ついにユーロ高終了?ECB議事録のユーロ高懸念受けユーロ安へ

ユーロ高

今回のECBの議事録を受け、今後の市場はユーロ安へ向かうことが確認された。

公表された議事録では、ECBがユーロ高に懸念を抱いていることが明らかになり、しかもそれはマリオ・ドラギ総裁が同理事会後の記者会見で表明していた懸念よりも明確なものだった。この発表を受け、ユーロは一時大きく下落しました。

ユーロ相場に注目している方のために今後のユーロと米ドルの長期見通しをまとめました。

目次



ユーロ高がECBの懸念 議事録公表でユーロ安へ

ECB議事録によると、理事らは今後ユーロ高が過度に進む事態に懸念を表明した。また、フォワードガイダンス(金融政策の先行きの手掛かり)に若干の修正を加えることを検討すべきだとの提案があったという。提案通りの修正を行っていれば、ECBの政策が引き締め方向に傾いたと市場は受け止めたかもしれない。

今年の6月末にはECBの情報発信にぎこちなさが見られた。ドラギ総裁のポルトガルでの講演内容が引き締めに傾くシグナルと市場で受け止められため、ECB当局者の一部は即座に火消しに動き、市場はドラギ総裁の発言を深読みしすぎだと主張した。

一方、キャピタル・エコノミクスのジェシカ・ハインズ氏は「7月の議事録の内容を踏まえると、来週のジャクソンホールでの講演でドラギ総裁から重大発言が飛び出すことはなさそうだ」と述べた。ユーロ圏では経済が底堅い成長を示す中でもインフレ率は低位にとどまる。このところユーロが上昇しているため、インフレ押し上げというECBの主要任務は達成がますます難しくなっている。

08月18日 15時47分 DJ-【焦点】ECBの出口戦略、ユーロ高が頭痛の種に

 【フランクフルト】欧州中央銀行(ECB)が17日公表した政策理事会議事録(7月19日・20日分)によると、ECBは債券買い入れの終了が早すぎたということがないよう慎重を期している。また、そうした方向へ動いた場合にユーロが上昇することも警戒している。

 そのためマリオ・ドラギECB総裁は、来週の米ワイオミング州ジャクソンホールでの講演、さらに9月初めのECB理事会という2大イベントに細心の注意を払って臨むだろう。

 キャピタル・エコノミクスのジェシカ・ハインズ氏は「7月の議事録の内容を踏まえると、来週のジャクソンホールでの講演でドラギ総裁から重大発言が飛び出すことはなさそうだ」と述べた。

 ユーロ圏では経済が底堅い成長を示す中でもインフレ率は低位にとどまる。このところユーロが上昇しているため、インフレ押し上げというECBの主要任務は達成がますます難しくなっている。

 欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が17日発表した7月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比1.3%上昇となり、伸び率は速報値と変わらなかった。6月に発表された最新のECBスタッフ予測によると、2017年のインフレ率は平均1.5%で、19年の時点でも1.6%にとどまる見通しだ。最新予測は9月に発表される予定。ECBはインフレ率を中期的に2%弱に保つことを目指している。

 議事録によると、理事らは今後ユーロ高が過度に進む事態に懸念を表明した。また、フォワードガイダンス(金融政策の先行きの手掛かり)に若干の修正を加えることを検討すべきだとの提案があったという。提案通りの修正を行っていれば、ECBの政策が引き締め方向に傾いたと市場は受け止めたかもしれない。

 この提案は、今から少しずつ修正を加えていけば、現状維持にとどめて将来大幅な修正を余儀なくされる場合よりも混乱を抑えられるとの考えに基づくものだった。だが理事会は「拡大解釈されやすく、後で時期尚早だったと判明するようなシグナルの発信を避けるのが、現段階で最重要だとの全体的な判断」から、この提案を却下した。

