ユーロドル予想 ECBのユーロ高懸念で2017年末はユーロ安?

ユーロドル予想

ジャクソンホール会合で欧州中央銀行(ECB)のマリオ・ドラギ総裁がユーロ相場について言及しなかったことに市場が過剰反応しユーロ高へ。一方で、対ドルでの急激なユーロ高を懸念する欧州中央銀行(ECB)当局者が増えており、資産買い入れ縮小が緩慢なペースとなる可能性が高まっています。関係筋によると、2017年末までを期限としている量的緩和に関する討議は始まったばかりで、2017年9月7日の次回理事会で何らかの決定をする可能性は非常に低いとのこと。

この影響でユーロ相場も2017年末に向かってユーロ高からユーロ安へと今後大きく動きそうな気配です。

ジャクソンホール会議ではユーロ高けん制無しでユーロ高へ、過剰反応?

欧州中央銀行(ECB)のマリオ・ドラギ総裁がユーロ相場について言及しなかったことに、市場がユーロ高へ過剰反応している可能性があると指摘している。

08月28日 10時47分 DJ-【市場の声】ユーロ相場、ドラギ総裁の沈黙に過剰反応か

 アクシトレーダーのグレッグ・マッケナ氏は、ワイオミング州ジャクソンホールの年次経済シンポジウムで、欧州中央銀行(ECB)のマリオ・ドラギ総裁がユーロ相場について言及しなかったことに、市場が過剰反応している可能性があると指摘している。

 前週末25日のユーロ相場は、ドラギ総裁が言及しなかったことを手がかりにドルや円に対して週高値を更新し、28日早朝には1.1963ドルと130円69銭を付けた。現在は、1.1922ドルおよび130円15銭近辺で推移している。

 ドラギ総裁は、ECBの刺激策縮小の時期に関する説明を避ける一方、ユーロ圏経済の回復が勢いを増しているとの認識を示した。

 OANDAのシニア通貨アナリスト、アルフォンソ・エスパルサ氏は、「ECBは、ユーロ高と低インフレによって圧力を受けている」との見方を示した。

出典:Dow Jones

08月28日 12時50分 【為替Out Look】ユーロ/ドル1.20ドル大台トライ視野 

先週のジャクソンホール会合は、米欧中銀の金融政策に関して予想通り「ノーヒント」に終わったが、手掛り難なにも9月7日のECB理事会を控えて日柄的な側面からユーロの騰勢が際立った。

足元で、ECB高官からのユーロ高牽制を試す展開にもなり易い状況にあり、依然、解決の糸口を見出し難い米債務上限法案問題によるドル売り圧力も加わりやすく、ユーロ/ドルは引き続き動き易い地合いにある。

31日発表のユーロ圏8月CPIの他にはユーロ買いに結び付く材料に乏しいがECB理事会に向けた思惑主導でユーロ/ドルは1.20の大台トライが視野に入りそうだ。

ショートデートの通貨オプション需給でも緩やかだがユーロコール・オーバーで推移しており、ユーロの上値警戒感には根強いものがある。

一方、ドル/円は今週末に米8月雇用統計の発表を控え、米債務上限法案可決の不透明感やジャクソンホール会合で金融政策に関するヒント不発ということもあり109-110円台での膠着状態が続く可能性が高そうだ。

なお、28日の東京-NY外為市場の予想レンジは、「ドル/円109.00-109.90円、ユーロ/ドル1.1920-1.1990ドル、ユーロ/円129.80-130.80を見込む」(同銀行幹部)。

出典:FXニュースレター

ユーロ圏経済指標好調 予想上回る結果でユーロ高か?

ユーロ圏では2017年8月にインフレが大幅に加速する一方、2017年7月の失業率は約8年ぶりの低水準を維持した。また、2017年8月のユーロ圏景況指数(ESI)は、約10年ぶりの高水準となり製造業とサービス業の両方で域内経済への自信が深まった結果となりユーロ高要因となりました。

08月30日 20時20分 DJ-ユーロ圏景況指数、8月は10年ぶり高水準 

 【フランクフルト】欧州委員会が30日発表した8月のユーロ圏景況指数(ESI)は、約10年ぶりの高水準となった。製造業とサービス業の両方で域内経済への自信が深まった。

 企業景況感と消費者信頼感を総計したESIは8月に111.9となり(7月は111.3)、2007年7月以来の水準に達した。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のエコノミスト予想では前月比横ばいが見込まれていた。

