ジャクソンホール会議(会合)って何?どこで誰が話し合うの?

ジャクソンホール

2018年の「ジャクソンホール会議(会合)」は8月23~25日の日程で開催されることが決定しました。

  • ジャクソンホール会議って何?
  • どこで誰が何について話し合うの?
  • 何でこんなに注目されているの?

私自身がジャクソンホール会議についてよく分からなかったので自分で調べて分かりやすくまとめました。是非読んでみて下さい。 



ジャクソンホール会議(年次経済シンポジウム)とは?

ジャクソンホール は、アメリカ合衆国ワイオミング州北西部に位置する谷。また、谷に位置する唯一の都市であるジャクソン市を指してジャクソンホールと呼ぶこともあります。
 ※「Jackson Hole」の「Hole」は「谷」であり、コンサートホールの「Hall」と勘違いされている方が多いようですが違います。

その「ジャクソンホール」にて開催される年次経済シンポジウムのことを「ジャクソンホール会議(会合)」と呼んでいます。

ジャクソンホール

出典:Google

ジャクソンホール会議(会合)では誰が何について話し合うの?

「ジャクソンホール会議」は、毎年、アメリカのカンザスシティー連邦準備銀行が主催し招待客しか参加できません。1978年から開催されている歴史あるイベントで、世界各国から中央銀行総裁・政治家・学者・評論家など約150名が集まり金融政策問題について非公開で議論します。

会場は、グランドティトン国立公園の中にあり気温は26度から13度と8月でも過ごしやすく、アメリカでも避暑地として人気があります。(標高は約1,900メートル)

ジャクソンホール会議(会合)の内容、プログラムは?

通常、ジャクソンホール会議では、FRB議長が冒頭のスピーチをします。

その後の会合の多くでは、学者やエコノミストらが論文を提出し、それに対して質疑応答をするセッションや、パネルディスカッションなどがあるようです。会合が始まる直前まで講演者のリストは毎年公表されないそうです。

各国の中央銀行関係者は、学者の最先端の見解を聞いて自国の政策運営を考える糧にしているようで、一言で言うと、ジャクソンホール会議は「アカデミックな議論の場」と言う感じのようです。

服装はネクタイを締めず、ポロシャツなどカジュアルな服装の人が多く、休憩時間は雑談をしたり和やかな雰囲気のようです。

ジャクソンホール会議(会合) 過去の主な出来事

1978年から開催されているジャクソンホール会議ですが、過去においては世界の株式市場、債券、為替市場に影響力のある発言や議論がありました。代表的な出来事としては…、

  • 1998年 FRBグリーンスパン議長 ロシア危機対応策を協議
  • 1999年 日銀 山口副総裁 vs バーナンキ(プリンストン大学教授) 日本銀行バブル対応策をめぐり議論
  • 2010年 FRBバーナンキ議長 量的緩和政策第2弾を示唆 (→後に導入)
  • 2014年 ECBドラギ総裁 金融緩和政策を示唆 (→後に導入)
  • 2016年 FRBイエレン議長 早期利上げを示唆 (→後に決定)

特に、近年はFRB議長やECB総裁から今後の金融政策についてのサプライズ発言があり、ジャクソンホール会議が市場関係者から注目を集めるようになりました。

2010年の「日本の追加緩和決定」に影響を与えたジャクソンホール会議

2010年のジャクソンホール会議では、当時のFRBバーナンキ議長が「経済が減速すればさらなる金融緩和に踏み切る」と突如発言しました。

その場に同席していた、当時の日銀白川総裁は日程を繰り上げ急遽帰国臨時の金融政策決定会合を開き「追加緩和」を決定しました。

その後の記者会見で当時の日銀白川総裁は「私にとってジャクソンホール会議は非常に重要な会議であり、意見交換をすることは大事だ。」と述べ、ジャクソンホール会議でのやり取りが政策決定に影響を及ぼしたことを示唆しました。

このように、ジャクソンホール会議は市場関係者からの注目が高いだけでなく、参加各国の中央銀行幹部にとっては、他国の金融政策に関する考えや意見に触れ議論することで、自国の今後の金融政策を考える場ともなる非常に重要度の高いイベントなのです。

【まとめ】ジャクソンホール会議(会合)って何?どこで誰が話し合うの?

ジャクソンホール会議(年次経済シンポジウム)は、アメリカのカンザスシティー地区連銀が毎年8月にワイオミング州ジャクソンホールで開催するイベントで、この10年、中央銀行幹部が金融危機下で新たに導入する複雑な政策を発表・説明する舞台となってきました。

近年では、

  • 2010年 FRBバーナンキ議長 量的緩和政策第2弾を示唆 (→後に導入)
  • 2014年 ECBドラギ総裁 金融緩和政策を示唆 (→後に導入)
  • 2016年 FRBイエレン議長 早期利上げを示唆 (→後に決定)

特に、ECBのドラギ総裁は、2014年に金融緩和政策を示唆し、後に導入をしています。

■2018年のジャクソンホール会議の注目は…

今回2018年は、そのジャクソンホール会議では、激動のユーロ経済に揺れるECBドラギ総裁と、次の利上げがいつになるのか?FRBに注目が集まりそうです。
 → 2018年ジャクソンホール会議の注目はFRBとECB総裁発言

2018年ジャクソンホール会議の注目はFRBとECB総裁発言

■2017年のジャクソンホール会議後は…どうなった?

ちなみに、昨年2017年は、そのジャクソンホール会議で2014年以来の講演に臨むECBドラギ総裁から「サプライズ発言があるのでは?」と注目が集まりました。

また、FRBイエレン議長からは「年内利上げ」の「あり」「なし」が発表されるのでは?と期待が高まっていました。

2017年の詳細はこちらの記事にまとめました。
 → 2017年のジャクソンホール会議後、ドル・ユーロはどうなった?

2017年のジャクソンホール会議後、ドル・ユーロはどうなった?

 → 2017年ジャクソンホール会議の注目はECBドラギ総裁発言

2017年ジャクソンホール会議の注目はECBドラギ総裁発言

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