ベン・バーナンキFRB前議長が日銀で講演 日本はインフレ

FRB

日本の国内での経済指標をみると「日本は過去10年間で最長の景気拡大局面にあり、失業率は20年ぶりの低水準。絵に描いたような回復。」とのこと。

しかし、実際に私たち日本人は「どこが景気拡大なの?」と疑問に感じてしまうのは何故だろうか?

その辺の内容を詳しく解説します。



ベン・バーナンキFRB前議長は長期にわたり日本に注目

長期にわたり日本に注目してきた米連邦準備制度理事会(FRB)のベン・バーナンキ前議長は日銀で今週講演し、1つの説明を提供した。

以前の日銀の政策が「デフレマインドの定着を許した」と。現在実施中のマイナス金利や大規模な量的緩和、イールドカーブ・コントロールといったより積極的な政策は高く評価した。

05月27日 00時32分 DJ-【コラム】日本のデフレマインド、朗報にも動じず

――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」

 日本に幸せな日々が訪れている。それが続くと日本人が信じさえすればいいのだが。

 兆しが表れ始めたインフレの復活は勢いを増しそうだ。26日発表された4月の消費者物価指数(CPI)は前年同
月比0.3%上昇し、伸びはまだ極めて弱いが3月に比べると加速した。「コアコアCPI」と呼ばれる生鮮食品とエ
ネルギーを除いた指数はマイナス圏を脱した。世界的な経済見通しは低調で不透明感がつきまとうにもかかわら
ず、日本は過去10年間で最長の景気拡大局面にあり、失業率は20年ぶりの低水準にある。絵に描いたような回復
だ。

 しかしそれを確信できている人は日本にほとんどいないようだ。消費者や企業に関する統計も振るわない。日
本銀行の黒田東彦総裁は今週、インフレ予想が経済理論でも説明困難な「かなりの程度の慣性や持続性」を示し
ていると述べた。

 長期にわたり日本に注目してきた米連邦準備制度理事会(FRB)のベン・バーナンキ前議長は日銀で今週講演
し、1つの説明を提供した。以前の日銀の政策が「デフレマインドの定着を許した」と。現在実施中のマイナス
金利や大規模な量的緩和、イールドカーブ・コントロールといったより積極的な政策は高く評価した。

 だがこれらの政策で十分なのだろうか。労働市場はデフレマインドが解消している兆候を探すのに適している
が、その展望は思わしくない。企業は配当や自社株買いを2013~16年の期間に76%増やし、設備投資も拡大して
いるが、従業員は分け前を求めていない。労使交渉でも労働組合が雇用確保と引き換えに賃金据え置きを受け入
れてきた。目先の報酬アップを狙うよりも、後々の失業リスクを避けたいという考え方だ。
 
 どうすれば短期のインフレを持続的に押し上げられるか。バーナンキ氏は金融政策と財政政策をより明確に連
携させることを提唱した。見方によっては日銀が既に財政政策もどきを追求しているとも言えるが、バーナンキ
氏は日銀がインフレ目標のさらなる引き上げをはっきり約束した上で、政府が新たな財政出動に動けば効果的か
もしれないとみている。

 日銀が目標を超えるインフレ率を3年間維持できれば、物価の上昇で政府の償還負担が軽減する前提により、
対国内総生産(GDP)比2%の財政出動を支えられる。バーナンキ氏の試算によると、2%のインフレが3年間続い
た場合、政府債務残高の対GDP比率は21ポイント低下する。それでも「日本の家計部門と企業部門が近年の懐疑
的な姿勢を維持すれば」大きな障害になるとの認識だ。

 日本にとって正しい方向へ物事が進んでいる可能性はある。だがインフレが急に驚くほど勢いづかない限り、
バーナンキ氏が提案したような、より積極的な方策が話し合われる日がやがて来るだろう。

出典:Dow Jones

【まとめ】ベン・バーナンキFRB前議長が日銀で講演 日本はインフレ

日本の国内での経済指標をみると、専門家はこう言う。「日本は過去10年間で最長の景気拡大局面にあり、失業率は20年ぶりの低水準にある。絵に描いたような回復だ。」

しかし、実際に私たち日本人は「景気拡大?」と疑問に感じてしまうのは何故だろうか?

おそらくその答えは、企業から労働者に所得(給料)が配分されていないからでは。と私は考えている。
企業は配当や自社株買いを2013~16年の期間に76%増やし、設備投資も拡大しているが、所得(給料)は大きく増えていない。
単純に言ってしまえば、企業は儲けているが、その儲けが従業員には還元されていない。という事だ。

この状況が、経済的には正解なのか不正解なのかは分からない。
もしかしたら、今のこの現状が未来の日本の経済環境を発展させるきっかけになるのかも知れないからだ。

しかし、1つだけ言いたいのは、経済指標をみると日本はインフレであり、日本は景気拡大しているらしいが、当事者である我々日本人はそのような状況であるとは感じていない…。という矛盾があるという事。私は強く違和感を感じます。

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