ユーロ高いつまで?ECBドラギ総裁インフレ率見通しを示す

ユーロ高いつまで

ユーロ高はいつまで続くのか?ECBドラギ総裁は9月にユーロ圏の経済成長率とインフレ率の新たな見通しを示す予定です。

ECBにとってのジレンマは、ユーロ圏の経済成長は加速しているがインフレ率が依然として低過ぎること。6月は1.3%に低下し、2%弱という同行のインフレ目標にはまだ遠い。その懸念点があり、ユーロ高がいったいいつまで続くのか?という不安の声が投資家に出ているようです。

その辺の事情とユーロ高がいつまで続くのかという見通しについて詳しく解説します。

ユーロ高いつまで?ECBドラギ総裁インフレ率見通しを示す

欧州中央銀行(ECB)のマリオ・ドラギ総裁は、8月に米ワイオミング州ジャクソンホールで開かれる年次経済シンポジウムで3年ぶりに講演する予定です。この講演でECBがユーロ圏経済に対する自信を深めていることや、同経済の金融緩和策への依存度低下を示唆するとみられるます。内容によって、ユーロ高がいつまで続くかの予想が出来そうです。

07月14日 14時13分 DJ-[更新]ECB総裁、ジャクソンホールで政策転換を示唆

 【フランクフルト】欧州中央銀行(ECB)のマリオ・ドラギ総裁は、8月に米ワイオミング州ジャクソンホールで開かれる年次経済シンポジウムで3年ぶりに講演する予定だ。事情を知る関係者が明らかにした。

 この講演でECBがユーロ圏経済に対する自信を深めていることや、同経済の金融緩和策への依存度低下を示唆するとみられる。

 ECBの債券購入プログラムの先行きは、世界市場でくすぶる大きな問題の1つとなっている。同行は現在、12月までの期限で月額600億ユーロ相当の債券を買い入れている。

 ECB当局者らは、同行が9月7日の政策理事会で、債券購入プログラムを来年、段階的に縮小することを示唆する可能性が高いとしている。ジャクソンホール会合はこの政策理事会の約2週間前に開かれる。

 ドラギ総裁が前回、ジャクソンホール会合で講演したのは2014年8月で、ECBの債券購入プログラムの始まりを告げたと見なされている。事情に詳しい関係者は、同じ会合で同プログラムの終わりを告げればまさに「シンメトリー」になると語った。

 ただECB当局者らは、経済指標が予想を下回った場合、スケジュールが変わる可能性もあるとしている。ECBは7月19~20日にフランクフルトで政策理事会を開くが、大きな政策転換を発表することはないと予想されている

 ジェフリーズのエコノミスト、マルセル・アレクサンドロビチ氏は、ドラギ総裁はジャクソンホール会合での講演を利用して、投資家に9月の政策転換の準備をさせることができると指摘した。ECB当局者らは9月にユーロ圏の経済成長率とインフレ率の新たな見通しを示す予定だ。同行は通常、最新の見通しが発表されてからポリシーミックスを変更する。

 ECBが量的緩和縮小に動いた場合、家計と企業の消費と投資を促す同行の支援が減っても、ユーロ圏経済が堅調さを維持できるかどうか試される。

 米カンザスシティー地区連銀が主催するジャクソンホール会合は招待客しか参加できず、世界中の中央銀行総裁やエコノミストが集まり金融政策問題について非公開で議論する。今年は8月24~26日の日程で、会合が始まる直前まで講演者のリストは公表されない。

 ECB当局者らによると、最も可能性の高いシナリオは、同行が来年1月から毎月の債券買い入れ額を100億ユーロ減らすというものだ。これにより、3年前に量的緩和の縮小を開始した米連邦準備制度理事会(FRB)のペースに従うことになる。

 当局者らは、市場が不利な方向に変動し、ユーロ圏経済の回復を妨げることを警戒して、来年1月以降の量的緩和策については公の場では口を閉ざしている。ドラギ総裁が先月、量的緩和の解除が近いことを示唆しただけで、金融市場は混乱し、ユーロはドルに対して急伸した。

 ECBが方向を転換し、景気刺激策の縮小に着手した場合、世界で最も影響力のある2つの中銀の政策の足並みが約4年ぶりにそろうことになる。FRBは14年から量的緩和を段階的に縮小し、15年12月以降、金利を少しずつ引き上げている。ジャネット・イエレンFRB議長は12日、これを続ける意向を示した。

 ECBの債券買い入れ策は、15年初めに始まってからユーロ圏19カ国の経済成長の再活性化に寄与している。しかし、各国の政府を支援する一方で、貯蓄家や年金受給者を傷つけているとして欧州北部の国に批判されている

