米GDP成長率から為替市場はFRBの年内利上げを予想

GDP成長率

為替市場では28日発表の米4-6月期GDP速報値に対する期待が高まる中、実質国内総生産(GDP、季節調整済み)は前期比年率換算で2.6%増加となりました。GDP成長率を2.5~3%と引き続き見込み、この成長率と失業率の低下によって、連邦準備制度理事会(FRB)は年内にあと1回利上げするだろうという予想です。

米GDP成長率結果と今後のFRB利上げ予想について詳しく解説します。

米GDP成長率から為替市場はFRBの年内利上げを予測

米商務省が28日発表した実質国内総生産(GDP、季節調整済み)は前期比年率換算で2.6%増加した。エコノミストの反応は次の通り。

特に注目の反応は、これから年末にかけてのGDP成長率を2.5~3%と引き続き見込み、この成長率と失業率の低下によって、連邦準備制度理事会(FRB)は年内にあと1回利上げするだろうという予想です。

07月29日 02時22分 DJ-4-6月期の米GDP、エコノミストはこうみる

米商務省が28日発表した実質国内総生産(GDP、季節調整済み)は前期比年率換算で2.6%増加した。エコノミストの反応は次の通り。

-キャピタル・エコノミクスのアンドルー・ハンター氏
 今後は労働市場が引き続き力強さを増し、実質的な消費の伸びを支えるはずだ。企業調査の結果は高水準を維持し、投資の回復が継続することを示唆している。そのためわれわれは、これから年末にかけてのGDP成長率を2.5~3%と引き続き見込む。この成長率と失業率の低下によって、連邦準備制度理事会(FRB)は年内にあと1回利上げする道筋にとどまるだろう。

-PNCフィナンシャル・サービシズのスチュアート・ホフマン氏
 実質個人消費が4-6月期に前期比年率換算で2.8%伸びて再び全体を大きく押し上げ、前期比年率換算で5.2%増加した非住宅固定投資も支えになった。

-タラ・シンクレア氏(@TaraSinc)
 本当におもしろいのは米GDPの年次改定だ。2013~16年の平均成長率が2.3%へ小幅に上昇した(改定前は2.2%)。

-全米製造業者協会(NAM)のチャド・モートレー氏
 最も前途有望なことに、機器・設備への投資が2015年7-9月期以来の高い伸びとなる8.2%増を記録し、建物・構築物への投資は4.9%増加した。それにもかかわらず、他の総民間投資の項目は望ましい水準を下回った。住宅投資は6.8%減少し、これまでの2四半期で本当に力強かった伸びから後退した。

-ハイ・フリークエンシー・エコノミクス(HFE)のジム・オサリバン氏
 簡潔に言えば、4-6月期の成長率はこれまでの傾向をやや上回ったが、1-3月期のペースが傾向を下回った後の話だ。すう勢は引き続き2%前後だろう。当然のことながら、2%のペースでも現サイクルで失業率が低下傾向を示すのに十分だ。しかしコアのインフレは低水準にとどまっている。

-ネーションワイドのデービッド・バーソン氏
 今日のGDP統計は、最近の月次データが示してきたことを強調した。4-6月期の経済は緩やかに勢いを増したが、インフレは取り残されている。

-カリフォルニア州立大学のサン・ウォン・ソーン教授
 冬季の憂鬱(ゆううつ)を経て、経済は盛り返した。パレードを先導したのは消費者だ。増加する雇用、上昇する賃金、最高値を更新し続ける株式相場、そして住宅価格の上昇による資産効果が個人消費を支えた。

出典:Dow Jones

為替市場は米4-6月期GDP速報値に大きな期待

為替市場では28日発表の米4-6月期GDP速報値に対する期待が高まる中、マーケット予想コンセンサスが当初の前期比年率2.5%から2.7%に上方修正の動きがみられ、一部では3%を超えるとの強気の見方もありました。しかし実質国内総生産(GDP、季節調整済み)は前期比年率換算で2.6%増加となりました。

07月28日 13時40分 [フォーカス] 米4-6月期GDP速報値の上ブレでどこまで買えるのかドル強気派 キーポイントは物価動向

28日発表の米4-6月期GDP速報値に対する期待が高まっている。ここにきて発表された資本財出荷の堅調な推移、貿易赤字の縮小、在庫の回復などを受けて、マーケット予想コンセンサスが当初の前期比年率2.5%から2.7%に上方修正の動きがみられる。一部では3%を超えるとの強気の見方もある。

米GDPが上ブレれば、9月のFOMCでの資産縮小の発表の可能性がさらに高まり、米10年国債利回りの上昇、ドル買いにつなげられるとの思惑がある。

しかし、実際に期待通りに米GDPが上ブレれるかは別として、注意が必要なのは、金融政策のポイントはGDPの伸びではなく、物価動向がキーポイントになっている点だ。

しかし、景気が底堅さを保っている今をおいては、金融正常化に着手する時期はないと考えているのは間違いない。だからこそ、上がらない物価に金融当局は焦り始めている。完全雇用をよそに物価が上がらない理由の分析もできていない。物価が上がらないと資産縮小、追加利上げには慎重にならざるを得ない。

マーケットでは、債券売りがどこまで続くは疑問視される。高値更新が続いている米株も再びハイテク株が売られるなど警戒感が見える。債券売り(10年国債利回りの上昇)、ドル買いの梯子が一転外される可能性も否定できない。また、今後についても「金融正常化」の旗印の下、資産縮小や利上げがどの程度可能なのかは、誰もわからない。先行きには注意が必要だ。

出典:FXニュースレター

今後のドル円為替相場の長期予想は円安

ドル円為替相場は、11日に突然発生したトランプ大統領長男のロシア人弁護士との面会によるトランプ大統領のロシアゲート疑惑  も警戒が必要で今後も 円高に動く懸念 がありますので注意が必要です。ドル円はさらに10%下落する可能性が噂されています。

世界を見渡すと、ドル下落で新興国通貨ペソ、レアル、ランドなどが急上昇しています。ドル円相場は、全体的にリスク回避の円全面高の動きが強い状況です。

しかしながら、長期的には日銀による超低金利の堅持姿勢もあり日本と海外の金利差は拡大傾向にあります。

ドル円為替相場では、
 1)市場変動率(ボラティリティー)安定化
 2)日本でのインフレ期待改善、
 3)米国での金融規制の緩和観測
などにより、局地的に日本勢による資金流出や海外勢による
円調達・円借入れのキャリー取引を後押しさせる円安材料 として注目されており、長期的には円安が予想されます。

【まとめ】米GDP成長率から為替市場はFRBの年内利上げを予想

為替市場では28日発表の米4-6月期GDP速報値に対する期待が高まる中、マーケット予想コンセンサスが当初の前期比年率2.5%から2.7%に上方修正の動きがみられ、一部では3%を超えるとの強気の見方もありました。しかし実質国内総生産(GDP、季節調整済み)は前期比年率換算で2.6%増加となりました。

特に注目の反応は、これから年末にかけてのGDP成長率を2.5~3%と引き続き見込み、この成長率と失業率の低下によって、連邦準備制度理事会(FRB)は年内にあと1回利上げするだろうという予想です。

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