深めていることや、同経済の金融緩和策への依存度低下を示唆するとみられるます。内容によって、ユーロ高がいつまで続くかの予想が出来そうです。

ジャクソンホール会議(年次経済シンポジウム)での講演内容は9月7日に予定されているECB理事会の政策判断の土台になる見込みです。

07月14日 14時13分 DJ-[更新]ECB総裁、ジャクソンホールで政策転換を示唆

 【フランクフルト】欧州中央銀行(ECB)のマリオ・ドラギ総裁は、8月に米ワイオミング州ジャクソンホールで開かれる年次経済シンポジウムで3年ぶりに講演する予定だ。事情を知る関係者が明らかにした。

 この講演でECBがユーロ圏経済に対する自信を深めていることや、同経済の金融緩和策への依存度低下を示唆するとみられる。

 ECBの債券購入プログラムの先行きは、世界市場でくすぶる大きな問題の1つとなっている。同行は現在、12月までの期限で月額600億ユーロ相当の債券を買い入れている。

 ECB当局者らは、同行が9月7日の政策理事会で、債券購入プログラムを来年、段階的に縮小することを示唆する可能性が高いとしている。ジャクソンホール会合はこの政策理事会の約2週間前に開かれる。

 ドラギ総裁が前回、ジャクソンホール会合で講演したのは2014年8月で、ECBの債券購入プログラムの始まりを告げたと見なされている。事情に詳しい関係者は、同じ会合で同プログラムの終わりを告げればまさに「シンメトリー」になると語った。

 ただECB当局者らは、経済指標が予想を下回った場合、スケジュールが変わる可能性もあるとしている。ECBは7月19~20日にフランクフルトで政策理事会を開くが、大きな政策転換を発表することはないと予想されている

 ジェフリーズのエコノミスト、マルセル・アレクサンドロビチ氏は、ドラギ総裁はジャクソンホール会合での講演を利用して、投資家に9月の政策転換の準備をさせることができると指摘した。ECB当局者らは9月にユーロ圏の経済成長率とインフレ率の新たな見通しを示す予定だ。同行は通常、最新の見通しが発表されてからポリシーミックスを変更する。

 ECBが量的緩和縮小に動いた場合、家計と企業の消費と投資を促す同行の支援が減っても、ユーロ圏経済が堅調さを維持できるかどうか試される。

 米カンザスシティー地区連銀が主催するジャクソンホール会合は招待客しか参加できず、世界中の中央銀行総裁やエコノミストが集まり金融政策問題について非公開で議論する。今年は8月24~26日の日程で、会合が始まる直前まで講演者のリストは公表されない。

 ECB当局者らによると、最も可能性の高いシナリオは、同行が来年1月から毎月の債券買い入れ額を100億ユーロ減らすというものだ。これにより、3年前に量的緩和の縮小を開始した米連邦準備制度理事会(FRB)のペースに従うことになる。

 当局者らは、市場が不利な方向に変動し、ユーロ圏経済の回復を妨げることを警戒して、来年1月以降の量的緩和策については公の場では口を閉ざしている。ドラギ総裁が先月、量的緩和の解除が近いことを示唆しただけで、金融市場は混乱し、ユーロはドルに対して急伸した。

 ECBが方向を転換し、景気刺激策の縮小に着手した場合、世界で最も影響力のある2つの中銀の政策の足並みが約4年ぶりにそろうことになる。FRBは14年から量的緩和を段階的に縮小し、15年12月以降、金利を少しずつ引き上げている。ジャネット・イエレンFRB議長は12日、これを続ける意向を示した。

 ECBの債券買い入れ策は、15年初めに始まってからユーロ圏19カ国の経済成長の再活性化に寄与している。しかし、各国の政府を支援する一方で、貯蓄家や年金受給者を傷つけているとして欧州北部の国に批判されている

 ユーロ圏の経済成長が加速しているため、大規模な景気刺激策の必要性は薄れている。域内の失業率は9.3%と、8年ぶりの低水準になっているほか、企業・消費者信頼感指数は金融危機以降で最も高くなっている。

 こうした状況を踏まえ、多くのアナリストはECBが9月か10月の政策理事会で量的緩和に関する今後の方針を発表し、来年初めから段階的な縮小を始めると予想している。
 
 それでも、量的緩和解除を示唆するドラギ総裁の発言が伝わった際には投資家の間に動揺が走ったとみられ、ユーロ圏国債価格は下落している。

 ECBにとってのジレンマは、ユーロ圏の経済成長は加速しているが、同行の真の目標であるインフレ率が依然として低過ぎることだ。6月は1.3%に低下し、2%弱という同行のインフレ目標にはまだ遠い。

