来週のドル円為替相場予想 FRB幹部講演と経済指標でレンジ相場

FRB幹部講演

来週のドル円為替相場の注目は米FRB幹部による講演です。

全体的にはFOMCの結果を受け円安ドル高方向ながら、経済指標で弱い数字が出ると円高ドル安となりレンジ相場が予想されます。

その辺の理由とついて詳しく解説します。



FRB幹部講演と経済指標でドル円為替相場はレンジ変動を予想

来週の注目点は、米FRB幹部による講演が相次ぐことです。先日のFOMCの流れで為替相場は円安ドル高に動く可能性がありますが、一方で、経済指標で弱い数字が出ると円高ドル安への反応となり、一進一退のレンジ相場が来週は予想されます。

06月17日 06時55分 来週の相場展望=6月19日の週

来週6月19日-6月23日週の為替相場は、根強いドル安と円高の圧力とドルの下値固めをにらんだ展開が想定される。クロス円ではユーロ/円やポンド/円などで戻り売りの圧力が意識される一方、NZドル/円や豪ドル/円、カナダ/円などは調整下落を経ながらの緩やかな下限の切り上がりが焦点になっている。

ドル/円の週足テクニカルでは、ドルの下値メドとして、一目均衡表の雲の上限110.40円前後、75週移動平均線109.73円前後、52週移動平均線108.91前後、直近安値108.20-30円などが焦点になっている。
反対にドルの上値メドは、13週移動平均線111.01円前後、90週移動平均線111.63円前後、95週移動平均線112.09円前後、一目均衡表の基準線113.38円前後などが節目ポイントとして注目されよう。

来週の注目点は、米FRB幹部による講演が相次ぐことだ。前週のFOMCでは利上げペースへの慎重姿勢が示される一方、早ければ9月からの保有資産縮小の方向性が示された。改めてこうした出口戦略に前向き姿勢が見られると、ドルの押し目買い材料となりやすい。

しかもFRBは保有資産縮小を開始させたあと、1年程度は継続する方針を示した。先行きFRBのマネタリーベースは、前年比での減少トレンド入りが見込まれる。為替相場では大量に供給されてきたドル資金の「ダブつき絞り込み」へと作用。ドルの下支え要因となる可能性がある。

反対に日銀は16日、国債買い入れを含めたマネタリーベース増額の量的質的緩和を継続させる姿勢を示した。日米のマネタリーベース伸び率格差は「米国減少(引き締め)で日本は増加(緩和持続)」という逆方向に向かうことになり、ドル/円では過度なドル安・円高が抑制されていく。

もっともFRBによる資産縮小は米国株市場にとり、過剰流動性相場の先行きフェードアウトを後押しさせる。ただでさえ高値警戒感のくすぶる米国株は、これから本格的に流動性相場から業績相場移行への重要正念場を迎えることになりそうだ。
新興国などの世界株式市場にも悪影響を及ぼすもので、おりにふれて米国発の世界株安とリスク回避の円全面高という展開には注意を要する。

同時に米国では景気減速と物価の下落が懸念されている。その中での前週の利上げ断行のほか、今後の保有資産縮小、利上げ継続は景気減速とインフレ低下に拍車をかける。こうした先行き不安感が、米国債金利の上昇抑制や低下へと作用(債券価格は上昇)。ドル/円ではドルの上値の重さや、材料次第ではドル安再燃の潜在リスクも常に警戒されることになる。

来週は20日に豪州中銀、22日のNZ中銀の金融政策委員会が開催される。前週はカナダ中銀の幹部から景気改善やインフレ上昇への前向き見通しが示され、カナダ・ドルは上昇が後押しされた。英国中銀の金融政策委員会でも利上げ賛成委員が増加となり、ポンド高が支援されている。

米国以外の諸国は前年までのドル安と裏表の通貨安などもあり、インフレが持ち直し傾向にある。世界経済の循環回復や中国でのインフラ投資などの内需刺激策もあり、豪州やNZでも先行き前向きな経済見通しが注目されそうだ。当座の利下げ休止や微妙な利上げ地ならしが見られるようなら、豪ドル、NZドルの押し目買い地合いが支援されやすい。

来週は22日に米FRBが、ドッド・フランク法に基づく銀行ストレステスト(健全性審査)の結果を発表する。米国の金融株は前週、FRB保有資産縮小メッセージなどによる米債金利の上昇を受けて、利ざや改善期待が上昇を後押しさせた。米トランプ政権による金融規制の見直し協議の始動も、米国の金融株を下支えしている。
その中でストレステストが良好な内容となれば、改めて米国の金融株を支援。日本の金融株にもプラス波及効果をもたらし、リスク選好の円安が後押しされる余地も秘めている。

その反面、来週以降も米国を始めとした世界各国の経済指標で、前年後半からの急回復の反動鈍化が警戒される。トランプ米大統領のロシア疑惑や日本での安倍政権の動揺、米国のハイテク株を中心とした過熱調整リスクといった地雷材料も残されたままだ。

FRBによる保有資産縮小のほか、ECBの先行き緩和縮小地ならし、英加など各国中銀による利上げ地ならしの始動などは、いずれも「グローバルな過剰流動性相場とリスク選好」にジワリとブレーキをかけていく。これまでの世界的な株高と金利低下(債券価格は上昇)という良いところ取りのハネムーン相場が、各国中銀の出口戦略前進や米国発の世界減速などで微妙に揺らぐリスクは常に警戒されよう。

出典:FXニュースレター

 

FOMC後のドル円為替相場変動まとめ

14日のFOMCなどの重要指標 では米5月消費者物価指数と小売売上高がともに市場予想より弱い伸びになったことを受け、ニューヨークでドルが急落。ドル円は109円を割り込み108円93銭近辺まで下げました。

しかしFOMCの予想通りの利上げ決定と年内の追加利上げを受け、声明発表直後に108円79銭近辺の安値を付けたあと109円86銭近辺まで上昇し 為替相場はFOMC前後で激しく乱高下 しました。

ドル円為替相場の今後の予想

直近の動きでは、FOMC前の相場をクリアし円安に動いています。

しかし、FOMCの過去実績として、利上げ決定後にはドル安や日本で株安と円高が進むジンクスが目立っており、今回も円高ドル安の方向性も考えられます。足元の米景気指標は下向きで、今後の経済指標でも弱い数値が予想されます。

引き続き、トランプ大統領のロシアゲート疑惑  により、円高に動く懸念 がありますので、ドル円は108円の下値も視野 入れておいた方がよさそうです。

 

【まとめ】来週のドル円為替相場予想 FRB幹部講演と経済指標でレンジ相場

来週の注目点は、米FRB幹部による講演が相次ぐことです。

先日のFOMCでは利上げと保有資産縮小の方向性が示されており、来週もFRB幹部の講演で出口戦略への姿勢が引き続き見られるとドルの買い材料となり、円安ドル高に動く可能性があります。

一方で、米国では景気減速と物価の下落が懸念されており、全体的にはFOMCの結果を受け円安ドル高方向ながら、経済指標で弱い数字が出ると円高ドル安への反応となり、一進一退のレンジ相場が来週は予想されます。

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