 「その結果、フォワードガイダンスの全ての要素を残すことに理事全員が合意した」という。

 6月末にはECBの情報発信にぎこちなさが見られた。ドラギ総裁のポルトガルでの講演内容が引き締めに傾くシグナルと市場で受け止められため、ECB当局者の一部は即座に火消しに動き、市場はドラギ総裁の発言を深読みしすぎだと主張した。

 確かに今回の議事録は、インフレ率がまだ目標水準に届いていないこともあり、債券買い入れの終了が早すぎたという事態は避けたい中央銀行の姿を映していた。

 INGのエコノミスト、カーステン・ブジェスキ氏は「いずれテーパリング(債券買い入れの段階的縮小)は実施されるだろうが、ECB自身はどういうわけかその時期や方法をまだ把握しきれていない」と述べた。

 いずれにせよ、政策がいずれ変わるということは明白だとアナリストらは述べている。TSロンバードのケン・ワトレット氏は「全体像は非常にはっきりしている。経済状況は大きく変わっており、現行の政策姿勢はそれに応じて再調整されるだろう」と述べた。

出典:Dow Jones

ECBのユーロ高懸念が明確になり市場はユーロ安に反応

欧州中央銀行(ECB)が17日公表した7月19・20日の政策理事会の議事録は、ECBがユーロ高に懸念を抱いていることを明らかにし、しかもそれはマリオ・ドラギ総裁が同理事会後の記者会見で表明していた懸念よりも明確なものだった。

ユーロは今年に入って対ドルで11.1%、英ポンドに対し6.5%それぞれ上昇しており、市場はユーロの急伸が心配の種になりつつあるというシグナルがECBから発信されるのではないかと警戒していた。そこへ発表されたのが今回の議事録だ。

議事録は、外為市場が今後「オーバーシュート」するリスクについて理事たちから懸念が表明されたことを明らかにした。発表を受け、ユーロは一時大きく下げた。

08月18日 10時51分 DJ-【コラム】ユーロ高という朗報に悩むECB

中央銀行にとっては、朗報さえ必ずしも手放しでは喜べない。

 欧州中央銀行(ECB)が17日公表した7月19・20日の政策理事会の議事録は、ECBがユーロ高に懸念を抱いていることを明らかにし、しかもそれはマリオ・ドラギ総裁が同理事会後の記者会見で表明していた懸念よりも明確なものだった。

 ユーロは今年に入って対ドルで11.1%、英ポンドに対し6.5%それぞれ上昇しており、市場はユーロの急伸が心配の種になりつつあるというシグナルがECBから発信されるのではないかと警戒していた。そこへ発表されたのが今回の議事録だ。議事録は、外為市場が今後「オーバーシュート」するリスクについて理事たちから懸念が表明されたことを明らかにした。発表を受け、ユーロは一時大きく下げた。

 ECBはユーロが上昇しているのには相応の理由があるとも認めた。ユーロ圏政治リスクの後退、経済成長見通しの改善、米金利政策の再評価などだ。また、依然として低い債券利回りやタイトな社債スプレッドなど、その他の金融状況も引き続きユーロに追い風だ。

 重要なのは、ドラギ総裁が6月のポルトガル・シントラでの講演で発した重要な1つのメッセージが議事録で再び登場したことだ。当時、総裁の発言を受けて市場は大きく揺れた。経済成長の持続力が高まるにつれ、超緩和的な金融政策に頼る部分は少なくなるとECBはみているのだ。

 もっともなことだが、ECBはインフレが加速しつつあることを示すより具体的な証拠が出てくるのを待ちながら時間稼ぎに余念がない。そして議事録は、中銀関係者の一言一言に金融市場が敏感に反応することを考えると、「安定したコミュニケーション・アプローチ」が重要だと指摘した。

 ユーロは5月以降、急ピッチで上昇してきたため、市場はユーロの動きから目が離せずにいる。ユーロ高がさらに加速すれば、ECBはそれを理由にいったん緩和解消の手を止める可能性がある。だが、域内の経済成長が続き、他の金融状況が引き続き景気を後押ししてくれる限り、超緩和的な金融政策の段階的縮小に向かっているECBの歩みが止まることはなさそうだ。ユーロ高はそう簡単には反転しないだろう。