 このことを念頭に置いて、一部のECB高官は最近、忍耐を呼び掛けている。ECBのチーフエコノミストを務めるピーター・プラート専務理事は先週、確実にインフレ率が上向くように「安定した政策を継続するべきだ」と述べた。

 ギリシャ銀行(中央銀行)のヤニス・ストゥルナラス総裁は10日のインタビューで、今はまだ政策を転換する時期ではないと語った。

 ECBが近く量的緩和を終了する理由の1つは、来年後半に買い入れるのに十分な債券を見つけるのが難しくなると予想されることだ。購入枠を変更すると、法的にも政治的にも問題が生じる恐れがある。エコノミストらは、超低金利の長期化に伴う金融リスクの増大に対する懸念を募らせている。

出典:Dow Jones

 

【追記】2017年8月25日

ECBドラギ総裁講演ではユーロ高けん制発言あるか?なければユーロ高再燃か?

ECBドラギ総裁のジャクソンホール会議での発言がECBの資産買い入れ縮小に関する議論の実質的なスタートになるとの期待がここ数週間、市場で高まっていたが、関係筋は「金融政策に関する重要な講演になるとの期待は間違いだ」と指摘した。

08月24日 20時27分 DJ-【市場の声】ECB総裁発言、週末の予定変更して見守る価値は?

欧州中央銀行(ECB)のマリオ・ドラギ総裁は25日、米カンザスシティー地区連銀がワイオミング州ジャクソンホールで開催する年次経済シンポジウムで講演する。欧州時間では金曜の夜に当たるが、わざわざ予定を調整して注目するほどの価値はないかもしれないと一部のアナリストはみている。

 HSBCのアナリストらは24日「ドラギ総裁が短期的な金融政策見通しについて何か新しい発言をする公算は小さい」との考えを示した。

 だがECBが9月に開く政策理事会では、ドラギ総裁がこの話題を完全に避けることができないだろうと指摘した

 HSBCは「われわれの見方では、どの発言もタカ派の投資家にとっての手掛かりというより、さらなるユーロ高の阻止を意図したものになるだろう」と述べた。

出典:Dow Jones

08月24日 17時43分 DJ-【市場の声】ジャクソンホール会議、サプライズの期待も 

米カンザスシティー地区連銀が24日からワイオミング州ジャクソンホールで開催する年次経済シンポジウムで、欧州中央銀行(ECB)のマリオ・ドラギ総裁は極めて緩和的な金融政策の解除時期について話すことを控えるかもしれない。

 それでもバーデン・ビュルテンベルク州立銀行(LBBW)のアナリストらは、ジャクソンホール会議関連のニュースに注目する価値があるとしている。

 アナリストらは「(米連邦準備制度理事会=FRBの)ジャネット・イエレン議長やドラギ総裁から重要な発言を誰も期待していないとしても、ジャクソンホール会議はいつもサプライズにふさわしい」と述べた。

出典:Dow Jones

08月24日 20時10分 【FXトピック】タカ派と解釈された昨年イエレン講演 

ロイター通信は8月16日に関係筋の話として「ドラギ総裁はジャクソンホールで新たなメッセージは打ち出さない」と報じ、ECB理事会が過度なユーロ高への警戒感を示しており政策判断はギリギリまで留保されるとの見方を示した。

米ウォールストリートジャーナル(WSJ紙)21日付は「米ジャクソンホールの経済シンポジウムでECBドラギ総裁が量的緩和終了に道筋をつける可能性がある」と報じて21日の海外市場でユーロ買いが強まった。

一方、ジャクソンホール経済シンポジウムのもう一人の主役であるイエレンFRB議長の講演は「金融政策にとって基本的に中立的な発言にとどまるのではないか」とされるが、昨年のジャクソンホールの記憶がドルのショートカバーの買いを誘う。

昨年のジャクソンホールはイエレン議長が想定通りに中立的な発言にとどまったものの、市場が発言ニュアンスをタカ派的と解釈して会合後にドルが上昇したからだ。今年はトランプ大統領の迷言でドルショートに傾斜しているだけに昨年と同様、イエレン発言をドル買いとすべく牽強付のポジション調整が思惑を呼んでいる。

出典:FXニュースレター

08月25日 13時30分 [フォーカス] ジャクソンホール会合のポイントは イエレン米FRB議長、ドラギECB総裁、タカ派・ハト派どちらに 何か言っても何も言わなくとも外国為替市場は一波乱あるか

