米FRBによる利上げは6月FOMC。次は12月と予想

FRB利上げ

米FRBによる利上げは為替市場へのインパクトが絶大なため、今後も注視して下さい。
市場では直近の米FRBによる利上げは6月FOMC。次は12月と予想の声が出ています。

上手くタイミングをつかめば大きな相場の波に乗れる可能性があります。

その辺の見通しについて詳しく解説します。

米FRBによる利上げは6月FOMC。次は12月と予想

「米FRBは6月FOMCで今年2度目の利上げに踏み切るだろうが、3度目の利上げはトランプ減税(税制改革)など積極財政への転換が年末ないし来春に遅延するため9月はスキップし、12月利上げへ後ズレしよう」との声が出ている。

05月13日 08時25分 崩壊フィリップス曲線6月利上げの次は12月

「米FRBは6月FOMCで今年2度目の利上げに踏み切るだろうが、3度目の利上げはトランプ減税(税制改革)など積極財政への転換が年末ないし来春に遅延するため9月はスキップし、12月利上げへ後ズレしよう」―。かつてUSTR次席代表を務めワシントンに幅広い人脈を有する在NY金融筋がこう指摘する。

だが、ハト派として知られるボストン連銀ローゼングレン総裁が10日、予想通り米経済が展開した場合、「あと3回の利上げが妥当」との考えを示し、この日NY市場で利上げとテーパリング予想に米金利先高感が再燃した。
ローゼングレン総裁は「緩やかな成長に拘らず労働市場が逼迫している」と指摘、「米国経済は堅調で、失業率も一段と低下する可能性がある他、インフレも2%に近い」と述べ、「過熱経済を回避することが重要」と主張した。

世界経済の弱さや融資伸び悩みなどのリスクは、緩やかな金融正常化を遅らせる理由にはならないというのだ。その上で、6月の0.25%の利上げでFF金利誘導目標が1%に達したあと、「バランスシート縮小開始を検討する良い時期だ」(同総裁)と述べた。急激なペースでバランスシートを削減しない限り、信用市場への影響は限定的との見方で、利上げの傍でバランスシート縮小も可能だというのだ。

カンザスシティ連銀のモデルによれば、4.5兆ドルの保有資産の解消は0.25%の7回の利上げ、合計1.75%の利上げに相当するとされる。もっとも前出の在NY金融筋は、ローゼングレン総裁のタカ派姿勢を疑問視する。米労働市場の構造要因によりFRBは6月利上げ後、「次」は9月でなく12月利上げへ後ズレすると予想する。

その上で、構造要因として、1)オバマ前大統領が就任5年目に新労働長官に雇用統計にパートタイマー算入を指示、2)雇用統計にパートタイマー算入で完全雇用でも賃金が伸び悩む構造に変質、3)労働者がロボット等テクノロジーや外国人への代替へ恐れを抱きつつある、4)テクノロジーによる生産性向上で労働組合が賃上げ要求を強めない―等を挙げる。

つまり、上記の構造要因を抱えて米労働市場は逼迫し完全雇用状態にあっても賃金インフレに繋がらず、未だ2%物価目標を達成していない。

さらに、「トランプ減税(税制改革)が『1 paper Wish list』(1ページの願書)にとどまり、しかも財政拡張の減税法案の成立は早くて年末、滞れば来春2-3月に大幅遅延の可能性が高く、財政政策が発動されない以上、FRBの金融『正常化』利上げは12月FOMCまで封印せざるを得ない」(在NY金融筋)という。

しかも、財政拡張への転換を先取りした長期金利上昇とドル高が先走り、米景気指標は強弱入り乱れる「まだら模様」に変じている。5日発表の4月雇用統計のNFPL(非農業部門雇用者数)こそ前月比+21.1万人と急回復、失業率も約10年ぶりに4.4%へ低下したが、平均時給は前年同月比2.5%の上昇と伸び率が前月より0.1pt低下した。労働参加率は11ヶ月ぶり高水準だが3月の63%から62.9%に低下した。

米4月ISM製造業景況感指数は54.8と前月比2.4pt低下、米調査会社オートデータ2日発表の米4月新車販売台数は前年比-4.7%の142.6万台と4ヶ月連続で前年同月を下回った。
強弱「まだら模様」の米景気にあって市場は米6月利上げをほぼ100%織り込み、「次は9月利上げ」、そして12月FOMCでバランスシート縮減へ踏み込むと読む。

だが、「そうしたFRBのタカ派方針が、米長期金利の上昇に結節していない」(同NY金融筋)。10年債利回りは9日、一時2.41%と4月以来ほぼ1ヶ月ぶりの高水準へ上昇したが、それでも3月利上げ時の2.6%前後には及ばない。

折しも、元財務長官のハーバード大学ローレンス・サマーズ教授は英FT紙(5月8日付)電子版で『Less is more when it comes to Federal Reserve policy』(金融政策は控え目な方が良い)と題し、「経済学者はインフレのプロセスについて今や謙虚になるべきである。彼らが頼りにするフィリップス曲線は過去数十年で崩壊しており、これを信頼してインフレに予防的措置を講じることは問題視される」と米FRBの利上げ前のめりに警鐘を鳴らした。

出典:FXニュースレター

 

フィラデルフィア連銀総裁 米FRBの利上げは年内あと2回と予想

また、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁は「米FRBによる利上げは年内あと2回の利上げ」とコメントした。

05月13日 01時36分 ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁「年内あと2回の利上げをなお予想」

ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁は「年内あと2回の利上げをなお予想」「米労働市場にはスラックはほとんど残っていない」「米失業率、2018年末には最低で4.2%に」などと述べた。

出典:FXニュースレター

【まとめ】米FRBによる利上げは6月FOMC。次は12月と予想

「米FRBは6月FOMCで今年2度目の利上げに踏み切るだろうが、3度目の利上げはトランプ減税(税制改革)など積極財政への転換が年末ないし来春に遅延するため9月はスキップし、12月利上げへ後ズレしよう」との声が出ている。

また、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁は「米FRBによる利上げは年内あと2回の利上げ」と予想している。

米FRBによる利上げは為替市場へのインパクトが絶大なため、今後も注視して下さい。上手くタイミングをつかめば大きな波に乗れる可能性があります。
 

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