ユーロ安の原因は何?2017年末までユーロ安が続く理由とは?

ユーロ安理由

10月26日のECBドラギ総裁の発表に市場はECBの出口戦略の不透明感を感じユーロ安の原因となっています。今後、2017年末までユーロ安が続くと確信していますが、その理由を説明します。



ユーロ安の原因は何?2017年末までユーロ安が続く理由とは?

10月26日のECBドラギ総裁の発表をハト派と解釈しユーロドル、ユーロ円ともに急落しました。

市場の反応を見る限りECBは金融緩和策からの出口への扉をさらに大きく開ける一方で、出口への道のりはまだ程遠いと印象づけた。」ことでECBの出口戦略の不透明感となりユーロ安の原因となっています。

ユーロ圏の金利はおそらく2019年まで据え置かれる見込みで、利上げの原動力となる物価もユーロ圏は低い状況です。

実態よりも、上がりすぎの感があるユーロ。
2017年末から2018年にかけてのユーロ予想は、やはり長期的なユーロ安です。

では、次にチャートを見ながら、いくらぐらいまでユーロ安が進むのか理由とともに説明します。

ユーロドル 2017年末には1.12ドルへ

下のユーロドルの日足チャートを見て下さい。

「9/8 1.20927」の高値をつけたユーロドルですが、ユーロドルでは、テクニカルチャートでユーロ高の過熱シグナルが点灯しており、チャート上ではユーロ安ドル高のシグナルからユーロ下落が予想されています。

かなり強気な見通し予想ですが、今後2017年末までにはユーロ相場は5月30日の安値1.1200ドルへのユーロ安を予想します。

ユーロ円は120円への下落を予想

さらには、今後2月下旬には1ユーロ「1.0500」ドルまでユーロ安が進むと見通しています。

当然、ユーロドルの下落から、ユーロ円も今後は大きく下落することが予想されます。

大胆な予想なので笑う人もいるかもしれませんが、ユーロドルの相場見通しからして短期間での急落があっても不思議ではありません。

ユーロドルチャート

2017年末までユーロ安が続く理由

欧州ユーロ圏の企業にとってはユーロ高ドル安になると輸出品の競争力が低下し、米国での売上高をユーロに替えた時の金額が少なくなるため、BNPパリバのストラテジスト、アンキット・ギーディア氏は「ユーロ上昇は、ユーロ圏の株、特に大型株にとって明らかなリスクだ」と述べています。

このように、ユーロ高はユーロ圏経済にとってマイナスであるという理由から、これ以上のユーロ高はユーロ圏諸国にとって歓迎できるものではありません。市場では、ユーロ圏の今後最大のリスクはユーロ高と政治と債券市場問題 という声が聞かれるようになってきました。

このような理由により、ユーロ相の今後の相場は2017年末までには1.1200ドルへのユーロ安を予想します。

まだまだ為替市場はユーロドルの上昇を期待しているようですが、実際にはECBドラギ総裁の発言を先読みしているところがあり、将来的にはユーロドルの下落シナリオの方が強いでしょう。
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2017年末にユーロ高にならない理由…

9月1日にユーロ相場は「ユーロ高はユーロ経済圏にとって問題なし」とのオーストリア中銀総裁発言を受け1.20ドル台直前まで上昇しましたが、一部通信社が「ECBは12月までにテーパリング計画を完全には準備出来ない可能性がある」などとのECB関係筋発言を報じたことを理由に、ユーロドルは急反落に転じました。

今後は、ユーロ上昇局面では、今回のように「関係者からのユーロ高けん制」の為の報道が報じられる見通しでユーロドル安の材料になります。ECBのユーロ高懸念で2017年末はユーロ安になるのでは?という声が出ています。

ユーロ安が2017年末から2018年も続く理由

さらには、ユーロの利上げはまだまだ先が見えない状況で、ユーロ圏の金利はおそらく2019年まで据え置かれる見込みです。利上げの原動力となる物価もユーロ圏は低い状況です。

ドラギECB総裁も、欧州域内のインフレ圧力は弱まっており、大規模な刺激策が引き続き必要、そして、成長の下方リスクには為替相場が含まれると発言しており、ユーロ安の理由となっています。

実態よりも、上がりすぎの感があるユーロ。
2017年末から2018年にかけてのユーロ予想は、やはり長期的なユーロ安です。

今後のユーロの動きは、引き続きドルやポンドの動きを見ながらの連動が予想されますが、長期投資運用として、スワップが高く魅力的なため、将来的には1.0500ドルを見通した長期投資としてユーロ/ドルの売り建玉を持つのがおすすめです。

今後大きく動きそうな見通しのユーロドルに是非注目してみて下さい。ユーロ円も、ユーロドルも今後はユーロ安へ向かっていくことが予想されます。

10月27日 08時58分 DJ-【コラム】ECBのささやかな一歩、ドラギ総裁の見事な芸当 

 「テーパリングかんしゃく(緩和縮小に対する市場の動揺)」の反対は何だろうか? 欧州中央銀行(ECB)は26日の理事会で、現在実施している月額600億ユーロ(8兆円)の資産買い入れを来年1月から300億ユーロに減らした上で、少なくとも来年9月まで継続することを決めた。これを受けた金融市場の反応は極めて穏やかで、利回りは低下、ユーロは下落する一方、株価は値上がりした。

