アメリカFRBの年内追加利上げ 見送りの可能性が急浮上?

FRB利上げ

米連邦準備制度理事会(FRB)が年内に追加利上げに踏み切れるかどうか、市場は再び推し量っています。理由として、CMEグループによる調査結果では、年内に少なくともあと1回利上げが実施される確率が36%と、1カ月前の54%から低下したことが挙げられます。

一方で、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が今月実施したエコノミスト調査によると調査対象の4分の3近くは、次回利上げ時期は12月との予想とのこと。

今後FRBの利上げがどうなるのか注目です。



アメリカの年内追加利上げ

米連邦準備制度理事会(FRB)が年内に追加利上げに踏み切れるかどうか、市場は再び推し量っている。

CMEグループによると、トレーダーがFRBの政策予想に利用するフェデラルファンド(FF)金利先物の市場では 、年内に少なくともあと1回は利上げが実施される確率は36%と、1カ月前の54%から低下した。

08月15日 08時05分 DJ-【焦点】年内の米追加利上げ、疑う声ふたたび

米連邦準備制度理事会(FRB)が年内に追加利上げに踏み切れるかどうか、市場は再び推し量っている。

 利上げ観測につれて上昇する傾向のある2年物米国債の利回りは、7月初旬には1.41%と、2008年以来の最高を つけたが、その後1.29%へと低下した。

 CMEグループによると、トレーダーがFRBの政策予想に利用するフェデラルファンド(FF)金利先物の市場では 、年内に少なくともあと1回は利上げが実施される確率は36%と、1カ月前の54%から低下した。

 直近の動きがあったのは11日。労働省が発表した7月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比1.7%の上昇にと どまり、FRBが目標とする2%をまたも下回ったためだ。

 労働市場の好調が続いていることを考えると、この傾向には困惑する。エコノミストはこれまで、労働市場の 逼迫(ひっぱく)は賃金を押し上げ、その結果、物価を押し上げると考えてきた。7月もインフレ目標を下回っ たことから、投資家は年内に追加利上げがあるとの観測を後退させている。

 だが相場は急変動することもあり、今後良好な経済指標が出れば投資家の見方は変わりうる。FRBは今年すで に2回の利上げに踏み切っており、年内にあと1回実施する予定だ。エコノミストらは、直近の発表にはインフレ が恒常的に2%未満にとどまる証拠は見られないと話す。

 スタイフェルのエコノミスト、リンジー・ピエグサ氏は11日に文書で、「物価下落のペースが依然として緩慢 なことから、FRBのメンバーはそれが『一過性』だとの確信を捨てず、年内に政策の調整が必要だとの考えをさ らに強める公算が大きい」と述べた。

 FRB当局者はインフレ率が目標の水準に上昇するとの見方を長らく示してきたが、ここ数年そうなったことは まれだった。FRBは先月の連邦公開市場委員会(FOMC)政策声明で、インフレが「中期的にはFOMCの目標である 2%の近辺で安定する」との見方を示した。

 これは、FRBが引き締めのペースを大幅に加速させる理由が十分にないことを意味すると投資家らは話す。そ うした見方は昨年終盤とは大違いだ。当時は、ドナルド・トランプ氏の大統領当選が成長率とインフレ率を押し 上げ、FRBが利上げ加速を迫られるとの予想が多かった。

 今のところ、株価を過去最高水準に押し上げる一因となった緩和的な金融政策が急に消え去ることはなさそう だ。 

出典:Dow Jones

08月14日 09時02分 DJ-【市場の声】12月FOMCの利上げ予想、38%に低下

 オーストラリア・コモンウェルス銀行(CBA)は、米国のインフレ圧力が抑制されており、引き続き米金利見 通しへの重しとなるとともに、今週はドルを軟化させるとみている。

 CBAによると、フェデラルファンド(FF)金利先物相場は現在、12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利 上げ可能性を38%の確率で織り込んでいる。11日の7月消費者物価指数(CPI)発表前にはこの確率は47%だった

 17日には7月に開催されたFOMCの議事録が公表され、物価の見通しが一段と明らかになるだろう。

 出典:Dow Jones

ニューヨーク連銀総裁は年内あと1回の利上げ予想

米ニューヨーク連銀のウィリアム・ダドリー総裁は連邦準備制度理事会(FRB)の資産縮小開始時期については9月が妥当だとし、「比較的早期に起 きると予想している」と述べた。また、依然として今年さらに1回の利上げがありそうだとみている。

08月15日 06時09分 DJ-NY連銀総裁、年内あと1回の利上げ予想変えず

 米ニューヨーク連銀のウィリアム・ダドリー総裁は、依然として今年さらに1回の利上げがありそうだとみて いる。14日公表されたAP通信とのインタビューで明らかになった。

