来週のドル円為替相場予想 経済指標とFRB幹部講演に注目

FRB幹部の講演

来週の注目は米国の経済指標です。引き続き米国の指標の弱さの影響が心配です。

さらに注目材料としては米FRB幹部の講演があります。FRBの利上げペース鈍化と米債金利の低下圧力が為替相場でのドル戻り売り圧力となる可能性があります。その反面、出口戦略に前向きな姿勢が見られるとドルの押し目買い材料となりやすい状況です。

その辺のドル円見通しについて詳しく解説します。



経済指標とFRB幹部講演でドル円為替相場は円安を予想

来週の注目点は米国の経済指標だ。最近の原油相場下落は「米国や世界経済の先行き減速を警戒した動き」との見方もあり、引き続き米国の指標は回復ペースの鈍化が警戒されやすい。

06月24日 06時55分 来週の相場展望=6月26日の週

来週6月26日-6月30日週の為替相場は、根強いドル戻り売り圧力とドルの下値固めの綱引き持続が見込まれる。クロス円は調整的な下落(円高)を挟みつつも、下限の切り上がりと、NZドル/円などに続く上値模索移行が注目されそうだ。

ドル/円の週足テクニカルでは、ドルの下値メドとして、13週移動平均線111.04円前後、4週移動平均線110.77円前後、一目均衡表の雲の上限110.40円前後、75週移動平均線109.66円前後、52週移動平均線109.09前後などが焦点になっている。
反対にドルの上値メドは、一目均衡表の転換線111.53円前後、95週移動平均線111.98円前後、26週移動平均線112.53円前後、一目均衡表の基準線113.38円前後などが節目ポイントとして注目されよう。

来週の注目点は米国の経済指標だ。最近の原油相場下落は「米国や世界経済の先行き減速を警戒した動き」との見方もあり、引き続き米国の指標は回復ペースの鈍化が警戒されやすい。
ただし、3月以降の金利低下やドル安、ガソリンなどの資源下落は、米国経済の下支え要因となっている。最新6月分の景況感指数などでは下げ止まりも見られており、改めて米国経済の打たれ強さが注目されそうだ。

懸案の原油下落についても、前週後半には下げ止まりが見られた。引き続き世界的な過剰生産や需要鈍化などが重石となるが、1)4-6月や1-6月の決算期末に向けた短期筋のポジション整理的な買い戻し、2)米国での原油在庫圧縮に向けた輸入制限や生産調整の始動、3)米国以外の産油国による新たな減産合意への協議本格化、などが現状からの原油一段安の歯止め材料として焦点となる。

原油相場が下げ止まりとなれば、安全逃避やインフレ低下懸念による米国債金利の低下(債券価格は上昇)が一服。ドル/円ではドルの下支え要因となる。同時に原油持ち直しは米国株へのプラス効果を通じ、リスク選好の円安要因となるほか、資源国通貨であるカナダ・ドル、NZドル、豪ドル、南アフリカ・ランドなどのサポート要因となる。
もちろん、根深い原油安と原油相場の反発の鈍さが続くと、こうした展開の逆のリスク回避相場が警戒されやすい。

来週の注目材料としては米FRB幹部の講演がある。現在は原油下落や米国経済の減速懸念、米トランプ大統領政権による経済対策の大幅遅延などにより、FRBの利上げペース鈍化と米債金利の低下圧力が為替相場でのドル戻り売り圧力となっている。

その反面、6月のFOMCでは早ければ9月からの保有資産縮小の方向性が示された。改めてこうした出口戦略に前向き姿勢が見られると、ドルの押し目買い材料となりやすい。
しかもFRBは保有資産縮小を開始させたあと、1年程度は継続する方針を示した。先行きFRBのマネタリーベースは、前年比での減少トレンド入りが見込まれる。為替相場では大量に供給されてきたドル資金の「ダブつき絞り込み」へと作用。ドルの下支え要因となる可能性がある。
反対に日銀は国債買い入れを含めたマネタリーベース増額の量的質的緩和を継続させる姿勢を維持させたままだ。日米のマネタリーベース伸び率格差は「米国減少(引き締め)で日本は増加(緩和持続)」という逆方向に向かうことになり、ドル/円では過度なドル安・円高が抑制されていく。

もっともFRBによる資産縮小は、「グローバルな過剰流動性相場」を先行きフェードアウトを後押しさせる。最近の原油を始めとした資源相場の下落は、その前兆シグナルという警戒感も強い。米国を始めとした世界的な株高・債券高(金利は低下)、不動産相場の堅調さには、常に逆流調整のリスクが警戒されることになる。

このうち米国債を中心とした世界的な債券高の調整は、世界的な金利上昇と思わぬ円安を促す潜在余地をはらむ。その一方で金利上昇は世界的に株価や不動産市場、各国の経済や企業収益などを圧迫。こちらの波乱シナリオでは、リスク回避の円全面高となる地雷マグマも累積されている。

来週は世界的な金利動向を占ううえで、日本や欧州などでの物価指標も注目されそうだ。欧州で物価が伸び悩むと、短期的なユーロ安要因となり得る。
反対に日本で物価指標が下げ渋りとなった場合、他国比での相対的なデフレ圧力の緩和が円安要因(デフレは通貨高、インフレは通貨安の要因)となるほか、「名目金利-物価変動率」で算出される実質金利の押し下げへと作用し、円安・株高地合いを支援する余地も残されている。

出典:FXニュースレター

FOMC後のドル円為替相場の予想

14日のFOMCなどの重要指標 では米5月消費者物価指数と小売売上高がともに市場予想より弱い伸びになったことを受け、ニューヨークでドルが急落。ドル円は109円を割り込み108円93銭近辺まで下げました。

しかしFOMCの予想通りの利上げ決定と年内の追加利上げを受け、声明発表直後に108円79銭近辺の安値を付けたあと109円86銭近辺まで上昇し 為替相場はFOMC前後で激しく乱高下 。直近の動きでは、FOMC前の相場をクリアし円安に動いています。

足元の米景気指標は下向きで、今後の経済指標でも弱い数値が予想されます。引き続き、トランプ大統領のロシアゲート疑惑  により、円高に動く懸念 がありますので、リスクとして ドル円は108円の下値も視野 入れておいた方がよさそうです。

 

【まとめ】来週のドル円為替相場予想 経済指標とFRB幹部講演に注目

来週の注目は米国の経済指標です。最近の原油相場下落は「米国や世界経済の先行き減速を警戒した動き」との見方もあり、引き続き米国の指標の弱さの影響が心配です。

さらに注目材料としては米FRB幹部の講演があります。FRBの利上げペース鈍化と米債金利の低下圧力が為替相場でのドル戻り売り圧力となる可能性があります。

その反面、6月のFOMCでは早ければ9月からの保有資産縮小の方向性が示された。改めてこうした出口戦略に前向き姿勢が見られると、ドルの押し目買い材料となりやすい状況です。

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