ジャクソンホール会合では、日本時間25日午後11時からイエレンFRB議長が、26日午前4時からドラギECB総裁がそれぞれ講演を行う。どのような発言になるか、当面の最大の焦点となる。マーケットでは、ともに現状認識を示すにとどまり、具体的に金融政策を方向づけるような手掛かりを与えないのではないかとの指摘もあるが、改めてポイントを考える。

●イエレンFRB議長

イエレンFRB議長の講演のテーマは「金融の安定」。金融政策の正常化という観点から年内の利上げの正当性を示唆する可能性は否定できないという。一方で、低インフレの中でFOMC内で今後の利上げ時期を巡り意見相違が目立っている。その議論を尊重する形でイエレン議長が利上げ時期の発言は控えることも考えられる。ともにありそうなシナリオながら、外国為替市場では前者の場合、ドル買い、後者ならドル売りの反応が予想される。しかし、トランプ米政権の政策運営を巡る懸念が払しょくできない以上、イエレン議長が今回の講演で年内に追加利上げしたいとの気持ちをにじませることがあっても、ドル買いという環境が続くとは考えにくいとの見方が少なくない。

●ドラギECB総裁

2017年末まで月額600億ユーロの資産買入を続ける「資産購入プログラム」の減額に関する発言が注目されている。ドラギ総裁は7月の理事会で「討議は秋に実施する」と発言しており、ジャクソンホール会合で新たなメッセージを発信することは考えにくいとの見方が一般的。一方で、7月のECB理事会議事要旨で今後ユーロ高が過度に進む事態に懸念を表明していたことが明らかになっているため、最近のユーロ相場についてどのような見解を示すかが注目される。ユーロ高を懸念した場合は、現在積み上がっているユーロロング(買い持ち)を解消する動きが強まる可能性がある。しかし、ユーロ高に不快感を示さず何ら言及しなかった場合は「足元のユーロ高を容認した」と、マーケットは都合よく解釈してユーロ買いに拍車がかかることも否定はできない。

●イエレンFRB議長、ドラギECB総裁

米、ユーロ圏ともに金融政策の変更が必要な環境になりつつあるが、それが今なのか、もっと先なのか、判断は容易ではない。今回の講演で、イエレンFRB議長、ドラギECB総裁、両者ともタカ派・ハト派どちらに傾くか予想が難しい、と市場関係者は指摘している。また、マーケットが期待しているようなことを何か言っても、何も言わなくとも一波乱はありそうな雰囲気もある。もっとも、その場合は短期的な動きか。

出典:FXニュースレター

【まとめ】ジャクソンホール会議講演時間決定 日本時間23時と28時にFRB議長とECB総裁講演

本日8月25日のジャクソンホール会議の、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長とドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の講演開催時間は、

  • 25日23:00(日本時間) イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長講演
  • 25日28:00【26日AM4時】 (日本時間) ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁講演

となっています。
明確な金融政策のシグナルは送らないとの見方もありますが、サプライズ発言から急な相場変動の可能性もあるため最後まで気を抜けません。

ジャクソンホール会議(年次経済シンポジウム)は、アメリカのカンザスシティー地区連銀が毎年8月にワイオミング州ジャクソンホールで開催するイベントで、この10年、中央銀行幹部が金融危機下で新たに導入する複雑な政策を発表・説明する舞台となってきました。

近年では、

  • 2010年 FRBバーナンキ議長 量的緩和政策第2弾を示唆 (→後に導入)
  • 2014年 ECBドラギ総裁 金融緩和政策を示唆 (→後に導入)
  • 2016年 FRBイエレン議長 早期利上げを示唆 (→後に決定)

特に、ECBのドラギ総裁は、2014年に金融緩和政策を示唆し、後に導入をしています。

今回の2017年は、そのジャクソンホール会議で2014年以来、3年ぶりの講演に臨むECBドラギ総裁に再び注目が集まりそうです。関係筋によるとドラギ総裁はジャクソンホール会議では「金融政策に関する新たなメッセージは打ち出さない」との話ですが、ユーロ高へのけん制発言があるか?また、サプライズ発言も考えられるため、ジャクソンホール会議には大きな注目が集まっています。

もう1つの注目は、FRBイエレン議長の金融の安定性に関する25日23:00(日本時間)の講演です。イエレン氏がFRB議長としてジャクソンホールで講演するのは今年が最後になるかもしれないため期待が高まっています。注目は「年内利上げ」の行方です。市場では「年内利上げ」の判断見通しが立たず憶測が広まっているだけに、今回の講演で「年内利上げ」の「あり」「なし」が発表されるのでは?と期待が高まっています。

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