 ダドリー氏は金融政策の見通しについて「経済予測がいかに展開するかによると思う」と語った。また「私の 予想に沿った展開になれば、私は年内あと1回の利上げを支持するだろう」と述べた。

 ダドリー氏は連邦準備制度理事会(FRB)の資産縮小開始時期については9月が妥当だとし、「比較的早期に起 きると予想している」と述べた。

 このインタビューで、ダドリー氏は米国経済が今後も2%の成長経路をたどるとしたほか、物価上昇率をFRBの 目標とする2%に回復させるには時間がかかるとの見方を示した。労働市場の底堅さが物価の押し上げ圧力に寄 与すると自信を示した。

出典:Dow Jones

08月12日 05時47分 DJ-米利上げ、インフレ目標近づくまで待てる=地区連銀総裁

 米ミネアポリス地区連銀のニール・カシュカリ総裁は11日、米連邦準備制度理事会(FRB)は物価上昇率が目 標の2%に近づくまで利上げを待てるとの見方を明らかにした。

 FRBは今年2回利上げを実施し、主要政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を1.00~1.25% に設定した。連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つカシュカリ氏は2回とも利上げに反対票を投じた。FRB は年内あと1回の利上げを想定している。

 カシュカリ氏はミネソタ州ブルーミントンのタウンホールイベントで「私の見るところ、われわれはインフレ 目標を下回り続けている。賃金の伸びは低い。景気を冷やす必要はあるのか」と疑問を呈し「実際にどうなるか を見守る余裕がわれわれにはある」と語った。

 カシュカリ氏は、インフレが加速するとエコノミストが過去5~6年にわたり誤って予想してきたと指摘。この 予想が実現しなかったとして、FRBはインフレ率が目標の2%に近づくまで利上げを待つべきだとの見方を示した 。「実際に何が起きるかを観察してみようではないか」とした上で「これまでのところ、データはこの見方を裏 付けている。これからどうなるかが今にわかる」と話した。

 カシュカリ氏は、労働参加率が依然として低い点にも言及した。先月は62.9%へと前月比0.1ポイントの上昇 にとどまった。カシュカリ氏は、労働参加率の低さを踏まえると労働市場には4.3%という失業率が指すより多 くのスラック(需給の緩み)が残されている可能性があると述べた。 

出典:Dow Jones

08月12日 01時54分 DJ-FRB政策金利、適切な水準にある=ダラス連銀総裁

 【アーリントン(テキサス州)】米ダラス地区連銀のロバート・カプラン総裁は11日、連邦準備制度理事会( FRB)の政策金利は今のところ適切との見方を示し、追加利上げを提唱する前にインフレ上昇の明確な兆候を確 認したいと述べた。

 カプラン総裁は、自身が今年2回の会合で利上げを支持する「強力な提唱者」となったのは、労働市場の引き 締まりが一段の物価上昇圧力を生むと考えていたためだと説明した。

 テキサス大学アーリントン校で会計士団体を前に講演した同総裁は、「実は今では、われわれのインフレ目標 へ向け前進しているさらなる証拠を確認したい」と考えていることを明らかにした。現行のフェデラルファンド (FF)金利の誘導目標が「1~1.25%にあるのは適切で、以前よりはるかに違和感が少ない」と語った。 

出典:Dow Jones

ウォール・ストリート・ジャーナルは年内あと1回の利上げ予想

ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が今月実施したエコノミスト調査によると、連邦準備制度理事会 (FRB)の利上げは2017年があと1回、18年は3回と見込まれている。また、調査対象となったエコノミストのうち4分の3近くは、FRBが次回の連邦公開市場委員会(FOMC)で4兆5000億ド ル(約490兆円)規模のバランスシートの縮小を開始するとの見方を示した。次回利上げ時期は12月との予想も 同程度の割合に上った。

08月11日 00時16分 DJ-FRBの次回利上げ、大半が12月と予想=WSJ調査

ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が今月実施したエコノミスト調査によると、連邦準備制度理事会 (FRB)の利上げは2017年があと1回、18年は3回と見込まれている。FRB関係者の見通しと一致する予想だ。

 調査対象となったエコノミストのうち4分の3近くは、FRBが次回の連邦公開市場委員会(FOMC)で4兆5000億ド ル(約490兆円)規模のバランスシートの縮小を開始するとの見方を示した。次回利上げ時期は12月との予想も 同程度の割合に上った。

