ユーロ高の理由は?ユーロ高ドル安はいったいいつまで続く?

ユーロ高理由

21日欧州外為市場のユーロドルは、前日のECB理事会後の会見でドラギ総裁が「ECBはインフレ率が次第に目標に到達することに自信」と発言をしたことでユーロ高が進んだ。

しかしながら、今後もユーロ高が続くとECBドラギ総裁のかじ取りは困難になるため、ドラギ総裁にとってはユーロ高は歓迎できるものではありません。そのような理由から短期間で激しく上昇してきたユーロドルの相場過熱を冷やす必要があり、近い将来には、ユーロ安ドル高の局面が来ると予想します。

今後のユーロドル見通し、その理由をあわせて詳しく解説します。



ドラギECB総裁の理事会後の会見でユーロ高

21日欧州外為市場のユーロドルは、前日のECB理事会後の会見でドラギ総裁は冒頭、ガイダンスと同様に「極めて大規模な金融緩和が必要」と述べたが、今後の政策決定について「Council will take decision in autumn(政策委員会は秋に決定を下す)」と明言。「基調的なインフレ圧力は弱い」としながらも、「ECBはインフレ率が次第に目標に到達することに自信」と6月27日シントラ講演をフォローする前向きな発言をしてユーロ高が進んだ。一時1.1668ドルと15年8月以来のユーロ高で高値を更新した。

07月21日 15時47分 ユーロドル、1.1668ドルと15年8月以来の高値更新

21日欧州外為市場のユーロドルは、前日のECB理事会後の会見でドラギECB総裁が物価目標の達成への強気姿勢や資産購入プログラムの変更示唆を受けて買いが続き一時1.1668ドルと15年8月以来の高値を更新した。

出典:FXニュースレター

07月21日 13時30分 【市況解説】ユーロドル昨年高値1.1616上抜け1.1659へ急伸

注目されたECB理事会は、事前予想通り政策金利は据置かれ、ガイダンスでは「見通し悪化ならQEの規模と期間を拡大」と改めて表明、ユーロは小幅下落、ユーロドルは1.1479ドル、ユーロ円は128.80円まで下押しドラギ総裁の会見を向かえた。

そしてドラギ総裁は会見冒頭、ガイダンスと同様に「極めて大規模な金融緩和が必要」と述べたが、今後の政策決定について「Council will take decision in autumn(政策委員会は秋に決定を下す)」と明言。「基調的なインフレ圧力は弱い」としながらも、「ECBはインフレ率が次第に目標に到達することに自信」と6月27日シントラ講演をフォローする前向きな発言をしてユーロ高が進んだ。

一方、NY市場はドラギ総裁の会見を受けたユーロ買い一服後、モラー特別検察官がトランプ氏のビジネスに捜査範囲を広げる方針が伝わり「ロシアゲート」疑惑への懸念が高まってドル売り優勢となり、ドル円は111.48円まで下落、ユーロドルは昨年高値1.1616ドルを上抜け1.1659ドルまで急伸、ユーロ円は130.26円まで連れ高を辿った。

出典:FXニュースレター

ユーロ高懸念の理由 市場ではユーロの売りを出す時期との声も

欧州の政治的・経済的懸念が薄れる中、ユーロは4月上旬以降なぜか10%近く上昇、ユーロ高となっている。これを受け、サクソバンクのグローバル・マクロストラテジスト、ケイ・バンピーターセン氏は、ユーロの売りを出す時期にきているようだとの見方を示す。

07月21日 13時07分 DJ-【市場の声】ユーロ売りの時期か=サクソバンク

 欧州の政治的・経済的懸念が薄れる中、ユーロは4月上旬以降10%近く上昇している。これを受け、サクソバンクのグローバル・マクロストラテジスト、ケイ・バンピーターセン氏は、ユーロの売りを出す時期にきているようだとの見方を示す。

 同氏は、最近のユーロ急伸はマリオ・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁がタカ派的だとの見方を受けたものだが、ドラギ氏は20日の政策理事会後の会見ではハト派的だったと指摘する。

 また原油相場高がロシアルーブルの追い風になると見られることから、バンピーターセン氏はユーロ売り・ルーブル買いを選好している。

出典:Dow Jones

ユーロ高でユーロ圏やドイツの一部になぜか変調あり

ECBによる今後の金融政策への思惑から折にふれてユーロ高へ圧力がかかりやすくなると、この面からの景気へ悪影響が懸念される。また米景気の先行きの不透明感が払しょくできない。

07月21日 10時25分 [フォーカス] ECBのテーパリングスケジュール 今後のユーロ圏景気次第 実施に向けなお不透明要因多い

ECBは20日、フォワードガイダンスの文言を変更しなかった。「量的緩和の規模を増やす用意がある」との文言が削除されるのではないかとの思惑があったが、これを依然用いている。ドラギECB総裁は記者会見の中で、政策変更の日程を明らかにすることはしたくないと述べ、それは向こう数ヵ月間の情報を柔軟性をもって利用するためである、と発言したと伝えられている。もっともな発言とみられる。先行きはどう変化するか、なおわからないのが市場や経済であるからである。