出典:Dow Jones

08月18日 02時09分 DJ-【市場の声】ECB議事録、金融緩和解除への小さな一歩=ING

 欧州中央銀行(ECB)が17日公表した7月の政策理事会議事録は、ユーロ高に対する警戒を浮き彫りにした。だがINGのエコノミスト、カーステン・ブジェスキ氏によると、金融緩和策の解除に向けた小さな一歩でもあった

 同氏は、今回の議事録でユーロ相場についてマリオ・ドラギECB総裁の記者会見での発言より「明確なメッセージ」が示されたと指摘。ユーロ高が進みすぎる恐れへの懸念表明があったことにも触れた。こうした議事録の内容は、量的緩和の段階的な終了を「極めて慎重に」進めつつ、その影響を緩和したいECBの姿に一致するという。

 ブジェスキ氏は9月の政策理事会でも、金融緩和策の解除に向けてまた少し前進するはずだとみている。

出典:Dow Jones

08月17日 21時34分 DJ-ECB、フォワードガイダンス修正を検討も見送り=議事録

【フランクフルト】欧州中央銀行(ECB)は7月19日・20日の政策理事会で、フォワードガイダンス(金融政策の先行きの手掛かり)の文言のわずかな修正を検討したが、警戒感から見送っていた。17日公表の議事録で明らかになった。

 議事録によると「フォワードガイダンスの文言を徐々に調整することを検討すべきだとの提案があった」。文言の変更までに時間がかかりすぎると、ECBのメッセージと景気判断の間に「ずれ」が生じる恐れがあるとの見解が背景にあった。こうしたずれは、ECBが文言の修正に至った際に市場のボラティリティ(変動性)を高める可能性があるとの見方だ。

 理事会は「拡大解釈されやすく、後で時期尚早だったと判明するようなシグナルの発信を避けるのが、現段階で最重要だとの全体的な判断」から最終的に文言の変更を見送った。

 議事録には「したがってフォワードガイダンスのすべての要素を残すことに参加者全員が合意した」と記された。

出典:Dow Jones

08月17日 20時50分 [ECB議事要旨] 当局者はユーロが上昇し過ぎるリスクを懸念

ECB議事要旨の一部が伝えられている。当局者はユーロが上昇し過ぎるリスクを懸念している、と受け止められている。

  • ユーロ相場の上昇の一部はユーロ圏のファンダメンタルスの変化を反映
  • 緩和の度合いは全ての手段によって決定される
  • フォワードガイダンスのわずかな変更を検討
  • インフレ加速の決定的な証拠が不足

出典:FXニュースレター

 

【追記】2017年9月1日

ECB当局者がユーロ高懸念、量的緩和縮小はまだ先か?

ロイター通信によると、対ドルでの急激なユーロ高を懸念する欧州中央銀行(ECB)当局者が増えており、資産買い入れ縮小が緩慢なペースとなる可能性が高まっている。事情に詳しい関係筋がロイターに明らかにした。

関係筋によると、2017年末までを期限としている量的緩和に関する討議は始まったばかりで、9月7日の次回理事会で何らかの決定をする可能性は非常に低いとのこと。

この影響でユーロ相場もユーロ安へと今後大きく動きそうな気配です。

08月31日 19時38分 ECB当局者が急激なユーロ高懸念、量的緩和縮小が緩慢となる可能性、関係筋=ロイター

ロイター通信によると、対ドルでの急激なユーロ高を懸念する欧州中央銀行(ECB)当局者が増えており、資産買い入れ縮小が緩慢なペースとなる可能性が高まっている。事情に詳しい関係筋がロイターに明らかにした。