 主要国の中ではイタリアのESIが最も大幅に上昇した。これにフランス、スペインが続き、景気回復が域内各地に広がっている様子を示した。ユーロ圏の成長をこれまでけん引してきたドイツとオランダではやや低下した

 ESIの上昇は、ユーロ圏がユーロ高にもかかわらず内需に支えられて下半期も確かな成長軌道にとどまるという見方を裏付けるものとなった。欧州中央銀行(ECB)が間もなく大規模な刺激策の段階的縮小に着手するという観測も強まりそうだ。

出典:Dow Jones

08月31日 19時11分 DJ-ユーロ圏消費者物価は1.5%上昇、予想上回る 失業率は9.1% 

 ユーロ圏では8月にインフレが大幅に加速する一方、7月の失業率は約8年ぶりの低水準を維持した。欧州中央 銀行(ECB)が大規模な刺激策の段階的縮小を間もなく発表するとの見方が強まりそうだ。

 欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が31日発表した8月の総合消費者物価指数(HICP)は前年同月比1.5%上昇となった。エネルギー価格がけん引し、7月(1.3%上昇)を上回った。

 エコノミスト予想(1.4%上昇)も上回ったが、上昇率はECBの目標とする「2%に近いがこれを下回る水準」には届いていない。

 7月の失業率は9.1%。2009年2月以来の低さだった6月と同水準を維持し、ユーロ圏の景気回復を裏付けた。

 出典:Dow Jones

ECB当局者がユーロ高懸念、量的緩和縮小はまだ先か?

ロイター通信によると、対ドルでの急激なユーロ高を懸念する欧州中央銀行(ECB)当局者が増えており、資産買い入れ縮小が緩慢なペースとなる可能性が高まっている。事情に詳しい関係筋がロイターに明らかにした。

関係筋によると、2017年末までを期限としている量的緩和に関する討議は始まったばかりで、2017年9月7日の次回理事会で何らかの決定をする可能性は非常に低いとのこと。

この影響で市場にはユーロ安予想が出てきています。ユーロ相場は2017年末に向かい徐々にユーロ高からユーロ安へと今後大きく動きそうな気配です。

08月31日 19時38分 ECB当局者が急激なユーロ高懸念、量的緩和縮小が緩慢となる可能性、関係筋=ロイター

ロイター通信によると、対ドルでの急激なユーロ高を懸念する欧州中央銀行(ECB)当局者が増えており、資産買い入れ縮小が緩慢なペースとなる可能性が高まっている。事情に詳しい関係筋がロイターに明らかにした。

関係筋によると、2017年末までを期限としている量的緩和に関する討議は始まったばかりで、9月7日の次回理事会で何らかの決定をする可能性は非常に低い。

ユーロ高がインフレを抑制し、輸出への影響から成長を阻害することを懸念する一部当局者から、資産買い入れペース縮小を急速なものではなく緩慢なペースで行うことを求める圧力が高まっているという。

出典:FXニュースレター

09月01日 06時11分 DJ-【市場の声】ECB、金融緩和解除の決断引き延ばす可能性も

ノルデアの欧州担当チーフアナリスト、ホルガー・サンデ氏は、欧州中央銀行(ECB)が経済動向の分析にまだ時間をかけ、10月を待ってから新たな政策措置を示す可能性がある、とみている。

 8月はユーロ圏のインフレ率が市場予想をやや上回った。それでもサンデ氏によると、ECBは2%弱のインフレ目標を達成できる環境を整えるため、極めて緩和的な金融政策姿勢を「可能な限り長く」維持したいと考えている。

 サンデ氏は9月のECB政策理事会について、10月に決断する見通しを示唆することで段階的な金融緩和解除に向けて市場参加者に心の準備を促すだろうと述べた。

出典:Dow Jones

 

【追記】2017年9月2日

今後はユーロ高の局面では「ユーロ高けん制発言」が増える見通し

ユーロ相場はオーストリア中銀総裁発言を受け1.20ドル台直前まで上昇したが、一部通信社が「ECBは2017年12月までにテーパリング計画を完全には準備出来ない可能性がある」などとのECB関係筋発言を報じたことにより、ユーロ高からユーロ安へ急反落に転じた。