エコノミストの間では、20日の理事会では変更なく、9月の理事会でテーパリング(量的緩和の縮小)の開始時期を明らかにし、開始は来年1月からと予想されていたが、順調に進めば、こうしたスケジュール通りになりそうだ。しかし、この線で進むのかは予断が許さない。ユーロ高が進行していることと、ユーロ圏やドイツの一部のソフトデータに変調が見られ始めていることで、資産縮小が許される景気が続くのか現段階で即断はできないからだ。特に昨年後半以降のユーロ圏景気を支えた原動力の一つはユーロ安とみられる。ECBによる今後の金融政策への思惑から折にふれてユーロ高へ圧力がかかりやすくなると、この面からの景気へ悪影響が懸念される。また米景気の先行きの不透明感が払しょくできない。

マーケットでは、ECBは資産圧縮について柔軟性を持ったものにすると考えられ、当初は現行の月間600億ユーロを400億ユーロにすると指摘されている。その後は景気動向次第との見方が多いとされる。いずれにしても刻々と変化する景気動向を見ながらの対応となろう。当面は、ジャクソンホール経済シンポジウムとECBの9月理事会である。

出典:FXニュースレター

ユーロ圏インフレ予想 目標遠くユーロ高に影響

欧州中央銀行(ECB)が21日発表したエコノミスト調査によると、ユーロ圏の向こう2年間のインフレ率予想はECBが目標とする2%弱から一段と遠のいた。ユーロ高が続きECBは難しい問題に直面していることが浮き彫りとなった。

07月21日 20時16分 DJ-ユーロ圏インフレ予想、目標からまた遠のく=ECB調査

 【フランクフルト】欧州中央銀行(ECB)が21日発表したエコノミスト調査によると、ユーロ圏の向こう2年間のインフレ率予想はECBが目標とする2%弱から一段と遠のいた。ECBが積極的に実施してきた金融緩和の解除を検討する中で、難しい問題に直面していることが浮き彫りとなった。

 ECBは3カ月ごとに経済予測の専門家へ調査を行っている。2017年のインフレ率見通しは1.5%、18年は1.4%、19年は1.6%と、前回調査からいずれも0.1ポイント下方修正された。
 
 一方、ユーロ圏経済の成長予想は上方修正された。今年の域内総生産(GDP)成長率見通しは、前回調査を0.2ポイント上回る1.9%となった。

 18年のGDP成長率は1.8%、19年は1.6%とみられている。前回調査に比べてそれぞれ0.2ポイント、0.1ポイント引き上げられた。

 調査結果によると、最近ハードデータとソフトデータの両方が予想より好調で、成長予測の上方修正につながった。

出典:Dow Jones

ユーロドル為替相場 1.1600ドル突破

ドラギECB総裁の予想外のタカ派寄りの発言「デフレ圧力はリフレに変わった。ECBは政策手段のパラメータを調整することで景気回復に対応することが可能だ」を受け、ユーロ圏経済指標の結果次第ではユーロドル1.15台が見えてきた。さらに、ドラギECB総裁とイギリスのカーニー中銀総裁発言で大きく上昇したユーロドルは、1.15台まで上昇、ユーロ高へ。

そしてついに、ドラギ総裁が6月27日にポルトガル・シントラで行った講演で債券買い入れの段階的縮小を示唆したことを理由にユーロ買いと債券売りが広がりユーロ高へ

21日には欧州外為市場のユーロドルは、ドラギECB総裁が前日のECB理事会後の会見で物価目標の達成への強気姿勢や資産購入プログラムの変更示唆を理由に買いが続き一時1.1668ドルと15年8月以来のユーロ高で高値を更新しました。

ユーロドル為替相場予想 目標は5月30日以来の安値1.1100ドル

現在上昇中でユーロドル高ですが、中長期的には、今後の相場は5月30日の安値1.1100ドル近辺を予想します。

為替市場はユーロドルの上昇を期待しているようですが、実際にはECBドラギ総裁の発言を先読みしているところがあり、将来的にはユーロドルの下落シナリオの方が強いと私は感じています。

長期投資として、スワップの魅力も高く、将来的には1.0800ドルを視野に入れ長期投資としてユーロ/ドルの売り建玉を持つのがおすすめです。

【まとめ】ユーロ高の理由は?ユーロ高ドル安はいったいいつまで続く?

21日欧州外為市場のユーロドルは、前日のECB理事会後の会見でドラギ総裁が「極めて大規模な金融緩和が必要」と述べ「基調的なインフレ圧力は弱い」としながらも、「ECBはインフレ率が次第に目標に到達することに自信」となぜか6月27日シントラ講演をフォローする前向きな発言をしたことでユーロ高が進んだ。

しかしながら、今後もユーロ高が続くとECBドラギ総裁のかじ取りは困難になる。その理由は、これまでのユーロ経済好調の要因がユーロ安に支えられてきたからであり、ドラギ総裁にとってはユーロ高は歓迎できるものではない。今後は、なぜか理由なくドル安につられ激しく上昇してきたユーロドルの相場過熱を冷やす必要があり、近い将来には、ユーロ安ドル高の局面が来ると予想します。

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