FRBバランスシート縮小でドル円相場への影響はどうなる?

FOMCまとめ

FOMC は予想通り利上げを発表また、経済が予測通りに進展した場合、年内にあと1回利上げする見通しを示しました。

また、米国債やモーゲージ債の保有高などバランスシート縮小する計画を公表しました。

今回FOMC発表内容について詳しく解説します。

FRBが予想通り政策金利引き上げ、バランスシート縮小をFOMC発表。今後の影響は?

米連邦準備制度理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)が14日発表した政策判断に関する声明は次の通り。米FOMCは事前の予想通り、金利の目標レンジを1.00~1.25%に引き上げることを決定した。またバランスシート縮小についても発表した。

06月15日 04時07分 DJ-【FOMC政策声明】25bp利上げ、バランスシート年内縮小開始へ

米連邦準備制度理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)が14日発表した政策判断に関する声明は次の通り。
 
 FOMCが5月の会合以降に入手した情報は、労働市場が引き続き強さを増し、経済活動が今年これまで緩やかに上昇してきたことを示した。年初からの雇用の伸びは緩やかになったもののおしなべて堅調で、失業率は低下している。家計支出はここ数カ月で勢いを増し、企業の設備投資は拡大が続いている。12カ月ベースのインフレはこのところ下落し、食品・エネルギー価格を除いた指標と同じように2%を若干下回っている。相場に基づくインフレ見通しは依然として低く、調査に基づく長期のインフレ期待には総じてほとんど変わりがない。
 
 法定の使命に従い、委員会は最大限の雇用と物価の安定を促すことに努めている。委員会は、金融政策姿勢の段階的な調整をもって経済活動が適度なペースで拡大し、労働市場の状況はさらに若干強まると引き続き予想している。12カ月ベースのインフレは目先、2%を若干下回り続けるが、中期的には委員会の目標とする2%前後に落ち着くとみられる。経済見通しに対する当面のリスクはほぼ均衡しているように思われるが、委員会はインフレの進ちょくを注視する。
 
 労働市場とインフレの実情と見通しを踏まえて、委員会はフェデラルファンド(FF)金利の目標レンジを1.00~1.25%に引き上げることを決定した。緩和的な金融政策のスタンスは据え置き、労働市場環境のさらに若干の改善と2%のインフレへの持続的回復を支持する。
 
 FF金利の目標水準に対する今後の調整の時期と規模を決めるにあたり、委員会は目標とする最大雇用と2%のインフレに対し、実現した経済情勢と予想される経済情勢について評価する。この評価では、労働市場環境の尺度やインフレ圧力とインフレ期待の指標、金融および国際情勢に関する諸指標をはじめとする幅広い情報を考慮する。委員会は対称的なインフレ目標に対する実際の進展と予想される進展を注視する。委員会は、経済情勢がFF金利の段階的な引き上げを正当化する形で展開すると予想している。FF金利は当面、長期的に主流となる見通しの水準を下回り続ける可能性が高い。だがFF金利の実際の経路は、今後の指標が示す経済見通しに左右されるだろう。
 
 委員会は、エージェンシー債とエージェンシーが発行した住宅ローン担保証券の償還元本を、エージェンシーが発行する住宅ローン担保証券に再投資し、入札時に償還期限の来る米国債を更新する既存の政策を維持する。委員会は現在、経済がおおむね予想通り進展した場合はバランスシートの正常化プログラムを年内に開始すると予想している。このプログラムは償還元本の再投資を減らしてFRBの保有証券を段階的に減少させるもの。委員会の「政策正常化の原則と計画」の補遺で説明する。
 
 FOMCの金融政策行動に賛成した委員は以下の通り。ジャネット・イエレン議長、 ウィリアム・ダドリー副議長、ラエル・ブレイナード、チャールズ・エバンズ、スタンレー・フィッシャー、パトリック・ハーカー、ロバート・カプラン、ジェローム・パウエル。ニール・カシュカリは今会合でFF金利の目標レンジの据え置きが望ましいとして反対票を投じた。

出典:Dow Jones

FRB年内あと1回の利上げとバランスシート年内縮小開始(FOMC政策声明)その影響は?

