ポンド円予想 チャートは売り、米モルガン・スタンレーは買い

モルガン・スタンレー

米モルガン・スタンレーは1ポンド=148円を目標に目下の取引水準で円売り・英ポンド買いのポジションを形成することを推奨しています。(現在の取引値は1ポンド=139円24銭前後)

逆に、私の予想はポンド安です。

その辺のポンド円予想の違いを詳しく解説したいと思います。

米モルガン・スタンレーは円売り・ポンド買い推奨予想

米モルガン・スタンレーは1ポンド=148円を目標に目下の取引水準で円売り・英ポンド買いを予想し、ポジションを形成することを推奨している。

06月13日 00時19分 DJ-【市場の声】円売り・ポンド買い推奨、目標148円=Mスタンレー

 米モルガン・スタンレーは1ポンド=148円を目標に目下の取引水準で円売り・英ポンド買いのポジションを形成することを推奨している。現在の取引値は1ポンド=139円24銭前後。
 
 英国で欧州連合(EU)残留を支持したダミアン・グリーン前雇用・年金相が筆頭国務相に起用されたことや、保守党が北アイルランドの民主統一党(DUP)と連立する見通しがポンド高に寄与するとの見方だ。英国からの独立の是非を問うスコットランド住民投票の再実施のリスクが後退したこともポンド相場の好材料だとみている
 
 一方で、世界的な利回り曲線のスティープ化や米国債利回りの回復を受けて円は下落する可能性があるという
 
 モルガン・スタンレーは200日移動平均の138円93銭をやや上回る139円ちょうどにストップロス(損失限定のための反対売買)注文を置くことを勧めている。

出典:Dow Jones

 

【追記】2017年8月7日

米モルガン・スタンレーの予想的中!ポンド円は148円へ上昇

上記の米モルガン・スタンレーの予想通り、6月13日ごろからポンド円は上昇し148円近辺まで上昇しました。

予想理由と、実際のポンド円が上昇した理由は異なっているような気がしますが…。それにしても予想的中はお見事です!

ポンド円チャート

 

【追記】2017年8月8日

今後のポンドはイギリス政局運営(ハングパーラメント)とEU離脱(ブレグジット)交渉が重要

2017年のこれまでのポンド相場を語るうえで重要なのは、6月8日に投開票されたイギリス総選挙 です。

4月にテリーザ・メイ首相が解散総選挙を発表した時点の世論調査では首相率いる保守党の圧勝が予想されていましたが、実際の総選挙の結果は保守党の獲得議席が過半数を割り込み「ハングパーラメント」となり、イギリス総選挙の翌日の9日、テリーザ・メイ首相は、北アイルランドの民主統一党(DUP)との連立で、定数650の過半数を確保しました

しかし、政府はこの状況では強力な決断を下すことができず、今後の政局には大きな困難が予想されます

このような要因から、イギリス総選挙の影響を受け、ポンド安の流れとなりました。

ポンドドルはユーロの急騰とドル売りの影響でポンド高へ

しかしその後、6月29日の カーニー英中銀総裁のタカ派発言により1.30まで上昇したポンド

その後、7月21日にユーロドルが上昇。ドラギECB総裁が前日のECB理事会後の会見で物価目標の達成への強気姿勢や資産購入プログラムの変更示唆を受けて買いが続き一時1.1668ドルと15年8月以来の高値を更新しました

このユーロの急騰の流れを受け、ポンドも連れ高となりポンドドルは1.32443まで上昇しました。

つまり、この時期(下図の緑枠」で囲まれた時期)のポンドドルの上昇は、ポンド自体の強さを表したものではなく、ポンドと同じ欧州圏のユーロの急騰の影響で連れ高になっただけの相場なのです。

ポンドチャート

ポンド円予想 EU離脱(ブレグジット)交渉と政局難でポンド安予想

そのような状況のポンド相場の今後の見通しとしては、イギリスのEU離脱(ブレグジット)交渉に残された時間が減っていく中で多くの難題 が待ち構えています。

今後、ユーロ圏とのブレグジット交渉では難しい局面が想像され、ハングパーラメント状態のイギリスの政局運営も困難が予想されます。このような状況から、ポンド相場において明るい材料が見えないため、売りを建てるなら絶好のタイミングと考えます。

今後のポンドの投資運用プランとしては、ポンド円で売りを建玉しても良いのですが、私のおすすめは「ポンド/ドル」の売りです。ポンド安の勢いが強く、長期的には米国の利上げ期待から「ドル高」の可能性の高い今、「ポンド/ドル」の売りがおすすめです。

ポンドドル売りを強くおすすめする2つの理由

市場では、利上げに消極的な英中銀の動きを受け、弱い動きとなっているポンド相場ですが、今後、私は ポンドドル ユーロドルの売りを強くおすすめします。その理由として、

  • 今後長期的な下落相場が期待できる
  • 実はスワップが魅力的

という2つの理由があります。

今後のポンドドル相場を日足チャートから予想

下のポンドドルのチャートを見て下さい。

私の予想では、9月上旬に1.2600ドルまで下落。

その後、しばらく売り買いの調整が続いた後、再度ポンドドルの下落トレンドとなり、12月上旬頃には1.2000ドルまでポンド安ドル高へと一気に下落が進むのではないかと予想します。

ポンドチャート

 

さらに、私がポンドドルの売りをおすすめする2つ目の理由としては、
現在のポンドドルの売りのスワップが豪ドル円と同じぐらいの高い水準にあり中長期の保持にもおすすめだからです。

ポンドドルの売りはスワップが高く長期運用向き

現時点で、ポンドドルの売りのスワップは

  • ポンドドル売り 45円

です。

これがどのくらい高いスワップで魅力的かと言うと、高スワップで有名な「NZドル円」「豪ドル円」「ドル円」と比べてみるとよくわかります。

  • NZドル買い 43円
  • 豪ドル円買い 41円
  • ドル円買い 43円

どうですか? 高いでしょ?

ちなみに、ユーロドルは、もっとスワップ高いです。

  • ユーロドル売り 63円
ユーロドルの売りもおすすめです。別記事にまとめましたので、こちらを読んでみて下さい。
 → ユーロドルの中長期見通し ユーロドルがおすすめの2つの理由

このように、現在のポンドドルの売りはスワップが高くて魅力的です。今後のポンドドルの下落相場では、ポンドドルの売りを長期で持って運用するには最適な相場です。

 

【まとめ】ポンド円予想 チャートは売り、米モルガン・スタンレーは買い推奨

米モルガン・スタンレーは1ポンド=148円を目標に目下の取引水準で円売り・英ポンド買いのポジションを形成することを推奨予想しています。(現在の取引値は1ポンド=139円24銭前後)
 
その理由としては、英国で欧州連合(EU)残留を支持したダミアン・グリーン前雇用・年金相が筆頭国務相に起用されたことや、保守党が北アイルランドの民主統一党(DUP)と連立する見通しがポンド高に寄与するとの予想のようです。

一方で、私の予想は、やはりポンド安です。どう考えても、連立政権は厳しくポンドにとって明るい未来の要素には見えないからです。HSBCのアナリストらの予想もポンドは年末までに1.20ドルまで下落すると予想しています。

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