関係筋によると、2017年末までを期限としている量的緩和に関する討議は始まったばかりで、9月7日の次回理事会で何らかの決定をする可能性は非常に低い。

ユーロ高がインフレを抑制し、輸出への影響から成長を阻害することを懸念する一部当局者から、資産買い入れペース縮小を急速なものではなく緩慢なペースで行うことを求める圧力が高まっているという。

出典:FXニュースレター

09月01日 06時11分 DJ-【市場の声】ECB、金融緩和解除の決断引き延ばす可能性も

ノルデアの欧州担当チーフアナリスト、ホルガー・サンデ氏は、欧州中央銀行(ECB)が経済動向の分析にまだ時間をかけ、10月を待ってから新たな政策措置を示す可能性がある、とみている。

 8月はユーロ圏のインフレ率が市場予想をやや上回った。それでもサンデ氏によると、ECBは2%弱のインフレ目標を達成できる環境を整えるため、極めて緩和的な金融政策姿勢を「可能な限り長く」維持したいと考えている。

 サンデ氏は9月のECB政策理事会について、10月に決断する見通しを示唆することで段階的な金融緩和解除に向けて市場参加者に心の準備を促すだろうと述べた。

出典:Dow Jones

 

【追記】2017年9月2日

今後はユーロ高の局面では「ユーロ高けん制発言」が増える見通し

ユーロ相場はオーストリア中銀総裁発言を受け1.20ドル台直前まで上昇したが、一部通信社が「ECBは12月までにテーパリング計画を完全には準備出来ない可能性がある」などとのECB関係筋発言を報じたことにより、急反落に転じた。

今後は、ユーロ上昇局面では、関係者からの「ユーロ高けん制発言」が増える見通し。

09月01日 23時38分 ECB関連報道受け、ユーロは激しい上下動=1日NY外為

ユーロ相場は、ECB関連報道を受けた激しい上下動を継続。オーストリア中銀総裁発言を受け1.19ドル台前半に切り返し、米雇用統計発表後には1.19ドル台後半に続伸し1.20ドル台乗せを窺う展開となったが、一部通信社が「ECBは12月までにテーパリング計画を完全には準備出来ない可能性がある」などとのECB関係筋発言を報じたことにより、急反落に転じた。市場では、今後も、ユーロ上昇局面では、かかるユーロ高けん制の為の報道が報じられる公算が大きいとの声が出ている。

出典:FXニュースレター

 

ユーロ高ドル安はECBドラギ総裁発言から始まった

ユーロドルの急騰のスタートは、ドラギECB総裁の予想外のタカ派寄りの発言でした。「デフレ圧力はリフレに変わった。ECBは政策手段のパラメータを調整することで景気回復に対応することが可能だ」という内容を受け、ユーロ圏経済指標の結果次第ではユーロドル1.15台が見えてきました

さらに、ドラギECB総裁とイギリスのカーニー中銀総裁発言で大きく上昇したユーロドルは、1.15台まで上昇。

そしてついに、ドラギ総裁が6月27日にポルトガル・シントラで行った講演で債券買い入れの段階的縮小を示唆したことを受けてユーロ買いと債券売りが広がりました

7月21日には欧州外為市場のユーロドルは、ドラギECB総裁が前日のECB理事会後の会見で物価目標の達成への強気姿勢や資産購入プログラムの変更示唆を受けて買いが続き一時1.1668ドルと15年8月以来の高値を更新しました

