ユーロ円急落へ ECBハト派発言と政策金利現状維持でユーロ安

ユーロ円

先程、10月26日のECB理事会での政策金利発表があり、政策金利を現行0.00%据え置きを発表。

発表直後からユーロ相場は下落。ユーロドル、ユーロ円ともに急落しています。



ユーロ円急落へ ECB政策金利現状維持でユーロ安

先程、10月26日のECB理事会での政策金利発表があり、政策金利を現行0.00%据え置きを発表。あわせて「来年1月から9月まで債券買い入れを月300億ユーロに減額」する方針を明らかにした。

さらに、

  • 「必要に応じQEの規模や期間を拡大する選択肢残す」
  • 「QE終了後も長期にわたり保有債券の償還元本を再投資」

などの方針を示しました。

ECBドラギ総裁の発言を市場はハト派と解釈。
これを受け、ユーロ相場は下落。ユーロドル、ユーロ円ともに急落しています。

下記の表のように、FRBの段階的縮小(テーパリング)と今回のECBの段階的縮小を比較すると、ECBがハト派的だということが良くわかります。

  ECB FRB
資産買い入れ減額 段階的 直線的
減額後の対応 継続に含み 完全に終了
利上げへの移行 フォワードガイダンス強化 ※1 物価と雇用次第

特にECBの「段階的」という資産買い入れ減額や、「継続に含みを持たせている減額後の対応からハト派の印象が強いので、市場はユーロドル、ユーロ円ともに急落という反応をしたのでしょう。

 ※1 フォワードガイダンスとは何か
フォワードガイダンスとは、一般的には、金融政策に関する「将来(フォワード)」の「指針・方針(ガイダンス)」を示すことを意味します。今回のECBの「利上げへの移行」の場合は、ECBが今後、金融政策を決定する会合の内容をまとめた声明文や、その後の記者会見の場で「しかるべき状況が達成されるまで、金利を低位に据え置く」と、先行きの金融政策の運営方針を市場参加者に伝えることを意味します。

フォワードガイダンスの本質は市場とコミュニケーションをとることで先行きの金融政策に対して投資家を納得・安心させることで、それにより市場の混乱を避けることが狙いです。

10月26日 20時47分 ECB現状維持でユーロ/ドル1.1774近辺へ下落=26日欧州外為 

26日欧州外為市場のユーロはECB理事会で政策金利を現行0.00%据え置き、下限政策金利の中銀預金金利をマイナス0.40%で維持する事を決定、ユーロ/ドルは1.1774ドル近辺で揉み合い推移、ユーロ/円は133.93円近辺で堅調裡に推移。

22:47時点、ユーロ/ドル1.1774-75ドル、ユーロ/円133.76-77円

出典:FXニュースレター

10月26日 21時40分 ドラギ総裁発言受けユー/ドル1.1741近辺軟調=26日NY外為 

26日NY外為市場はドラギECB総裁が26日理事会後の会見で「債券買い入れ額を月300億ユーロに減額するが、少なくとも9月までは継続する」、「成長へのリスクバランスはほぼ均衡している」等と発言し市場はハト派的と解釈、ユーロ/ドルは1.1741ドル近辺、ユーロ/円は133.66円近辺で軟調裡に推移。

出典:FXニュースレター

10月23日 23時48分 26日ECB理事会や欧州政治不安、ユーロの動向を左右 

今週の為替相場では、26日のECB(欧州中銀)理事会を巡る思惑がユーロの変動材料となる。13日にはドラギECB総裁が、ユーロ圏のインフレ上昇に向けた進捗は依然不十分としたうえで、「引き続きかなりの金融刺激策が必要」と発言してユーロが下落する場面があった。

欧州では15日投開票のオーストリア下院総選挙で、反EU(欧州連合)、反難民の保守・右派政党が得票を伸ばしたほか、スペインではカタルーニャ自治州の独立問題が残されたままだ。

ECB理事会前のポジション調整や欧州政治不安などにより、ユーロは対ドル中心に戻り売りの圧力が意識される。もっともユーロ/円に関しては、来年以降にかけてECBによる量的緩和縮小の開始と日銀の緩和長期化という政策方向の逆行乖離が拡大していく。中長期スパンでは、ユーロの押し目買いと円の戻り売りが支援されやすい。

出典:FXニュースレター

ユーロドルの日足チャート 今後2月下旬に1.0500の見通し予想

下のユーロドルの日足チャートを見て下さい。

「9/8 1.20927」の高値をつけたユーロドルですが、ユーロドルでは、テクニカルチャートでユーロ高の過熱シグナルが点灯しており、チャート上ではユーロ安ドル高のシグナルからユーロ下落が予想されています。

かなり強気な見通し予想ですが、今後2月下旬には「1.0500」までユーロ安が進むと見通しています。

ユーロドルチャート

ユーロ円は120円への下落を予想

当然、ユーロドルの下落から、ユーロ円も今後は大きく下落することが予想されます。

 

 

【まとめ】ユーロ円急落へ ECBハト派発言と政策金利現状維持でユーロ安

ついに10月26日、ドラギECB総裁から、量的緩和縮小(テーパリング)の内容発表がありました。政策金利を現行0.00%据え置きを発表。あわせて「来年1月から9月まで債券買い入れを月300億ユーロに減額」する方針を明らかにしました。

さらに、

  • 「必要に応じQEの規模や期間を拡大する選択肢残す」
  • 「QE終了後も長期にわたり保有債券の償還元本を再投資」

などの方針を示しました。

ECBドラギ総裁の発言を市場はハト派と解釈。
これを受け、ユーロ相場は下落。ユーロドル、ユーロ円ともに急落しています。

しかしながら、ユーロの利上げはまだまだ先が見えない状況で、利上げの原動力となる物価もユーロ圏は低い状況です。実態よりも、上がりすぎの感があるユーロ。2017年末から2018年にかけてのユーロ予想は、やはり長期的なユーロ安です。

ユーロ円も、ユーロドルも今後はユーロ安へ向かっていくことが予想されます。

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