 来年末までの金融政策動向を巡るこうしたエコノミスト予想は、FRBが外部の期待を自らの見通しに近づけら れたことを示唆している。

 少なくとも短期的にはそうだ。19年の予想は差があり、エコノミストは政策当局の予測より緩やかな利上げに なるとみている。

 1年前のWSJ調査では、FRB関係者の見通し以上に緩やかな利上げをエコノミストは予想していた。エコノミス トは当時、短期金利の指標であるフェデラルファンド(FF)金利誘導目標が17年末に1.23%近辺になるとみてい た。FRBの予想は1.6%だった。

 だがエコノミストらは今月の調査で、米経済が安定的に推移していることから、当局者が計画通りに政策を実 施できそうだとの見方を示した。

 バンク・オブ・ザ・ウエストのチーフエコノミスト、スコット・アンダーソン氏は「労働市場の力強さと継続 的な景気拡大を受け、FRBは緩やかな利上げ路線に沿って進むだろう」と述べた。

 WSJ調査の回答者の約半数は、FRBが来年3月20・21日のFOMCで18年の初回利上げに踏み切ると予想。ドナルド ・トランプ大統領がイエレン議長を再指名しない場合、FRBはその時点で新たなリーダーが率いていることになる。イエレン氏の任期は2月で終了する。

 全米製造業者協会(NAM)のチーフエコノミスト、チャド・モートレイ氏は「短期金利を引き上げ、17年10-12月期にバランスシートの正常化プロセスを開始した後では、FRBは追加利上げをする前に、こうした政策行動がデータにどう影響するかじっくり構えて見極めようとする可能性が高い」と述べた。

 WSJはエコノミスト62人を対象に調査を実施した。ただ全員が全ての質問項目に回答したわけではない。

出典:Dow Jones

 

【追記】2017年9月6日

FRB追加利上げに慎重な声が関係者から相次ぐ

米ミネアポリス地区連銀のニール・カシュカリ総裁は5日、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げが経済に実害を与えている可能性があると語り、利上げに反対する姿勢をあらためて強調した。カシュカリ氏は連邦公開市場委員会(FOMC)の投票メンバー。FRBは今年に入り2回利上げしたが、2回ともただ1人、反対票を投じた。

また、米連邦準備制度理事会(FRB)のラエル・ブレイナード理事は5日、2%のインフレ目標の達成が「長らくできていない」という問題の克服を確信できるまで、FRBは追加利上げに慎重であるべきとの考えを示した。

09月06日 05時08分 DJ-利上げ、経済に実害の可能性も=ミネアポリス連銀総裁

 米ミネアポリス地区連銀のニール・カシュカリ総裁は5日、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げが経済に実害を与えている可能性があると語り、利上げに反対する姿勢をあらためて強調した。

 カシュカリ氏は連邦公開市場委員会(FOMC)の投票メンバー。FRBは今年に入り2回利上げしたが、2回ともただ1人、反対票を投じた。

 カシュカリ氏はこの日、ミネソタ大学で開かれた対話集会で、価格圧力の長期低迷と賃金の伸び悩みに利上げが影響している可能性があるとの見方を示した。「金融政策がわれわれの想定通りに作用している可能性がある」とし、利上げが実際に景気を鈍化させた可能性があると指摘。また利上げの実績と見通しを踏まえると、物価上昇率が低過ぎるのは「驚くべきではないのかもしれない」と話した。

 その上で「われわれの着手した、早まった利上げは無償ではない」と語り、予想外の代償を支払っていることを示す証拠から「利上げが実害を与えている可能性がある」と述べた。

 出典:Dow Jones

09月05日 22時13分 DJ-FRB、追加利上げは慎重に=ブレイナード理事

 米連邦準備制度理事会(FRB)のラエル・ブレイナード理事は5日、2%のインフレ目標の達成が「長らくできていない」という問題の克服を確信できるまで、FRBは追加利上げに慎重であるべきとの考えを示した。

 ブレイナード理事はニューヨーク経済クラブでの講演向け原稿で「この1年だけでなくかなり長い間、物価上昇目標を達成できずにいる。私自身の考えでは、インフレが目標達成への道を順調に進んでいると自信が持てるようになるまで、金融政策の追加引き締めには慎重になるべきだ」と述べた。

 7月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比1.4%にとどまり、FRBが目標とする2%を大幅に下回った。

 ブレイナード理事は「問題なのは、資源の稼働率が大幅に改善しているにもかかわらず、物価上昇率がわれわれの目標を5年連続で下回ったことだ」と指摘した。

 最近の統計でみられた低いインフレ率については、コアのインフレ率が抑えられていることが原因かもしれないと注意を促した。コアインフレの低迷は、インフレ率が目標を下回る状況の持続を示唆する。

 ブレイナード理事は「その場合、フェデラルファンド(FF)金利をより段階的に引き上げるのが賢明だろう」と述べた。

 出典:Dow Jones

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