市場はまさにユーロ独歩高の状況で、ドル売りユーロ買いで特に材料も無い中でユーロが上昇しています。

ただし、今回の ECBの金融緩和政策の解除は「時期尚早」とIMFが警告 しているようです。 

ユーロドルの日足チャートからも天井の気配

下のチャートを見て下さい。

現在、急上昇を続けているユーロドル。
過去の高値「8/24 1.17138」や「5/3 1.16160」を超えています。

かなり強気な予想ですが、12月上旬には「1.0600」の可能性が見えてきます。

大胆な予想なので笑う人もいるかもしれませんが、ユーロドルの相場からして短期間での急落があっても不思議ではありません。

何故かと言うと…。
チャートの「緑色の枠」で囲まれた箇所「1.1200」当たりを見て下さい。

ちょうど、この時期を過ぎてから、ユーロドル相場がさらに急騰するわけですが、その急騰の要因がここまでの急騰を作るほどのニュースではなかったからです。

ユーロチャート

ユーロドル為替相場長期予想 長期的には安値1.0600ドルの見通し

このように、ここまでの上昇相場を作るほどのニュースではないのに、急騰してきたユーロドル相場。

あくまでもチャート上の過去の高値「8/24 1.17138」へのチャレンジの要素が強く、現在のドル売り相場の中で、買うなら相場に勢いあるユーロかな…という市場の声が聞こえています。

ポンドという選択肢もありますが、これは 別途記事 にしますが、ポンドはブレグジット問題があり、強気の買い相場にはなれません。ですので、ECBドラギ総裁の「やや」ポジティブな発言に反応し、消去法的に買うならユーロかな?という選択肢が見えてくるわけです。

まぁ、それにしてもユーロドルは上がりすぎました。

市場でも、ここから誰がユーロ買うんだよ…。というチキンレースみたいな状況になってますから、これからドル買いの流れになったタイミングで、一気にユーロ安ドル高の相場が生まれるでしょう。

 → こちらに「今後のドル高予想とその理由」をまとめましたので、併せて読むとわかりやすいと思います。

ファンダメンタルズも弱い見通しでユーロ安ドル高を予想

ここまでが、チャートから予想するユーロ安ドル高になる理由です。

では次に、ファンダメンタルズ的な要素を見ていきましょう。実際のユーロ圏の情勢、経済状況を考えますとユーロは近いうちに長期的なユーロ安に向かうと予想します。

その理由として、これまでユーロ圏景気を上昇させてきたいのは他でもないユーロ安であり、現在のユーロ高が今後も続くとユーロ経済に大きな影響があり、ユーロの好景気がストップするでしょう。実際、18日発表のドイツ7月ZEW景況感指数・期待指数が2カ月連続の低下となっており早くもユーロ高の影響がユーロ経済を引っ張るドイツに出てきています。

欧州ユーロ圏の企業にとってはドル安ユーロ高になると輸出品の競争力が低下し、米国での売上高をユーロに替えた時の金額が少なくなるため、BNPパリバのストラテジスト、アンキット・ギーディア氏は「ユーロ上昇は、ユーロ圏の株、特に大型株にとって明らかなリスクだ」と述べています。

さらに、モルガン・スタンレーのアナリストによると、欧州企業の収益予想修正に関するリビジョンレシオは5月半ばには7年ぶりの高水準にあったものが、ユーロ上昇に伴い最近になって11カ月ぶりの低い水準に下がったそうです。ユーロ高ドル安が続けば、7-9月期(第3四半期)には欧州企業にとって一段の問題になりかねないと警戒しています。

ユーロ圏経済もユーロ安を歓迎

このように、ユーロ高はユーロ圏経済にとってマイナスであるため、これ以上のユーロ高はユーロにとって歓迎できるものではありません。

さらに、米商品先物取引委員会(CFTC)によると、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)国際通貨市場(IMM)では、ユーロの投機的な先物ポジション(非商業部門)は、8月8日時点で差引き+9万3685枚のネット・ロングとなり、2011年以来の最高を更新しています。今後はポジション整理によるユーロの戻り売りとロング取り崩しが優勢になった場合、大きなユーロ安相場となる可能性が高いのです。

また、BNPパリバは9日のリポートで、欧州中央銀行(ECB)が最近のユーロの上昇を懸念する可能性が高いと述べました。ECBはまだユーロ安誘導の口先介入を行っていませんが、ユーロの上昇が「最終的に緩和策解除を遅らせる可能性がある」と指摘しています。

