ユーロ高なぜ?経済指標やECB発言無しで謎の上昇いつまで続く

ユーロ高なぜ

昨日のユーロは全面高。その原因と理由はなぜか、欧州債券利回りの大幅上昇とのことですが、今回のユーロ高に関しては目立った経済指標もなく突発的な印象が強いユーロドルの上昇。なぜユーロ高になったのか不明です。

欧州中央銀行(ECB)のチーフエコノミストを務めるピーター・プラート専務理事は6日、ユーロ圏の基調的なインフレがまだ弱いため、金融緩和策を続けなければならないとの見方を示しました。こういった情報に触れると、どうも市場の動きが歪んで意図的なユーロ高を誘導している感じがします。いつまでユーロ高は続くのか?

ユーロドルの今後の予想について詳しく解説します。

【追記】2017年8月4日

なぜユーロ高?ユーロドル1.1200ドル突破 いつまで高騰続く?

そもそも、なぜユーロ高は始まったのでしょうか?

思い返すとユーロドルの高騰は、ドラギECB総裁の予想外のタカ派寄りの発言 からスタートしました。「デフレ圧力はリフレに変わった。ECBは政策手段のパラメータを調整することで景気回復に対応することが可能だ」という内容を受け、ユーロ圏経済指標の結果次第ではユーロドル1.15台が見えてきました

さらに、ドラギECB総裁とイギリスのカーニー中銀総裁発言で大きく上昇したユーロドルは、1.15台まで上昇。

そしてついに、ドラギ総裁が6月27日にポルトガル・シントラで行った講演で債券買い入れの段階的縮小を示唆したことを受けてユーロ買いと債券売りが広がりました

7月21日には欧州外為市場のユーロドルは、ドラギECB総裁が前日のECB理事会後の会見で物価目標の達成への強気姿勢や資産購入プログラムの変更示唆を受けて買いが続き一時1.1668ドルと15年8月以来の高値を更新しました

 ※ただし、今回の ECBの金融緩和政策の解除は「時期尚早」とIMFが警告 しているようです。 

市場はまさにユーロ独歩高の状況で、ドル売りユーロ買いで特に材料も無い中でユーロが上昇しています。いったい、いつまでこのユーロ高は続くのでしょうか?

 

ユーロ高の理由は ドル安からの消去法的なユーロ買い

このように、ここまでの上昇相場を作るほどのニュースではないのに、なぜか急騰してきたユーロドル相場。

あくまでもチャート上の過去の高値「8/24 1.17138」へのチャレンジの要素が強く、現在のドル売り相場の中で、買うなら相場に勢いあるユーロかな…という市場の声が聞こえています。

 ※【追記】2017年8月31日チャート更新しました

ユーロドルチャート

つまり市場の動きは、ECBドラギ総裁の「やや」ポジティブな発言に反応し、消去法的に買うならユーロかな?という選択肢を選んだわけです。

まぁ、それにしてもユーロドルは上がりすぎました。

市場でも、ここから誰がユーロ買うんだよ…。というチキンレースみたいな状況になってますから、これからドル買いの流れになったタイミングで、一気にユーロ安ドル高の相場が生まれるでしょう。

 → こちらに「今後のドル高予想とその理由」をまとめましたので、併せて読むとわかりやすいと思います。

なぜユーロドル売り? おすすめする2つの理由

このように、ドル安の流れの中で消去法的に買いが集まりユーロ高となっているユーロドル相場ですが、私はユーロドルと ポンドドルの売り を強くおすすめします。その理由として、

  • 今後長期的な下落相場が期待できる
  • 実はスワップが魅力的

という2つの理由があります。

まずは、ユーロドルの値動きから見ていきましょう。

ユーロドル チャート日足 12月上旬に1.0500予想

下のチャートを見て下さい。

現在、なぜか急上昇を続けているユーロドル。
過去の高値「8/24 1.17138」や「5/3 1.16160」を超えています。

ここでかなり強気な予想ですが、12月上旬には「1.0500」の可能性が見えてきます。

 ※【追記】2017年8月31日チャート更新しました

ユーロドルチャート

大胆な予想なので笑う人もいるかもしれませんが、ユーロドルの相場からして短期間での急落があっても不思議ではありません。

何故かと言うと…。
チャートの緑色の枠で囲まれた箇所「1.1200」当たりを見て下さい。

ちょうど、この時期を過ぎてから、ユーロドル相場がさらに急騰したわけですが、その急騰の要因が先程話したようなECBドラギ総裁の「やや」ポジティブなタカ派発言で、その内容はここまでの急騰を作るほどのニュースではなかったわけです。

つまり、現在バブルのように高騰したユーロ高。はたしていつまでこの上昇は続くのでしょうか?そのようなユーロドル相場ですから、はじけたらあっという間に下落…という事になったも不思議ではありません。

ファンダメンタルズも弱いのにユーロドル高はいつまで続く?

