FRB出口戦略注目 ドル円為替相場は材料難で緩やかな予想

FRB出口戦略

今週の為替相場では、米FRB幹部による相次ぐ講演が注目ポイント。

FRB幹部の講演で出口戦略への姿勢が引き続き見られるとドルの買い材料となり、円安ドル高に動く可能性があります。しかし経済指標で弱い数字が出ると円高ドル安への反応となり、緩やかなレンジ相場が予想されます。

その辺のドル円の予想理由について詳しく解説します。



ドル円為替相場は緩やかなレンジ相場予想 FRB幹部講演注目

今週の為替相場は根強いドル安圧力と、クロス円での円安との綱引き相場が想定されよう。

米FRBの利上げペース鈍化や米欧英などでの政治不安小康がリスク回避の円高を後退させているほか、日本では日銀の金融緩和堅持や期待インフレの修復などが円安・株高を支援している。一方で米国の景気減速やFRBの金融政策と海外金利動向の不透明感、日米の政治懸念といった潜在リスクは残存しており、関連材料に注意を払った手探り相場が続くと見られています。

06月19日 21時43分 日本でインフレ期待改善、実質金利押し下げなどで円高歯止め

今週の為替相場は根強いドル安圧力と、クロス円での円安との綱引き相場が想定されよう。

米FRBの利上げペース鈍化や米欧英などでの政治不安小康がリスク回避の円高を後退させているほか、日本では日銀の金融緩和堅持や期待インフレの修復などが円安・株高を支援している。一方で米国の景気減速やFRBの金融政策と海外金利動向の不透明感、日米の政治懸念といった潜在リスクは残存しており、関連材料に注意を払った手探り相場が続く。

「日本ではインフレ期待の明確化で市場の理解が深まっている」、「リフレ(デフレ脱却)のプロセスはゆっくりと進んでいる」、「アベノミクスは成功しており、続けるべきだ」、「日銀は持続的な緩和スタンスを維持するべきだ」。

IMFのリプトン筆頭副専務理事は19日、最新の日本経済に関する審査(対日4条協議)終了後にこのような見解を示した。日本でのインフレ期待修復と日銀の金融緩和継続は、米欧英など海外中銀が出口戦略に向かう中にあって、為替相場では円安要因となりやすい(デフレは通貨高、インフレは通貨安の要因)。

日本でのインフレ期待に関しては、内閣府の5月・消費者態度指数で「1年後の物価に関する見通し(二人以上の世帯)」が78.0%となり、4月の78.9%からやや低下したものの、2016年5月以来の高水準に回復している。前年比の変化幅は-0.9%となり(4月は-3.4%)、2016年7月の-15.5%をボトムにマイナス幅を縮小させてきた。
一方で日本の実質賃金は4月に前年比横這いながら、3月の-0.3%や1月の-0.1%からは小幅に改善している。2016年6月の+2.0%をピークとした賃金低下に歯止めが掛かっており、現状段階では物価見通しの上昇が「悪い物価上昇」による消費者心理の悪化やインフレ期待の低下にはつながっていない。

米国では最新6月のミシガン大学消費者信頼感指数で、「1年後のインフレ期待値」が+2.6%となった。前月と同水準ながら、2月の+2.7%をピークに伸び悩みが続いている。こうしたインフレ期待の低下により、FRBの利上げペース鈍化や米債金利の低下圧力などを受けたドルの戻り売り圧力は根強い。

ただし、米国のインフレ低迷は「名目金利-物価変動率」で算出される米国の実質金利を下支えする要因となっている。かたや日本では日銀による長期金利の低位堅持策とインフレ改善を受けて、実質金利は再低下へと転じてきた。ドル/円では過度なドル安・円高を制御させるほか、ドル以外のクロス円取引では素直に円安要因となりやすい。

出典:FXニュースレター

ドル円為替相場 FOMC後の変動まとめ

14日のFOMCなどの重要指標 では米5月消費者物価指数と小売売上高などの経済指標が市場予想より弱い伸びになったことを受け、ニューヨークでドルが急落。ドル円は109円を割り込み108円93銭近辺まで下げました。

しかしFOMCの予想通りの利上げ決定と年内の追加利上げ観測を受け、ドル円は109円86銭近辺まで上昇し 為替相場はFOMC前後で激しく乱高下 しました。

今後のドル円為替相場予想

直近の動きでは、FOMC前の相場をクリアし円安に動いています。

しかし、FOMCの過去実績として、利上げ決定後にはドル安や日本で株安と円高が進むジンクスが目立っており、今回も円高ドル安の方向性も考えられます。足元の米景気指標は下向きで、今後の経済指標でも弱い数値が予想されるので、円高に動く懸念 があります。

引き続き、トランプ大統領のロシアゲート疑惑  により、ドル円は108円の下値も視野 入れておいた方がよさそうです。

 

【まとめ】FRB出口戦略注目 ドル円為替相場は材料難で緩やかな予想

今週の為替相場では、米FRB幹部による相次ぐ講演が注目ポイントです。

先日のFOMCでは、利上げと保有資産縮小の方向性が示され、今週もFRB幹部の講演で出口戦略への姿勢が引き続き見られるとドルの買い材料となり、円安ドル高に動く可能性があります。

一方で、米国では景気減速と物価の下落が懸念されており、全体的にはFOMCの結果を受け円安ドル高方向ながら、経済指標で弱い数字が出ると円高ドル安への反応となり、一進一退のレンジ相場が予想されます。

トランプ大統領のロシアゲート疑惑だけでなく、日米の政治懸念といった潜在リスクも残存しており、関連材料に注意を払った手探り相場が続くと予想されます。

 

 

 

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