FRBイエレン議長の議会証言 注目すべき5つの発言とは?

FRB議会証言

FRBイエレン議長は12日、議会証言を行った。利上げ、バランスシート縮小など、その注目内容を5つにまとめました。

今後のドル円見通しとあわせて詳しく解説します。



FRBイエレン議長の議会証言 利上げ、バランスシート縮小

米連邦準備制度理事会(FRB)のジャネット・イエレン議長は12日、下院金融サービス委員会で半期に一度の金融政策報告に関する議会証言を行った。その注目内容を5つにまとめました。

07月13日 10時38分 DJ-【焦点】イエレンFRB議長の議会証言、注目すべき5つの発言

 米連邦準備制度理事会(FRB)のジャネット・イエレン議長は12日、下院金融サービス委員会で半期に一度の金融政策報告に関する証言を行った。イエレン氏は通常、共和党議員から厳しい質問を受けるが、今回はインフレの減速兆候をよそに利上げの継続を計画している理由について民主党議員からも問い詰められた。

 以下に議会証言での議長の主な発言を5つ挙げる。

1.インフレ指標が弱いにもかかわらずFRBが利上げを続けるのはなぜか

 「雇用市場は持続的に力強さを増してきた。このプロセスは進捗(しんちょく)が遅いが、そのうちすぐに賃金と物価に(上昇)圧力をもたらすだろう。向こう2、3年でインフレ率が目標の2%へと向かう軌道に乗っていないと判断するのは時期尚早だと思う。私の考えでは、再び2%に向かいつつあると予想される限り(政策を)いくらか調整することこそが賢明な道筋だ」

2.バランスシートの縮小に伴い金利に圧力がかかる可能性はあるか

 「FRBの資産買い入れ策は長期金利を押し下げる上で有効だったと確信している。非常にゆっくりとしたペースで長い時間をかけてバランスシートを縮小すれば、長期金利にやや上昇圧力がかかるだろうが、何年にもわたり(ゆっくりと)上昇することになると思う」

3.議長に再指名されれば受け入れるか

 「以前から申し上げている通り、間違いなく任期を全うするつもりだ。私はFRBの法的責務の達成に努めることだけに集中しており、この質問については現時点でそれ以上全く考えていない」

 ドナルド・トランプ米大統領から続投を求められた場合はどうするかと後に質問されると、議長は「明らかに、それは私が大統領と協議することだ」と答えた。イエレン氏の議長としての任期は2018年2月に切れる。

4.賃金と物価の関係について

 「雇用市場と賃金の関連性は弱まっているが、それ以上に(雇用市場と)物価やインフレとのつながりは薄れていると思う。この2つの関係はこれまで当然と考えられていた度合いよりも弱まってきた」

5.FRBが非公開会合を開くことについて

 「連邦公開市場委員会(FOMC)が非公開の会合を開いてはいけないという規則はない。そのような非公開会合でやって良いことと悪いことについては、はっきりとしたガイドライン(指針)がある。規則として明確に定められているのは、非公開会合だけに限らずFOMCの機密情報を絶対に漏らしてはいけないこと、そしてFOMCメンバーはすでに公表されていること以外、政策に関する自らの見解さえも(外部で)論じてはならないことだ」

出典:Dow Jones

FRBイエレン議長の議会証言 利上げ継続の見通し

米連邦準備制度理事会(FRB)のジャネット・イエレン議長は12日、消費者物価の下押し圧力が数カ月中に弱まり、FRBは緩やかな利上げ計画を継続できるとの見通しを示した。

07月13日 02時19分 DJ-物価の低迷、長期化なら政策調整も=FRB議長

米連邦準備制度理事会(FRB)のジャネット・イエレン議長は12日、消費者物価の下押し圧力が数カ月中に弱まり、FRBは緩やかな利上げ計画を継続できるとの見通しを示した。

 ただ、価格上昇圧力の減退がさらに長引いた場合には計画を変更すると述べ、逃げ道も残した。

 イエレン議長は下院金融サービス委員会で「向こう2~3年でインフレが目標の2%へと向かう軌道に乗っていないと判断するのは時期尚早」だと述べた。労働市場の引き締まりが賃金と物価に上昇圧力をもたらすとの従来の見解も繰り返した。その一方で「(状況を)注視しており、インフレの下振れが長引きそうであれば政策を調整する用意がある」と付け加えた。

 この日の議会証言では、次回利上げ時期については示唆しなかった。

 イエレン議長は2008年の金融危機以降に買い入れた債券など4兆5000億ドル(約510兆円)規模に上る保有資産について、段階的な縮小に着手する計画を説明。今年の「比較的早い時期」に計画を実行に移す見込みだとしたが、それ以上の具体的な日程は明かさなかった。

 イエレン議長はこの日の下院委員会に続き13日にも上院銀行委員会で証言するが、来年2月の任期終了までに議会に出席するのはこれが最後となる可能性がある。

 2期目を務める意欲について何度も質問されたイエレン議長は答えをためらい、「これまでその質問について熟考する必要はなかった」と述べた。

 FRBが重視するインフレ指標の個人消費支出(PCE)価格指数は、食料品とエネルギー品目を除いたコア指数が5月に前年同月比1.4%上昇となり、2月の同1.8%上昇から減速した。イエレン議長はインフレ減速について、特異な一時的物価下落を反映しているとし、今後数カ月にわたりインフレ動向を注視すると述べた。

出典:Dow Jones

保有資産の縮小開始時期は触れず FRBイエレン議長議会証言

米連邦準備制度理事会(FRB)のジャネット・イエレン議長は12日、向こう数年にわたってフェデラルファンド(FF)金利の段階的な引き上げを継続する必要があるとの見方を示した。だが前回の利上げサイクルで到達した水準まで金利を上昇させる必要はないとみている。

07月12日 22時03分 DJ-段階的な利上げ、米経済に必要=FRB議長

 米連邦準備制度理事会(FRB)のジャネット・イエレン議長は12日、向こう数年にわたってフェデラルファンド(FF)金利の段階的な引き上げを継続する必要があるとの見方を示した。だが前回の利上げサイクルで到達した水準まで金利を上昇させる必要はないとみている。

 2008年の金融危機以降に4兆5000億ドル(約510兆円)へ膨らんだFRBの保有資産の縮小については、年内に始動する見通しだとしつつ、具体的なタイミングには振れなかった。

 イエレン議長は議会証言用の準備原稿で「現時点で連邦公開市場委員会(FOMC)は、経済動向がほぼ想定通りならば、(資産縮小)プログラムを今年始める公算が大きいとみている」と述べた。

 次回のFOMCは7月25・26日に開かれる。6月の会合では過去3四半期で3度目となる利上げが決まり、FF金利の誘導目標が1.00~1.25%となった。FOMCは年内にあと1回の追加利上げを見込む。証言用原稿の中では次の利上げ時期に関する言及はなかった。

出典:Dow Jones

今後のドル円為替相場の予想は円安

日銀による超低金利の堅持姿勢もあり日本と海外の金利差は拡大傾向にあります。

ドル円為替相場では、
 1)市場変動率(ボラティリティー)安定化、
 2)日本でのインフレ期待改善、
 3)米国での金融規制の緩和観測
などにより、局地的に日本勢による資金流出や海外勢による
円調達・円借入れのキャリー取引を後押しさせる円安材料 として注目されており、目先は円安が予想されます。

しかしながら、11日に突然発生したトランプ大統領長男のロシア人弁護士との面会によるトランプ大統領のロシアゲート疑惑  も警戒が必要で突発的に 円高に動く懸念 がありますので注意が必要です。

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