今後は、ユーロ高の局面では、関係者からの「ユーロ高けん制発言」が増え、ユーロ安へ相場が動く見通し。

09月01日 23時38分 ECB関連報道受け、ユーロは激しい上下動=1日NY外為

ユーロ相場は、ECB関連報道を受けた激しい上下動を継続。オーストリア中銀総裁発言を受け1.19ドル台前半に切り返し、米雇用統計発表後には1.19ドル台後半に続伸し1.20ドル台乗せを窺う展開となったが、一部通信社が「ECBは12月までにテーパリング計画を完全には準備出来ない可能性がある」などとのECB関係筋発言を報じたことにより、急反落に転じた。市場では、今後も、ユーロ上昇局面では、かかるユーロ高けん制の為の報道が報じられる公算が大きいとの声が出ている。

出典:FXニュースレター

 

ユーロ・ロング高止まり

ユーロの投機的な先物ポジション(非商業部門)が、2017年8月22日時点で差引き+8万7976枚のネット・ロングになった。ロング幅は前週2017年8月8日週に+9万3685枚となり、2011年5月3日週の+9万9516枚以来の高水準となった。そこからロング整理など一進一退を続けながら、ロングが高止まりとなっている。

08月28日 19時48分 IMMユーロ・ロング、一進一退も11年以来の高水準=調整売り焦点

米商品先物取引委員会(CFTC)によると、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)国際通貨市場(IMM)では、ユーロの投機的な先物ポジション(非商業部門)が、8月22日時点で差引き+8万7976枚のネット・ロングになった。

前週の+7万9267枚のロングから、2週ぶりに買い持ちが増加(ユーロ買い)。
ロング幅は前週8月8日週に+9万3685枚となり、2011年5月3日週の+9万9516枚以来の高水準となった。そこからロング整理など一進一退を続けながら、ロングが高止まりとなっている。

今後は記録的な高水準へのロング積み上がりを受けて、ポジション整理によるユーロの戻り売りとロング取り崩しが優勢になるか。
あるいはポジション調整的なロング整理を経ながらも、ユーロの押し目買いによる一段のロング積み増しが優勢になるか。その両シナリオを見極める展開となっている

出典:FXニュースレター

ユーロ高ドル安はECBドラギ総裁発言から始まった

ユーロドルの急騰のスタートは、ドラギECB総裁の予想外のタカ派寄りの発言でした。「デフレ圧力はリフレに変わった。ECBは政策手段のパラメータを調整することで景気回復に対応することが可能だ」という内容を受け、ユーロ圏経済指標の結果次第ではユーロドル1.15台が見えてきました

さらに、ドラギECB総裁とイギリスのカーニー中銀総裁発言で大きく上昇したユーロドルは、1.15台まで上昇。

そしてついに、ドラギ総裁が2017年6月27日にポルトガル・シントラで行った講演で債券買い入れの段階的縮小を示唆したことを受けてユーロ買いと債券売りが広がりました

2017年7月21日には欧州外為市場のユーロドルは、ドラギECB総裁が前日のECB理事会後の会見で物価目標の達成への強気姿勢や資産購入プログラムの変更示唆を受けて買いが続き一時1.1668ドルと15年8月以来の高値を更新しました

市場はまさにユーロ独歩高の状況で、ドル売りユーロ買いで特に材料も無い中でユーロが上昇しています。

ただし、今回の ECBの金融緩和政策の解除は「時期尚早」とIMFが警告 しているようです。 

ユーロドルの日足チャートからもユーロ高天井の気配

下のユーロドルの日足チャートを見て下さい。

現在、急上昇を続けているユーロドル。
過去の高値「2016/8/24 1.17138」や「2017/5/3 1.16160」を超えています。

 ※【追記】2017年8月31日チャート更新しました

ユーロドルチャート

しかし、ユーロドルでは、テクニカルチャートでユーロ高の過熱シグナルが点灯しており、チャート上ではユーロ安ドル高のシグナルからユーロ下落が予想されています。

かなり強気な見通し予想ですが、2017年12月上旬にはユーロ安「1.0500」の可能性が見えてきます。

大胆な予想なので笑う人もいるかもしれませんが、ユーロドルの相場見通しからして短期間でのユーロ安、ユーロ急落があっても不思議ではありません。

何故かと言うと…。
チャートの「緑色の枠」で囲まれた箇所の当たりを見て下さい。

ちょうど、この時期を過ぎてから、ユーロドル相場がさらに急騰するわけですが、その急騰の要因がここまでの急騰を作るほどのニュースではなかったからです。

ユーロドル ドル安の影響でユーロドル1.2000ドル突破

ちょうどこの頃のニュースとして、ユーロドルの急騰のスタートは、ドラギECB総裁の予想外のタカ派寄りの発言でした。
「デフレ圧力はリフレに変わった。ECBは政策手段のパラメータを調整することで景気回復に対応することが可能だ」という内容を受け、ユーロ圏経済指標の結果次第ではユーロドル1.15台が見えてきました