このような理由により、現在上昇中のユーロドル ですが、まず、今後の相場は5月30日の安値1.1200ドルへの下落を予想します。

まだまだ為替市場はユーロドルの上昇を期待しているようですが、実際にはECBドラギ総裁の発言を先読みしているところがあり、将来的にはユーロドルの下落シナリオの方が強いでしょう。
 → ユーロが急落 今後ユーロドル売りを強くおすすめする2つの理由

長期投資運用として、スワップの魅力も高く、将来的には1.0600ドルを視野に入れ長期投資としてユーロ/ドルの売り建玉を持つのがおすすめです。

ユーロドルはスワップが高く長期運用向き

ではなぜ、私が長期投資運用として、ユーロドルをおすすめするのかお話しします。

その理由はズバリ、スワップが高くて魅力的だからです。

現時点で、

  • ユーロドル売り 63円

です。

これがどのくらい魅力的かと言うと、高いスワップで有名な「NZドル円」「豪ドル円」「ドル円」と比べてみるとよくわかります。

  • NZドル買い 43円
  • 豪ドル円買い 41円
  • ドル円買い 43円

どうですか?
逆に、「ドル円」の高さにビックリした人がいるんじゃないでしょうか?

ちなみに、ポンドドルの「売り」もスワップが高いです。

  • ポンドドル売り 45円
ポンドドルの売りもおすすめです。別記事にまとめますので、そちらを読んでみて下さい。
 → ポンドドル売り予想 チャート推移から長期見通しはポンドドルの売りで決まり

このように、スワップが高くて魅力的なので、今後のユーロドルの下落相場では、ユーロドルの売りを長期で持つことは運用の観点からみてとても魅力的です。

ユーロドル売りを強くおすすめする2つの理由

このように、ドル安の流れの中で消去法的に買いが集まりユーロ高となっているユーロドル相場ですが、私はユーロドルポンドドルの売りを強くおすすめします。その理由として、

  • 今後の見通しとして長期的な下落相場が期待できる
  • 実はスワップが魅力的

という2つの理由があるからです。

【まとめ】ついにユーロ高終了?ECB議事録のユーロ高懸念受けユーロ安へ

欧州中央銀行(ECB)が17日公表した7月19・20日の政策理事会の議事録は、ECBがユーロ高に懸念を抱いていることを明らかにし、しかもそれはマリオ・ドラギ総裁が同理事会後の記者会見で表明していた懸念よりも明確なものだった。また、フォワードガイダンス(金融政策の先行きの手掛かり)に若干の修正を加えることを検討すべきだとの提案があったという。提案通りの修正を行っていれば、ECBの政策が引き締め方向に傾いたと市場は受け止めたかもしれない。

キャピタル・エコノミクスのジェシカ・ハインズ氏は「7月の議事録の内容を踏まえると、来週のジャクソンホールでの講演でドラギ総裁から重大発言が飛び出すことはなさそうだ」と述べた。ユーロ圏では経済が底堅い成長を示す中でもインフレ率は低位にとどまる。このところユーロが上昇しているため、インフレ押し上げというECBの主要任務は達成がますます難しくなっている。

時をさかのぼること、6月末にはECBの情報発信にぎこちなさが見られた。ドラギ総裁のポルトガルでの講演内容が引き締めに傾くシグナルと市場で受け止められため、ECB当局者の一部は即座に火消しに動き、市場はドラギ総裁の発言を深読みしすぎだと主張した。

しかし、その間に、ユーロは大幅に上昇し、過剰なドル売りとも重なり、ユーロ高ドル安の相場が出来上がった。

ユーロは今年に入って対ドルで11.1%、英ポンドに対し6.5%それぞれ上昇しており、市場はユーロの急伸が心配の種になりつつあるというシグナルがECBから発信されるのではないかと警戒していた。そこへ発表されたのが今回の議事録だ。議事録は、外為市場が今後「オーバーシュート」するリスクについて理事たちから懸念が表明されたことを明らかにした。発表を受け、ユーロは一時大きく下げた。

今回のECBの議事録を受け、今後の市場はユーロ安へ向かうことが確認された。

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