ここまでが、チャートから予想するユーロ安ドル高になる理由です。

では次に、ファンダメンタルズ的な要素を見ていきましょう。実際のユーロ圏の情勢、経済状況を考えますとユーロは近いうちに長期的なユーロ安に向かうと予想します。

その理由として、これまでユーロ圏景気を上昇させてきたいのは他でもないユーロ安であり、現在のユーロ高がいつまでも続くとユーロ経済に大きな影響があり、ユーロの好景気がストップすると予想できます。実際、18日発表のドイツ7月ZEW景況感指数・期待指数が2カ月連続の低下となっており早くもユーロ高の影響がユーロ経済を引っ張るドイツに出てきています。

このように、ユーロ高はユーロ圏経済にとってマイナスであるため、これ以上のユーロ高はユーロにとっていつまでも歓迎できるものではありません。

今後はユーロ高の局面では「ユーロ高けん制発言」が増える見通し

9月1日のユーロ相場は「ユーロ高はユーロ経済圏にとって問題なし」とのオーストリア中銀総裁発言を受け1.20ドル台直前まで上昇しましたが「ECBは12月までにテーパリング計画を完全には準備出来ない可能性がある」などとのECB関係筋発言を報じたことにより、ユーロドルは急反落に転じました。

今後は、ユーロ上昇局面では、今回のように「関係者からのユーロ高けん制」の為の報道が報じられる見通しでユーロドル安の材料になります。

このような理由により、現在上昇中のユーロドル ですが、ひとまず相場は5月30日の安値1.1200ドルへの下落を予想します。なぜ、目先は1.1200ドルへの下落かと言うと、この1.1200ドルがECBドラギ総裁の「やや」ポジティブなタカ派発言で上昇した時期だからです。

ですので、1.1200ドルまでは、かなりのスピードで下落するのではないかと予想しています。

為替市場は、なぜかユーロドルの高騰を期待しているようですが、実際にはECBドラギ総裁の発言を先読みしているところがあり、将来的にはユーロドルの下落シナリオの方が強いと予想します。

長期投資運用として、スワップの魅力も高く、将来的には1.0600ドルを視野に入れ長期投資としてユーロ/ドルの売り建玉を持つのがおすすめです。

ユーロドルはスワップが高く長期運用向き

ではなぜ、私が長期投資運用として、ユーロドルをおすすめするのかお話しします。

その理由はズバリ、スワップが高いことが魅力的だからです。

現時点で、

  • ユーロドル売り 63円

です。

これがどのくらい魅力的かと言うと、高いスワップで有名な「NZドル円」「豪ドル円」「ドル円」と比べてみるとよくわかります。

  • NZドル買い 43円
  • 豪ドル円買い 41円
  • ドル円買い 43円

どうですか?
逆に、「ドル円」の高さにビックリした人がいるんじゃないでしょうか?

ちなみに、ポンドドルの「売り」もスワップが高いです。

  • ポンドドル売り 45円
ポンドドルの売りもおすすめです。別記事にまとめますので、そちらを読んでみて下さい。
 → ポンドドル売り予想 チャート推移から長期見通しはポンドドルの売りで決まり

このように、スワップが高くて魅力的なので、今後のユーロドルの下落相場では、ユーロドルの売りを長期で持つことは運用の観点からみてとても魅力的です。

【まとめ】ユーロ高なぜ?経済指標やECB発言無しで謎の上昇いつまで続く

今回のユーロドル上昇に関しては、目立った経済指標もなく、なぜ?ユーロ高なの?という理由もなく突発的に上昇した印象が強いユーロドル高。原因は、欧州債券利回りの大幅上昇とのことですが、どうもそれだけのニュースかと問われると疑問がわきます。

欧州中央銀行(ECB)のチーフエコノミストを務めるピーター・プラート専務理事は6日、ユーロ圏の基調的なインフレがまだ弱いため、金融緩和策を続けなければならないとの見方を示しました。こういった情報に触れると、どうも市場の動きが歪んで意図的なユーロ高を誘導している感じがします。いつまでユーロ高が続くのか謎です。

しかしながら、今回、高騰したユーロですが、私は長期期にはユーロ安を予想しています。将来的には、1.1200ドルを目指し、さらには1.0500ドルを視野に入れ長期投資運用としてユーロ/ドルの売り建玉を持つのがおすすめと考えています。

ユーロ関連記事

 → ユーロ高の原因は何?謎のユーロ高の2つの理由を解説します

 → 2017年ジャクソンホール会議の注目はECBドラギ総裁発言

 → ユーロ高なぜ?経済指標やECB発言無しで謎の上昇いつまで続く

 → 【急騰】ユーロ高円安、早朝から3円以上ユーロ高の原因は何?

 → ECBドラギ総裁 量的緩和段階的縮小(テーパリング)へ

 → ドラギECB総裁タカ派発言でユーロ円は1年ぶり高値更新

【ドル円相場予想】関連記事

 → ドル円の中長期見通しと投資運用戦略プラン

【豪ドル円相場予想】関連記事

 → 豪ドル円、豪ドル米ドル相場の長期見通し-日足チャートで解説

 → 豪ドル円の中長期見通しと投資運用戦略プラン

【ポンド相場予想】関連記事

 → 【自信あり】ポンドドル予想 チャート推移から長期見通し判明

【ユーロ相場予想】関連記事

 → ユーロドルの中長期見通し ユーロドルがおすすめの2つの理由

 

 

 

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*