 今回の決定は、超緩和策からの出口に向けた小さいながらも重要な一歩だ。市場もいずれは認識するだろうが、時間がかかるかもしれない。なぜなら、マリオ・ドラギECB総裁はインフレ率が上昇することを期待してゆっくりと進むからだ。

 ドラギ総裁は、資産買い入れ終了後も当面の間、政策金利を据え置く考えを特に強調した。またこの量的緩和(QE)が「突然停止」されることはないとし、来年終盤の買い入れ再延長にも含みを残した。償還資金の再投資も継続する。これらすべてが利回りの急上昇を抑える大きな下押し圧力となる。金利はおそらく2019年まで据え置かれる見込みだ。

 ECBにとって重要な仕事は、自らが望むより早い時期に市場が金利を押し上げないよう回避することだ。それを防げなければ、ユーロも短期金利も上昇する。今年に入ってのユーロ急伸は、ECBの忍耐を試す結果となった。独2年債利回りは現在マイナス0.74%程度で推移しており、短期金利を低水準に維持することは長期金利の急上昇を抑制するため重要だ。

 26日の発表を受けた市場の反応を見る限り、ドラギ総裁は見事な芸当をやってのけた。ECBは金融緩和策からの出口への扉をさらに大きく開ける一方で、出口への道のりはまだ程遠いと印象づけた。これは市場にとって大きな支援となる。

出典:Dow Jones

10月27日 00時05分 DJ-ECB総裁、償還金再投資を強調 量的緩和は9カ月延長・規模半減 

 【フランクフルト】欧州中央銀行(ECB)は26日の政策理事会で、大規模な債券買い入れ策の規模を縮小すると同時に期限の9カ月延長を決定した。

 マリオ・ドラギ総裁は記者会見で、2日間にわたり開催された会合について「かなり前向きな雰囲気だった」とし、「足元の情勢から、われわれは目標を達成できるであろうと自信を持てる」と述べた。

 ただ今回、借入コストの急上昇で景気回復が減速しないようにも配慮した。ドラギ氏は、インフレ率が目標の2%弱へ上昇するには継続的な刺激策が必要だと指摘した。

 「域内の物価上昇圧力は依然として全体的に抑制されており、経済見通しとインフレの先行きには金融政策による継続的な下支えが必要となる」との認識を示した。

 ECBは政策声明で、債券買い入れを2018年9月まで継続する一方、来年1月以降は毎月の買い入れ額を現行の600億ユーロから300億ユーロに縮小すると発表した。主要政策金利は全て据え置いた。

 ドラギ氏は声明公表に対する「穏やかな」反応を歓迎し、「当局の市場との対話がかなり効果的」である表れだと述べた。

 量的緩和(QE)の延長は広く予想されていたが、ECBはいくつか緩衝材も織り込んだ。「長期間」にわたる償還金の再投資や、少なくとも19年末まで域内銀行への惜しみない有担保融資を続けることなどを明示した。ドラギ氏は償還金の再投資について公約する重要性を強調し、投資額の見通しを示すことは控えつつ、「大規模なものになる」と語った。

 また、現行措置はさらなる延長に必要な柔軟性も持ち合わせていると言明した。ただ、政策担当者の間で措置に関する自主的ルールの変更については議論しなかったと付け加えた。

 「われわれの政策設計には潜在的限界に対応できるだけの柔軟性がある。そのことについては多くの証拠を示してきた」と強調した。

 18年にかけての措置の規模では「幅広い総意」が得られたとしつつ、25人の理事会メンバーの一部は債券買い入れに最終期限を設けるべきだと主張したことも明らかにした。

出典:Dow Jones

【まとめ】ユーロ安の原因は何?2017年末までユーロ安が続く理由とは?

10月26日のECBドラギ総裁の発表をハト派と解釈しユーロ安となりました。

市場の反応を見る限りECBは金融緩和策からの出口への扉をさらに大きく開ける一方で、出口への道のりはまだ程遠いと印象づけた。」ことでECBの出口戦略の不透明感となりユーロ安の原因となっています。

ユーロ安が2017年末から2018年も続く理由

ドラギECB総裁も、欧州域内のインフレ圧力は弱まっており、大規模な刺激策が引き続き必要、そして、成長の下方リスクには為替相場が含まれると発言しており、ユーロ安の理由となっています。

ユーロ圏の金利はおそらく2019年まで据え置かれる見込みで、利上げの原動力となる物価もユーロ圏は低い状況です。

実態よりも、上がりすぎの感があるユーロ。
2017年末から2018年にかけてのユーロ予想は、やはり長期的なユーロ安です。

今後大きく動きそうな見通しのユーロドルに是非注目してみて下さい。ユーロ円も、ユーロドルも今後はユーロ安へ向かっていくことが予想されます。

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