 ユーロ圏の経済成長が加速しているため、大規模な景気刺激策の必要性は薄れている。域内の失業率は9.3%と、8年ぶりの低水準になっているほか、企業・消費者信頼感指数は金融危機以降で最も高くなっている。

 こうした状況を踏まえ、多くのアナリストはECBが9月か10月の政策理事会で量的緩和に関する今後の方針を発表し、来年初めから段階的な縮小を始めると予想している。
 
 それでも、量的緩和解除を示唆するドラギ総裁の発言が伝わった際には投資家の間に動揺が走ったとみられ、ユーロ圏国債価格は下落している。

 ECBにとってのジレンマは、ユーロ圏の経済成長は加速しているが、同行の真の目標であるインフレ率が依然として低過ぎることだ。6月は1.3%に低下し、2%弱という同行のインフレ目標にはまだ遠い。

 このことを念頭に置いて、一部のECB高官は最近、忍耐を呼び掛けている。ECBのチーフエコノミストを務めるピーター・プラート専務理事は先週、確実にインフレ率が上向くように「安定した政策を継続するべきだ」と述べた。

 ギリシャ銀行(中央銀行)のヤニス・ストゥルナラス総裁は10日のインタビューで、今はまだ政策を転換する時期ではないと語った。

 ECBが近く量的緩和を終了する理由の1つは、来年後半に買い入れるのに十分な債券を見つけるのが難しくなると予想されることだ。購入枠を変更すると、法的にも政治的にも問題が生じる恐れがある。エコノミストらは、超低金利の長期化に伴う金融リスクの増大に対する懸念を募らせている。

出典:Dow Jones

ユーロ高ドル安いつまで? 直近は1.1500ドルも視野

ドラギECB総裁の予想外のタカ派寄りの発言「デフレ圧力はリフレに変わった。ECBは政策手段のパラメータを調整することで景気回復に対応することが可能だ」を受け、ユーロ圏経済指標の結果次第ではユーロドル1.15台が見えてきた

今回、ドラギECB総裁とイギリスのカーニー中銀総裁発言で大きく上昇したユーロドルは、その後も経済指標やECB発言無しで謎の上昇が続いていますが、いつまでユーロ高が続くでしょうか?

私は、もうすぐユーロ高が終わり今後の相場は長期的にユーロ安へ向かい、5月30日の安値1.1100ドル近辺を目指すと予想します。

ユーロドル為替予想 目標は5月30日以来の安値1.1100ドル

ECBがインフレ見通しを引き下げた ほか、ドラギ総裁が政策変更はまだ先だと明確にしたことを受け、長期的にはユーロ安ドル高の可能性が出てきました

長期投資として、スワップの魅力も高く、将来的には1.0800ドルを視野に入れ長期投資としてユーロ/ドルの売り建玉を持つのがおすすめです。いつまで持つのか?という事も考えずに、長期的に保有してスワップを得続けるという投資戦略もありだと思います。

【まとめ】ユーロ高いつまで?ECBドラギ総裁インフレ率見通しを示す

ECBドラギ総裁はジャクソンホール会合での講演を利用して、投資家に9月の政策転換の準備をさせることができると指摘した。ECB当局者らは9月にユーロ圏の経済成長率とインフレ率の新たな見通しを示す予定だ。同行は通常、最新の見通しが発表されてからポリシーミックスを変更する。

ECBが量的緩和縮小に動いた場合、家計と企業の消費と投資を促す同行の支援が減っても、ユーロ圏経済が堅調さを維持できるかどうか試される。それによって、ユーロ高がいつまで続くかが見えてくるでしょう。

当局者らは、市場が不利な方向に変動し、ユーロ圏経済の回復を妨げることを警戒して、来年1月以降の量的緩和策については公の場では口を閉ざしている。ドラギ総裁が先月、量的緩和の解除が近いことを示唆しただけで、金融市場は混乱し、ユーロはドルに対して急伸した。

こうした状況を踏まえ、多くのアナリストはECBが9月か10月の政策理事会で量的緩和に関する今後の方針を発表し、来年初めから段階的な縮小を始めると予想している。

ECBにとってのジレンマは、ユーロ圏の経済成長は加速しているが、同行の真の目標であるインフレ率が依然として低過ぎることだ。6月は1.3%に低下し、2%弱という同行のインフレ目標にはまだ遠い。その懸念点があり、ユーロ高がいったいいつまで続くのか?という不安の声が投資家に出ているようです。

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