FRBは米国債などから成る4兆5000億ドル(約490兆円)規模の保有資産について、年内の緩やかなバランスシート縮小開始に向けてさらに詳細な計画を明らかにした。

06月15日 05時49分 DJ-[更新]FRBが政策金利引き上げ、年内あと1回の利上げ見込む

【ワシントン】米連邦準備制度理事会(FRB)は14日、政策金利の引き上げを決定した。また米国債などから成る4兆5000億ドル(約490兆円)規模の保有資産について、年内の緩やかな縮小開始に向けてさらに詳細な計画を明らかにした。

 FRBは指標とするフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を25ベーシスポイント(bp)引き上げ、1.00~1.25%にすると発表した。また、経済が予測通りに進展した場合、年内にあと1回利上げする見通しを示した。
 
 5月初旬の前回会合以降、雇用とインフレという極めて重要な2つの景気要因をめぐり、FRB関係者は相反する兆候に直面してきた。堅調な雇用増を背景に失業率は5月に4.3%と、予想以上に押し下げられた。一方、物価の上昇は予想に反して鈍った。
 
 FFBは14日まで2日間にわたり開いた連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明で、「インフレの動向を注視」しているとした。
 
 また、2014年に示した原則を改定する形で、米国債やモーゲージ債の保有高を徐々に縮小する計画を公表した。ただ、具体的な開始日は明らかにしなかった。FRBは3年余り前に資産の買い入れを停止したが、償還金の再投資によりバランスシートの規模を維持していた。
 
 FRBの計画によると、毎月の償還資金のうち米国債の60億ドルとモーゲージ債の40億ドルについては再投資せず、これにより保有残高を減らし始める。この額を四半期ごとに引き上げることで、縮小ペースに事実上の制限を設ける。最終的には月額上限を米国債で300億ドル、モーゲージ債で200億ドルまで引き上げる。
 
 償還金の再投資は長期金利を抑制してきた。再投資を見送れば長期金利が押し上げられる可能性がある。FTNフィナンシャルによると、FRBは今年、月額240億ドルのモーゲージ債と同175億ドルの米国債を買い入れてきた。

 
 FRBは、バランスシート縮小の原則を改定することで「参加者全員」が一致したとし、「委員会は現在、経済がおおむね予想通り進展した場合はバランスシートの正常化プログラムを年内に開始すると予想している」と述べた。
 
 利上げ判断と合わせ、バランスシート縮小の動きは、この支援策を後退させても景気拡大が継続し雇用市場が健全に保たれるとFRB当局者が見込んでいることを示すものだ。
 
 FRB関係者は今年のインフレ予想を引き下げたが、依然として2018年末までに年率2%の目標に達するとみている。食料品とエネルギー品目を除いたコアのインフレ率は今年末に1.7%になると予想。3月時点の予想は1.9%だった。
 
 失業率については17年末に4.3%、18年と19年末はそれぞれ4.2%に低下するとの見通しを示した。3月の予測では各年とも4.5%が見込まれていた。長期の予想失業率も3月時点の4.7%から4.6%へ引き下げられた。
 
 FRBはまた、新たな経済見通しと政策金利予想も公表した。FF金利の予想中央値は3月の予想からほとんど変わらなかった。18年末は2.0~2.25%で、25bpずつの利上げが来年3回あることが示唆された。19年末は2.75~3%と、やはり同じ幅で3回の利上げを示唆している。
 
 ミネアポリス地区連銀のニール・カシュカリ総裁はこの日、政策金利の据え置きが望ましいとして利上げに反対票を投じた。
 
 FRBは3月に政策金利を25bp引き上げ0.75~1.00%として以降これまで、政策金利を維持していた。

出典:Dow Jones

 

【まとめ】FRBバランスシート縮小でドル円相場への影響はどうなる?

FOMC では予想通り金利上げ決定を発表。米FOMCは事前の予想通り、金利の目標レンジを1.00~1.25%に引き上げることを決定したました。また、経済が予測通りに進展した場合、年内にあと1回利上げする見通しを示しました。またバランスシート縮小計画を発表しました。

また、2014年に示した原則を改定する形で、米国債やモーゲージ債の保有高を徐々に縮小する計画を公表FRBのバランスシート縮小計画によると、毎月の償還資金のうち米国債の60億ドルとモーゲージ債の40億ドルについては再投資せず、これにより保有残高を減らし始める。この額を四半期ごとに引き上げることで、バランスシートの縮小ペースに事実上の制限を設ける。その影響を見ながら最終的には月額上限を米国債で300億ドル、モーゲージ債で200億ドルまで引き上げるとのこと。

以上が、今回のFOMC政策声明の主な内容でした。

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