ドル円為替相場は111.3円台から110.8円のレンジ変動

為替相場

16日の東京市場では、黒田日銀総裁の会見で出口政策に関して新たな話が出ることはなく、前日の円安ドル高の流れを引き継ぎ、111.3円台まで上昇。

しかし、ニューヨーク市場では弱い経済指標を受け110.8円へ円高ドル安。

昨日の動きと、今後のドル円相場の見通しについて詳しく解説します。

金融政策決定会合後の黒田日銀総裁会見でやや円安に

黒田日銀総裁の会見で出口政策に関して新たな話が出ることはなく、111.36-38円まで上昇。市場の流れに乗ってやや円安ドル高の流れとなった。

06月16日 20時03分 ドル/円、111.30円台へ上昇=16日欧州外為

ドル/円は、111.30円台へ上昇。欧州勢参入後、黒田日銀総裁が会見の中で、出口戦略に関して発言しなかったことを受け、111.36-38円まで上昇。111.40-50円ではオファー観測があることから、この水準からは上げ渋っているが、下値も111.12-13までと限定的。その後は、111.20-30円台でのもみ合いが続いている。

20:03現在、ドル/円は111.27-29円で推移。

出典:FXニュースレター

ドル円為替相場は111.3円台から110.8円へ変動

ドル円は日経平均株価の反発を好感し、2週間ぶりに111円台を回復し、日経平均株価20,000円台への期待は高まっている。当面、レンジ幅を110.50~112.00円まで拡大し、同レンジ幅で売買を模索することが賢明と考えられる。

06月16日 19時10分 ケンティッシュ・ブレーク 概況編 

予想レンジ
ドル円     110.50~111.80
ユーロ円    123.50~125.00
ユーロドル   1.1100~1.1230
豪ドル円    83.80~85.30

好調な米経済指標や米金利の持ち直しを背景に、ドルを買い戻す動きが強まっている。

ただ、米債券利回りの上昇度合いが限定的であるだけに、更なるドルの上昇局面では一旦清算局面と見なしたドル売りに圧される可能性も視野に入れる必要がある。

その中、本日、黒田日銀総裁は金融政策決定会合後の会見で、長期金利の上昇圧力が低下する局面では国債買い入れ額を減らせるとの考えを示しており、金融緩和からの出口戦略の一環であろうが、同総裁は長期金利目標の引き上げよりも短期金利の変更や保有資産の規模縮小を重視する考えを示唆している。

相対的には行き詰まった金融政策であるマイナス金利からの脱却が先決であり、そして、上場投資信託(ETF)の早期買い入れ縮小は考えていないとの認識を示しており、当面、株価頼みの金融政策との見解とも受け取られる。

一方、ドル円は日経平均株価の反発を好感し、2週間ぶりに111円台を回復し、日経平均株価20,000円台への期待は高まっている。ただ、ドル円111円台半ば前後から112円前後まで実需や利益確定売りが控えており、また、株価との相関性が問題視されているだけに、過度な円安期待は自重すべきであろう。当面、レンジ幅を110.50~112.00円まで拡大し、同レンジ幅で売買を模索することが賢明であろう。

他方、ユーロドルは、戻り売りに圧される中、徐々にユーロドル1.12台の上値の重さが意識されている。ここ最近のユーロ買い材料としては、ポンドの急落やドル安が貢献している度合いが強いだけに、かわり映えしないが、引き続き戻り売り優先を軸に、直近のレンジ幅1.1100~1.1250で対応することが得策であろう。

出典:アセットクラス&WEBコンサルティングLLC

弱い米経済指標を受けドル円相場は円高ドル安

16日のニューヨーク市場では、米5月住宅着工件数鈍化を受け、111.30円台から111円台を割り込むと、米5月労働市場情勢指数が市場予想を下回ったことで、110.75-77へ円高ドル安

06月16日 23時17分 ドル/円、110.80円台割れ=16日NY外為

ドル/円は、110.80円台割れ。米5月住宅着工件数鈍化を受け、111.30円台から111円台を割り込むと、米5月労働市場情勢指数が市場予想を下回ったことで、110.75-77へ下落。111.00割れからは、断続的にポジション調整の売りが持ち込まれており、上値重い動きとなっている。

23:17現在、ドル/円は110.95-97円で推移。

出典:FXニュースレター

 

14日のFOMC後のドル円為替相場変動まとめ

14日のFOMCなどの重要指標 では米5月消費者物価指数と小売売上高がともに市場予想より弱い伸びになったことを受け、ニューヨークでドルが急落。ドル円は109円を割り込み108円93銭近辺まで下げました。

しかしFOMCの予想通りの利上げ決定と年内の追加利上げを受け、声明発表直後に108円79銭近辺の安値を付けたあと109円86銭近辺まで上昇し 為替相場はFOMC前後で激しく乱高下 しました。

ドル円為替相場の今後の予想

直近の動きでは、FOMC前の相場をクリアし円安に動いています。

しかし、FOMCの過去実績として、利上げ決定後にはドル安や日本で株安と円高が進むジンクスが目立っており、今回も円高ドル安の方向性も考えられます。足元の米景気指標は下向きで、今後の経済指標でも弱い数値が予想されます。

今後も、トランプ大統領のロシアゲート疑惑  により、円高に動く懸念 がありますので、ドル円は108円の下値も視野 入れておいた方がよさそうです。

 

【まとめ】ドル円為替相場は111.3円台から110.8円のレンジ変動

16日の東京市場では、黒田日銀総裁の会見で出口政策に関して新たな話が出ることはなく、前日の円安ドル高の流れを引き継ぎ、111.36-38円まで上昇。

しかし、ニューヨーク市場では、米5月住宅着工件数鈍化を受け、111.30円台から111円台を割り込むと、米5月労働市場情勢指数が市場予想を下回ったことで、110.75-77へ円高ドル安。

全体的に、為替市場ではFOMCの内容を評価しドル高の勢いが感じられますが、今後も経済指標の結果が水を差して円高ドル安に向かう可能性もあります。

方向性が定まっていないこともあり、当面、ドル円相場はレンジ相場になる可能性があります。

関連記事

 → 2017年は10年に一度の経済パニックと大暴落が起こる?

 → 夏の円高、通貨危機に注意。7月後半から8月は「夏枯れ相場」

 → ドル円為替相場 キャリー取引で円安か?先行き波乱警戒

 

 

 

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*