さらに、ドラギECB総裁とイギリスのカーニー中銀総裁発言で大きく上昇したユーロドルは、1.15台まで上昇。

そしてついに、ドラギ総裁が2017年6月27日にポルトガル・シントラで行った講演で債券買い入れの段階的縮小を示唆したことを受けてユーロ買いと債券売りが広がりました

2017年7月21日には欧州外為市場のユーロドルは、ドラギECB総裁が前日のECB理事会後の会見で物価目標の達成への強気姿勢や資産購入プログラムの変更示唆を受けて買いが続き一時1.1668ドルと15年8月以来の高値を更新しました

市場はまさにユーロ独歩高の状況で、ドル売りユーロ買いで特に材料も無い中でユーロが上昇しています。

ただし、今回の ECBの金融緩和政策の解除は「時期尚早」とIMFが警告 しているようです。 

ユーロドル為替相場長期予想 長期的には安値1.0500ドルの見通し

このように、ここまでの上昇相場を作るほどのニュースではないのに、急騰してきたユーロドル相場。

あくまでもチャート上の過去の高値へのチャレンジの要素が強く、現在のドル売り相場の中で、買うなら相場に勢いあるユーロかな…という市場の声が聞こえてきます。

ポンドという選択肢もありますが、これは 別途記事 にしますが、ポンドはブレグジット問題があり、強気の買い相場にはなれません。ですので、ECBドラギ総裁の「やや」ポジティブな発言に反応し、消去法的に買うならユーロかな?という選択肢が見えてくるわけです。

このように、ユーロ高はユーロ圏経済の好調さだけが要因ではなく、むしろ、過剰なドルの売りとポンドの売りの影響を受けての消去法的なユーロ買いによるユーロ高となっています。ポンドは下落したのに、なぜユーロ高だけ続くのか?これがその答えなのです。

まぁ、それにしてもユーロドルは上がりすぎました。

市場でも、ここから誰がユーロ買うんだよ…。というチキンレースみたいな状況になってますから、これからドル買いの流れになったタイミングで、一気にユーロ安ドル高の相場が生まれるでしょう。
 → こちらに「今後のドル高予想とその理由」をまとめましたので、併せて読むとわかりやすいと思います。

ファンダメンタルズも弱い見通しでユーロ安ドル高を予想

ここまでが、チャートから予想するユーロ安ドル高になる理由です。

モルガン・スタンレーのアナリストによると、欧州企業の収益予想修正に関するリビジョンレシオは2017年5月半ばには7年ぶりの高水準にあったものが、ユーロ上昇に伴い最近になって11カ月ぶりの低い水準に下がったそうです。ユーロ高ドル安が続けば、7-9月期(第3四半期)には欧州企業にとって一段の問題になりかねないと警戒しています。

その理由として、これまでユーロ圏景気を上昇させてきたのは他でもないユーロ安であり、現在のユーロ高が今後も続くとユーロ経済に大きな影響があり、ユーロの好景気がストップすると予想できるからです。

欧州ユーロ圏の企業にとってはユーロ高ドル安になると輸出品の競争力が低下し、米国での売上高をユーロに替えた時の金額が少なくなるため、BNPパリバのストラテジスト、アンキット・ギーディア氏は「ユーロ上昇は、ユーロ圏の株、特に大型株にとって明らかなリスクだ」と述べています。

実際、18日発表のドイツ7月ZEW景況感指数・期待指数が2カ月連続の低下となっており早くもユーロ高の影響がユーロ経済を引っ張るドイツに出てきています。実際のユーロ圏の情勢、経済状況を考えますとユーロは近いうちに長期的なユーロ安に向かうと予想します。

ユーロ圏経済やECBもユーロ高懸念、ユーロ安を歓迎

このように、ユーロ高はユーロ圏経済にとってマイナスであるため、これ以上のユーロ高はユーロ圏諸国にとって歓迎できるものではありません。市場では、ユーロ圏の今後最大のリスクはユーロ高と政治と債券市場問題 という声が聞かれるようになってきました。

また、BNPパリバは9日のリポートで、欧州中央銀行(ECB)が最近のユーロの上昇を懸念する可能性が高いと述べました。ECBはまだユーロ安誘導の口先介入を行っていませんが、ユーロの上昇が「最終的に緩和策解除を遅らせる可能性がある」と指摘しています。

このような理由により、現在上昇中のユーロドル ですが、まず、今後の相場は5月30日のユーロ安値1.1200ドルへの下落を予想します。

しかしながら、ユーロ高はユーロ圏経済の好調さだけが要因ではなく、むしろ、ドルの過剰な売りとポンド売りの影響を受けての消去法的なユーロ買いによるユーロ高となっています。まだまだ為替市場はユーロドルの上昇を期待しているようですが、実際にはECBドラギ総裁の発言を先読みしているところがあり、将来的にはユーロドルの下落シナリオの方が強いでしょう。
 → ユーロが急落 今後ユーロドル売りを強くおすすめする2つの理由
 → ついにユーロ高終了?ECB議事録のユーロ高懸念受けユーロ安へ

ジャクソンホール会議ではユーロ高けん制無しでユーロ高へ

2017年8月25日のジャクソンホール会議では、2014年以来の講演に臨むドラギ総裁に再び注目が集まりました。関係筋によると「金融政策に関する新たなメッセージは打ち出さない」との話でしたが、想定外のサプライズ発言も考えられるため、ジャクソンホール会議のECBドラギ総裁講演には大きな注目が集まっていました。

さらに、米商品先物取引委員会(CFTC)によると、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)国際通貨市場(IMM)では、ユーロの投機的な先物ポジション(非商業部門)は、2017年8月8日時点で差引き+9万3685枚のネット・ロングとなり、2011年以来の最高を更新しています。今後はポジション整理によるユーロの戻り売りとロング取り崩しが優勢になった場合、大きなユーロ安相場となる可能性が高いのです。

長期投資運用として、スワップが高く魅力的なため、将来的には1.0600ドルを視野に入れ長期投資としてユーロ/ドルの売り建玉を持つのがおすすめです。

ユーロドルはスワップが高く長期運用向き

ではなぜ、私が長期投資運用として、ユーロドルをおすすめするのかお話しします。

その理由はズバリ、スワップが高くて魅力的だからです。

現時点で、

  • ユーロドル売り 63円

です。

これがどのくらい魅力的かと言うと、高いスワップで有名な「NZドル円」「豪ドル円」「ドル円」と比べてみるとよくわかります。

  • NZドル買い 43円
  • 豪ドル円買い 41円
  • ドル円買い 43円

どうですか?
逆に、「ドル円」の高さにビックリした人がいるんじゃないでしょうか?

ちなみに、ポンドドルの「売り」もスワップが高いです。

  • ポンドドル売り 45円
ポンドドルの売りもおすすめです。別記事にまとめますので、そちらを読んでみて下さい。
 → ポンドドル売り予想 チャート推移から長期見通しはポンドドルの売りで決まり

このように、ユーロドルの売りはスワップが高くて魅力的なので、今後のユーロドルの下落相場では、ユーロドルの売りを長期で持つことは運用の観点からみてもとても魅力的です。

ユーロドル売りを強くおすすめする2つの理由

このように、ドル安の流れの中で消去法的に買いが集まりユーロ高となっているユーロドル相場ですが、私はユーロドルポンドドルの売りを強くおすすめします。その理由として、

  • 今後の見通しとして長期的な下落相場が期待できる
  • 実はスワップが高く魅力的

という2つの理由があるからです。

【まとめ】ユーロドル予想 ECBのユーロ高懸念で2017年末はユーロ安?

先週のジャクソンホール会合は、米欧中銀の金融政策に関して予想通り「ノーヒント」に終わったが、欧州中央銀行(ECB)のマリオ・ドラギ総裁がユーロ相場について言及しなかったことに市場が過剰反応しているとの声が出ています。

一方で、ロイター通信によると、対ドルでの急激なユーロ高を懸念する欧州中央銀行(ECB)当局者が増えており、資産買い入れ縮小が緩慢なペースとなる可能性が高まっています。関係筋によると、2017年末までを期限としている量的緩和に関する討議は始まったばかりで、2017年9月7日の次回理事会で何らかの決定をする可能性は非常に低いとのこと。

この影響でユーロ相場もユーロ安へと今後大きく動きそうな気配です。

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